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| 関連情報 |
「ギャンブル依存症」「イライラ」「ストレス」「タバコ依存症」 |
| 心の空虚感 | 、物で満たす 「C子(女医、28)は不眠、過食と嘔吐、人間関係がうまくいかないという訴えで来所した。何回か話を聞くうちに、「買い物依存症」であることが分かってきた。ストレスがたまるとデパートに行き、高価な物を手当たり次第、1回に数万円〜数十万円も買ってしまうのである。 買った後は気分もすっきりして、晴れた気持になるという。 買った物はとくに使うわけでもなく部屋に一杯置いてある。 お金は自分の給料では足りないので、両親(ともに医者)から、出世払いするからと借りている。しかし、いくら買っても心は満たされないのである。 C子は2人兄弟の妹として生まれ、特に父にかわいがられた。現役で一流大学の医学部に入学した。知的で生真面目、好奇心旺盛であるが、少女的で涙もろい面がある。学生時代に親の反対を押し切って、2年先輩と同棲結婚した。2人とも医者になったが、研修と勉強に忙しくスレ違いの生活が続いた。C子の不満はつのり、情緒不安定となった。 そんなとき、同級生のD男にグチをこぼしているうちに、やさしく話を聞いてくれる彼にひかれていった。自己愛的人間関係のもとに育てられたC子は、いつも愛されていないと不安定となるのである。先日は彼とドライブに行った。彼との会話は新しい別世界を夢見るような心地だった。心は夫と彼との間でブランコのように揺れ動く。真剣に結婚を考えるようになったが、まだ決心はつかず宙ブラリンのままである。 現代はストレスの時代である。 ストレスが溜まると、女性はおしゃべりをしたり、日用品や食料品を余計に買ったりして、気分を発散させいるようだ。軽い買い物依存傾向は、誰にでも見られる。歴史上、リンカーン大統領夫人とケネディ大統領夫人の買い物依存症は有名である。 最近は女性の自立が強く叫ばれて、甘えたくても甘えられない状況(土居健郎の説)にある。人に甘えることはよくないこというメッセージが絶えず流されて、依存性(甘え)は物質依存に行き着くようになる。
価値観が多様化し、いかなる人生を生きるか、全くその人の自由である。有り余る選択肢の中で、どこに基軸をおいて洗濯するか迷ううちに途方に暮れ空虚なる自己(景山任佐の説)に逢着する。その自己の心の空虚を満たそうとして物を買い込むのである。 そして物によって自己の空虚感を埋める作業には限りがない。瀬戸内寂聴は世俗の有限の物によっては心は満たされず、無限の世界の仏教に入信したと語っている。 |
| 不要 | 「必要ないと分かっていても、つい洋服やブランド品などを次々購入してしまう『買い物依存症』。 かっては単なる浪費癖と見られていた行動も、日常生活の不満や不平が購買欲求に転化する精神疾患の1つだと分かってきた。このほど買い物依存症の自己診断表を作った昭和大学病院の精神科医・大坪大平氏にその現状をまとめてもらった。 ●借金が250万円にも 「『あ、あれ欲しい』と一度思うと、買うまでそのことが頭から離れず、仕事にも家事にも集中できない」。30大前半の女性がこう訴えて外来に北。専門職についたキャリアウーマンで、3人の子供の母。東京近郊で夫とその両親と同居している。 症状が出始めたのは半年前。最初はティッシュペーパーや石鹸といった日用品から始まった。それでも外出するたびに買うので、家の中に溜まる一方。それを夫や義母に注意されるほど“買いたい”という衝動は高まり、対象もアクセサリーや洋服。ブランド品と高額なモノに映っていった。自分の給料で払いきれなくなっても、消費者金融から借りては買った。来院したときには借金は約250万円に膨れていた。 こうした買い物依存症を訴える女性がこのところ目立ってきた。必要以上に物を買ってしまう浪費癖は以前からある。その中には買い物依存症も含まれていたのだろう。だが大多数は自由になり金に限度があり、病的なレベルまで達するケースは限られていた。それが最近は働く女性も増えて女性の経済力が上がり、キャッシングやカードローンなどを若い女性も簡単に使えるようになった結果、顕在化するケースが増えたのだと思われる。 ●買っても使わない 買い物依存症の原因は、現状の生活に対する不満や不平だ。冒頭に上げた女性の場合も夫の両親との不仲が発症の引き金だった。子育て方針など生活の細々したことまで毎日、注意される。反論したくても夫の両親だという気兼ねがあり、不満を心にため込んでいるうちに、その鬱積した感情が買い物に向かってしまったのだ。 診察していると患者には共通した性格がある。きまじめで融通が利かず、わがままで自己顕示欲が強いタイプだ。仕事や子育てといった現実が自分の思うようにならないのは決して珍しいことではなく、普通なら、「そんなもの」とあきらめたり、気軽に考えたりするのに、それが出来ず、不満をため込みやすいのだろう。 患者は大量に物を買い込むが、その4割は実際に使わない。購入した洋服をそのままタンスに並べて、一度も袖を通さない人もいる。ある女性患者は「買い物中のお客様気分がたまらない。日頃は誰も私のことを気にかけてもくれないのに、買い物中は周囲(店員)がかしずいてきて、万能感が味わえる」とその心情を説明してくれた。 買い物依存症は、1つのことに病的に固執する強迫性障害に似た疾患だ。そのため最近になって、強迫性障害の治療に使う抗ウツ薬が買い物依存症の改善にも効果があることが分かってきた。1999年5月に副作用の少ない抗ウツ薬『SSRI』が発売された。私の病院ではこれを買い物依存症の患者に処方し、大きな効果を上げている。 これまで買い物依存症の診断基準はなかったが、昭和大学医学部精神医学教室でこのほど診断基準を作成した。米国の研究者がまとめた病的賭博の診断基準を元に、これまでの外来での診察経験を加えて改良した。 現実社会への不満・不平が根底にある点で病的賭博と買い物依存症は似通った疾患で、一般的にそのはけ口が男性は賭博に、女性は買い物に向かうと言われている。 ●週3日以上が目安 もちろん購買欲求は誰にでもあるが、週に3日以上、それも日に数時間も「買いたい」「どうしても欲しい」という思いにとらわれて、その間、ほかのことに集中出来なかったり、我慢するのがとても不快であったりしたら、正常とは言い切れない。 買い物依存症は周囲から見ると自分の欲望の赴くまま行動しているようなので、家族からも同情されにくい。 だが実際には本人の苦しみも大きい。 アルコール依存症の禁断症状のように、買い物衝動を我慢するのは苦痛だし、かといって買ってしまえばあとから激しい自己嫌悪に襲われる。買い物を繰り返すために消費金融などから借金を重ねて生活が破綻してしまう恐れもある。 “まぜそんなに買うのか”と責めるのは本人を追いつめるだけ。適切な治療を受ければ治らぬ病気ではないのだから、大切なのは周囲の人たちが病気だと認識し、つらさを理解し、手を差しのべてあげることだ。」 |
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| 神経経済学 | ニューロエコノミクス(神経経済学) 「消費者金融で謝金を重ね自己破産する人が絶えないのは何故か? “アリの周到さとキリギリスの刹那主義は同じ人間に共存し、別々の神経回路が司っている”。米プリンストン大学の脳科学者サミュエル・マクルーア研究員とハーバード大学経済学部のデビット・レイブソン教授らが、2004年10月、米サイセンスに発表した論文が契機となって、出てきた学問分野。
脳の中でアリ(理性脳)とキリギリス(情動脳)がせめぎ合い、どちらが勝つかで、消費行動が変わってくる。 昼間文彦・早稲田大学商学部教授は、過剰債務者は少額で借入期間が短いほど、高金利を平気で借りる傾向があることを突き止めた。 米国ではマネーゲームの勝者の性格分析にも応用。スタンフォード大学などの研究チームは、コインを投げて賭をする実験と脳の働きを調べ、「情動に支配されない冷酷な人が勝者になりやすい」ことを突き止めた。 |
| 依存症 | 熱中と依存のちがいは? 買い物の場合、自分の給料の範囲内にとどまっていれば、単なる浪費にすぎず、その人のライフスタイルといえる。 ただ、食費を切り詰めてまでブランド品を購入するうようになったり、借金してまで買い物するようになったら、依存に近くなる。 精神科の診断で正式に「病気」として位置づけられているのはアルコールやニコチン、薬物など物質への依存症とギャンブル依存症だけ。 熱中から依存へと移る決定打は何かは不明。 自己評価が低かったり、自分の居場所がないというばあいに、何かにはまりやすくなる。 はまりすぎてまわりの人を傷つける、のは1つのサイン。 ウソをつくようになるのも、1つのサイン。 依存は「否認の病気」ともいわれる。 何年も通院している患者でも、なぜか自分は特別で、依存症では無いと強く確信しているという。 |
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