| 「うつ病」 | 一般名:塩酸セルトラリン(セルトラリンの塩酸塩) |
| 商品名 | [ジェイゾロフト] |
| 作用機序 | SSRIの一種。 フルボキサミンはCYP1A2、CYP3A4、CYP2D6、CYP2C19を阻害し、パロキセチンはCYP2D6を阻害するため、これらで代謝される薬剤を併用すると、併用した薬剤の代謝が遅延し副作用が発現しやすくなる。 これに対しセルトラリンは、CYP2D6に対する阻害作用はあるものの弱いため、薬物間相互作用が比較的生じにくいのではないかと考えられている。 |
| 効能・用途 (五十音順) |
[うつ病][うつ状態][パニック障害] |
| 用量 | ・1日25mgが初期量(100mgまで増量可能) ・1日1回(経口投与) |
| 原則禁忌 | ●本剤に過敏歴ある者 ●MAO阻害剤を投与中の者 ●MAO阻害剤を中止後14日以内の者 ●ピモジドを投与中の者 |
| 併用禁忌 |
■MAO阻害薬(エフピー)・・・発汗・不穏・全身けいれん・異常高熱・昏睡 ■ポモジド(オーラップ)・・・QT延長 |
| 併用注意 | ▲三環系抗うつ薬との併用・・・作用が増強 [塩酸クロミプラミン][塩酸イミプラミン][塩酸アミトリプチリン] ▲ワルファリンとの併用・・・PT時間をモニターすること。 ▲出血傾向が増強する薬剤との併用・・・異常出血など [NSAIDs][三環系抗うつ薬][ワルファリン][非定型抗精神病薬][ヘノチアジン系薬剤] ▲血糖降下剤との併用・・・代謝を阻害 [トルブタミド] ▲シメチジン・・・本剤の代謝が阻害される ▲アルコールとの併用・・・・過量投与と他剤併用またはアルコールの併用で死亡例あり(海外) ▲5-HT受容体作動薬・・・脱力/反射亢進/協調運動障害/錯乱/不安/焦燥感/興奮 [コハク酸スマトリプタン][ゾルミトリプタン][臭化水素酸エレトリプタン] ▲L-トリプトファンを含有する製剤・・・セロトニンの前駆物質のため ▲炭酸リチウム・・・作用増強で |
| 慎重な投与 が必要な者 |
・肝機能障害 ・自殺念慮または自殺を企画した既往歴ある者 ・テンカンなどの既往歴ある者 ・出血の危険性がある薬剤を使っている者 ・出血性素因がある者 ・高齢者 ・小児 |
| 副作用 (五十音順) |
●悪性症候群・→中止し処置必要
●アナフィラキシー様症状・・・→中止し処置必要
●異常感 ●うつ病・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●易刺激性・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●嚥下困難
●肝機能障害・・・・→中止し処置必要
●関節痛 ●記憶障害・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●気管支ケイレン ●胸痛 ●胸部圧迫感 ●筋強剛 ●筋緊張が異常(筋硬直・筋の緊張亢進・筋ケイレン) ●ケイレン・・・・→中止し処置必要
●血圧が変動する ●月経障害 ●下痢 ●幻覚・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●倦怠感 ●高血圧 ●攻撃的になる・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●興奮 ●甲状腺機能低下症 ●高プロラクチン血症 ●抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)・→中止し処置必要
●固縮 ●昏睡・・・・→中止し処置必要 ●錯乱 ●視覚異常(かすみ目・羞明・視力低下・散瞳)
●焦燥感 ●女性化乳房 ●自律神経が不安定になる
●神経系の副作用
●睡眠障害・・・→必要に応じ減量・中止。 ●スティーブンスジョーンズ症候群・・・中止し、ステロイド投与。 ●性機能障害(射精遅延・持続勃起症) ●精神症・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●セロトニン症候群・・・・→中止し処置必要
●総コレステロールが増加 ●総タンパクが減少 ●多汗 ●多幸症・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●注意力障害・・・・・→必要に応じ減量・中止。 ●中毒性表皮壊死融解症・・・中止し、ステロイド投与。 ●低ナトリウム血症 ●盗汗 ●乳汁漏出症 ●尿失禁 ●尿糖 ●尿タンパクが出る ●尿閉 ●熱感 ●排尿困難 ●発汗 ●発熱 ●疲労 ●頻尿 ●頻脈 ●不安 ●浮腫 ●ほてり ●耳がつまる感覚 ●耳鳴り ●ミオクローヌス ●無動緘黙 ●無力症 ●めまい(回転性めまい・浮動性めまい・起立性めまい) ●リビドー減退・・・・・→必要に応じ減量・中止。 |
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| 2006年6月承認 |