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| 血管種 | =hemangioma(hem-=血、-angi=血管、-oma=腫瘍) 皮膚or皮下層に限局した腫瘍。 皮膚の真皮に、血管色素が増えて集団を作った為に、限局的に紅い局面をつくったもの。「赤アザ」とも呼ばれる。 <1>『単純性血管種』・・・ =皮膚面から盛り上がらない毛細血管の集まりで、紫紅色で赤ぶどう酒で皮膚を染めたように見えるところからポートワイン・ステイン(portwine stain)とも呼ばれる。 <2>『海綿状血管種』・・・ =皮膚面より盛り上がってこぶ状に塊をつくり、表面はイチゴのようにブツブツになっているので、ストロベリー・マーク(strawberry mark)とも呼ばれる。 |
| 就 職 活 動 容 赦 な い 言 葉 |
右の上下のまぶたを中心に周りの皮膚が盛り上がり、特にこめかみのあたりには、コブのような塊が目立つ。 「手術を受ける前は、上唇が顎の先に届くほど、今よりも顔が倍以上腫れ上がっていました。これでも、以前の姿を知っている人からは“随分きれいになったね”と言われます」 皮膚の血管が異常に増えたり広がったりして出来る血管腫は、いわゆる「赤あざ」と呼ばれる平面的なものや、子供のうちに自然に消えるものなど、種類や程度も様々。Fさんのは海綿状各血管腫といい、色だけではなく、皮膚の盛り上がりを伴うタイプだ。 東京で病院事務職の父と保健婦の母の下で育った。幼児の頃から、右の頬に赤みがあった。小学2年生になる時、小中高一貫の私立校の編入試験を受けて転校した。おっとりした校風で、誰も顔のことを触れなかった。 「自分ではあまり記憶がないのですが、1年生の時にいじめに遭って、親が気を使って転校させたのではないかと思います」初めて社会の激しい視線にたじろいだのは、大学卒業を前にした就職活動だった。 「うちがサービス業だとわかってるの?」「あなたに窓口の仕事は無理」。採用担当者の容赦のない言葉が心に刺さった。 症状の方も、中学の半ば頃から、徐々に進んでいた。ほおが腫れ、時には眠れないほど痛んだ。大学病院など何カ所も受診した。 どの医師も手術が必要という見方は同じ。だが時期は「早いほうが良い」。「成長期が過ぎるまで様子を見る」と。分かれた。結局、手術はしないまま、大学の頃には、右の顔半分が倍ぐらいに膨れるほど血管腫は大きくなっていた。 そんな折り、偶然出かけた医療講演会での形成外科医との出会いが、運命を変える。「私の病院で事務の仕事をしながら治療をしては」という勧めに決断した。就職の翌日から治療を開始。複雑に神経の絡まる血管を丹念に取り除く最初の手術は、出血もすさまじく、10時間に及んだ。 |
| 関連情報 |
「イチゴ状血管腫」 「アザ」 |