(樹状細胞療法) |
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| 樹状細胞 | 体内に侵入した異物を排除する働きがある。 免疫機能にかかわる細胞の一種。 樹状細胞はガンの特徴を覚えてほかの免疫細胞に情報を伝えて、ガン攻撃を活発化させる。
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| エイズ | 2001年、京都大学の堀利行講師らは樹状突起という白血球とエイズウイルス(HIV)の相互作用を実験で確認した。樹状細胞は未熟な段階でエイズウイルスに反応して成熟し、リンパ球などにウイルスを攻撃するよう命令を出すという。 ウイルスに感染しながら長期間生存している人は樹状細胞の働きが強いと言われており、この細胞をさらに解明できればエイズワクチンの葛根湯威圧につながるとみている。 樹状細胞は別の白血球に細菌やウイルスなどの情報(抗原)を教えて攻撃させる働きがある。中でもリンパ球系樹状細胞(DC2)は他の白血球への指令能力が高いほか、細菌やウイルスを攻撃するタンパク質であるインターフェロンを作る能力が高い。 堀講師らはDC2着目しエイズウイルスとの関係を調べた。その結果、樹状細胞になる前の前駆細胞は、他の白血球と同様にエイズウイルスに感染すると成熟し、エイズウイルスへの攻撃指令を出すことが分かった。また、インターフェロンを大量に作るようになった。加熱して病原性を無くしたエイズウイルスと混ぜた場合でも、同様に成熟することが分かった。 |
| ワクチン療法 | 樹状細胞ワクチン療法 「樹状細胞・・・・・・。血液中にあって免疫細胞の働きを促す細胞の一種だ。この聞き慣れない細胞を使ったガン治療法で実績を積み重ねているのが東京女子医科大学の外科医師で、ガン治療を専門とする谷川啓司氏だ。 医療技術開発や細胞の加工を自ら社長を務めるベンチャー企業、ジェー・ビー・セラピュティクス(東京・新宿)が担当。治療の場としての診療所、ビオセラクリニックも持つ。 樹状細胞は別の免疫細胞に細菌やウイルスなど攻撃べき対象(抗原)の情報を与えて攻撃させる能力がある。ガン細胞にだけ見られる抗原を樹状細胞が読みとれるようにし、患者の体内にあるTリンパ球がガンだけを攻撃する力を強める仕組みだ。 「樹状細胞ワクチン療法」と呼ばれるこの手法はまず患者の血液から樹状細胞を取り出す。人工的に作ったガン関連タンパク質の一部分のペプチヂをまぶし、樹状細胞にガンだけを認識する機能を持たせて、これを患者に投与する。 免疫細胞であるTリンパ球の働きを強めて患者に投与する治療法では抗原を攻撃する力がガンに集中しないことがあり、リンパ球の能力が発揮しきれない。そこで攻撃対象を明確にして能力を発揮しやすくすることを狙っている |
| 細胞医薬品 | 2005年、患者の細胞から薬を作る『細胞医薬品』という最新バイオ技術を使って腎ガン治療薬の臨床試験を○○が始めている。 この治験で患者に投与するのは患者自身の細胞だ。「樹状細胞」というヒトの体内にある免疫細胞がこの医薬品のカギを握る。樹状細胞は骨髄の中で生まれ、リンパ組織などに存在する。 樹状細胞は体内にウイルスなどが侵入すると積極的捕まえた上で、ウイルスに攻撃を加えるキラーT細胞に敵の侵入を伝える。 キリンはこの仕組みを腎ガンに応用できると考えた。樹状細胞に人工的にRNAうぃ取り込む技術をもつアルゴスと提携した。 北米での治験は、まず2時間ほどかけて、患者の血液から樹状細胞を取り出す。そこに手術で採りだした患者の腎ガン細胞のRNAを組み込んで、皮下注射で患者の体内に戻す。すると、樹状細胞はガン細胞の“殺しや”のキラーT細胞を呼び出し、手術で取りきれない、あるいは再発しようとする腎ガン細胞を攻撃する。 患者本人の細胞がベースなので従来の抗がん剤に比べ副作用は少ない。1〜2ヵ月間投与すれば、半年〜1年程度効き目が続く。長期保存も可能。 「マウスの実験ではほぼ完璧な結果が出た」。細胞免疫療法グループの芹沢功グループリーダーは自信を見せる。 ヒトの体内では、常にガンと免疫細胞の激しい闘いがくり広げられている。ガン患者の体内は、樹状細胞が本来の力を発揮できないでいる状態だ。弱った樹状細胞はキラーT細胞に信号を送ることが出来ず、ガン細胞を抑えられない。 樹状細胞を活性化させても「あらゆるガンを根治することは難しい」。根治よりは手術後の再発防止に重点を置く |
| 組織を保存 | バイオベンチャーの「メディネット」は2007年4/6、再発の際などに治療に備えて患者のガン組織を無料で冷凍保存するサービスを始める。そのガン組織を使い、ガンを攻撃する免疫細胞を増やす『免疫細胞療法』に応用する。 メディネットが始めるのは「自己がん組織バンク」の無料保管サービス。手術担当医の協力を得た上で、患者から切除したガン組織を専用保存容器を使ってメディネットに送ってもらう。同社は−150℃のフリーザーで保管。保管機関は5年間。1回の更新が可能で、最長10年間。 手術後の補助療法や再発・転移の治療を目的にメディネットが提携する医療機関で免疫細胞療法を受ける場合、組織を引き渡す。 免疫に関わる細胞にガンの特徴を覚え込ませ、ガンを効率よく攻撃する「樹状細胞療法」や、遺伝子の型で治療薬を選ぶ「テーラーメイド療法」での活用を想定している。メディネットは1995年設立。江川滉二・東大名誉教授が開発した技術を事業化。 |
| Hsp90 | 2011年、理科開く研究所と岡山大学のチームは、生き物の免疫がガン細胞などを認識して駆除するのに必須のタンパク質を特定した。 ガン細胞を認識する免疫細胞から、ガン細胞を攻撃するする免疫細胞への情報伝達に関わる。 体内のガン細胞やウイルスに感染した細胞は、免疫系の「キラーT細胞」という細胞が攻撃して駆除する。キラーT細胞が活性化するためには、まず「樹状細胞」という別の免疫細胞がガン細胞などの目印となるタンパク質を取り込み、その情報をキラーT細胞に送る必要がある。 研究チームは樹状細胞に多く存在する「Hsp90」というタンパク質に注目。 Hsp90を無くしたマウスを作ると、攻撃対象の目印となるタンパク質を与えてもキラーT細胞が活性化しなくなることが分かった。 樹状細胞を培養しても調べた結果、Hsp90は樹状細胞が取り込んだ目印タンパク質の移動を手助けしていた。Hsp90が無いと、目印タンパク質が樹状細胞内を移動できず、キラーT細胞に情報が伝わらなくなることが分かった。 Hsp90はタンパク質の合成の過程で働き、タンパク質が正しい形に折りたたまれるように手助けするこは知られていたが、免疫系の働きは不明だった。 |
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