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乾癬



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乾癬の漢方薬



温経湯


温清飲
  1. 28歳の婦人。
    16歳の頃、全身に、汗疹のような小さい赤い発疹が出来、それが融合し、後には痂皮状になって、カユミがあった。しかしそれは1ヶ月ほどで治った。ところがそれから2年ほどたって、また赤い丘疹が四肢の伸側に散在性にでき、それからウロコの様に乾燥して、こぼれ落ちるようになった。カユミは少ないが、夜間痒いことがある。
    某医大の病院で、尋常性乾癬と診断せられて、治療を受けているが、良くならないと云う。大便は1日1行。月経は順調。
    私はこれに温清飲を与えたが、20日目頃から、漸次軽快し、4ヶ月の服用で全治した。ただ途中で、痔出血を起こしたので、これに魚腥草を加えたところ、4、5日で痔出血は止んだ。《大塚敬節》


温清飲亜鉛


温清飲消風散


消風散


大黄牡丹皮湯


桃核承気湯


当帰飲子


八味地黄丸


白虎加人参湯


六味丸




芳香療法 <1>ベルガモット
<2>メマツヨイグサ油
栄養療法 <1>亜鉛の摂取(15mg/1日)が効果的です。
<2>ビタミンC、B群、E
漢方療法 老人には当帰飲子が良く効く、
壮年には温清飲
《大塚敬節》




乾癬かんせん psoriasis
自己免疫疾患の1つ。

欧米人に多く見られる皮膚病だったが、日本人にも多くなってきた。
主に髪の生え際やひざ・ヒジの皮膚が赤く盛り上がり、
斑点の上に白く乾燥した皮膚片がくっついている。そして剥がれ落ちる。
かゆみがあるかどうかは、半々。
  • 発症時期:40〜50歳
  • 男女比:2:1

重症化すると
  • 炎症性関節炎を併発したり、
  • 膿疱性乾癬(難病指定)
になる。
  • 他人にうつることはない。
  • 発症原因の大部分は、生活要因が占める点では、糖尿病や高血圧症と似通っている。
  • 糖尿病や高脂血症では乾癬を引き起こすリスクが高くなる。
  • ストレスも症状を悪化させる。



まず、髪の生え際が赤く盛り上がり、銀白色のかさぶたができる。しばらくすると、ポロポロとはがれ落ちるようになる。「ふけ」かな?と思う。
  1. 皮膚が赤く盛り上がり、白く乾燥した皮膚片が剥がれ落ちる。
  2. 頭やヒジ・膝などに、盛り上がった赤い発疹ができて、その上に白っぽいウロコみたいなものが付着していることが多い。
  3. かゆみはある(50%)が、それほどひどくない。

皮膚の新陳代謝が通常より速くなり過ぎて、角質が分厚くなる。
  • 皮膚は乾燥や病原体などから体を守っている。
  • 皮膚では新しい細胞が常に作られ、古くなった細胞は垢(アカ)となってはがれ落ちる。正常な人では、皮膚細胞がつくられてからはがれるまで約1ヵ月かかるが、乾癬患者は4〜5日と極めて短い。

「脂漏性皮膚炎」と見分けるまで、診断に時間がかかることもある。


日本人(約90%)がかかるのが「尋常性乾癬」。
  • 尋常性とは普通という意味。

悪化すると、皮膚全体の80%以上が赤くなる「乾癬性紅皮症」になる。




雲母状銀白色の鱗屑が固着した発疹
「炎症性角化症」の1つ。
erythrosquamatous dermatoses
  1. 四肢や頭部に好発し、豆〜貨幣大のろう様の鱗屑を作る。
  2. 乾癬になっている人は、皮膚表面の死んだ細胞がはげ落ちるよりも、早新細胞が成長し、皮膚は赤みをおびて厚くなり、うろこ状になります。
  • 症状がひどくなるとウロコ状の皮膚が全身を覆っています。
    普通、痛くもかゆくもありませんが、患者は自分が不潔だ、人と違っている、魅力的でないという感情から苦しみ悩むことが多い。







(分類)
尋常性乾癬
  • 頭部や肘、膝などのこすれやすい部分に発疹。
  • 日本人の9割
  • かゆみは、出ることも出ないこともある。

関節症性乾癬
  • 皮膚症状以外に、関節の腫れ痛みがある。

乾癬性紅皮症
  • 発疹が全身に及ぶ。

膿疱性乾癬
  • 乾癬の中で、発熱や皮膚の発赤などとともに膿疱(皮膚に膿がたまったもの)がたくさん出現する病型を「膿疱性乾癬」と呼び,尋常性乾癬と区別しています。
    膿疱性乾癬は難病の特定疾患に指定されています
  1. この病気は灼熱感とともに全身に紅斑ができて、発熱することが多い。
  2. また、全身がむくんだり、 関節が痛んだりすることもあります。
  3. その後、紅斑の上にたくさんの膿疱が出てきます。
  4. さらに目の炎症(結膜炎、虹彩炎、ブドウ膜炎な ど)が一緒に出ることもあります。






皮膚に赤い発疹ができる乾癬
脂質代謝酵素の減少?


2012年、深見希代子・東京薬科大学教授らは、赤い発疹ができる乾癬に脂質代謝酵素の減少が関わっている可能性が高いことを突き止めた。

脂質の代謝などに関与する酵素「ホスホリパーゼC」を作る遺伝子を皮膚で欠損させたマウスを作製したところ、乾癬に似た症状があらわれた。

人間の乾癬は、炎症を引き起こすタンパク質「インターロイキン17」が過剰に増えるのが特徴だが、このマウスでも増えていた。

乾癬患者でホスホリパーゼCが減少していることも確認した。





治療
○ステロイド剤(炎症を抑える)

○ビタミンD(皮膚の増殖を抑える)
  • ビタミンD3の外用。副作用が少ない。

○光線療法(患部に紫外線をあてる)
・・・PUVA療法(プーバ療法)
  • 長波長紫外線を使用。
  • 効果は高いが週に2回以上の照射が必要。

○エトレチナール(内服薬)
  • 治療効果は高い。小児には成長障害を起こす。

○シクロスポリン(内服薬)
  • 効果発現が速い。腎障害がある。

○ナローバンドUVB療法
  • 中波長紫外線を使う。
  • PIVA療法より安価。

○生物学的製剤・・・「レミケード」「ヒュミラ」
  • 点滴(レミケード)や皮下注射(ヒュミラ)。
  • 重症疾患に使われる。
  • 肺炎などの副作用あり。

「ヒュミラ」
  • =リウマチ治療に使われる抗体医薬品。
    2010年、乾癬に適応拡大された。
    炎症反応に関わる「TNFα」という物質を中和する。
  • 炎症が起きている細胞には「THF-α」や「インターロイキン(IL)」と呼ぶ炎症性物質が存在する。

「コセンティクス」
  • THF-αの下流にあるIL-17に作用する。
  • 尋常性と関節症性の乾癬が対象。
  • 2014年承認。







チェック
「尋常性乾癬」「手足症候群」「老人性皮膚掻痒症」「温泉」「亜鉛」「ステロイド








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