PUERARIAE RADIX
葛根
(かっこん)

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関連情報
クズ生薬の薬性と薬向」「生薬の帰経」「臓腑の主治薬」「臓腑の引経薬

【処方名】 [葛根][乾葛]
【基原】 山野に自生するつる性多年草、マメ科クズの塊根。
マメ科Leguminosae 葛Pueraria pseudo-hirsuta Tang et Wang(クズ)の塊根を乾燥
【性味】 味は甘辛、性は平。無毒。 Q平中潤升散R
【帰経】 脾・胃経
【分類】 辛温解表薬
【薬性歌】 葛根味甘解傷寒 酒毒温瘧渇並安”
“味甘、傷寒発表、温瘧往来、渇を止め、酒を解す”
《万病回春》
効能

効果
(発汗・解熱・止渇・鎮痛)
<1>風毒の頭痛を治し
<2>汗を出させ
<3>ネ理を開いて
<4>酒毒を散らし
<5>煩渇を止める
<6>胃を開いて消化させ
<7>胸膈の熱を治し
<8>小腸の通りを良くする
<9>金瘡を治す

◎生津止渇、解肌退熱
 <1>熱病の表証、口渇
  ◆陽明経薬で邪が裏にあるときの発熱・無悪寒を治す。
  「桂枝」「麻黄」:太陽経薬で、邪が表にあるときの悪寒発熱。
 <2>斑疹初期
 <3>泄瀉痢疾
◎解肌・発表・出汗しネ理を開く。陽明経の汗をかくとき。
  「1銭を水で煎じて飲む。」
◎開胃・下食して酒毒を解かす。「水煎服。」
◎傷寒と中風の頭痛。「煎服。」
◎傷寒のはじめの頭痛・身熱に。「煎服。」
◎酒病のすべての症を治す。
  「汁を絞って1〜2升飲むと良い。」
◎消渇を治す。「5銭を煎じて飲み、又生の汁を絞って飲む。」
◎酒疸に小便の赤く渋いのを治す。
◎瘧を治す。
◎天行瘟疫の熱疾を治す。「生の根を搗いて汁を飲む。」
◎金瘡を治し痛みを止める。「末を塗り、又煎服。」
◎突発性難聴の初期。
◎冠不全:冠状動脈を拡張作用がある。
◎高血圧の随伴症状を改善する
【薬理作用】 <1>解熱作用
<2>ムスカリン様作用
(muscarinic)
  1. 副交感神経効果細胞や中枢神経系にも存在するムスカリン様コリン作動性受容体におけるムスカリンまたはアセチルコリンの作用を現す。
  2. 副交感神経作用には、以下のものがあります。
    • 心拍数や心臓の収縮性の減少
    • 気管支収縮
    • 小動脈拡張
    • 自動運動性・緊張・胃分泌の減少
    • 膀胱収縮の促進
    • 唾液腺・涙腺・汗腺の刺激
<3>パパベリン様作用
<4>鎮痙作用
<5>降血糖作用

薬能&出典
  • 《神農本草経》
    • 消渇、身大熱、嘔吐、諸痺を主り、陰気を起こし、諸毒を解す
  • 《薬性提要》
    • 肌を解し、熱を退け、津を生じ、渇を止め、ヲを収め毒を解す
  • 《本草備要》
    • 渇を止め、津を生じ、ネを開き、汗を発し、肌を解し、熱を退け、脾胃虚弱者の泄瀉、傷寒中風、陽明頭痛、血痢、瘟瘧、腸風、痘疹を治す
  • 《古方薬品考》
    • 潤通し、熱を清し、中を調える
  • 《重校薬徴》
    • 項背強急を主治し、喘して汗出ずるを兼治す
  • 《古方薬議》
    • 肌熱を解して津液を生じ、筋脈を滋して牽引を舒ぶ
  • 《中薬大辞典》
    • 陽を昇げ、肌を解し、疹を透し、瀉を止める。煩を除き、渇を止める
    • 傷寒、温熱、頭痛、項強、煩熱、消渇、泄瀉、痢疾、斑疹不透、高血圧、心絞痛、耳聾を治す


【薬対】 『葛根+括楼根』
『葛根+黄連』
『葛根+桂枝』
『葛根+山薬』
『葛根+升麻』
『葛根+白朮』
『葛根+麻黄』
漢方薬 葛根黄U黄連湯
葛根湯
葛根加半夏湯
桂枝加半夏湯
竹葉湯

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