足厥陰肝経           
トップへ戻る針灸のツボ>足厥陰肝経   <12>Liver (肝) (LV)    (14穴)
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足の厥陰肝経は、
足の第1趾から起こり、足背、内くるぶしを経て陰のう部を通り、腹部へ行く。
そこから体内に入り、胃・肝・胆うぃめぐり、ノド(咽)、鼻を通って頭部へ。
目からの分枝は下行し口唇をめぐる。
脇腹からの分枝は横隔膜を貫いて肺へ行き、また下行し、胃部で肺経に交わる



足の厥陰肝経は、
胆経の分かれが足の拇指のツメの根元にきて、ここから起こり、足の内面中央を上って、陰部に入り、下腹部を通り、肝に帰属して、胆をまとい、側胸部に散布して、気管、喉頭の後ろを通って眼球に達し、頭頂にデル。眼球から分かれたものは頬、唇をめぐる。もう1つの分かれは、肝より上って肺に入る。そしてさらに下って胃のあたりまで達する
LV 経穴名 適応する症状・病名 参考
LV-1 大敦
(タイトン)
通経開竅の作用がある。
心臓痛、卒倒、テンカン、
小児のケイレン性失神の救急

尿道疾患、遺尿症、下腹部痛
宮脱、疝痛崩漏
肝経の井穴。
足の大指の端、爪甲を去ること韮葉のごとく、三毛に及ぶの中にあり。
井穴=経気が盛んで充実していて井戸のように尽きない状態。
肉が敦状になっているところにあるツボ。
「敦」=古代の太くてズッシリした黍稷を盛る器のことで、分厚い・肥厚していることを指す。
LV-2 行間
(コウカン)
舒筋理気・泄肝火・清熱鎮驚の作用。
逆上・上気を引き下げる。
足底痛、狭心症、不眠症。

頭痛、目眩、頭頂痛、青光眼、月経過多、小児驚風、肋間神経痛、盗汗
肝経の栄穴。
足の大指の間、動脉手に応ずるに在り。
「行」は通過の意味。「間」は2つに挟まれた部分。
LV-3 太衝
(タイショウ)

疏肝理気・通絡和血・清寒熱の作用。
肝臓疾患、
深部腓骨神経痛、
拇指麻痺、狭心症、
下腹部ケイレン、
腰痛、頭頂痛、目眩、
高血圧、崩漏、
閉経、乳腺炎
肝経の原穴
足の大指本節の後2寸に在り。
「太」は大きい、「衝」は要衝のこと。
肝経の原穴で、旺盛な気血がめぐることから太衝と呼ばれる。
LV-4 中封
(チュウホウ)
下腹部痛、尿閉、疝痛、遺精、陰茎痛
小便不利。
足の内踝の前、陥中に在り。足を仰向けてこれを取る。
「中」は真ん中。「封」は封鎖の意味。長母指伸筋と前脛骨筋tとに挟まれた陥凹部の真ん中にあるので、中封と呼ばれる。
LV-5 蠡溝
(レイコウ)
疝痛、小便不利、月経不順、小腿酸痛
陰部の虫が這うような痒みの特効穴。
睾丸の腫れと痛み
肝経の絡穴
内踝の上5寸に在り。
LV-6 中都
(チュウト)
崩漏、疝痛、下肢関節痛 肝経のo穴
内踝の上7寸、脛骨の中に在り。
「中」は中央、「都」はみやこで、集まる意味。また、下腿内側の中央にあるので「中都」と呼ばれる。
o穴=本経の気血がめぐりこのツボに集まる
LV-7 膝関
(シツカン)
膝関節痛 犢鼻穴(胃経)の下2寸陥中に在り。
LV-8 曲泉
(キョクセン)
膝の関節炎・リウマチ。
淋疾、尿道カタル、
膀胱カタル、子宮内膜炎、
腰腹神経痛、
大腿内側の神経痛と麻痺、
腹膜炎(骨盤性)

子宮脱、陽部痒痛小便不利、遺精
肝経の合水穴。
膝窩横紋内側上方、
脛骨内側顆の後方で大腿骨内側裂隙で、縫工筋(ホウコウキン)と薄筋の間に取穴する
合水穴は水の源で泉に例えられることから、曲泉の名が付いた。
[縫工筋]=股関節及び膝関節の屈曲。股関節の外旋。ヒトの中で最も長い筋。大腿全面で最も浅い筋。
[薄筋]=股関節の内転、膝関節内旋、および屈曲の補助。大腿の最も内側で体表の直下にある。大腿を外転すると、この筋の起始が皮膚下にハッキリ見える。内転筋群で唯一の2関節筋。停止は、半腱様筋及び縫工筋とともに鵞足(ガソク)となって停止する。
[鵞足]=縫工筋、薄筋及び半腱様筋がつくる共通の腱。
「曲」は屈曲する。
「泉」は陥凹部で経気が盛んなところにある意味。
必ず膝を曲げて取穴する。
LV-9 陰包
(インポウ)
理気活血・通調下焦の作用。
「尿の出が悪いときのツボ」

腰痛、下腹部痛、遺尿、月経不順
膝の上4寸、股の内廉両筋の間に在り。
「陰」=大腿部の内側。
「包」=包容または包蔵すること。
肝経に経気が両太腿の内側に深く潜行するので陰包の名がある。
LV-10 足五里
(アシノゴリ)
理気和血・通調下焦の作用。
緑内障、網膜炎、
脳動脈硬化症

腰・下肢の神経痛・麻痺
陰嚢湿疹、尿閉、遺尿

小腹部の脹れと痛み
気衝(胃経)の下3寸、陰股の中の動脉に在り。
「里」=居住地の意味。
脾経の箕門穴の上5寸にあるでの、五里と呼ぶ。
LV-11 陰簾
(インレン)
股痛(内側)、白帯、月経不順 気衝(胃経)を去ること2寸、動脉の中にあり。
LV-12 急脈
(キュウミャク)
疏肝止痛・理気導疝の作用。
脾臓と胃に関する主治穴

陰茎痛、子宮脱、下腹部痛股痛(内側)
LV-13 章門
(ショウモン)
疏肝調脾・清熱利湿・活血化の作用
胃腸病、肝臓病、脾腫、
腹膜炎、腹水、
卵巣疾患、肋間神経痛
脾経の募穴
「章」=明らかな意味。
この経穴は脾経の募穴で脾から栄養を受けているため、五臓の疾患はすべてこの経穴で治せるという。
効果がハッキリしているところから章門と名づけられた。
LV-14 期門
(キモン)
疏肝調脾・理気活血の作用。
肝臓疾患、胆嚢疾患、消化不良
胸膜炎、肋間神経痛、
肺炎、喘息、
気管支炎で咳嗽頻発する者、
出産後に悪露滞留するを治す
肝経の募穴
「期」=一週すること。
人体の気血は肺経の中府を出発して、諸経絡をめぐり、12経凡てをめぐり一周する。足の厥陰肝経が終点であるため、期門と名づけられた。
肝経・脾経・陰維脈の交会穴。
足の厥陰肝経の穴歌
 足の厥陰、13穴。
 太敦に起こり、行間に接(まじ)はる。
 太衝、中封、蠡溝に注ぎ。
 中都、膝関、曲泉収まる。
 陰包、五里、陰簾に走り。
 章門、期門、啓(ひら)く。
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