顆粒球減少
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関連情報
無顆粒球症」「好酸球増加」「好塩基球増加」「好中球増加」「ステロイド

顆粒球
  • 顆粒球には、顆粒球の中に充満する顆粒の色素に対する親和性によって、以下のものがある:→白血球
    • (1) 好中球
      (2) 好酸球
      (3) 好塩基球
  • 顆粒球は組織に出てから循環系に戻ることはない。
  • 組織における寿命は分かっていないが、好中球より好酸球の方が長い
(副作用で顆粒球が減少する医薬品)


好中球    →好中球増加
  • とは
    • ・顆粒は酸性色素にも塩基性色素にも染まらないので、この名がある。
      ・すべての白血球の約65%を占めている。
      ・直径0.5µmの顆粒が充満している。
      ・古くなるにつれ、核にくびれができて、6葉まで分葉することがある。
      ・骨髄で生まれた後、血管内に入り込み、血流に乗ってパトロールする。やがて、毛細血管の壁をすり抜けて、組織間質に出てくる。
      ・細菌などと遭遇すると、好中球は細菌に食らいつき、顆粒に含まれる分解酵素を使って殺菌する。(山科正平著「細胞を読む」講談社p120)
    1. アドレナリンやエンドトキシンなどの作用で貯留プールや停滞プールから動員される。
      好中球は成熟してから骨髄に止まるプールがあり、それを貯留プールという。
    2. 好中球のことを多形核白血球ともいう。棒状球が増えたり、分葉球の平均分葉核数が減ることを核の左方推移といい、増えることを核の右方推移という。
    3. 好中球は透過性の亢進した血管壁に粘着し、通過し、走化性因子の濃度勾配に逆らって炎症部位まで遊走する。
    4. 走化性因子は補体成分の他、細菌・好中球などに由来する。
    5. 異物、とくに補体成分(オプソニン)や抗体と結合した細菌に接触し、貪食する。
      貪食胞は好中球の顆粒と癒合し、顆粒内容物を放出させる。
      顆粒内水解酵素、ラクトフェリン、ペルオキシダーゼなどの作用で殺菌する。
      膜で生じる活性酸素(スーパーオキサイド・水酸基ラジカル・一重項酸素)やハロゲンが共同して殺菌にあずかる。
    6. 好中球自体も死滅し膿となる。
      放出されたタンパク分解酵素による組織破壊が進展しないように血漿α-アンチトリプシンが働く

好酸球
  • 顆粒の形状は動物で異なる。
  • 好酸球にも弱いながら貪食殺菌作用がある。
    とくに寄生虫幼虫の殺菌、抗原抗体複合物の処理にあずかる。
    大型の感染源と戦う成分が含まれている
  • 好酸球はアレルギー反応に際して肥満細胞から放出される好酸球走化因子により引き寄せられる。
  • 組織における寿命は好中球より長く、高度の浸潤があると組織障害を起こす
  • 好酸球が増加する疾患
    • [アレルギー性疾患]
      [寄生虫症]
      [皮膚疾患]
      [ある種の膠原病]
  →「好酸球減少症好塩基球増加


好塩基球
  1. 好塩基球にも運動能・貪食能があるが弱い
  2. 細胞表面にIgEレセプターがあり、アレルゲンが付着すると脱顆粒し、ヒスタミン、好酸球走化因子などを放出、ロイコトリエンを産生、アナフィラキシー反応を起こす。
    その顆粒には、ヒスタミンとかヘパリンなどの局所の血管を拡張させる作用を持つ物質を含んでいる。
  3. 遅延型過敏反応にも関与する
  4. 好塩基球が増加する疾患
    • [慢性骨髄性白血病(好中球・好酸球ともに上昇する)]
      [甲状腺機能低下症]
  →好塩基球増加

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