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| 関連情報 |
「呼吸が異常」「呼吸困難」「心身症」「息苦しい」 |
| とは? | 精神的な不安・緊張などの心理的要因から過呼吸になり、その結果、手足や唇のシビレや動悸、目眩等の症状が引き起こされる心身症の1つである。 ストレス以外にも、肺や脳神経の病気、低気圧などでも発作を起こすことがある。 症状は、ただ息苦しいだけでなく、胸のしめつけ感、手足がしびれ、全身のふるえ、口のまわりがシビレたり、めまい、吐き気、冷や汗、不整脈などを引き起こす。本人は何が何だかワケが分からないまま息ができず、声も出ない状態で助けも呼べないためパニック状態になる。 |
| 病態 | 心理的ないし身体的因子により発作的に起こる過呼吸発作と呼吸性アルカローシス |
| 検査 | PaCO2・・・・30Torr以下 動脈血pH・・・7.5以上 心電図・・・・・洞性徐脈のみ 胸部X線・・・・正常 血清電解質・・基準値 ペーパーバック法・・・CO2再呼吸で症状改善 過呼吸テスト |
| 紙 袋 を 口 に 、 吐 い た 息 吸 っ て |
●どんな症状が出るのですか? 呼吸のペースが何らかのきっかけで急激に速まると、二酸化炭素を吐き出し過ぎて、血液中の二酸化炭素の濃度が一気に下がります。こうなると手足のシビレや、軽いけいれんが起きたり、胸の痛みや、息苦しさを感じたりする。 「窒息して死ぬんじゃないか」という恐怖を感じる人も少なくありません。 →「心筋梗塞」 ●何だか怖いですね? あらかじめ言っておくと、この病気で死ぬようなことは、まずありません。 1分間に30回以上の呼吸を3分間続けると、たいていの人で症状が現れます。とはいえ、現実には、患者さんは不安になり、息をどう吸って、どう吐いたらいいかも、分からなくなってしまう。っそれで、ますます呼吸が速まり、症状がどんどん強まってしまうのです。 ●そんなときはどう対処したらいいのでしょういか? 二酸化炭素が減りすぎているのですから、基本的にはこれを増やせばいいのです。紙袋を口に当て、二酸化炭素が多く含まれている呼気(吐いた息)を吸う。原始的ですが、これがかなり効果的です。後は落ち着いて呼吸のペースを落としていく。抗不安薬も、症状に伴う不安や緊張などを抑えるのに有効です。 ●なぜ、呼吸のペースが速まってしまうのですか? 疲労や睡眠不足など、体のストレスがきっかけのこともありますし、急に不安に襲われた、驚いた、緊張したといった心理的ストレスが原因のこともあります。気がついたら呼吸が荒くなっていた、というケースも少なくありません。 ●発症しやすいタイプは? 以前は10代後半から20代の若い女性に多いと言われていましたが、最近は男性や子供、年配の方もよく見られます。性格的には、どちらかといえば自分の感情や欲求を抑えてしまうタイプの人に目立つようです。 ●口に当てるのは紙袋で無いとダメなのでしょうか? ビニール袋だと気密性がよすぎて、長く口に当てていると、今度は酸素が不足することもありますから。 ●この娘さんはもう3年も悩まされているということですが? 一度だけで治ることが多いのですが、最初の症状が激烈だったり、もともと少し神経質な人の場合は、「また発作が起こったら」という不安感から、再発することもあります。 ●つまり心配のし過ぎが一因と言うわけですか? でも、これは患者さんのせいばかりとは言えません。そもそも症状が激烈なので、初めての時は本人も周囲もビックリして、救急車で運ばれることが多い。なのに医師からは、「特に心配しなくていい」と言われ、発作も紙袋を口に当てているうちに収まってしまう。本人はなぜ発作が起こり、どうやって治ったか、よく分からなかった、というケースもかなりある。病気に対する理解不足も不安の原因になっているようです。 ●医師がもう少し、きちんと説明してあげたらいいのに。 患者さんも気が動転しているので、説明しても、覚えていないこともあります。病院で、発症の仕組みや治療に意味を書いた簡単な説明書きを配って読んでもらるようにするだけで慢性化はかなり防げると思うのですが。 ●完治させるには、どうしたらいいのでしょうか? 結局は患者さんが抱えているストレス要因が解消しないと、再発しやすい。日々の生活の中でちょっと肩の力を抜いてみるとか、趣味などで気分転換を図るとかが大切です。不安があれば心療内科などの専門家に相談してください。 また、脳や肺の病気やホルモンの異常など、別の要因で過換気になるケースもあります。慢性化している場合、一度は検査を受けて下さい。」 |
| ゆっくり | 呼吸で対処 図工の授業が終わりに近づいた子供たちは、描き終わった絵を片づけ始めた。まだ乾ききったいない水彩絵の具を、早く乾かそうと吹いている子供たちのなかに
一体、なにが起きたのだろうか?。呼吸は酸素を取り込むだけではなく、体から二酸化炭素を放出する重要な役割を担っている。たとえば、全速力で走ると息は大きく速くなる。それは酸素摂取と同時にエネルギーを作る過程でできた乳酸を二酸化炭素の形で吐き出すためだ。 人は呼吸を自分の意思で制御できる。フーッ、フーッと吹くとき血液中の二酸化炭素はドンドン少なくなり、脳への血流も減少する。その結果、目がチカチカしたり、頭痛を訴えることになった。息をゆっくりすれば不快な症状は消える。 精神的緊張があると脈だけでなく呼吸も速くなる。速い呼吸が自分の意思で止まらなくなり、どんどん大きく速くなることがある。二酸化炭素は減少し血液のアルカリ分が高まる。こうなると強い症状が出てくる。手指が緊張し動かなくなる。息苦しくなりどうにも身の置き所が無くなる。 これが過換気症候群という状態だ。人間は意識のレベルで過呼吸を制御できない時に、自動制御で過剰な呼吸を抑えるプログラムを持っていない。進化の過程でこうしたシステムへの必要性が少なかったのだろう。精神的ストレスが満ちあふれている現代に過換気症候群が多いのは、自然に適応してきた身体が文明社会に適応していないことに由来するのかもしれない(行岡哲男・東京医科大学教授) |
| 深呼吸 | は逆効果 急に呼吸を乱し、へたっと座り込む。 そんな場面に遭遇する機会が増えるかもしれない。 呼吸を制御できなくなって脳への血流が減って様々な障害を引き起こす過換気症候群。 不安が原因で起きる現代病の1つとされる。苦しいからと息を大きく吸うのは逆効果。落ち着いて対処しよう。 10代後半のAさんは学校で突然、息苦しいと叫んで取り乱し、病院に運び込まれた。大きな深呼吸を何度も繰り返し、手足のしびれや胸の圧迫感もあるという。「息をいくら吸っても空気が入ってこない」とパニック状態。 かっては「過呼吸症候群」とも呼ばれた過換気症候群で、呼吸の回数が必要以上に増えることで起きる。女性の患者が男性の2〜3倍と多く、特に10〜20歳代に目立つ。 正常な呼吸では、吸い込んだ空気から酸素を取り入れ、体内の余分な二酸化炭素をはき出す。このため体内で酸素と二酸化炭素のバランスが保たれている。ところが、過換気症候群になると、空気をはき出す回数が多すぎて血液中の二酸化炭素の濃度が急低下する。こうなると「血液がアルカリ性に傾いて体の機能を調整する電解質の濃度が変わり、体が動かなくなったり、胸が苦しくなったりする」と聖路加国際病院の太田大介医師は説明する。 発症の原因はよく分かっていない。
本人はパニックに陥っているので、自分の力だけで回復することが難しい。 息苦しいので、さらに大きく息をしようとする。 これでは血液中の二酸化炭素がますます減ることになり歯止めがきかない。 そこでまず、周囲の人があわてないことが大切。
紙袋の代わりにビニール袋を使ったり、口を長時間ふさいだりするのは厳禁だ。救急病院に葛根湯あけ根で安定剤や抗不安薬の注射を受けるのも有効。 発作を何回か経験すると、本人や周囲も余裕を持って対処できるようになる。過換気症候群はもともと命に関わる病気ではない。発作が起きても呼吸の筋肉が疲れてくると自然に治まってしまう。それが分かってくると、自分の気持ちをうまく操れるようになる。 ただ注意すべきは、脳腫瘍・狭心症・肺疾患・薬物中毒でも同じような発作を起こすので「発作はいずれ治まる」と油断していると、これらの病気を見逃す恐れもある。 |
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