十二指腸潰瘍
トップへ戻る病名・症状十二指腸潰瘍
会員サービス
関連情報
潰瘍」「胃潰瘍」「腹痛」「ステロイドの副作用」「慢性胃腸病」「田七人参」「栄養補助食品

小腸 十二指腸
duodenum
長さ・・・約25cm
空腸
jejunum
長さ・・・約6〜7m
回腸と比べて、直径が太く、壁が厚い。
血管分布が豊富で、腸間膜の脂肪が少ない。
リンパ小節の数は少ない。
粘膜の輪状ヒダが顕著。
吸収表面積は回腸よりも広い
構造:
[上皮][絨毛][粘膜固有層][リンパ小節][リーベルキューン腺][粘膜筋板][輪走筋][縦走筋][漿膜]
回腸
ileum
長さ・・・約6〜7m
構造:
[上皮][絨毛][粘膜固有層][リーベルキューン腺][粘膜筋板][集合リンパ小節][粘膜下組織][輪走筋][縦走筋]


十二指腸 小腸を構成するものの1つ。長さは約25cm
小腸は[十二指腸][空腸][回腸]で構成されている。
小腸 小腸の運動
小腸運動は、腸管神経系(主に筋層間神経叢)によって制御され、2種類の運動パターンを示す。
第1のパターン=分節運動(segmentation)・・・菅腔内容物を混合し、拡販する。
第2のパターン=蠕動(peristalsis)・・・[逆蠕動][直行蠕動]
食物が無いとき(食間期)には、胃から始まり、小腸を伝わっていく間欠的な蠕動が見られる(1〜2時間ごとに)。この波は進行性胃腸運動症候群(MMC)と呼ばれていて、小腸内容を清掃し、細菌数を減らすことに役立っている。また、MMCはモチリンで調節される。
十二指腸潰瘍 ⇒第5〜第10胸椎の高さで、背部中央に鈍痛を認める。 
空腹時疝痛があり、食事摂取による軽快する

(副作用で十二指腸潰瘍に)

西洋医学 <1>「Tagamet 4T+Marzulene-S 2.0g」分4。
Tagametの代わりに、
Gaster 2T 分2(or3T 分3)。or
Zantac 2T 分2。or
Marzulene-Sの代わりに
Meuer 600mg 分3。or
Gefanil 300mg 分3。or
Solon 300mg 分3。
<2>胸やけ・吐き気が強い:(追加する)
Primperan 3〜6T 分3。or Nauzelin 30mg 分3。or Maalox 30cc 分3。
<3>腹痛の頓服:
Buscopan 2T 頓用
【民間療法】 ○アカメガシワ・キハダ・ゲンノショウコ・タケニグサ・トロロアオイ
漢方治療 十二指腸潰瘍と胃潰瘍はともに似た病気で、漢方の治療では特別の区別を必要としない(漢方診療医典)



十二指腸潰瘍の漢方薬
漢方薬あれこれ
  1. 安中散
  2. 茵k五苓散
  3. 黄連湯
  4. j香正気散
  5. 加味逍遥散
  6. 血府逐丸
  7. 桂枝加芍薬湯
  8. 香砂養胃湯
  9. 呉茱萸湯
  10. 柴胡桂枝湯
    1. 53歳、男性。s41.7.6来院。
      「4/25〜27の3日間、真っ黒いコールタール便が出て、最後の日に貧血して倒れ、救急車で病院に運ばれて「十二指腸潰瘍と胃ガン」と診断され、治療を受け、5/10より40日間、漢方治療と玄米食を行った。6/20、国立ガンセンターで胃カメラとレントゲンにより「十二指腸潰瘍」と診断、治療を受ける。
      7/1より通勤し始め、7/6に当院を訪れる。主訴は胃部の圧迫感とゲップ、右の肩こり。痛みと胸焼けはあまり無いが、ガスがよく出る。食事は玄米食と野菜で、肉類は一切とらないが、水をよく飲むという。便通は1日1回で、小水はやや近く、夜は2回ある。
      体格は中等度で、栄養は不良、貧血して青白く、いかにも疲れ切った顔色。   脈はやや弦、舌に苔が少しついている。腹診すると、軽い胸脇苦満と腹直筋の緊張があり、臍上で動悸をふれ、臍下は力がない。腹診により、柴胡加竜骨牡蛎湯L茴香蜀椒を10日分与える。翌々日に電話があり、黒便が出たので服薬して良いかどうか、と。そのまま続けて飲んでよろしいと伝える。
      7/14、夫婦で来院。8、9日と黒便が出て、12、13日と眠れないと訴える。これは漢方薬を飲んだせいではないかと診察室で夫婦が口論を始める始末。夫人の実兄が外科医であるため、夫人は漢方を信用していない様子。だが、主人は漢方と玄米食で潰瘍を治そうと、それこそ命がけである。
      その日は柴胡桂枝湯L茴香蜀椒を14日分と黄連解毒湯(不眠のため頓服)を5日分とを与え、しばらく様子を見ることにした。
      7/30来院、寝付きが悪いという。胸脇苦満と臍上の動悸から柴胡桂枝乾姜湯L呉茱萸茯苓を10日分与え、8月一杯休養するように診断書を書いた。
      8/10来院。寝付きは良くなったと言う。国立ガンセンターで赤血球容積は25%(正常は45%)、外科医は手術せよと言い、内科はその必要なしというが、いったいどうしたら良いかと相談を受ける。
      体力の衰弱、貧血している顔色、神経質というところにポイントを置き、加味帰脾湯を10日分与え、次の如く言った。「漢方薬を3ヶ月間のみ、顔色が良くならなければ、手術ということにしましょう。3ヶ月で一応ののメドがつく。それまではいろいろ迷わずに服用しなさい。」と。
      8/20来院。身体の調子がよく、体重が2kg増えて55kgとなり、潜血反応は弱陽性で、赤血球容積は22%。
      貧血の顔色と潜血反応の弱陽性から、T帰膠m湯を与える。これが良く効いて、50日間服用したあとの10/17の検査では赤血球容積が40.5%と、ほとんど正常になり、潜血反応は陰性となった。
      顔色は健康色となり、全く回復して、10/1より勤めに出るようになる。
      11/26来院。国立ガンセンターで幽門変形は治ったし、十二指腸潰瘍の変形は相当長くかかるが治るであろう。従って手術する必要はなく、また胃ガンの心配はないとの診断を受けたとの事。その後50日間服用して、全く健康体となり廃薬した。
      (寺師睦宗著「成人病の漢方療法」p81〜82)
  11. 四逆散
  12. 小建中湯
  13. 大柴胡湯
  14. 当帰芍薬散
  15. 当帰湯
  16. 半夏瀉心湯
  17. 茯苓沢瀉湯