細胞
人体をつくる組織
染色体
病気
アポトーシス
オートファジ
シナプス







受容体
  1. 英国のエールリッヒが提唱したもの。
    当初は、病原菌などが結合して作用を引き起こす、生体内の特別な部位を想定したもであった。
  2. その後、1906年、ラングレイは心臓の筋肉の伝達物質であるアドレナリンの作用する部位を確かめ、アドレナリン受容体の存在を想定した。
  3. 骨格筋の場合も、受容体は神経でなく筋肉側にあり、神経との継ぎ目であるシナプスに部分に局在していることは分かってきたが、この部分には、実はアセチルコリンを分解する酵素が存在する。このため、受容体として取り出したタンパク質も、実はアセチルコリン分解酵素そのものではないかと疑われた時期もあった。
  4. ところが、ヘビ毒の「αーブンガロトキシン」(→アマガサヘビ)をもちいることにより、この問題は解決した。

アデノシン三リン酸(ATP)
  • 2009年、NTT物性科学基礎研究所と九州大学院薬学研究院の井上和秀教授のチームは、生き物の受容体タンパク質が動く様子を原子間力顕微鏡(AFM)で観察した。
    観察対象はATPを受けとる受容体。
    細胞外にあるイオンを細胞内に取り込む機能を持つため、構造上イオンを通す穴があると考えられてきた、研究チームは、受容体の機能を保ったまま観察できるように、受容体を基板に固定する方法を考案した。
    まず受容体をアルカリ性の溶液につけて表面をマイナスに荷電した。プラスに荷電した基板上に置くと電気的に引き合い安定的にくっつけることができた。この受容体をAFMで観察したところ、ATPが受容体にくっつくと即座に受容体の中央部分に穴が開き、カルシウムイオンを取り込む様子を確認できた。

神経細胞間の情報伝達効率高める物質
  • 「工業技術院大阪工業技術研究所の田口隆久高分子表面化学研究室長らのグループは、神経細胞同士が情報えお受け渡しする接点の「シナプス」で伝達効率を増やす物質を新たに発見した。
    シナプス部には2つの神経細胞間にわずかな隙間があり、片方の細胞が情報伝達物質を放出、これがもう一方の細胞の受容体に結合して、信号が伝わる。研究グループは、鶏の神経細胞を使った実験で、受容体から『マグネシウムイオン』が外れたとき、神経細胞から増強現象を引き起こす働きのある物質が放出されることを突き止めた。」





アドレナリン受容体の働き
受容体の
サブタイプ
受容体
の働き
血管 脳血管平滑筋 α1 血管収縮
末梢血管平滑筋
冠血管平滑筋 β2 血管拡張
骨格筋
心臓 洞房結節 β1 心拍数増加
房室結節 伝導速度増加
心房筋 心収縮力増加
心室筋
腎臓 傍糸球体細胞 β1 レニの分泌促進
気管支 気管支平滑筋 β2 気管支弛緩








東京工大生命理工学研究科の猪飼篤教授は細胞の表面にある受容体(タンパク質の一種)の分布を測定する技術を開発した。小さな力を検出できる原子間力顕微鏡(AFM)の探針の尖端に受容体の鋳型となるタンパク質をくっつけて細胞の表面をすべらせて、尖端にかかる力から受容体の存在を検出し、分布を割り出す。
AFMは細く尖った探針を試料の表面すれすれに近づけ、探針と試料表面の原子の間に働く引力(原子間力)が一定になるよう探針を動かして試料の凸凹を調べる。微弱な力を検出できるため、猪飼教授は受容体の測定に応用できると考えた。
AFMの千単位ラテックス製ビーズをつけてから、ビーズに受容体の鋳型となるタンパク質を結合させた。
実験では細胞を作るフィブロネクチンというタンパク質をつけ、マウスの胎児から取った細胞にAFMの先端を近づけて先端にかかる力を検出した。この細胞の表面にはインテグリンという受容体があり、フィブロネクチンとくっつく。この際に先端に力が加わるため。受容体の存在がわかるという。





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