|
|||
| かいせん scabies (ひぜん) |
◎カンセンチュウ(Sarcoptes scabiei)が引き起こす、強烈なかゆみを伴う悲惨な症状を呈する。この虫の雌は皮膚の表面のすぐ下に穴を掘って入りこみ、卵を生みつけます。この卵がかえると、皮膚の下のカンセンチュウが動くために、掻痒感と刺激が生まれます。俗に[ひぜん]という。 <1>伝染性が極めて強く、どんどん広がっていきます。 <2>カイセンチュウはヒツジの毛皮のなかに住んでいる。 |
| ダニ による疥癬 |
「現在、日本国内で流行しているのは、大部分がヒトにつくダニ、ヒゼンダニによって起こるカイセン(疥癬)であって、その感染経路は、ヒトとヒトの直接接触、すなわち、性行為や親子間、兄弟間で感染が起こっている。 ヒゼンダニによる疥癬はヒトの皮膚にトンネルを掘って、ダニがその中に寄生して起こる。したがって、とても痒く、特に夜間や、寄生部位が温まると痒さが増す」藤田紘一郎著「ボンボン・マルコスのイヌ」より。 |
| 交換 を |
下着やシーツは毎日交換を 「66歳の女性。疥癬虫に感染してしまいました。かゆみ止めの軟膏や硫黄石鹸を使っていますが、なかなか治りません。将来、孫の面倒を見たいのですが、移るのではないかと心配です。 <1>どんな病気ですか? 疥癬は、ダニの仲間のヒトヒゼンダニが皮膚に寄生して起こる病気です。体長は0.2mm〜0.4mmほどで、肉眼ではほとんど見えません。患者さんが「体についていた虫を捕まえた」と病院に持ってくるのは、ほこりやフケが多い。診断の際には、皮膚の表面を削って、顕微鏡でヒトヒゼンダニやその卵の有無を調べます。 <2>症状は? ステロイド剤を使っても止まらないような激しいかゆみが特徴です。腹や胸、脇の下、へその回り、手の指などに赤いツブツブができます。また、外陰部に小豆ほどの大きさの赤い結節が出来ます。男性では、特に陰嚢に出来やすい。間違って『アトピー性皮膚炎』などと診断されるケースも少ないようです。 <3>ダニの寿命は長いのですか? ヒトヒゼンダニの寿命は4、5週間〜2、3ヶ月と言われています。皮膚のごく浅い層に横穴のトンネルを掘って、1日に2mm ほど進みます。このトンネルの中に卵を産みます。卵は3、4日で孵化し、約2週間で成虫になります。人体に感染してから、赤いツブツブが出来る間での潜伏期間は、2週間〜1か月です。 <4>ダニは衣類や布団の中でも生き続けますか? 人体から離れると、3日ほどで死滅します。ただし、風呂場の近くなど、高温多湿の場所では10日〜2週間生き続けることもあります。 <5>感染の経路は? 人から人への直接接触と、寝具やこたつなどを通じた間接接触の2つがあります。疥癬は終戦直後A大発生しました。1960年代末頃に性病として東南アジアなど海外から移入され、2、30歳代を中心に多発したこともあります。1975年頃からは、老人福祉施設や老人病院での集団発生が目立つようになりました。栄養不良立ったり、抵抗力の弱い人の場合、耳や膝、足や爪などに無数のヒトヒゼンダニが集まってかさぶた状になる『ノルウェー疥癬』と呼ばれる病態になり、集団感染の源になることがあります。 <6>どんな治療が必要ですか? まずダニを駆除するために、安息香酸ベンジルアルコール液などの薬剤を、1回または2回だけ患部に塗ります。次に、かゆみを抑えるクロタミトン軟膏、硫黄軟膏などを症状が改善するまで毎日塗ります。硫黄入浴剤や抗ヒスタミン剤の内服薬を併用することもあります。難治性の疥癬でなければ、通常、患者本人だけでなく、まだ症状の出ていない家族も一緒に診察と治療を受けることが大切です。 <7>日常生活での注意点は? 毎日、下着とシーツを交換することが必要です。また、風呂場の脱衣かごは別々にして下さい。このダニは50℃以上で死滅するので、洗濯の際に熱湯をかけるのも効果的です。普通のやり方で洗濯しても、日光に十分当たれば駆除出来ます。病院では患者を個室に隔離して治療する事が望ましいのですが、空き部屋を確保出来ない病院もあり、現実はなかなか難しいようです。 |
| 【芳香療法】 | <1>ガーリック内服と、 <2>ラベンダー+ペパーミントのクリーム。又は <3>シナモン+クローブ+ラベンダー+レモン |
![]() |
治癬一方《竹中氏》 調胃承気湯 防風通聖散 六味丸 |
| 関連情報 |
「性行為感染症」 「かゆい」 |