健忘症
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健忘 (健忘症) 「物忘れ」:記憶障害の1つ。 
●自分がしたことを忘れる症状。
1.逆行健忘retrograde Amnesie
2.前向健忘anterograde Amnesie
3.コルサコフ症候群 
●「記憶は以下の3つの要素から成り立っています。
<1>新しい情報を知覚し、脳裏に刻み込む「記銘」
<2>記銘したものを心の中に持ち続ける「保持」
<3>保持されたものを再び意識の上に浮かび上がらせる「追想」or「想起」
●「健忘症はそのうち「追想」の障害で起こる。そして忘れる範囲によって、自分がどこの誰であるか分からない、出生から以降のすべてを忘れてしまう「全健忘(全生活史健忘)」と、部分的に忘れる「部分健忘」がある。
●「脳の組織に突然過去の記憶が全くなくなったり、部分的に空白になる「心因性健忘症」という病がある。精神的なものが原因で職場や家庭、学校での人間関係によるストレスの積み重ねが関与していると考えられている。
心因性健忘症はめったに見られない疾患ではある。健忘症の多くは脳血管障害や脳腫瘍、老人性痴呆など脳に器質的病変があって起こる「器質性健忘症」だ、器質性健忘には、アルコールや一酸化炭素、薬物中毒に伴うケースも含まれる。従って診断ではCTなど様々な検査で、これらの器質性健忘症ではないことを確認しなければならない
心因性
健忘症
●心因性健忘症にかかりやすい性格
<1>柔軟な思考に乏しいステレオタイプ型(紋切り型)
<2>ストレスがあっても外に出さず、感情を押し殺す。
<3>情緒が未成熟で子供っぽい。
●心因性健忘症の治療
<1>麻酔分析療法(麻酔面接):
 「静脈に麻酔薬をゆっくりゆっくり注射、眠らせない程度に意識レベルを下げ、質問を繰り返して記憶を呼び戻す方法。」
<2>催眠療法(催眠面接):
(1)麻酔薬の代わりに暗示をかけて催眠状態にし、記憶を甦らせる。
(2)「年齢退行法」といって、催眠状態に入ったら、時計の針を逆戻りさせる形で質問し、徐々に過去へ遡って記憶を引っぱり出す。
(3)そして、「催眠から醒めた後も覚えていますよ」と後催眠暗示をかけておく。
催眠にかからない人もいるが、かかった場合には麻酔分析療法よりも治療成績は良い。

主薬 ◎健忘には、遠志・石菖蒲を主薬とすべし《万病回春》
漢方薬あれこれ 桂枝加竜骨牡蛎湯
牛黄清心丸
牛車腎気丸
酸棗仁湯
十全大補湯
釣藤散
桃核承気湯
当帰芍薬湯
天王補心丸
人参養栄湯
柏子養心丸
八味地黄丸
六味丸
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