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| 紙 袋 を 口 に 、 吐 い た 息 吸 っ て |
●どんな症状が出るのですか? 呼吸のペースが何らかのきっかけで急激に速まると、二酸化炭素を吐き出し過ぎて、血液中の二酸化炭素の濃度が一気に下がります。こうなると手足のシビレや、軽いけいれんが起きたり、胸の痛みや、息苦しさを感じたりする。「窒息して死ぬんじゃないか」という恐怖を感じる人も少なくありません。→「心筋梗塞」 ●何だか怖いですね? あらかじめ言っておくと、この病気で死ぬようなことは、まずありません。1分間に30回以上の呼吸を3分間続けると、たいていの人で症状が現れます。とはいえ、現実には、患者さんは不安になり、息をどう吸って、どう吐いたらいいかも、分からなくなってしまう。っそれで、ますます呼吸が速まり、症状がどんどん強まってしまうのです。 ●そんなときはどう対処したらいいのでしょういか? 二酸化炭素が減りすぎているのですから、基本的にはこれを増やせばいいのです。紙袋を口に当て、二酸化炭素が多く含まれている呼気(吐いた息)を吸う。原始的ですが、これがかなり効果的です。後は落ち着いて呼吸のペースを落としていく。抗不安薬も、症状に伴う不安や緊張などを抑えるのに有効です。 ●なぜ、呼吸のペースが速まってしまうのですか? 疲労や睡眠不足など、体のストレスがきっかけのこともありますし、急に不安に襲われた、驚いた、緊張したといった心理的ストレスが原因のこともあります。気がついたら呼吸が荒くなっていた、というケースも少なくありません。 ●発症しやすいタイプは? 以前は10代後半から20代の若い女性に多いと言われていましたが、最近は男性や子供、年配の方もよく見られます。性格的には、どちらかといえば自分の感情や欲求を抑えてしまうタイプの人に目立つようです。 ●口に当てるのは紙袋で無いとダメなのでしょうか? ビニール袋だと気密性がよすぎて、長く口に当てていると、今度は酸素が不足することもありますから。 ●この娘さんはもう3年も悩まされているということですが? 一度だけで治ることが多いのですが、最初の症状が激烈だったり、もともと少し神経質な人の場合は、「また発作が起こったら」という不安感から、再発することもあります。 ●つまり心配のし過ぎが一因と言うわけですか? でも、これは患者さんのせいばかりとは言えません。そもそも症状が激烈なので、初めての時は本人も周囲もビックリして、救急車で運ばれることが多い。なのに医師からは、「特に心配しなくていい」と言われ、発作も紙袋を口に当てているうちに収まってしまう。本人はなぜ発作が起こり、どうやって治ったか、よく分からなかった、というケースもかなりある。病気に対する理解不足も不安の原因になっているようです。 ●医師がもう少し、きちんと説明してあげたらいいのに。 患者さんも気が動転しているので、説明しても、覚えていないこともあります。病院で、発症の仕組みや治療に意味を書いた簡単な説明書きを配って読んでもらるようにするだけで慢性化はかなり防げると思うのですが。 ●完治させるには、どうしたらいいのでしょうか? 結局は患者さんが抱えているストレス要因が解消しないと、再発しやすい。日々の生活の中でちょっと肩の力を抜いてみるとか、趣味などで気分転換を図るとかが大切です。不安があれば心療内科などの専門家に相談してください。 また、脳や肺の病気やホルモンの異常など、別の要因で過換気になるケースもあります。慢性化している場合、一度は検査を受けて下さい。」 |
| 病態 | 心理的ないし身体的因子により発作的に起こる過呼吸発作と呼吸性アルカローシス |
| 検査 | PaCO2・・・・30Torr以下 動脈血pH・・・7.5以上 心電図・・・・・洞性徐脈のみ 胸部X線・・・・正常 血清電解質・・基準値 ペーパーバック法・・・CO2再呼吸で症状改善 過呼吸テスト |
| 関連情報 |
「呼吸が異常」 「呼吸困難」 「心身症」 「息苦しい」 |