仮面うつ病
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関連情報
うつ病」「自律神経失調症」「頭痛「性欲がない」「食欲がない」「疲れやすい」「手足がしびれる」「便秘」「過食栄養補助食品

特徴 うつ病 仮面うつ病
・うつ状態が現れる。
・身体症状よりも精神症状が前面に出る。
・うつ状態は朝強く、夕方に軽減。
・思春期や初老期に多い。
・冬〜春にかけてなりやすい。
・[躁鬱病]タイプは、陽気と陰気が交互に出現。
・身体症状が前面に出る。
・身体症状をキッカケに受診するが、身体的異常が見つからない



うつ状態
  • ・睡眠障害
    ・食欲不振
    ・下痢や便秘
    ・動悸
    ・頭痛
    ・疲労感
    ・性欲減退
    ・口のかわき
    ・吐き気
    ・体重減少(やせてくる)
・睡眠障害
・全身の倦怠感
・肩こり
・腹痛
・腰痛
・動悸
・胸苦しさ
・めまい
・食欲不振
・体重減少(やせてくる)
・頭痛(頭重)
・かすみ目
・下痢や便秘
・性欲減退
・多汗
高血圧
・生理不順
・無月経
△躁状態
  • ・睡眠時間短くても熟睡できる
    ・食欲亢進
    ・体重増加
    ・性欲亢進
    ・多尿
    ・行動が活発になる



うつ状態
  • ・不安感
    ・罪悪感
    ・決断力が無くなり、迷うことが多くなる。
    ・ものごとを悲観的にとらえる。
    ・自信喪失
    ・自虐的になる。
    ・被害妄想になる。
    ・自殺志向
    ・口が重くなる
    ・焦燥感
・新聞を読まなくなる
・テレビを見なくなる
・ものごとを悲観的に考える
・考えがまとまらない
△躁状態
  • ・爽快感
    ・気分の高揚
    ・ものごとに興味や関心が増大。
    ・疲れを知らない充実感
    ・誇大妄想
    ・多弁で陽気になる
    ・自信過剰
    ・感情も動きが激しい
    ・ハデな化粧や服装
性格 ・一直線の人がなりやすい
・几帳面で完全主義。
・まじめ・仕事熱心。
・責任感が強い。
キッカケ
など
・受験や転校。
・入学や卒業
・就職や結婚
・出産や育児
・転勤や昇進
・更年期や閉経
・学校の成績が悪化。
・肉親や友人との死別
・子供の結婚や独立などで離別

仮面うつ病 ⇒身体症状によて精神症状がマスク(仮面)されているという意味で、仮面うつ病と呼ばれている
症状 便秘食欲不振などの消化器症状、
頭痛めまいなどの神経症状、
身体各部の慢性的な痛みなどの身体症状を主として訴え、ゆううつな気分についてはあまり訴えない人。
過食 最近多いのは、ゆううつな時にそのことをそれほど自覚せず、
『むやみに食べてしまう』タイプである。
うつ病患者が『過食』をするなど以前はほとんど考えられていなかった。
逆効果 叱咤激励は逆効果
「43歳のE氏はめでたく課長に昇進した。そのことを家族は喜んだものの、几帳面で責任感が人一倍強いE氏は、ひどく重荷を背負ったように感じたという。それ以来、彼はどことなく体調がすぐれなくなった。
「頭が重い」
「手足がしびれる」
「疲れやすい」と訴えて、会社を休みがちになった。心配した家族は、E氏を連れて内科を受診した。各種の身体的な検査をしたが、何も問題はみられない。内科医はうつ病を疑い、精神科を紹介した。
E氏は、主に身体の症状を訴えている。よく聞いてみると睡眠障害があり、気力の衰え、活動力の低下も見られた。とりわけ睡眠については熟睡出来ず、明け方早々に目が覚めてしまう。また、具合が悪いのは特に午前中で、午後はいくらか良いようである。
私は、仮面うつ病と診断し、抗ウツ剤を処方した。また、しばらく会社を休み、家庭で静養するように伝えた。E氏の状態はしだいに改善し、2ヶ月ほどで職場に復帰することが可能となった。
復帰にあたり、これまで仕事に全力を出していたところを80%でとどめ、あとの20%は余力として取っておくように、アドバイスした。幸い彼は盆栽という趣味をみつけ、私生活と仕事にバランスをうまく取れるようになり、いまだに再発していない。
『仮面うつ病』とは、身体症状という仮面をかぶったうつ病のことである。身体の症状を主に訴えるため、本人はもちろんのこと、家族も周囲も「うつ病」とは思わず、内科や婦人科などを受診するのは普通である
しかし、仮面に隠れた本体はうつ病なのだから、身体の症状に見合った対症療法をいくら続けても改善しない。何よりも鬱病の治療が必要なのである。もし適切な治療をしないと、場合によっては自殺という不幸な事態に至ることもあるので注意をしなければならない。
身体の症状という仮面をかぶってはいるものの、よく見れば鬱病本来の姿は分かるものである。睡眠障害などの他に、食欲や性欲なども衰えたりする。家族や周囲は本人の態度や言動の変化に気を付けて見て欲しい。
「何となく元気がない」
「口数が少なくなった」
「外出したがらなくなる」
というような変化がみられるはずである。
こうしたとき、家族や周囲は「がんばれ」といった激励をしがちだが、慎んでほしい。叱咤激励は本人を追いつめることになり、鬱病を悪化させかねない。」