潰瘍性大腸炎(UC) |
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| 関連情報 |
「過敏性腸症候群」「虚血性大腸炎」「偽膜性大腸炎」「出血性大腸炎」「大腸炎」「下血」「大腸カタル」「自己免疫疾患」「大腸ポリープ」「急性下痢」「慢性下痢」「下痢」「腹痛」「亜鉛」「アポトーシス」「活性酸素」「ベーチェット病」「バチ指」「クル病」「ストレス」「CRP」 |
| ○ | 潰瘍性大腸炎 | クローン病 | 過敏性大腸炎 |
| 原因 | 免疫の過剰反応 | 免疫の過剰反応 | ストレスによる自律神経の乱れで発症 |
| 症状 | ・大腸がただれる ・腹痛と下痢 ・下血・発熱・全身倦怠感 |
・大腸もしくは小腸がただれる ・腹痛と下痢 ・下血・発熱・全身倦怠感 |
・腹痛と下痢 ・便秘と下痢を繰り返すことも。 ・おなかにガスが溜まる |
| 治療 | 薬物投与(5-アミノサリチル酸製剤) 免疫調整 手術(大腸すべてを摘出) |
精神神経疾患との合併もあり。 ストレス軽減のために心療内科も |
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| 病態 | 原因不明の大腸の慢性非特異性炎症 |
| 特徴 | ○炎症は直腸にあるが、腸管全体には及んでいない。 ○下痢が1日に何回もある。 軽症の場合・・・4回以下 重症の場合・・・6回以上 ○重症の場合、37.5℃以上の発熱や1分間に90回以上の頻脈 ○症状が収まる「寛解期」と悪化する「再燃期」がある。 ○1年の間でも軽症と重症を行き来することがある |
| 検査 | 赤沈・・・・・上昇 CRP・・・・・上昇 白血球・・・・基準値以上 赤血球・・・・・基準値以上 血清総タンパク・・・・基準値以下 (血中アミノ酸の濃度で判定) 2012年、健康な人と炎症性腸疾患の患者では、血液中のアミノ酸濃度に違いがあることを発見。慶応義塾大学と味の素、味の素製薬は共同で開発した。 成果は米科学誌プロスワン(電子版)に掲載。 炎症性腸疾患は潰瘍性大腸炎とクローン病に分かれる。 研究チームは165例のクローン病患者と222例の潰瘍性大腸炎患者の血液を調べた。 トリプトファンやヒスチジンなどのアミノ酸の血中濃度が下がっていた。
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| 潰瘍性 大腸炎 |
idiopathic ulcerative colitis (かいようせいだいちょうえん) =大腸に原因不明の広範な非特異的潰瘍性炎症が発生する疾患。 1.壮年者に多く、男女差は少ない。 2.下痢・発熱・粘液便・膿血便・栄養障害が発生する。 3.直腸・S状結腸に初発する。連続性に上行性に波及する。 4.小腸に病変が波及することはない。 5.検査により・・・・・症状の悪化や穿孔、中毒性巨大結腸症を誘発することがあるので、検査時期に要注意。 |
| 有害 因子 |
潰瘍性大腸炎を引き起こす有害因子 (潰瘍性大腸炎に要注意の医薬品) |
| 鑑別 | 潰瘍性大腸炎・・・・・CRP上昇する。 過敏性腸症候群・・・CRP低下する。 |
| 炎症 | 悪化の仕組み 「2008年、京都大学の森泰生教授らは体内で炎症が悪化する仕組みをマウス実験で確認した。成果は6/9、ネイチャーメディシン(電子版)で発表。 炎症は病原菌が体内に侵入してきた時などに体を守るために働く機能の1つ。正常範囲なら問題はないが、何らかの原因で炎症が悪化すると[潰瘍性大腸炎]や[クローン病]などに発展する。 研究チームは炎症が起きている場所では白血球の一種である『好中球』が多く集まり腸管などの組織を傷つける物質を出すことに着目。 好中球を呼び寄せる仕組みをしらべた。その結果、炎症個所にいて異物を食べるマクロファージの細胞表面にある『TRPM2』というタンパク質が働くと、好中球を呼び寄せる[ケモカイン]というタンパク質が作り出されることが分かった。 実験ではある化学物質をマウスに与えると潰瘍性大腸炎を発症し[血便]や[体重減少]などが起きたが、TRPM2を欠損した遺伝子改変マウスに与えても潰瘍は起きなかった。 人でも同様の仕組みが働いていると見られている。 TRPM2を一時的に抑える薬剤を開発できれば炎症の悪化や慢性化を防げると考えられている」 |
| 3つの 遺伝子 |
2009年、潰瘍性大腸炎の発症リスクを高める3種類の遺伝子が見つかった。理化学研究所と札幌医科大、東北大、九州大などのチームが見つけネイチャー・ジェネティクス電子版に11/16発表した。 潰瘍性大腸炎は自己免疫疾患に近いと分かった。 日本人患者1384人と健康な3057人のゲノムを解析して比較し見つけた。 その結果 @免疫反応を促す「FCGR2A」遺伝子 A13番染色体上野未知の遺伝子 B消化物から水を吸収する「SLC26A3」遺伝子 の変異が発症に関与していることが分かった。 |
| STAT3 | タンパク質「STAT3」を欠損させたマウスは自然免疫系が異常に活発になり、潰瘍性大腸炎などを引き起こすことを、竹田潔・大阪大学教授が発見した。→腸管免疫 |
| 診断基準 |
1975年、厚生省特定疾患潰瘍性大腸炎調査研究班の 下記の[A]の他、[B]のうちの1項目を満たすもの。 [A]持続性または反復性の粘血・血便またはその既往があること。 [B] <1>内視鏡検査により、 1.粘膜は粗Yまたは細顆粒状を呈し、もろくて易出血性(接触出血)を伴い、粘血膿性の分泌物を付着しているか 2.多発性のビラン、潰瘍あるいは偽ポリポーシスを認める。 <2>生検により、組織学的に主に粘膜に炎症性反応を認める。 「この際、同時にビラン、陰窩膿瘍(crypt abscess)や腺の配列異常及び上皮の変化を認めることが多い。」 <3>注腸X線検査により: 1.粗Yまたは細顆粒性の粘膜の表面の変化 2.多発性ビラン、潰瘍、あるいは 3.偽ポリポーシスを認める。 4.この他、腸管の狭小や短縮を認めることもある。 <4>切除手術または剖検により、肉眼的および組織的に潰瘍性大腸炎に特徴的な所見を認める。 [C]除外規定: 1.細菌性赤痢 2.アメーバ赤痢 3.日本住血吸虫症 4.大腸結核 5.放射線照射性大腸炎 6.虚血性大腸炎 7.肉芽腫性大腸炎 |
| 早期発見 | 2010年、英のイースト・アンングリア大学のチームは、高解像度で蛍光色素を検出する内視鏡を開発した。先ず患者の大腸の壁を蛍光色素で染め、内視鏡で観察すると、細菌だけが染まり検出できる仕組み。 研究チームは、163人の患者の大腸を調べ、大腸の壁に細菌感染がみられえることを確認した。 |
| 腸内細菌 |
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| 治療 | 。薬剤
・血液中の白血球を除いて炎症を抑える方法。
・3種類の既存薬の服用で『バリウム菌』を除去する手法を、大草敏史・順天堂大学准教授が開発した。患者の3/4がバリウム菌を腸内に持っている。 |
| 搾りカス |
「キリンビールと北海道大学、久留米大学の共同チームはビールの搾りカスから、激しい下利を起こす潰瘍性大腸炎に効果がある成分を発見した。ビール製造に使った後の大麦に含まれる食物繊維を患者に与えたところ、約9割で症状が改善したという。 共同チームはキリンと北大獣医学部の岩永敏彦教授、久留米大医学部の光山慶一講師。研究成果を5月に米国で開く消化器病学会で発表する。発酵させた大麦からうまみ成分を取り除いた後の搾りカスはセルロースやリグニンなどの食物繊維が豊富で、整腸作用が期待されていた。 マウスの実験で安全性と機能を確認した後、潰瘍性大腸炎の患者で効果をみた。8人の患者に十分な説明による同意を得てから1日30gずつ4週間にわたり食べてもらった。その結果、7人の患者で下利の症状が改善したうえ、潰瘍が縮小していたという。 潰瘍性大腸炎は腸内がただれて血便などの激しい下痢を伴う病気。人工肛門など日常生活で不便を強いられるケースもある。国内患者は30歳以下の若者層を中心に約50000人と推定されている。 |
| 血液 を 対外循環 |
日本抗体研究所(高崎市)は、潰瘍性大腸炎の新しい治療法を開発した。人工透析の要領で血液を体外循環させ手、炎症を引き起こす原因となる血液中の顆粒球を取り除く。 現在はステロイドを使う治療が主にとられているが、ステロイドを大量に投与するため副作用を起こす心配があった。同社は新しい治療法に使う専用医療用具「アダカラム(商品名)」の認可を厚生省からすでに取得しており、12月にも発売する予定だ。 アダカラムは直径6cm、高さ薬20cmの筒状をしており、筒の中には酢酸セルロール製で直径2mmのビーズが35000個詰まっている。ここに患者の血液を流し込んで、活性化した顆粒球を吸着させる。 1回の治療時間は約1時間で、これを定期的に繰り返すことによって治療を進める。臨床試験を担当した兵庫医科大学の下山孝教授は「副作用はほとんどない」としている。逆にステロイドの投与量を大幅に減らせるため、ステロイドによる副作用を抑えることが出来る。」 |
| LCAP | 白血球除去療法 活性化して炎症などを起こす原因となる白血球などの血液・血漿を一度体外に出し、フィルターなどを通して有害物質を濾過・吸着させてから、再び体内に戻す手法。 1回の治療は約1〜2時間の治療を週1回、5週続けるのが1クールで、保険適用は2クールまで。 LCAPのほかに、白血球の顆粒球に特殊ビーズを吸着させる「顆粒球除去療法」(GCAP)もある。 |
| 潰瘍性大腸炎に用いる漢方薬 | |
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