肝ガン(4の3) ドクトルアウンの気になる健康情報 会員登録
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関連情報
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肝臓ガン
の治療
「肝臓は[沈黙の臓器]と言われるとおり、其の一部が障害を受けても無症状の場合が多い。肝臓ガンで症状が出るときには相当進行していることがある。
1986年、銀行に勤めるSさん(46)は腹痛を時々覚えるようになったため、近医で検査を受けたところ、肝臓の右側に直径5cmのガンの影が見つかった。精密検査の結果、門脈という血管にも病巣が広がり、肝臓の部位にも転移した進行肝臓ガンであった。
しかし幸いにも肝機能が良かったため、肝臓の右半分を一括切除した。その後91年と95年にも肝臓に影が出たので再手術とマイクロ波にょる熱凝固療法を行った。今年3月に無事退職、現在1ヶ月に1回定期検査を受けている。
 Sさんの場合、初回手術時にB型肝炎ウイルスが陽性で再手術時にはC型肝炎にも新たにかかっていた。
「日本では毎年2万人強の肝臓ガンが発生しているが、その約80%がC型ウイルス、約15%がB型ウイルスと関係した肝臓ガンで、残り5%がアルコール性肝障害である。
B型肝炎ウイルスは自分の遺伝子を人の肝ガン細胞の遺伝子に組み込ませており、B型肝炎の状態でガンが発生するため、B型ウイルス関連肝ガンは肝機能の良い若い人に発生しやすく、発見時すでに進行していることが多い。
一方、C型肝炎の場合は、そのほとんどが肝硬変を経てガンに進む。C型ウイルス関連の肝ガンは高齢で、肝機能の悪い人に多く、検査で比較的小さな状態で発見されるのが特徴だ
肝臓ガンんは現在多くの治療法があるが、ガンの広がり具合と関連肝炎ウイルスとの関係をもて治療法を選択する。B型関連肝ガンで大きいものはBさんの初回治療のように肝切除が一番である。一方C型関連肝ガンで小さい時期であればBさんの2回目、3回目の治療のように治療選択の幅が広い。
なおC型関連肝ガンはB型に比べて再発し易いが、最近インターフェロンでウイルスの除去や肝炎の沈静化をはかり再発を抑える試みがなされ、好成績を収めつつある
治療
<1>PEIT(アルコール注入法):3cm以下可能。出血する。
<2>TAE(塞栓療法)
<3>部分切除

内科的治療法
<1>冠動脈塞栓療法
<2>エタノール注入療法
<3>マイクロ波凝固療法
「肝臓ガンを、電子レンジなどに使われているマイクロ波で退治する治療が効果を上げている。ガン細胞にエチルアルコールを注入したり、手術で切除したりする従来の治療法には、大きなガンを治療出来なかったり、患者が体力を消耗、長期入院が必要に綯ったりする難点がそれぞれに有る。これに対してマイクロ波治療は、治療期間が短く、患者の負担も軽くなるという。治療の際の止血に問題を残しているが、保健医療の適用対象になったこともあり、肝臓ガンの治療法として今後、広く行われそうだ
 栃木県南河内町の自治医大消化器科では1993年から『腹腔鏡下マイクロ波凝固療法』を始めた。井戸健一助教授と川本智章講師によると、肝臓ガン患者の7割以上、71人にこの方法を用いているという。
 昨春、60歳の肝臓ガンの男性患者が転院してきた。ガンの直径は45mmと大きく、C型肝炎で肝硬変も併発していた。開腹してガンを切除すれば退院まで約1ヶ月かかるが、マイクロ波治療で8日間で退院。現在も再発は見られない。
 大阪府守口市、関西医大第三内科(井上恭一教授)の関寿人助教授は、腹腔鏡を使わない『経皮的マイクロ波凝固治療』を導入。皮膚の上から超音波を当てガンの位置を探り、針を刺してマイクロ波を照射する。腹腔鏡下の治療が腹に3つの穴を開けるのに対し、針を1本刺すだけだ。ただ、肝臓に直接超音波を当てる腹腔鏡下の治療に比べて小さいガンを見つけにくい
<4>ラジオ波焼灼法・・・急送に普及しつつある。東大病院消化器内科の導入が早かった。
<5>凍結融解壊死療法・・・慶応大病院のみ。自費負担。高圧アルゴンガスを使う

遺伝子治療
扶桑薬品工業が東京慈恵会医科大学付属病院と協力して、肝臓ガンの遺伝子治療の臨床試験を始める。治療の対象は大腸ガンから転移した肝ガン。患者の体内で抗ガン物質を増強する働きを持つ酵素シトシンデアミナーゼ(CD)の遺伝子をベクター(遺伝子の運び役)に載せて、腫瘍に注射で直接注入する。患者には体内で抗ガン剤「5-FU」に変化する薬剤(5-FC)を飲んでもらう
自滅遺伝子を酵素で刺激
「長崎大学医学部の研究グループは、肝臓ガンを対象にした新しい遺伝子技術を開発した。どんな細胞でも持っている『自滅遺伝子』を刺激、ガン細胞を殺して治療する。遺伝子を刺激するのに、普段は無害であるが条件が整った時だけ働く薬剤を使うのが特徴。この条件を作り出すのに別の遺伝子を入れる。副作用を小さく治療効果を高くできる期待がある。マウスを使った動物実験ではおよそ7割の肝臓ガンを死滅できた。臨床応用を目指すとともに、乳ガンや甲状腺ガンなど対象を拡大した研究も進めている。
長崎大学医学部付属原爆後遺障害医療研究所の山下俊一教授らの成果。『ガンシクロビル』という抗ウイルス剤を体内で酵素(チミジンリン酸化酵素)の力を借りて「自滅遺伝子」を刺激する物質に変える。
この酵素は通常、人体にはないため遺伝子を外部から導入して細胞に作らせる。酵素の遺伝子をウイルスのベクター(遺伝子の運び役)に組み込んで体に入れ、それからガンシクロビルを投与すると、酵素の働きでガンシクロビルがガン細胞の自滅遺伝子を刺激し、細胞が死ぬ。
酵素の遺伝子がやたらに働かないよう、ガン細胞内の特殊なタンパク質に反応して働くような仕掛けを組み込んでおく。このため正常細胞とガン細胞の区別無く酵素の遺伝子を導入しても、正常細胞内では遺伝子が働かず、薬剤の副作用は最小限に抑えられる。
また酵素の遺伝子には放射線の刺激で活性化する仕掛けも組み込んだ、刺激に必要な放射線量はガンの放射線療法で使う放射線量の1割以下でよ。
免疫機能を欠いたヌードマウスと呼ぶ実験動物の背中に人間の肝臓ガンの細胞を移植し、このガン組織に対して遺伝子治療を試みた。その結果、薬剤と放射線の併用で約7割のガン組織が完全に消失したという
ラジオ波焼灼法 2005年9月、約8割のシェアを持つ機器(クールチップ)が保険適用を取り消された。3割負担だったのが、全額負担になり\136000必要になる。
切除 「腹腔鏡下肝切除術」で高度先進医療に認定されている病院
九州大学病院
広島大学病院
大分大学医学部附属病院
大阪市立大学医学部附属病院
鹿児島大学病院
群馬大学医学部附属病院
兵庫医科大学病院
再発

抑制
再発しやすい
「その訳は肝臓ガンのもとであるC型肝炎ウイルスの感染、それによる慢性肝炎あるいは肝硬変を治すことが困難なためである。
 86年、大阪府下の運転手の男性Sさんが慢性肝炎と診断された、90年5月に肝臓ガンの影が見つかり、肝臓の一部を切除した。そのときC型肝炎に罹っていることが初めて分かった。94年にまた影が出て再手術。その後超音波やCTスキャンによる検査を3ヶ月に1回、血液検査を1ヶ月に1回の割合で行っていた。
 ところが96年に2つの影が出てので、今度は腹から肝臓の患部に細い針を刺し、その針先からマイクロ波を出し、熱凝固療法(電子レンジと同じ原理)を数回繰り返した、現在再発の徴候はなく、職場に復帰している

★肝臓ガンの再発には2つのパターンがある。
<1>転移:
「他のガンと同様にガン細胞が血管やリンパ管に入り、その流れに乗って肝臓の他部位に転移して大きくなる。B型肝炎ウイルスが 関係した肝臓ガンに多いタイプ。
<2>「多中心性再発」:
「ガン細胞が1カ所に発生するのではなく、多くの部位で一斉に蜂起するパターンで、肝臓ガンに特徴的である。C型肝炎ウイルスと関係が深い肝硬変の人に多い。」
再発を予測
山口大学医学部の岡正明教授らは、肝臓ガンが手術後1年以内に再発するかどうかを高い精度で予測する遺伝子診断技術を開発、横浜市で開かれている日本癌学会で発表した。早期に再発防止策を打てるようになり、生存率の向上を期待できるという。
岡教授らは、肝臓ガンの9割以上を占める肝細胞ガン患者の中から、外科手術で癌の部分をすべて摘出した患者33人を選び、ガン細胞の中の遺伝子約6000個を調べた。肝臓ガンの再発に深く関係する12種類を調べた。これらの遺伝子が体の中で活発に働いているかどうかを基準に、再発の可能性を判断する。岡教授らによると、これまでの試験では、14例中12例と高い確率で再発が予測できた。
代表的な肝臓ガンである肝細胞ガンは切除しても微小なガンまでは取りきれず、2〜3割が1年以内に再発するという。再発が予測できれば、手術後に抗ガン剤治療を組み合わせるなどして、再発を抑制できると見ている。

「2004年1月、東京大学の森口尚史特任助教授らはC型肝炎から発展する肝臓ガンの治療後にインターフェロンを投与すると、、再発の可能性が7割程度に低減することを突き止めた。東大・大阪市立大・虎の門病院など合計100名以上の早期肝臓ガン患者の臨床事例を集めて分析した」
肝臓ガン再発抑制薬
「肝臓ガンの再発を防ぐ飲み薬を岐阜大医学部第一内科が開発、有効性を確認し、米フィラデルフィアで開催中の米国臨床ガン学会で21日発表した。
 肝臓ガンは最初の1つを手術などで完全に除去しても、前ガン状態の細胞が多い為、次々に新たなガンが発生しやすいことが知られている。
この薬はビタミンAの誘導体で非環式レチノイドと呼ばれる化合物の一種の『合成ポリプレン酸』。武藤教授らは、レチノイドの発ガン阻止作用を研究中に発見した
GPT値
再発に「GPT値」が関連
「GPTを抑えれば肝ガンになりにくいことが分かってきた
レチノイド
2000年にM氏(開業医)は、肝がん摘出手術を受けた。
手術は成功したが、80%の確率で再発するといわれた。
再発の予防薬はないとのことだったが、偶然『レチノイド』という薬が副作用もなく再発予防に有効であることを知った。ただ、治験中で一般の患者には使えないという。
1年後、予想通り肝ガンが再発。その後リンパ節遠隔転移も起こし、治療手段がないと告げられた。
すべての肝ガン患者は、いつ再発するか?という不安におびえる毎日を送っており、再発治療を繰り返しながら死亡する患者数は年間3万人以上。
もし、レチノイドをすべての肝ガン患者が服用すれば、年間1万人が救われる可能性がある。にもかかわらず、2005年も治験中である。
M氏は患者会を設立した
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