肝硬変の肝臓画像

肝硬変
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関連情報
原発性胆汁性肝硬変(PBC)肝機能障害」「肝性脳症」「GOT値が高いバチ指」「クモ状血管腫」「女性化乳房」「食道静脈瘤」「腹水」「ヒアルロン酸」「人喰いバクテリア高脂血症」「クモ状血管腫」「夜間尿」「チアノーゼ」「皮膚の色」「単球増多」「溶血性貧血」「食道静脈瘤」「つめ」「乳房が大きくなる」「ウイルソン病」「亜鉛」「血小板減少症」「ステロイドウコン」「有機ゲルマニウム」「田七人参」「栄養補助食品

肝硬変 肝炎や肝細胞を破壊する化学物質・微生物による慢性肝炎の結果として引き起こされる肝障害で、肝細胞は線維性あるいは脂肪性結合組織に置き換えられる。
病態 慢性肝障害の結果、肝小葉構造が改築され偽小葉を形成した状態をいう。
症状
  • 手掌紅斑
  • バチ指
  • 白色爪・・・(爪甲全体がすりガラス様に白くなる)
  • 女性化乳房
  • 浅黒い
    • (顔面・手足など日光に曝される部分が、黄疸がなくても、浅黒く汚くなる)
  • クモ状血管腫
    • 肝硬変になると本来なら肝臓を通り抜けてから心臓に戻るべき血液が別のルートをたどることがある。その1つに、臍静脈は腹壁の皮下静脈とつながっていて血液は臍周囲の皮下の静脈を通過して心臓に戻る。このとき臍を中心に怒張し蛇行するミミズが這ったような静脈を多くみることになる。これをメズサの頭と言っている。メズサはギリシャ神話に出てくる怪物で、頭髪がヘビになっていて、これをみた男は石になるという。クモ状血管腫は血液が肝臓を迂回していることを示している(メズサの頭)

門脈亢進で鬱血した血液が、肝臓を経由しないで大静脈系へに環流する側副路(バイパス)となる経路が3つある。
  • @食堂の下部を通り大静脈へ
    A直腸の下部を通り総腸骨静脈へ
    B肝臓の下面から臍の周囲の皮静脈を経て上大静脈・下大静脈へ
・・・この3カ所の静脈に大量の血液が流れると、
  • @食道静脈瘤とその破綻による大出血
    A直腸静脈叢の拡張による痔核と痔出血
    B臍を中心とした方丈線の静脈の怒張(メズサの頭)を生ずる

症状は
   黄疸
   下肢の浮腫
   出血傾向
   薬剤感受性の増大などがある。

肝硬変の患者に糖尿病に似た血糖値の異常が見られるアミノ酸
検査 GOT・GPT:
  @GOT>GPT
  A基準値内のこともある
アルブミン・・・低下
コリンエラスターゼ・・・低下
コレステロール・・・・・低下
γ-グロブリン・・・・・上昇
ZTT・・・・・・・・・・・・上昇
ビリルビン・・・・・・・比代償期に上昇
ICG試験・・・・・・15分停滞率上昇
プロトロンビン時間・・・延長
ヘパプラスチンテスト・・延長
血算:
  ・汎血球・・・減少
  ・血小板・・・減少(10万/µl以下)
HCV抗体
HBs抗原
腹部超音波
肝生検
進行度 2009年、産業技術総合研究所糖鎖医工学研究センターと名古屋市立大学などの研究チームは、肝炎の進行度合いを血液検査で調べる手法を開発した。
従来の手法は肝臓に細い針を刺して細胞を取る方法(肝生検)だった。
開発した手法は肝細胞にある糖鎖を手掛かりに、「肝硬変」や「肝臓ガン」に進行するリスクを血液の検査で判断する。
一般的に肝炎ウイルスに感染すると25年ぐらいで肝硬変に進み、ガン化する危険性が高まる。
肝炎ウイルスに感染した肝細胞は徐々に線維化を起こして働きが悪くなる。研究チームはこの状態で『AGP』と呼ぶタンパク質にくっつく2種類の糖鎖量が変化することを突き止めた。
肝炎の進行度合いの異なる患者約120人から採血して調べた。その結果、実際に肝硬変かどうか9割以上の正確さで判定できた。
成果は、10/3の日本癌学会で発表。
(シノビオリン)
2010年、東京医科大学の中島利博教授と聖マリアンナ医科大学尾チームは、肝硬変の症状進行に関わるタンパク質を見つけた。
細胞内の酵素タンパク質の一種で、組織の線維化を促している可能性がある。
肝硬変との関連が判明したのは『シノビオリン』と呼ばれるタンパク質。細胞内でできた余計なタンパク質を分解する働きを持つ。
過剰に存在すると細胞内の物質分解・再生産のサイクルを崩すことがあり、関節リウマチの原因物質としても知られている。
リウマチは細胞の線維化を伴う。そこで、幹細胞が線維化する肝硬変にも関連している可能性があるとみて調べた。
患者の肝臓の組織を観察し、健康な人に比べてシノビオリンが多く働いていることを確認した。
シノビオリンを通常の半分しか作れないマウスを作製し、特殊な薬剤を注射して肝硬変を起こさせる実験では、通常のマウスに比べて、肝臓の線維化が抑えられ、肝硬変になりにくいことが分かった。
分類 <1>アルコール性
<2>原発性胆汁性肝硬変(PBC)
<3>心臓性
<4>胆汁性
門脈 門脈系と体循環系の吻合
門脈系と体循環系とは、いくつかの場所で吻合している。
  • 食道付近
    • 胃冠状静脈と奇静脈に注ぐ食道静脈が吻合する。
  • 腹壁
    • 臍傍静脈と腹壁の皮静脈(下腹壁静脈、浅腹壁静脈など)が臍の周囲で吻合する
  • 直腸付近
    • 下腸間膜静脈へ注ぐ上直腸静脈が吻合する。
肝硬変などによって門脈圧が亢進すると、門脈系から体循環系の血液が流れ などの症状が現れる


肝硬変の診断基準
(1) 肝硬変症の診断基準は形態学的所見が中心となり、病理組織学的に、結節形成門脈と中心静脈を結ぶ線維隔壁形成、小葉構造の改築を肝全体にびまん性に認める。
(2)臨床的
慢性の経過をとり、肝細胞機能障害と門脈圧亢進症がみられる。
所見
1.クモ状血管腫
2.手掌紅斑
3.女性化乳房
4.食道静脈瘤
5.腹壁静脈怒張
6.腹水
7.肝腫
8.脾腫
(3)臨床検査
  1. 腹腔鏡による肝表面の肉眼的診断が有用
    • 以下の所見あり。
      1.結節状表面
      2.左葉肥大
      3.右葉萎縮
      4.脾腫
  2. タンパク代謝
    1. 血清アルブミン(↓)。
    2. IgG(↑↑)。
    3. γーグロブリン(↑)。
    4. .A/G(↓↓)
  3. 脂質代謝
    1. リポタンパクリパーゼ(↓)
    2. .LACT(↓)
  4. ホルモン代謝
    1. 女性化乳房
    2. 睾丸萎縮
  5. 線維化マーカ
    1. ヒアルロン酸
      • 肝硬変の病態と進行度(慢性肝炎から肝硬変への移行)の判定に良いマーカーとなる。
    2. フィブリノゲン(Fl)
    3. FSP1
      • 2010年、米カリフォルニア大学サンディエゴ校のチームは、肝臓が線維化して肝硬変になるときの目印とされていたタンパク質が、指標にならないことを突き止めた。むしろ肝臓の中で炎症性の白血球やマクロファージが増えていることを示す指標として使えるという。
      • 肝臓が線維化したときにできる線維芽細胞にあるとされる「FSP1」というタンパク質。ヒトとマウスの肝臓細胞で詳しく調べたところ、FSP1の無い上皮細胞が線維芽細胞になることを確認した。
      • 研究チームは“線維化しているかどうかをFSP1をもとに判断できない”と指摘。


原因 <1>肝炎ウイルス(B型・C型)
<2>アルコール
注意 魚の生食に注意・・・人喰いバクテリア
ウコン
移植 生体肝移植
「費用は2000万円健康保険はきかないので全額自己負担です」
今春、大学病院の説明を受けた中国地方在住の会社員Tさんは、言葉を失った。C型肝炎による重い肝硬変の夫に、自分の肝臓の一部を生体肝移植を決断した直後のことだった。
生体肝移植は1989年以来、症例を重ね、98年には一般の保険扱いとなった。ただ、肝硬変は保険対象が15歳以下の患者に限られている。
病院職員は「肝硬変で年間1万人以上が亡くなっており、移植を保険対象にすると財政が破綻する」と説明。夫の退職金もつぎ込んだTさんは「お金がない人が助からないような保険制度はおかしいい」と憤る。
医療技術の保険適用にあたり厚生労働省は
  @有効性
  A安全性
  B普及性
  C効率性
  D技術成熟度
・・・の観点から総合的に検討しているという。
適用の可否を審議する同省の中央社会保険医療協議会(中医協)では、「生体肝移植への全面適用は、臓器提供は当然との圧力が家族らにかかりかねない」「(要望の強い)不妊治療への保険適用も、女性は必ず子供を産むべきだとの空気を強める」といった慎重論があるという。共通するのは「保険適用の基準が複雑になってきたことだ」と出月康夫・東大名誉教授は指摘する。
HGF 兵庫医科大第一外科(岡本英三教授)の研究グループは、肝臓の再生を促す肝細胞増殖因子(HGF)が、肝細胞の線維化を抑制することをラットの実験で確認、1日発行の科学誌「ネイチャーメディシン」で発表した。
肝臓の細胞が線維化し治療が困難とされる肝硬変。線維化を引き起こすのはコラーゲンが原因。肝硬変のラットにコラーゲンの生成を抑える薬を投与して症状が改善させることに新津洋司郎・札幌医大教授らにグループが成功した。
成果は2008年3/31のネイチャー・バイオテクノロジー電子版に発表。
肝硬変は肝炎の慢性化などでコラーゲンが過剰に分泌されて起きる。
新津教授らは、遺伝情報を写し取るRNAの働きでタンパク質合成を抑制する『RNA干渉』という減少に着目し、コラーゲン生成を促す遺伝子の働きを抑えるRNA断片を設計した。これをリポソームという人工膜で包んで、肝臓の中でコラーゲンを作る細胞が取り込みやすいようビタミンAを結合、肝臓内のコラーゲン生成だけを抑制する役を開発した。
肝硬変のラットを使った実験では、薬を投与しなかった60匹が約40日で全滅したのに対し、薬を毎週注射した12匹は生き続け、約5週間で肝臓が正常な状態に回復、副作用もなかった。


門脈圧亢進症  portal hypertension
  • 門脈を経て肝静脈に下大静脈に流入するまでの間で狭窄・閉塞を来して門脈圧が異常に上昇した状態。
    門脈は膵臓や腸から肝臓につながる血管で、血液を心臓に戻す静脈だ。肝臓の病気などが原因で門脈の血行に異常が起き、門脈の血圧が高くなるのが門脈圧亢進症。肝臓を通れなくなった血液は門脈から異常な経路を通り、心臓へ戻るようになる。その結果、食道や胃の血管に瘤のような静脈瘤ができる。静脈瘤から多量に出血すると、最悪の場合、死に至る。
  • 原因:
    • 肝硬変や肝炎などの肝臓病と自己免疫異常。
    1. 肝硬変
    2. 特発性門脈圧亢進症(Banti病)
    3. Budd-Chiari症候群
    4. 肝静脈閉鎖
  • 症状:
    • 下血
      食道静脈瘤・腹壁静脈怒張などの側副血行路の形成
      吐血
      脾腫
      腹水が溜まる
      脾機能亢進に伴う血小板・白血球・貧血など。

非代償性肝硬変の重症度評価 (Child-Pugh分類)
項目 1点 2点 3点
脳症 ない 軽度 ときどき昏睡
腹水 ない 少量 中等量
血清ビリルビン値(mg/dL) 2.0未満 2.0〜3.0 3.0超
血清アルブミン値(g/dL) 3.5超 2.8〜3.5 2.8未満
プロトロンビン活性値(%) 80超 50〜80 50未満
  • 各項目のポイントを加算。その合計点数で分類する。
    • A:5〜6点
    • B:7〜9点
    • C:10〜15点


非代謝性肝硬変に使用不可の薬 利尿薬の過量投与・・・・肝性脳症を誘発する恐れあり。
C型代償性肝硬変 C型肝炎ウイルスの感染により、肝不全や肝幹細胞ガンへとつながる病気。
2010年、中外製薬は、C型肝炎ウイルス血症の治療薬「ペガシス」を、抗ウイルス薬「コペガス」と併用してC型代償性肝硬変ウイルス血症にも使えるように厚生労働省に申請した。
コペガスがウイルスの感染力を弱めることで炎症を抑え、症状の進行を止める効果が期待されている。
ペガシスの主成分のペグインターフェロンは、C型肝炎治療に使われるインターフェロンをポリエチレングルコール(PEG)で覆うことで穏やかに体内に吸収される。


【宝石療法】 カーネリアン
血小板 血小板と肝硬変とは、相関性がある。
血小板が増加する薬物

肝硬変の漢方薬
漢方薬
  1. 茵k蒿湯
    1. 非代償性肝硬変
    2. (黄疸・浮腫)
  2. 茵k五苓散
    1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱なし)
  3. 茵k五苓散+小柴胡湯
    1. 非代償性肝硬変
    2. (黄疸・浮腫)
  4. 茵k五苓散+補中益気湯
    1. 非代償性肝硬変
    2. (黄疸・浮腫)
  5. 加味逍遥散
  6. 九味檳榔湯
    1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱あり
  7. 荊芥連翹湯
    (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急、)
  8. 桂枝加芍薬湯
    1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる)
  9. 桂枝茯苓丸
    1. (血、夜増悪、腹直筋痙攣、下腹部の抵抗)(血症状に)
    2. 代償性肝硬変
  10. 血府逐丸
  11. 牛車腎気丸
    1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる、)
  12. 柴胡加竜骨牡蛎湯霊芝紅参
  13. 柴胡加竜骨牡蛎湯+陳久散
  14. 柴胡桂枝湯
  15. 柴胡清肝散
    1. (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急、)
  16. 柴苓湯
  17. 四逆散
  18. 芍薬甘草湯 
    1. (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急、)
  19. 小建中湯
    1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる、
  20. 小柴胡湯
    1. 代償性肝硬変
  21. 十全大補湯
    1. (気血両虚、全身倦怠感、腹直筋痙攣、易疲労、栄養不良、貧血傾向)
  22. 真武湯
    1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱なし)
  23. 疎経活血湯
    1. (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急、
  24. 大柴胡湯
  25. 大防風湯
    1. (気血両虚、全身倦怠感、腹直筋痙攣、易疲労、栄養不良、貧血傾向)
    2. 代償性肝硬変
  26. 通導散
    1. (血、夜増悪、腹直筋痙攣、下腹部の抵抗)
  27. 桃核承気湯
    1. (血、夜増悪、腹直筋痙攣、下腹部の抵抗)(血症状に)
    2. 代償性肝硬変
  28. 当帰芍薬散
    1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱なし(血症状に)
    2. 代償性肝硬変
  29. 人参養栄湯
    1. (気血両虚、全身倦怠感、腹直筋痙攣、易疲労、栄養不良、貧血傾向)
  30. 分消湯
    1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱あり
  31. 八味地黄丸
    1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる
  32. 補気建中湯
    1. 非代償性肝硬変
    2. (腹水)
  33. 抑肝散加陳皮半夏