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- 温清飲
- 41歳の男性。
5年前に痔出血があったが、一旦治っていたがその翌年、内痔核からの出血が永く続いて、めまいが起こり、貧血がひどいため、入院して輸血をしたこともある。その後、耳鳴りとめまいがあって、メ ニエール氏病と云われたこともあった。血圧は110-70位で、疲れやすい。ひどく神経質で、手術は絶対イヤだと云う。大便1日1行あり、胸脇苦満が著明にある。そこで先ず大柴胡湯大黄を用いたところ、上腹部の膨満感は無くなったが、また痔出血が始まった。そこで温清飲荊芥魚腥草を用いたところ、7日分を飲み終わる頃には出血が止んだ。その後、引き続きこれを服用すること、6ヶ月、その間出血は1回もなく、イライラした気分もなくなった。
この患者も帰膠艾湯でよいかとも考えたが、上腹部の抵抗とイライラした不安感があったので、四物湯に黄連解毒湯を合した温清飲にし、これに荊芥と魚腥草を加えた。荊芥にも魚腥草にも止血の効があり、魚腥草は槐花と同じく痔に良く効くので、これを加えた。《大塚敬節》
- 黄連解毒湯
- 乙字湯
- 帰膠艾湯
- 桂枝茯苓丸
- 三黄瀉心湯
- 四君子湯
- 考に曰く、年高く気弱く、痔血止まざる者、此方之を主る。誤って痔を攻めるの薬を服し、血大いに下って虚脱する者もまた之を主る。《積山遺言》
- 私は《療治茶談》の説を守って、痔出血が永く続いて、貧血し、動悸、息切れ、めまいを訴え、唇の色が白くなっている者に四君子湯を用いたが効無く、四物湯と苓桂朮甘湯との合方である聯珠飲を用いて著効を得たことがある。しかしまた四物湯を用いて止まらない痔出血に四君子湯黄蓍白扁豆を用いて効をとることがある。陰陽虚実の鑑別は微妙であり、判断に迷うことがある。《大塚敬節》
- 四物湯
- 大黄牡丹皮湯
- 当帰建中湯
- 当帰芍薬散
- 人参湯
- 八味地黄丸
- 平胃散
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