検査で異常を示さない肝障害
前肝症候群
  • 肝実質には形態学的変化を認めず、
  • 肝機能検査の成績は正常範囲である
  • と いう肝障害。


●症状

全身がだるい

食欲不振(食べたくない)

右上腹部の不快感を訴える


疲労しやすい(易疲労)

根気がない


イライラする

顔色がさえない

皮膚につやがない(皮膚枯燥)


シミが多くなった

酒に弱くなり早く酔う

以上のような症状を訴えるばかりで、科学的な方法を駆使してあらゆる検査をやってみても、どこといって異常を示さない。
医学上では病気はない、ということなのだが、漢方的腹診法をやると、胸脇苦満の腹証を呈している
寺師睦宗著「成人病の漢方療法」p110〜111参照


●検査でOKでも安心できない 







肝臓の働き
  • 肝臓は体内の化学工場です。その仕事を現在の科学技術で工場を造ると、東京都全部に工場が必要になるくらい膨大な仕事をこなしています。現在の血液検査などのレベルでは、肝臓がこなしている仕事量のほんの一握りしか分かりません。

○胆汁の分泌
  • 胆汁はアルカリ性の消化液で、脂肪の消化吸収を助ける。大便の色は胆汁の色素に由来する。

○解毒作用
  • アルコール、ニコチンをはじめ、体内に入ってきた有毒物質は、肝臓で無毒化される。たとえば、消化中に作り出されるアンモニアは、そのまま血液中に混入して体内にめぐると有毒だが、肝臓で無毒な尿素に変わりやがて体外へ排出される

○栄養素の合成・分解・貯蔵
  1. 脳にとって唯一のエネルギーであるブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓が蓄え、必要に応じてブドウ糖やアミノ酸に戻して血液中に放出、血糖量やエネルギー量を調節する。
  2. ホルモンを生成したり
  3. 常に大量の血液を蓄え循環血液量が不足した時に補う






肝臓へ入るもの 肝臓から出るもの
門脈(portal vein)からは:


胃腸で消化された栄養素を血液にのせて、1分間に1000ccのベースで肝臓に運び込む

門脈は腸管から血液を運んでくる

(門脈は機能性血管)
栄養素

その人の体に合った500種類以上の栄養素を肝臓で合成し、肝静脈から全身へ送る
リンパ管からは:

腸で吸収された脂肪を肝臓へ運ぶ
胆汁

(1日500〜1000ml)
肝動脈からは:

1分間に1500ccの血液が流れ込み、酸素と栄養を補給する

腹大動脈→腹腔動脈→総肝動脈を経由してくるのが固有肝動脈で、酸素を供給する栄養血管
リンパ




 血管
通常の臓器の血管系は(動脈)→(毛細血管)→(静脈)という経路をたどるが、肝臓の血管系は
  1. 流入する血管に冠動脈(幹細胞に酸素を与える栄養血管)と門脈(腸で吸収した栄養素を肝臓に破婚できる血管)の2系統があり、
  2. 流出する血管は中心静脈から注がれる肝静脈の1系統です。



夜食をとると・・・肝臓で代謝異常が起きる
2012年、夜食など、不規則な時間に食事をとるとインスリン作用で、肝臓の「時計遺伝子」のリズムが乱れ、代謝が正常に機能しなくなることを名古屋大学の小田祐昭准教授らが突き止めた。

  • 体内ホルモンのインスリンは食後に膵臓(すいぞう)から分泌される。
  • 肝臓は腸などで消化された成分を代謝しており、インスリンの作用を受ける。

  • 研究者の間では、インスリンが肝臓の1日のリズムを調節するかどうか議論が分かれていた。
  • 小田准教授らは、ラットを使って、夜間の「活動期」、日中の「休息期」にインスリンを与え、肝臓への影響を調べた。
    1. 活動期・・・リズムをつくり出す時計遺伝子は正常だった。
    2. 休息期・・・リズムをつくり出す時計遺伝子は異常になった。






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