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かぜ(感冒)





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カゼに用いる漢方薬
劇症溶連菌感染症
過敏性肺臓炎
インフルエンザ
小児のかぜ






かぜ漢方薬
1>オウゴントウ
  1. 感冒・下痢・太陽少陽病・腹痛。

2>カッコウショウキサン
  1. 夏かぜ
  2. 春寒く、夏冷え、秋暑く、冬温なるは四時不正の気である。時気に当たったものは皆これを用いて良い《矢数道明》

3>カッコンノウゴノウレントウ
  1. 感冒・発熱・汗出・裏熱・心下痞硬 <脇>

4>葛根湯
  1. 頭痛発熱悪寒・肩こり・無汗。
  2. 感冒初期。
  3. 悪寒発熱頭痛・無汗・身体痛・項背強急・脈浮緊
  4. “微似汗<ビジカン>” 服用後、汗ばむと早く治癒する。流れるような汗<タオルでふく様な汗>はよくない。
  5. 熱のある病を温めて治す手法。

5>
葛根湯プラス桔梗石膏
  1. 風邪でノドがヒリヒリ痛い

6>銀翹解毒丸
  1. 発熱・無汗・口渇・咳嗽・咽痛

7>桔梗石膏
  1. 咳嗽、咽頭痛、化膿するもの。

8>九味檳榔湯
  1. <胃腸型>

9>桂枝加葛根湯
  1. 感冒・肩甲骨<酸痛>・汗出・虚証。

10>桂枝加芍薬湯
  1. からだの弱い小児の感冒で頭痛もあるという場合、桂枝加芍薬湯を用いてよいことがある。このさい心下部の痛むこともあり、臍傍の痛むこともある。脈は緩で顔には赤味がある。もしこれに動悸が伴うと小建中湯を用いる《大塚敬節》

11>桂枝湯
  1. 自然発汗があって、微熱・悪寒
  2. 虚弱者の感冒の初期。
  3. 発熱・表証・自汗・脈浮弱

12>桂枝二越婢一湯
  • 自汗ぎみ、咳嗽、熱感、虚実中間)
  • (桂枝湯+越婢加朮湯で代用)

13>桂枝人参湯
  1. <胃腸型>
  2. 頭痛発熱し、汗出でて悪風し、肢体倦怠し、心下支狽オ、水瀉傾くるが如き者は、夏秋の間に多く之れ有り。此方に宜し。《類聚方広義》

14>桂麻各半湯
  1. こじれたかぜ・咳嗽、熱感、虚実中間

15>香蘇散
  1. 頭痛・耳鳴り・めまい・食欲不振。
  2. 気うつを伴う感冒。
  3. 抑うつ・肩こり・心下痞塞感
  4. 桂枝湯葛根湯が胸につかえるかぜに。《矢数道明》
  5. 気滞を兼ねた軽症の感冒で、脈沈or細小、桂枝湯、葛根湯等よりも軽症な者に用いる。特に春先の感冒によい。先師《森道伯》翁は大正6年の流行性感冒の胃腸型に「香蘇散プラス茯苓半夏各5.0、白朮3.0」を用いて效を挙げた。《矢数道明》
  6. 脈が弱く触れにくい者。
  7. 身体虚弱な高齢者。

16>牛黄清心丸
  1. 高熱、意識障害
  2. 感染性の疾患の敗血症期

17>五積散
  1. 虚弱者の感冒
  2. 老人のかぜ
  3. 陰経傷寒にて脾胃和せず、及び寒邪に感ずるを治す。

18>柴陥湯
  1. 胸脇苦満・胸痛・気管支喘息
  2. 熱盛んな者には、プラス竹茹《勿誤薬室方函口訣》

19>柴胡桂枝乾姜湯
  1. 衰弱して血色悪く、微熱・頭汗・盗汗・胸内苦悶・疲労倦怠感などがあり、胸部あるいは臍部周辺に動悸を自覚し、神経衰弱気味で、不眠・軟便の経口があって、尿量減少し、口内がかわいて空咳などがある者。
  2. 老人または虚弱な人が、風邪をこじらせたり、肺炎になたりした場合に用いられる機会がある《大塚敬節》

20>柴胡桂枝湯
  1. 自然発汗・微熱・食欲不振・関節痛。
  2. こじれた感冒。
  3. 風邪をひきやすい者の体質改善に。《中医処方解説》
  4. 熱性病、発汗剤を服して後、嘔気ありて心悸亢進し、食欲減退し、頭痛、微悪寒等なお解せざる証《奥田謙蔵》

21>柴朴湯
  1. 咳嗽・喀痰・気うつ
  2. 大柴胡湯を用いる場合よりも、やや体格が劣勢で、胸脇苦満も軽く、便秘の傾向が無い者によい。《大塚敬節》

22>柴苓湯
  1. 発熱、口渇し、裏虚の証《雑病翼方》

23>四逆湯
  • 1男子、32歳。
    3日前感冒気味で床についた。体温は38℃余り、悪寒がした。医師は感冒と診断して、薬をくれたが、翌日は40℃近くまで体温がのぼった。そこで医師は何か重い病気かも知れないから、他の医師に相談してくれということになり、私がまねかれた。その日も体温は40℃近くあったが、患者の訴えは、ただ何となくからだが重いと云うだけで、これといって、愁訴がない。便通は昨日来ないという。尿をみると清澄であまり着色していない。悪寒もほとんど無いが、足を握ってみると冷たい。
  • その他には所見がない。
    私はこれに四逆湯を与えた。なぜか、この患者の体温は40℃になっているのに、熱のための愁訴がない。脈も熱の高いのに比較し遅である。舌も湿っている。尿も熱のある時のように着色していない。足が冷たい。これらは明らかに裏寒の状である。それにこの患者は発病前、数日間は無理をして徹夜に近い仕事をしてひどく疲れていた。
    これらの点を考え合わせて四逆湯を与えた。1時間ほどたつと、体温は40℃を越したが、それから2時間後には軽い発汗があり、次第に体温は降下をはじめ、その夜は37℃となり、翌朝は37.5℃となり、四逆湯2日分で平熱となった。《大塚敬節》

24>小建中湯
  1. 煩熱・腹痛・腹皮攣急
  2. 虚労・自汗・裏急・腹痛
  3. 冬は寒がり、夏は足をだるがり、すぐ疲れる者を目標にする《大塚敬節》
  4. 咽頭・扁桃の増殖・肥大

25>小柴胡湯
  1. 胸脇苦満・頭痛・頸項強・往来寒熱・口苦
  2. 胸やわき腹が重苦しく、疲れやすくて微熱があったり熱感と寒気が交互にあったりして、食欲少なく、ときに白い舌苔があり、悪心・嘔吐・咳嗽を伴うなどの症状がある者。
  3. 感冒その他の熱病の初期に、悪寒発熱の状がありそれが数日続いて悪寒や悪風が無くなり、熱だけとなり、口が粘ったり、口が苦くなって、食欲がなくなったり、悪心が現れたりするようになれば小柴胡湯を用いる。《大塚敬節》
  4. かぜ症候群に対する有効率は64.1%で、プラセボと比べて有意にすぐれていた(二重盲検ランダム化比較試験)

26>小柴胡湯プラス桔梗石膏

27>小青竜湯
  1. クシャミ・鼻水など分泌物が多い。
  2. 喘・表証・心下有水気・裏寒。
  3. 喘鳴を伴う咳嗽
  4. 気管支炎・気管支喘息

28>升麻葛根湯
  1. 悪寒発熱頭痛・無汗・身体痛・口渇・不眠・無咳嗽
  2. 頭痛激しきかぜ

29>参蘇飲
  1. 流行性感冒の初期、咳嗽を伴う者《矢数道明》
  2. 小児、老人、虚人、妊婦のかぜ《矢数道明》

30>真武湯
  1. 冷え・倦怠感・めまい・動悸・尿量減少・下痢。
  2. ただ陰症の傷寒の服すべきのみならず、虚労の人、憎寒、壮熱、咳嗽、下利する者も、皆宜しく之を服すべし。《雑病翼方》
  3. 体温計で測ると体温は39℃もあるのに、蒼い顔をして、寒いような格好をして、のども渇かず、悪寒があり、手足が冷え、脈に力無く、尿も着色していない者には、真武湯を用いる。《大塚敬節》
  4. 6歳の少女。風邪気味であったから、隣の医師に診てもらった。その翌日は体温が39℃を越えた。医師は肺炎になるかもしれないと云った。2、3日服薬したが、熱はますますのぼり、体温は40℃を超えて、譫語を言うようになった。そこで5日目(25日)に、私が呼ばれた。
    患者は右側を下にして、おとなしく寝ている。ときどき咳が出るが、痰は出ない。氷枕と氷嚢をあててているためか、顔色は熱病患者らしくない。体温39、8℃、舌に淡黄色の苔があり、湿っている。口渇はない。脈は浮弱で1分間120至。食欲がなく、1日に1、2回下痢している。夜になると、訳の分からない譫語を言うが、終日、だまりこくって、何の要求も、苦痛も、自らは訴えない。腹診してみると、ほとんど食事を摂らないのに、腹部は膨満していて、脱力していない。右背部に中等度のラッセルを聞き、その部にやや抵抗があるように思われる程度で、他に異常を発見しない。
    小柴胡湯を与える。2日後に往診したが、変化がない。麻黄湯とする。11/30日に往診。病室に入るや否や、これはしまったと、私は心 の中でつぶやいた。患者は少しうつむき加減に、諸手を胸に当てて、嫌な体位をとっている。顔には浮腫がみられ、蒼白くて、全く死人の様である。脈は浮大弱で、ときどき結滞している。母親の語るところによると、この朝、水様の下利便を失禁したという。体温は39、6℃あるのに、全身にまったく熱感がない。
    この患者は、はじめから真武湯で温めてやるべきだった。それを小柴胡湯で冷やし、更に麻黄湯で攻めたので、こんな状態になったのである。私はすぐ氷枕と氷嚢を除くように命じて、この患者が、漢方で言う“陰証”であって、体温は高くても、熱ではなく、寒であることをよく説明した。すると母親がいうのに、この児は始めから非常に寒がって、ちょっとでも蒲団を上げると嫌がり、便器にかかる時に、非常に寒そうにしていた。氷嚢をつけるのも嫌がったが、体温が高いので、無理に冷やしていたという。
    初診時に、悪寒の有無について尋ねたとき、この話をしてくれたらと思ったが、もう遅い。とにかく、至急に真武湯(附子1回量0.4)を1時間ぐらいの間隔をおいて2貼のませて、しばらく様子をみると顔色も良くなり、元気も少し出てきた。そこで引き続き真武湯を与え、12/4まで、毎日往診した。この間、附子の量は1日1.6gを用いた。(この例は私が35歳頃の経験で、随分思い切って附子を用いている、今の私なら、0.5位以上は用いないだろう)12/3日の朝は体温が36.8℃に下がった。発病以来19日間、39℃以下にならなかった体温が急に平温になったのに、不安を感じたが患者はすこぶる元気になった。
    ところが、その夕刻、悪寒を覚えて40.2℃に体温がのぼった。しかしこれは僅々3.4時間で、強い発汗とともに下降した。発病以来初めての発汗であった。このように午前中は平温で、夕方悪寒と共に40℃内外に体温ののぼることが、12/29日まで続いた。しかしだんだん体温の上っている自汗が短縮し、悪寒が軽くなって、12/30日には、夕方になっても、体温は37℃を突破しなかった。その後翌年の1/12まで真武湯を飲み続けて全快した。
    この患者は初めから悪寒が強く、体温は高いのに舌は湿り、脈は弱く、顔は蒼く、静かにおとなしく寝ていて何の訴えもなかった。この状態は《傷寒論》にいう少陰病で、附子を用いて温めねばならなかった症状なのである。それなのに体温計の魔術にかかって、この患者を熱と誤診して柴胡剤や麻黄剤を与えてしまった。《大塚敬節》

31>清暑益気湯
  1. 中暑<暑気あたり>・微熱・自汗・四肢無力・食欲減退
  2. 疲労倦怠感が強い
  3. 俗に云う“夏やみ”の薬で夏になると食が減じ、水っぽいものを欲しがり、手足がだるく、足の裏がほてり、時に下痢したり、大便がゆるくなったりする者を目標に用いる《大塚敬節》

32>せんきゅうちゃちょうさん
  1. 感冒・悪寒発熱・偏頭痛・頭暈・鼻塞・脈浮滑

33>大承気湯
  1. 発熱<潮熱>・腹部充実・便秘・裏実証

34>大青竜湯
  1. 発熱・無汗・身体疼痛・煩躁<甚>
  2. 桂枝湯プラス越婢加朮湯で代用

35>平胃散
  1. 胃腸虚弱でかぜを引きやすい《矢数道明》

36>補中益気湯
  1. (虚弱者)
  2. くしゃみが出る者:「プラスビャクシセsンキュウ各2.5g」《龍野ー漢方処方集》
  3. 力を労して寒に感じ、頭眩、発熱、両手ロ動し、六脈洪緩にして力無き者を治す:「プラス肉桂、芍薬」《古今方彙》
  4. 著しく疲労した者の感冒で、発汗剤の使えない者、で附子剤も使えないというものによい《矢数道明》

37>麻黄細辛附子湯
  1. 全身倦怠・悪寒が強い。
  2. 冷え症ぎみの老人・虚弱者。
  3. 感冒・虚冷症・脈沈。
  4. 虚弱者・老人、のどから始まる風邪
  5. のど痛、顔色悪い、悪寒、全身倦怠感
  6. 感冒の一種にして、悪寒甚だしく、発熱微小、或いは頭に冷痛を覚え或いは希薄なる鼻涕を流し、舌は湿潤し、食欲衰えず、好んでO臥し、脈沈細なる証。《奥田謙蔵》
  7. 初期のかぜ症候群に対する麻黄附子細辛湯の効果:麻黄附子細辛湯のかぜ症候群に対する有効率は81.9%であり、対照とした総合感冒薬に比較して有意に優れていた。《EBM》

38>麻黄附子細辛湯プラス桂枝湯
  1. 感冒後に鼻症状が残りカッコントウカセンキュウシンイが無効な者。

39>麻黄湯
  1. 高熱・悪寒・関節痛・咳嗽・無汗。
  2. 葛根湯より症状が激しい。
  3. 悪寒・発熱・頭痛・無汗・身体痛・喘・胸満・脈浮緊。
  4. 体力がある者。
  5. 感冒等にして、発熱、悪寒し、脈緊にして数、喘咳を発する証。《奥田謙蔵》
  6. 余13歳の時、病家診を請ひ来たれり。たまたま長兄蘿斎他出して不在なり。王父紫峯君、汝往きて診し来るべしと命ぜらる。因って診視して帰れり。王父君その病症問ひ玉へる故、傷寒にて頭痛破るるが如く、悪寒発熱して脈浮数にして力ありと申しければ、汝何れの方を与ふるやと尋ね玉ふ。
    余、麻黄湯にてはいかがと伺ひけてば、王父君、笑みを含みでかしたりとのたまえる故、3貼調合して温服大発作すべしと命じ、便の者を帰したり。翌日診せしに大汗して苦患脱然として退けりと云ふ。余熱ある故小柴胡湯に転じたり、日がら立たず複故せり。是れ余が初陣なり。《方技雑誌》
  7. 寒気がしたり、熱が出たりするような場合には麻黄湯を用いることが多い。しかし虚弱な児童や貧血しているような患者には、用いない方がよい。このような患者には桂枝加厚朴杏仁湯や小建中湯などを用いる《大塚敬節》

40>麻杏甘石湯
  1. 喘・口渇・自汗











○アカネ・ウメ・イタドリ・イチヤクソウ・イナゴ・イブキボウフウ・ウスバサイシン・ウド・ウマ・ウメ干し・ウラジロガシ・オオバコ・オナモミ・カキドウシ・カボチャ・カミツレ・キカラスウリ・キキョウ・キク・キササゲ・ギシギシ・キュウリ・キンカン・クサノオウ・クズ・クマツヅラ・ゲンノショウコ・コオニタビラコ・ゴシュユ・コブシ・ザクロ・サフラン・サルトリイバラ・シイタケ・ジャノヒゲ・シュンラン・ショウガ・スイカズラ・スズメ・セミ・センブリ・ダイコン・ダイコンソウ・チョウセンニンジン・トウキ・ドクダミ・トチバニンジン・ナンテン・ニシキギ・ニッケイ・ニワトコ・ニワトリ・ニンニク・ネギ・ノキシノブ・バショウ・ハス・ハチク・ハマゴウ・ハマボウフウ・ヒオウギ・ヒマワリ・ビワ・フキ・ヘクソカズラ・ヘチマ・ホオノキ・ミカン・ミミズ・ムクゲ・ムベ・メナモミ・モグラ・ユキノシタ・ユズ・ヨメナ・ヨモギ
針灸のつぼ (感冒)・・・・[風門][大椎][身柱][尺沢]

“軽微なるかぜと思うと油断するな直ちにすえよ後谿、風門”
(風邪症候群)・・・[天突][厥陰兪][大杼][尺沢]
(風寒で感冒)・・・[合谷][風門][肺兪]
(気虚で感冒)・・・[足三里][気海][関元]




<1>緑色
<2>青色
<3>レモン色(慢性)




common cold=感冒
かぜ

風邪の原因となる病原体は200種類以上あり、そのうち約80%がウイルス
ウイルスというのは細菌より小さな生き物で、単独で増えることが出来ないために、ほかの生物の細胞に入り込み、それを壊しながら増える。

症状はウイルスの種類で違ってくる

かぜ症候群

(病態)ウイルスによる上気道感染


(検査)
  • ・白血球数・・・基準値〜それ以上
    赤沈・・・・基準値以上
    CRP・・・・基準値以上
    ・血清ウイルス抗体価・・・・ペア血清で4倍以上の上昇

(治療の目標)
  1. かぜは大部分がウイルスによって起こされるので、4〜9日間で自然に軽快する。
    • 抗菌薬使用の効果は得られない。
    • 抗菌薬を投与すると口腔・咽頭の常在菌の変化を来し、二次感染を助長する。
  2. 鼻炎、咽頭痛、倦怠感などの症状を改善する。


(処方例)
  1. 頭痛・咽頭痛・筋肉痛の改善
    • ロキソニン 180mg/日(経口)分3
  2. 鼻炎症状の改善
    • ジルテック 10mg/日就寝前





風邪を引きやすい
白血球に違いがあった

鼻やノドの粘膜を突破したウイルスに対し、私たちの体は血液の中の白血球で防衛する。

白血球の中のリンパ球は、体内に侵入したインフルエンザウイルスなどの異物の掃除が専門だ。

このリンパ球がしっかりと力を発揮すればウイルスを撃退出来ることになる。

風邪を引きにくい人は、風邪を引きやすい人に比べ、リンパ球活性度(リンパ球の元気さを示す値)が高い。


さらに、白血球中のリンパ球の比率にも差が出た。
  1. 一般成人の理想のリンパ球比率は・・・35%。
  2. 風邪を引きやすい人は・・・・・・・・・・・・28.4%
  3. 風邪をひきにくい人は・・・・・・・・・・・・・47.5%だった






風邪にかかりやすい体質
大阪大学の研究チームは、風邪にかかりやすい体質かどうかを左右している可能性があるタンパク質を突き止めた。
ウイルスが体内に侵入した際、感染したことを認識し免疫反応を起こしていた。動物実験での成果で、2006年4/9付けのネイチャーに掲載。

鼻やノドから細菌・ウイルスが入り込んでも、人間は病気になるとは限らない。
自然免疫と呼ぶ病原体に立ち向かうシステムが備わっているためだ。

毎年、風邪が流行していても罹りやすい人とそうでない人がいるのは、この自然免疫の個人差によることが大きい。

阪大の審良静男教授らが特定したのは細胞以内にある『MDA5』と呼ぶタンパク質。
遺伝子操作でMDA5が働かないマウスを作製し、様々なウイルスに感染させたときの反応を正常マウスと比較した。
『ピコナウイルス』と呼ぶ風邪ウイルスに感染すると、このタンパク質の働きで免疫反応が誘導された。





カゼがこじれる
リンパ球と顆粒球のバランス

リンパ球の仕事がウイルス退治なのに対し、

顆粒球の仕事は細菌の退治です。
顆粒球が細菌を退治する時に多くの活性酸素を使う。
この活性酸素が多すぎると体まで傷めつけてしまうのだ。
これが二次感染と呼ばれる症状の原因の1つとなる。



風邪の初期には、ウイルス戦のために一時的にリンパ球が増加し、治りかけると減少していく。 そして、

顆粒球リンパ球の比率が元に戻れば完治となる。


ところが、そのままリンパ球が減り、顆粒球が増えてしまうことがある。

これが風邪をこじらせた状態。


原因は
  1. 治りかけの時に無理をした
  2. 細菌の多い場所に出かけた
  こと。


自分の出番とばかりに、顆粒球が一気に増えてしまったのだ。熱が下がっても油断せず、しっかり休むようにしよう
  • (NHKためしてガッテン)





夏風邪
乳幼児を中心にした夏風邪がピークを迎えている。突然、38〜40℃の高熱が出るほか、ノドの痛みや口の中に水泡などが出来る。冬に流行するインフルエンザに比べてウイルスが長く体内に残り、体から完全に抜けるまで約1ヶ月かかる。小児科医は「治ったと思っても1週間程度は過激な運動やプールなどは控えた方がいい」とアドバイスする。
埼玉市のすずき小児科の鈴木邦明院長は23年前から旧浦和市内で内科・小児科を開業する28の医院から感染症の統計をとり続けている。「今年は出足が早かった。結果的に中規模以上の流行」と語る。「ヘルパンギーナ」という夏風邪の一種だ。21日までの最新集計では中規模の流行だった昨年より約50人増の1069人になった。

ヘルパンギーナは全国で広まっている。国立感染症研究所が集めている全国の統計でも6月中旬から7月にかけて増え続けている。

夏風邪の代表は、
ノドの奥の周辺に灰白色で直径が1〜2mmの水疱が出来る
ヘルパンギーナと、ノドのほか手のひらや足の裏に米粒のような水疱が出来る手足口病、目とノドが真っ赤になるプール熱だ。どれも空気などを通じてウイルス感染して発病する。

ヘルパンギーナや手足口病はエンテロウイルスが原因。
口から感染し、初期はのどの奥を攻撃して繁殖、さらに胃や腸管で増殖したウイルスが大量に大便中に排出される。
2〜3日発熱やノドの痛みが続く。
夏を最盛期として春から秋にかけて乳幼児を中心に蔓延する。

エンテロウイルスの仲間は大人にも感染し、しばしば高熱が出る。

プール熱はアデノウイルスが感染し発病する。発熱する期間が5〜7日と少し長い。喉に感染して痛みや腫れを引き起こすと同時に結膜炎を併発するのが特徴だ。名前の通りプールを介して流行するがタオルの接触でも感染する。


治療には安静が一番という。
解熱剤を飲むことがあってもそれ以外に特効薬があるわけではない。「できるだけ柔らかい食べ物を与え、水分を補給するように心がけるのがよい」(鈴木院長)という。

夏風邪をこじらせると、ウイルスのタイプによっては
無菌性髄膜炎になる。ウイルスが脳内の髄膜などで炎症を起こし、頭痛や嘔吐を繰り返す。1週間程度の入院が必要になる。予防は大便などからの感染があるため、トイレ後の手洗いが効果的。





ウイルス感染症
ライノウイルス、コロナウイルス
  • 『鼻風邪』の原因。鼻の粘膜で増えて鼻づまり・鼻水を引き起こす。
  • こじらせることはあまりないが、たびたび感染してしまう


アデノウイルス
  • 温度や湿度の変化に強い為、夏でも広がり『夏かぜ』を引き起こす
  • 大人に感染すればノド(喉)で増え、油断すると肺炎を起こすこともある
  • 子供には、のどの痛みや目の炎症を起こす『プール熱』の原因になる

RSウイルス、パラインフルエンザウイルス
  • 小さい子供に重い肺炎・気管支炎を引き起こす

コクサッキーウイルス エコーウイルス
  • 下痢をともなう風邪
  • 髄膜炎を起こすことがある

インフルエンザウイルス
  • ひんぱんに突然変異するため、免疫が出来にくく、数年ごとに世界的な大流行を起こす
  • 症状もほかのウイルスよりも重く、39℃前後の高熱、頭痛・関節痛・筋肉痛などの強い全身症状が起きる
  • 肺炎なども引き起こすことが多い
画像
のどと鼻の粘膜がウイルスの侵入を阻止している
鼻や喉の粘膜細胞には、線毛という毛がびっしりと生えている。私たちの体を守っているのは、この小さな線毛たちだ。普段、この毛は活発に動いている。その動きによって、線毛の上に広がる粘液がどんどん流れているのだ。ここへウイルスなどの異物が入ってくると、その流れに乗せ安全なところへ運び出すという仕組み。
つまり、線毛が活発に動いていれば、そう簡単にウイルスに感しないように出来ている。
ところが、乾燥した空気を吸い込み続け、粘膜が乾くと線毛の動きが鈍ってしまう。そこへ、ウイルスが入ってきても抵抗できず、侵入を許してしまいインフルエンザにかかってしまうのだ。


温度が問題


鼻やノドの粘膜の乾き以外にも、線毛の動きを弱らせる原因がある。それは温度。

ノドの温度はおよそ38℃だが、ちょっと冷やすとすぐに30℃まで下がる。すると、線毛の活動量が半減してしまうのだ。ノドを冷やすことは、そのままウイルスの侵入につながると考えて良いだろう。
鼻やノドの温度が下がるのは、毛細血管が収縮して血液が減るため。


暖かい血液が流れてこなければ当然、粘膜の温度は下がってしまう。

血流が悪くなる原因」は:


1.直接冷気を吸い込んだ
2.足や手先を冷やして、体温を保持するための自律神経が反応して血管を収縮させるため。
3.タバコ
4.急激な運動
5.イライラなども血流を悪くする。
(NHKためしてガッテン)

観葉植物
  1. 部屋の乾燥を防ぐために、加湿器などを用いると、水に含まれるカルシウムなどが空気中に発散され、それがアレルギー反応を引き起こすことがある。植物はそういった物質を含まない蒸留水を発散するので、全く無害である。
  2. 植物は、エッセンシャルオイルを放出するので、それらのアロマテラピー効果が期待できる。
  3. 悪臭をのぞく・・・植物は悪臭の元になるアンモニアや窒素酸化物などを自らの栄養として取り込み酸素と蒸留水を放出する。
  4. どんな植物が良いのか?
    「葉の面積が広く、柔らかい葉を持った、亜熱帯から熱帯地方の木陰で育つ植物と、針葉樹で花粉を出さない植物が良い」
    ポトス・ゴールドクレスト・ドラセナ・ヤシ・オモト





原因ウイルスの働きを弱める新物質・・・・MRL-2471
風邪の原因ウイルスの働きを弱める新物質を丸石製薬(大阪市)、金沢大学などが発見した。現在の風邪薬は発熱や鼻づまりを改善するだけでウイルスに作用しないのに対し、風邪を直接治す新しいタイプの薬になる可能性がある。

同社が栗村敬大阪大学名誉教授、市村宏金沢大学教授らと発見した低分子物質『MRL-2471』は、風邪の原因の約半数を占めるライノウイルスが体内で増殖するのに不可欠なタンパク質に結びつき、ウイルスの活動を抑制する。

ライノウイルスは型が微妙に異なる100種以上の仲間があるが、今回発見した物質は約20種類の仲間で増殖が抑えることを人間の培養細胞の実験で確認した。毒性も認められなかったという。





入浴をすすめる外国
熱があったり、風邪を引いたりした時、風呂に入るのはいけないと、多くの日本人が信じている。しかし、外国ではそうとは言い切れないようだ。

静岡県浜松市周辺にはブラジルから多くの人が働きに来ている。日本人医師が「シャワーや入浴をしないように」というと、「エー、何で」と困惑する。

「外国では入浴が常識です。とくにブラジルではシャワーで熱を下げるよう子供の時から教えられているようですから」と県西部鼻末医療センターの矢野邦夫・感染症科長。

米国の医学書は、熱が高い子供には解熱剤よりも、シャワーやぬるま湯に入れることを勧めている。

風邪を引いている子供を入浴させて問題がないか。1994年に自治医科大学教授だった五十嵐正紘さん(地域医療学)を班長とする厚生省の「ありふれた病気」研究班が調査に取り組んだ。
五十嵐さんと岡山雅信・同大助手は全国の小児科医(約270人)に「かぜの子供に入浴させるか?」と聞いた。「させる」はたった4%で、「絶対ダメ」が12%、84%が条件付きで、その9割は「熱があったらダメ」だった。」
同時に全国の保育所の3歳児クラスの父母薬250人にも尋ねた。「入れる」は14%、「入れない」が46%。洗髪を避ける、浴す通導散で遊ばせないなど「入れ方を変えて入れる」が40%だった。親は医師よりは柔軟に対応しているようだ。



入浴の結果は、
    • 「変わらない」82%、
    • 「良くなった」15%、
    • 「悪くなった」2%。

研究斑はカゼの子ども約90人を、入浴しないグループと入浴するグループに分け、入浴の影響を調べてみた。症状が出ている期間や合併症などに差はなかった。
国内の育児書の多くは風邪の時の入浴を避けるよう指導している。「
入浴は体力を奪い、風邪を悪化させると考えられているようです」と岡山さん。貝原益軒の「養生訓」(1713年)にも、熱症に入浴は良くない、とある。
矢野さんはきっぱり言う。

「銭湯からの帰り道で体が冷えた昔と違い、今は自宅に風呂やシャワーがあり、悪化の心配は無い。抵抗力が落ちているのに、細菌まみれの方が問題です。

冬に増える

冬になると風邪の患者が増える。当たり前のように考えているが、これはなぜだろうか?
温度が低く乾燥している冬の気候は、インフルエンザなど冬の風邪を起こすウイルスにとっては生き続け、増殖するのに絶好の条件だ。一方、人間にとっては不利な気候という。
鼻やのどから肺へ通じる気管の粘膜には、じゅうたんのような細かい毛(せん毛)が生えている。普段はこのせん毛が、侵入してくる異物や病原体などを外に押し出している。しかし寒さや乾燥で、このせん毛の動きが鈍くなる。又、粘膜が乾いて分泌液が減るため、ウイルスが侵入し、増殖しやすい状態になってしまう。大手前病院(大阪市)の辻野芳弘・小児科部長は「最高気温が5℃、最低気温が0℃より低くなり、湿度が50%以下になると、風邪の患者はどっと増える」と指摘する。

冬には締め切った部屋で過ごすことが多くなることも、ウイルスが広がるのに好都合だ。特に通勤電車や学校・会社など、多くの人が狭い空間にいるところでは、ウイルスをもっている人が咳(せき)やくしゃみをすると、つばなどに含まれるウイルスが飛び散って感染が広がってしまう。

暖房で空気が乾燥していると、粘膜が乾き気味になってさらに感染しやすくなる



風邪を引くと、熱が出て眠くなる。そして、グッスリ眠ると回復する
どうして?

インフルエンザウイルスに感染すると、ウイルスの遺伝子である二重鎖リボ核酸が引き金となって、インターフェロンやインターロイキンという『サイトカイン』が体内に放出される。
サイトカインは白血球や神経細胞から放出され、深いノンレム睡眠と発熱を引き起こすだけでなく、免疫を増強する作用もある。
いくつかのサイトカインはさらに、ほかの睡眠物質の生産や放出を促す。

細菌に感染して発病した時にも、発熱とともに深いノンレム睡眠が引き起こされ、レム睡眠が抑制される。細菌の細胞壁を構成する物質が人体の食細胞(マクロファージ)によって分解されると、ムラミルペプチドが出現し、これが引き金となってサイトカインの放出を促進します。

細菌の細胞壁には内毒素(エンドトキシン)と呼ばれる物質も含まれていて、ムラミルペプチドと同じように、サイトカインを介して睡眠と発熱を誘発させる。
このような研究から
睡眠免疫を強める過程と密接に関わっていることが明らかになった。

サイトカインが一方で
睡眠を、他方で免疫を増強するからだ。

ウイルスや細菌に感染した後に出現する深い眠りは、生体防御の重要な一翼を担っていることになる。
外敵の分解産物を逆手にとった、したたかな眠りといえる。


リンダ・トス博士(アメリカ)のウサギの実験

細菌に感染させた動物を長眠群と短眠群とに分けると、長眠群の方が回復率と生存率が高かった。

また、長眠群で血中の単球増加(T細胞の活性化)が起きたこれは免疫機能増強を示す指標だ。

逆に、薬物によって免疫機能を低下させると、感染後の過剰な
睡眠は誘発されなかった。

木村昌由美博士がアメリカ留学中に行った実験で、ウサギをインフルエンザウイルスに感染させると、発熱と過剰な深い眠り(ノンレム睡眠)が出現したが、やがて正常に戻った。そこで24時間後にウイルスに再感染させると、今度は、発熱もノンレム睡眠も誘発されなかった。
腸内細菌
  1. 体外からの病原菌が急性の睡眠誘発に関わるなら、私たちの体内に常在する腸内細菌ではどうか?
  2. 驚くべきことに腸内細菌の量の多少がヒトの睡眠量を左右するのです。韓国の李栄浩教授らによると、不眠症患者の腸内細菌数は不眠でない人に比べて有意に少ない。
    睡眠時間の短い高齢者も、腸内細菌が少ない。
  3. 抗生物質腸内細菌を減らしてしまった人は、短眠傾向を示す(井上昌次郎・東京医科歯科大学教授)





(抗生物質)
効果がない

風邪をひいて医師にかかると、抗生物質を出されることが多い。しかし、ほとんどの場合は効果がない。風邪の9割以上はウイルス感染で起きるとされるが、抗生物質はウイルスに効かないからだ。
医師の多くも、このことを知っている。それでも抗生物質を使うのは、「風邪の二次感染による肺炎など合併症を予防する効果がある」と言われるからだ。

93年に日本小児科学会が出した医学誌にも、「かって抗生物質の使用無意味論が強かったが、近年は二次感染の予防などの効果から使用が見直されている」と書かれている。
94年に厚生省(当時)と日本医師会が編集した「抗菌薬療法・診察の手引き」にも上気道感染(upper respiratory infection [URI])の薬物療法は「二次感染の予防が主体」とある。これでは厚生省と医師会が、不用な薬の使用を推奨しているようなものだ。

抗生物質には下痢・嘔吐・のほか、ショック、スティーブンスジョンソン症候群といった命に関わる副作用もあり、使用は慎重にしなくてはならない。



二次感染に効果が無いことを示す研究は多い。

日本呼吸器学会は2003年6月、成人気道感染症の指針の中に、風邪への抗生物質はできるだけ控えるべきと記載。
2004年5月に出す改訂版には「風邪に抗生物質は無効。細菌性二次感染の予防目的の投与も必要ない」との文章が入る。
2003.12.8《朝日新聞》

耐性菌が増えるだけ 万能薬との印象が強い抗生物質が、大部分のカゼに無効であることは、あまり知られていない。
  • 「エッ、抗生物質を出していただけないんですか?」
診察室で声を上げる母親に、小児科医は処方しない理由を詳しく説明した。
セキや鼻汁、38℃の熱などで来院した10歳の男児と母親。ウイルス性上気道炎(かぜ症候群)の典型的症状で、抗生物質が効かないケースだった。抗生物質はどんな病気にも効くと思いこんでいる患者が多い。
松島敏春・川崎医科大名誉教授は日本呼吸器学会のガイドラインに基づき、以下の症状が無いかぎり、抗生物質は使わない方がいいと話す。
  • @3日以上の高熱
    Aウミのようなタンや鼻汁
    Bひどいノドの腫れ
    C中耳炎や副鼻腔炎を合併している


ウイルス性の風邪は、十分な栄養と水分の摂取、室内の保温・保湿、十分な睡眠などを心がけて安静にしていれば、症状は数日で治まる。かぜ症候群(ウイルス性上気道炎)もインフルエンザも、ともにウイルスに感染して起きる。
  • かぜ症候群 →解熱剤などで対症療法
    インフルエンザ →抗インフルエンザ薬
    肺炎などの細菌感染 →抗生物質を投与





西

<1>アセトアミノフェン[LL][グリンケン][サラザック][セラピナ][トーワチーム][ネオアムノール][ピーエイ][PL顆粒][ヘブン][ペレックス][ホグス][マリキナ][レパロン]
<2>ダン・リッチ







カゼに用いる漢方薬
劇症溶連菌感染症」「過敏性肺臓炎」「インフルエンザ」「傷寒」「小児のかぜ」「小児の発熱」「クラミジア」「ツツガムシ」「感染症」「心の風邪」「結核








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