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| 関連情報 |
「腎炎」「腎不全」「慢性腎不全」「IgA腎症」「急性腎炎」「慢性腎炎」「腎臓病」「タンパク尿」「膀胱炎」「腎盂炎」「血尿」「尿路感染症」「眼球突出」「自己免疫疾患」「亜鉛」「活性酸素」「夜間尿」 |
| 間質性腎炎(尿細管間質性腎炎) | |
| (厚生労働省) | 間質に炎症反応が起こった状態を間質性腎炎という。アレルギー性の間質性腎炎はしばしば薬剤によって起こるが、糸球体や尿細管の炎症の波及により起こることもある。 |
| 症状 | 発熱、発疹、かゆみ、疲労感、食欲不振、吐き気、嘔吐、呼吸困難 |
| 原因となる主な薬剤 | 消炎鎮痛剤(ナプロキセン)、 消化性潰瘍用剤(オメプラゾール)、 抗てんかん剤(バルプロ酸ナトリウム)など |
| 間質性腎炎 (厚生労働省) Interstitial nephritis(尿細管間質性腎炎) |
| 腎臓に炎症が起こり機能が低下する「間質性腎炎」は、主に抗生物質、抗結核薬、解熱消炎鎮痛薬、抗てんかん薬、消化性潰瘍薬、痛風治療薬などの医薬品の服用により引き起こされる場合があります。 医薬品を服用後に、次のような症状がみられた場合には、放置せずに、ただちに医師・薬剤師に連絡してください。
また、これらの症状が持続したり、その後に「むくみ」、「尿量が少なくなる」などが見られた場合は、すぐに医療機関を受診してください。 →(初期症状) |
1.間質性腎炎とは?
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| 1. 早期発見と早期対応のポイント (1)早期に認められる症状
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副作用の概要
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(6)発生機序
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(7)医薬品ごとの特徴
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| 副作用の判別基準(判別方法) (1)主要所見
判別が必要な疾患と判別方法 他の原因による間質性腎炎
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治療方法
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| 【症例】50 歳代、女性 主訴:発熱、蛋白尿 既往歴:特記事項なし 家族歴:特記事項なし 現病歴:食欲不振、心窩部痛が出現し、約1ヶ月後に悪心、嘔吐が出現、 その後コーヒー様の嘔吐、タール便を認めた。上部消化管造影にて胃潰瘍よりの出血と診断され、シメチジン600 mg の投与が開始された(投与開始日)。 投与開始8 日後、38℃を超える発熱が出現し、初めて蛋白尿(2+)を指摘された。 この際、トスフロキサシン 225 mg、ピロキシカム 20 mgを投与されたが、発熱と蛋白尿が持続するため当院受診した。 BUN 50.7mg/dL、Cr 7.67 mg/dL と、上昇を認めたため、投与開始28 日後に精査・治療目的で入院となった。 入院時現症:身長153cm、体重47kg、体温37.3℃で軽度の発熱を認めた。 血圧は130/70 mmHg、脈拍数は104/分で整。皮膚は乾燥しており、眼瞼結膜に貧血を認めた。胸部に異常を認めず、腹部は触診にて軟かつ平坦であるが、心窩部に圧痛を認めた。四肢に浮腫なく、神経学的所見に異常を認めなかった。 入院時検査所見:検尿では、白血球(1+)、蛋白(2+)、潜血(−)、沈渣にて白血球10~20 個/HPF、上皮円柱1~2 個/LPF、全視野にて硝子円柱1 個、顆粒円柱2 個であった。尿中細菌培養は数回にわたる検査にて全て陰性であり、無菌性膿尿を呈していた。赤沈は124 mm/hr と亢進していた。末梢血においては、白血球数 14700/μL と上昇し、分画では好酸球 6.0%、総数882 個と好酸球増多を認めた。 Hb 10.1 g/dL、Ht 30.2%と貧血を認め、血小板数は62.6×104/μLと著明に上昇していた。 血液生化学検査では、TP 6.8 g/dL、ALB 3.0 g/dL とやや低アルブミン血症、BUN 50.7 mg/dL、Cr 7.67 mg/dL と著明な腎機能障害を認め、尿酸も11.3 mg/dL と上昇していた。AST、ALT は正常であったが、ALP 351 IU/L、γ-GTP 57 IU/L と胆道系酵素の上昇を認めた。免疫・血清学的検査においては、CRP 34.0 mg/dL と著明に上昇していたが、RA テスト(−)、LE テスト(−)、抗核抗体10 と異常を認めなかった。 IgE については、入院時は、116 U/mL と一応正常範囲であったが、その後、57 U/mL、39 U/mL と経過を追うと低下傾向を認めた。胸部レントゲン写真はCTR 47%で心拡大等はなく、そのほか特に異常陰影は認めなかった。 腎生検所見:入院後第3 病日に施行した腎生検の光顕像、HE 染色では、標本内に、腎髄質と13 個の糸球体を含んだ腎皮質が認められた。糸球体像では、異常を認めなかった。間質には単核球細胞と少数の好酸球の浸潤および浮腫があり、一部では尿細管の構造が破壊されており尿細 管炎の所見を呈した。血管系には著変は見られなかった。 ホルマリン固定標本でMT1(anti-human T cells monoclonalantibody)、MB2(anti-human B cells monoclonal antibody)、OPD4(monoclonal mouse anti-human T cells antibody)の各抗体による 免疫染色を行ったが、MT1 染色では、間質に浸潤している細胞は、ほとんどが、MT1 陽性であり、T 細胞と考えられた。OPD4 染色では、OPD4陽性の細胞は、MT1 陽性細胞も約半数と考えられ、T4、T8 はほぼ同数と推定された。 入院後経過:本症例の急性腎不全の原因として薬剤の関与、特に経過からシメチジンの影響が強く疑われた。入院直後より薬剤投与を中止したところ、入院第3 病日よりBUN、Cr、K 等、腎機能の著明な改善を認め、入院後1 週間目には蛋白尿も陰性化し、Cr 1.18 mg/dL とほぼ正常化した。上昇していたALP、γ-GTP も第21 病日には214 IU/L、13 IU/Lと正常化した。各種薬剤によるリンパ球刺激試験の結果は、シメチジンについては、S.I.157%であり陽性ではなかったが、他の薬剤に比して有意に高い値であると考えられた。 (小荒田 秀一他. 日腎誌. 34(11):1227-1232, 1992) |
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