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| 結核 | せきやタンが2週間以上続いたら、要注意。 ■結核菌に感染すると誰でも発病するのですか? 「結核は患者がしゃべっているときに飛ぶしぶきの中に結核菌がおり、しぶきの水分が蒸発して菌の塊が空気中を浮遊すると、他人の肺に吸い込まれる可能性があります。同じ部屋にいたり、飛行機やカラオケボック、サウナなどで一緒にいると感染の危険性があります。 感染しても発病するのは10人に1〜2人。残りは菌を持ったまま発病せずに一生を過ごすことになります。ただ最近、問題なのは老人結核。高齢になって体の抵抗力が無くなり、今まで抑え込んでいた菌が糖尿病などの生活習慣病や肝臓疾患がキッカケで増殖して発病します。さらに高齢者は普段からセキや痰のある方が多く、発病しても気づきにくいのです。 |
| 結核菌 | 細菌が肺胞に入り込むと、免疫系の貪食細胞に取り込まれ分解されるのが普通。ところが、結核菌は退治されずに増殖し続ける。 取り込まれた貪食細胞を前線基地にして、他の細胞に広がって行く。 投薬されても薬の成分が細胞の中にまで届きにくいので根治が難しい。 |
| 臨床的 特徴 |
<1>発熱:発熱時に悪寒はあるが戦慄はしない。 微熱・・・・・肺結核 弛張熱・・・栗粒結核、髄膜炎 <2>白血球数:不変〜中等度増加 <3>まれに類白血病反応(栗粒結核) |
| 検査 | 1.ツベルクリン反応 2.胸部X線検査 3.結核菌検査(喀痰・胃液) 4.タンの結核菌の多少はGaffky号数(1号〜10号)で表す。 |
| 治療 | 「リファンプシン・イソニアジドなど4つの薬を同時に投与する。」 「結核の薬は10種類あるのですが、ある程度の病巣になると、それぞれの薬剤に抵抗性のある菌が少しづつ含まれています。1種類しか薬を飲んでいないと、しばらくして耐性菌が増えて再発するので、4酒類の薬を組み合わせて服用する。結核は通常の気管支炎を違い2週間で菌が無くなることはありません。そのため初めの2ヶ月は4種類の薬を、その後は3種類の薬を服用します。半年間は薬を飲み続けないと、再発する可能性が残ります。 ヒドラジッドとリファンピシンという2種類の治療薬に抵抗性がある菌を多剤耐性菌と呼んでいます。」 |
| 病態 | <1>肺結核: 「結核はほとんどが、「肺結核」として発病する。感染経路は患者の咳の吸入である。 <2>肺以外の結核もある。97〜99年の新規登録患者の中で、肺外活動性結核は約17%を占める。尿路に関する結核はそのうち約10%とされている。 『精巣結核』 「64歳のAさんは左の陰嚢の腫れと痛みのために泌尿器科を受診したが、ガンの疑いもあったので、精巣を摘出する手術を受けた。その結果は精巣結核であった」。 『前立腺結核』 「71歳のBさんは、肺ガンの手術を受けた後、尿が出にくくなり泌尿器科を受診した。前立腺肥大症と診断され薬によって一時はスムーズに排尿出来るようになったものの、急に尿が出なくなった。前立腺の細胞を針で採取する精密検査で、前立腺結核であることが分かった」。 肺以外の結核の感染経路は2つあります。 1つは結核菌が肺などから血液を通じて腎に到達し腎結核を発症する。腎から尿管、膀胱と伝わり、性器にも感染が広まる。 もう1つは、AさんとBさんのように肺から直接、血液によって運ばれ性器に達する経路である。腎から感染が始まれば通常は無症状。膀胱に炎症が及んで初めて排尿痛などの自覚症状が出てくる。 治療はいずれも、抗結核薬を用いる。肺結核の合併が無ければ通院治療が可能になる。 尿路性器の結核は、外来総数の0.1%と言われ、多くはないが、根絶されたワケではない。 |
| 感染症 | 「結核は、集団発生、院内感染、耐性菌の出現など様々な問題をはらみ、日本は新規の発生率が先進国でもっとも高い。とくに、大阪市は人口10万人当たりの罹患率が103.8人で全国平均(33.4人)のほぼ3倍。」 「結核は患者がしゃべっているときに飛ぶしぶきの中に結核菌がおり、しぶきの水分が蒸発して菌の塊が空気中を浮遊すると、他人の肺に吸い込まれる可能性があります。同じ部屋にいたり、飛行機やカラオケボック、サウナなどで一緒にいると感染の危険性があります。 感染しても発病するのは10人に1〜2人。残りは菌を持ったまま発病せずに一生を過ごすことになります。ただ最近、問題なのは老人結核。高齢になって体の抵抗力が無くなり、今まで抑え込んでいた菌が糖尿病などの生活習慣病や肝臓疾患がキッカケで増殖して発病します。さらに高齢者は普段からセキや痰のある方が多く、発病しても気づきにくいのです。 |
| 風邪? | 「70歳以上のお年寄りで、新たに結核になる人の割合が下げ止まり、その年代の人口が増えていることが、全体の新患者数を押し上げた」と結核予防会結核研究所(東京都清瀬市)の森亨所長は分析する。新患者の34%が70歳以上だ。 新潟県内の特別養護老人ホームで23人の集団感染が起きていたことが、去年明らかになった。しかも、このうち16人は過去に結核に感染しており、いったんは免疫が出来ていた。体力が弱まって免疫力も低下し、2度目の感染で発病したとみられる。 若い頃に結核に感染している人が多いお年よりの間で集団感染は起こらないと言う通説が覆された。お年寄りが集団生活する施設では、結核の検診や予防対策が欠かせないことを印象づけた。 肺結核が進行すると、痰に結核菌が大量に混じり、他人に移す可能性が大きくなる。こうした重症患者の割合は、お年寄りだけでなく、40代を除くすべての世代で増えている。 いつの時代でも、感染した後、発病する率は年代によって一定の差がある。1番高いのは免疫の出来にくい乳幼児だ。20代も高く、そのリスクは40代の4〜5倍と言われる。理由ははっきりしないが20代の集団で誰かが発病すると、他の世代より速く結核が広がる。最近、予備校内や、ドライブなどで行動を共にした友人間での集団感染が起きている。 他人に結核菌を移す恐れのある重症患者が増えた原因に、診断の遅れがある。 多くの人と接する仕事に就いていた都内在住の40代女性はその1例だ。去年の秋から咳が出始め、最初の病院で風邪、2つ目の病院では喘息ではないかと言われて治療を受けたが、ひどくなるばかりだった。4月になって3つ目の病院を訪れ、痰を調べた結果、ようやく結核と判明した。それまで何度も胸のX線写真を撮っていたが、肺に病巣のない気管支結核だったため分からなかったという。 杉田博宣・結核予防会複十字病院副院長は言う。「肺に病巣のないのは稀なケースだ。たとえ肺に病巣があっても、肺炎と間違われ、結核が見逃されることはよくある。今の医師たちは肺ガンを疑うことはあっても、結核とは思わないことが多い」 女性は「熱もなかったし、だるくもなくて、結核について抱いていたイメージとは違っていた。結核と聞いてびっくりした」と、経験した症状を振り返る。 杉田さんは「風邪のシーズンは紛らわしいが、咳が2週間以上続いたら診察を受けてほしい」と助言する。 結核かどうかは、痰を検査し、結核菌が1cc当たり数千個以上あれば、顕微鏡ですぐ見つかる。それより少ない場合、以前は1、2ヶ月かけて菌を培養するしかなかった。今は、菌の遺伝子の一部を増幅させる手法も用いられ、健康保険が適用される。 迅速な検査法も出てきたが、医師が結核を疑ってくれないことには始まらない。舞鶴市民病院の松村理司副院長は大学を卒業したばかりの医師らに、結核を視野に入れることの重要性を強く説いている。 「病院には免疫力が落ちている様々な患者が集まってくる。通常の人に比べ、糖尿病患者なら2、3倍、透析をしている人だと10倍も結核にかかりやすいと言われる。」 ●結核の感染と発病 せき・くしゃみのしぶきに含まれる結核菌が、肺に吸い込まれることによって感染する感染しても体内の防御システムが働くため、発病するとは限らない。体力や栄養状態にも左右され、感染者のうち発病するのは10人に2〜3人と言われる ●結核の病巣 結核にばる場所は肺が最も多いが、胸膜・リンパ節・脊椎・腎臓・腸・皮膚など全身のほとんどの臓器で起きる。肺以外の結核であっても、肺にも病巣があると肺結核に分類されるので、統計では肺結核が全結核の8割以上を占める。血流を通して結核菌が全身にまわる栗粒結核は例外で、肺結核に含めない。腎臓だけに病巣がとどまっている場合などは、病気が進んでも人に移す恐れはない。 |
| 飲み合わせ | 「29歳女性。結核のため、イソニアジド服用。鮮度が落ちたマグロを食べ、薬を飲んだら、頭痛と吐き気に襲われた。マグロの表面に溜まったヒスタミンを分解する酵素を、イソニアジドが止めてしまうためだ。イソニアジドはチーズや赤ワインに含まれるチラミンの分解酵素も止めてしまうため、頭痛や吐き気を引き起こすことがある |
| 体力低下 |
とストレスで発病 「大阪市内に住む主婦(52)は、小学校時代からツベルクリン反応は陽性。そのため水泳もずっと止められていたという。結婚後は家事への強い責任感から、睡眠が3時間程度という毎日を送ってきた。 そこに長女の結婚を巡る悩みが加わり、今年3月、食事がノドを通らなくなり、体重があっという間に10kg近く減り、結婚式の後、病院で結核と診断されて西区の山梨病院に入院した。 自然感染やBTC接種でツ反応が陽性になれば、一生結核にかからない、と思いこんでいる人は多い。 「それは全くの誤解。結核の免疫は複雑で、陽性の人でも体力が落ちれば発病する」と日本BCG中央研究所の矢野郁也・大阪市立大名誉教授は言う。 BCGは幼児には高い効果があるが、その後の接種には疑問が出ている。 「発病を50%程度減らす効果はあるようだが、長くても15年ぐらいしか効果は持たないと思う。新しいワクチンの開発が求められる」と矢野さんは話す。 |
| 新ワクチン | 国立病院機構近畿中央胸部機関や自治医科大学の研究グループは新しい結核ワクチンを開発し、サルを使った実験で高い有効性を確認した。この新ワクチンは免疫力が衰えた高齢者でも接種可能と見られている。サル20匹に1ヵ月に1回の割合で新ワクチンを接種、4ヵ月目に結核菌を感染させたところ、半数が生存した。ところが、ワクチンを接種しなかったサル20匹はすべて死んだ。生き延びたサルを調べたところ、結核を発症していなかった。 結核は日本国内で毎年約3万人が発症する。 ▼10万人当たり ・日本・・・・・23名 ・英国・・・・・11名 ・フランス・・9.5名 ・ドイツ・・・・6名 ・米国・・・・・5名 ・スウェーデン4名 新規に発症する人の6割を60才以上の高齢者が占めている。 治療薬は3〜4種類を半年以上、毎日継続して服用する必要があり、途中で廃薬すると菌がクスリになれて効かなくなり症状が悪化する。 発症予防にはBCG(ウシ型結核菌を弱毒化したワクチン)があるが、成人には効果が期待できないため30歳以上には通常使用しない。」2006.4.20《日経》 |
| ディーゼル粒子 | 浮遊粒子物質(SPM)による大気汚染の主因とされるディーゼル排ガス中の粒子(DEP)の長期間吸入が、結核菌に対する抵抗力を弱めることを、結核予防会結核研究所、日本医大、国立環境研究所の共同研究チームがマウスを使った動物実験で突き止めた。様々な健康影響が指摘されているDEPが、結核などの感染症の発症とも関連している可能性を示す新たな結果。 DEPは、ディーゼルエンジンの不完全燃焼によって生成される粒子状の物質で、ススのような炭素粒子の周囲に様々な化学物質が付着している。都市部では浮遊粒子状物質の大部分がDEPとされる。肺ガンや喘息などの呼吸奇病の原因となるほか、生物のホルモンの働きを乱す内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)の作用もあるとされる。 |
| 中世の結核菌 | 神奈川県鎌倉市の由比ガ浜南遺跡で出土した14世紀の人骨から、結核菌のDNA(デオキシリボ核酸)を検出することに、聖マリアンナ医大の星野敬吾助手(人類学)が成功した。エジプトのミイラなど海外では事例があるが、日本では初めて。 結核菌が骨髄に入ると骨を変形させる脊椎カリエスなどを発症する。之まで古代・中世の結核については骨の変形しか研究材料がなかった。DNAの検出技術が確立されると、より詳しく結核感染の時代的変化や地域差などが分かる。 由比ヶ浜南遺跡からは新田義貞の鎌倉攻め(1333年)の戦没者とみられる人骨が多数出土。聖マリアンナ医大などが鑑定を担当した。 星野助手らはこの中から、カリエスらしい変形のある4体と、変形の見られない6体を、それぞれ肋骨の作末して分析した結果、変形があった1体で結核菌のDNAを確認した。この遺体は50歳前後の男性で、右股関節が結核菌で破壊されていた。 脊椎カリエスと見られる骨変形は、鳥取県の青谷上寺地遺跡で出土した2世紀(弥生後期)の人骨が日本での最古。 |
| 毒素 | 2007年、アリゾナ大学医学部のチームは、結核菌が作り出す新しい毒素『MTP』を発見した。MTPは毛のような房状の粘着物質で、結核菌が人間の細胞にくっつきやすくなる。 |
| 【宝石療法】 | [真珠] |
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柴陥湯 柴胡桂枝乾姜湯 柴胡桂枝湯 小柴胡湯 人参養栄湯 |
| 関連情報 |
「肺結核」 「結核性リンパ節炎」 「結核性腹膜炎」 「結核性関節炎」 「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」 「医療」 「発熱」 「リンパ節腫脹」 「ルイレキ」 「前立腺肥大」 「精巣腫瘍」 |