静脈瘤
varicose veins
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静脈瘤 varixバリックス (下肢静脈瘤)
下肢の静脈弁が壊れてしまう病気。
病態 静脈瘤は、下肢表在静脈が怒張・屈曲・蛇行を呈し、コブ状になったもの。
できる
仕組み
「静脈は、おもに筋肉の圧迫や胸腔内の陰圧を用いて、血液を心臓に環流している。しかし、動脈と違って血流が緩慢で、停滞を起こしやすく、血流量の増加による静脈内圧の上昇、弁の障害、静脈壁の損傷や血栓などにより逆流や乱流を生じ、静脈瘤が出来る。
<1>下肢静脈や骨盤内静脈では血栓形成によって生じ、血栓が剥がれて肺まで到達すると、肺血管の血流を妨げ肺塞栓症となる。
<2>肝硬変などにより門脈圧の亢進を生じると、側副血行として食道静脈瘤や痔核を生じる
検査 静脈造影
RIアンギオグラフィー
静脈エコー
MRI

治療 ○一泊の入院:
・弁不全の静脈を引き抜く『ストリッピング術』
○日帰りが可能:
・硬化剤を静脈に注射し逆流を抑える『硬化療法』
・弁不全を起こした静脈と、より深い部分にある静脈の合流部分を縛った上で切り離す『高位結紮術』
【芳香療法】 <1>サイプレス:
  1.バスオイルとして使用。患部の上にごくそっと塗布
  2.患部の上方をマッサージする。下方はだめ。
  3.キャリーオイルに3%ブレンドしてもよい。
<2>ラベンダー・ジュニパー・ローズマリー
<3>ガーリック・・・内服
<4>毎日、少なくとも10分間、両脚を頭より高くして休む
【栄養療法】 レモン
【宝石療法】 ルビー
ブラッドストーン
漢方薬あれこれ 越婢加朮湯
桂枝茯苓丸陳久散
続命湯
疎経活血湯+陳久散
+陳久散
桃核承気湯+陳久散
当帰芍薬散
【臨床例】 「京師の郊外、並岡法金剛院の主僧、大千長老は、時ありて、左臂(ひじ)の上忽ち痛み、俄傾、紫筋(=静脈)凸起し、益々痛み甚だし。指頭を射る。昼夜、寝食を廃す。殆ど自勝せず。或いは五日に已え、或いは三日に已ゆ。已ゆるときは則ち筋随いて散じ(静脈の怒張がおさ まり)、平人の如し。之を患いて30餘年。先生に謁して診治を求む。
《吉益東洞》先生之を診す。桂枝湯をつくりて朮附各三両を加えて之を飲む。時に梅肉散を以て雑進す。久之して、頗る效を奏すと雖も、いまだ全治せず。已にして尿の毎に必ず頭眩し幾んど倒れんと欲す。又、桂苓朮甘湯をつくりて之を飲む。1ヶ月ばかり、頭眩止む。筋は復び発せず。居ることいかんともなし。
井筒屋幸助なるものあり。室町の賈人なり。長老の疾はすでに治まるを聞く。謁して診治を求む。その證侯、率ね長老に類すると雖も、その発するときに当たりて血色瘤を生じて紫筋起らず。乃ち大黄牡丹皮湯及び伯州散をつくりて之を飲む。凡そ100剤を服して全治す。」《建珠録》
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