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血液検査

チェック
α/β/γ/

A/B/C/D/E/F/G/H/I/K/L/M/N/O/P/Q/R/S/T/U/V/W/Y/Z/

血液 」「健康診断と検査表」「高齢者の検査基準値」「尿検査病気


〜Z


総蛋白
(TP)
  • 基準値:(6.5〜8.3)g/dl
  • (高値)
    1. 血液濃縮
    2. 脱水
    (低値)
    1. 悪性腫瘍
    2. 吸収不良症候群
    3. 慢性肝疾患
    4. ネフローゼ
    5. 出血
    6. 蛋白漏出性胃腸症
    7. 大量の補液
    8. ヤケド
  • 血清総タンパクは、血漿中の7〜8%を占めている。
    毎日約15〜20gが代謝され、同時に新生されてその動的平衡が維持される。
  • 成分:約100種の成分からなり、主なものは
    <1>アルブミン
    <2>免疫グロブリン
    <3>リポタンパク
    <4>糖タンパク:
    <5>補体
    <6>血液凝固因子

    他覚的に[胸水][腹水][浮腫]を認めた場合には必須の検査項目。
    肝腎の病態検査には、[総蛋白]と[A/G比]又は[血清蛋白分画]を必ず一度は実施すべきである。



アルブミン
(ALB)
  • 栄養状態の指標となる
    基準値:(3.8〜5.3)g/dl
  • (低値)
  • 血清アルブミンは血漿浸透圧の主たる決定因子であり、数多くの物質を輸送します。
    アルブミンの生物学的半減期はおよそ20日なので、急性肝疾患における肝細胞機能の変化を反映しません。
    参照→「養生
    アルブミンは肝臓で合成される分子量69000の小さなタンパク質。
    血液膠質浸透圧の保持、種々の生体内物質の運搬に働く。
  • 肝硬変劇症肝炎などの肝実質障害による合成能低下で減少する。
    ネフローゼ症候群・蛋白漏出性胃腸症など血管外への蛋白漏出で低下する。
    長期の摂取不足・栄養不良状態で低下する。
  →アルブミン蛋白分画
  →血清蛋白分画




血糖
グルコース
      BS(blood suger)血糖
  • (高値)
  • (低値)
    • ACTH単独欠損症
      アジソン病
      インスリン・血糖降下剤の投与
      インスリン自己免疫症候群
      下垂体前葉機能低下症
      肝硬変
      肝ガン
      簡葉系腫瘍
      グルカゴン欠損症
      新生児低血糖症
      低血糖:
        反応性
        ロイシン過敏性
      糖原病
      プロラクチン分泌腫瘍
  • 血中のグルコースの供給は、肝臓での新生と、消化管から吸収される。一方、筋・脳・赤血球などで需要される。
    検査は尿糖陽性あるいは糖尿病の疑いがあるときに必須。



クレアチニン
(Cr)creatinine
  • Crはクレアチン の代謝産物
    • クレアチンは、筋肉の収縮に必要なエネルギー供給源。
    クレアチニンの体内産生および尿中排泄物量は筋肉量に比例し、成人では体重(kg)あたりほぼ一定で食事や尿量に影響されない。
  • 一般成人ではおよそ1g/dayとなる。
(血清クレアチニン)
  • 検査目的・・・腎機能の評価
  • 基準値:
  • (血清)
    • ♂:0.65〜1.09mg/dL
    • ♀:0.46〜0.82mg/dL
(尿クレアチニン)
  • 検査目的
    1. クレアチニン・クリアランス測定
    2. 尿タンパク量などを1gのクレアチニン排泄量あたりに標準化して評価
  • 基準値:
  • (尿)
    • ♂:1.1〜1.9g/day
    • ♀:0.5〜1.6g/day


尿素窒素
(BUN)
  • =血中尿素窒素
  • 検査目的・・・腎機能の評価
  • 基準値:8.0〜22.0mg/dL



尿酸
(UA)
  • 検査目的・・・痛風、高尿酸血症の診断
  • 基準値:
    • ♂:3〜7mg/dL
    • ♀:2〜7mg/dL


総ビリルビン
(TBL)total bilirbin
ビリルビン
  • 検査目的・・・黄疸の有無の判定。
  • 基準値
    • ・0,2〜1mg/dL



直接ビリルビン
direct bilirbin →ビリルビン  ビリルビン代謝異常
  • 検査目的
    1. 肝細胞障害
    2. 胆汁排泄障害の診断
  • 基準値
    • ・0〜0.3mg/dL



コリンエステラーゼ
(ChE)cholinesterase
  • 検査目的
    1. 肝合成能や栄養状態の評価
    2. 脂肪肝などの診断
    3. 有機リン中毒やコリン作動性クリーゼの診断
  • 基準値
    1. p-ヒドロキシベンゾイオルコリン(PHB)を基質
      • ♂:251〜489U/L
      • ♀:214〜384U/L
    2. 2,3ジメトキシベンゾイルチオコリ(DMBT)を基質・・・100〜240 IU/L



アルカリホスファターゼ
ALP
  • 検査の目的:
    1. 肝疾患
    2. 骨疾患
    3. 悪性腫瘍の肝・骨転移が予想されるとき。
    B型やO型の人が脂肪の多い食事をすると血液中に増加する。
    血中ALPは、各臓器内でのALPの生成亢進を示す。そこでALPアイソザイムの分析を行うと肝性・骨性・ガン由来などの鑑別が可能になる。

  • 基準値:(110〜354)IU/l

  • (ALP高値)
    1. 急性肝炎(ALP2)
    2. 慢性肝炎
    3. 肝硬変(ALP5、ALP2)
    4. 閉塞性黄疸:胆管結石
    5. 乳頭部ガン
    6. 転移性骨腫瘍
    7. 骨軟化症
    8. くる病
    9. Peget病(ALP3)
    10. 副甲状腺機能亢進症
    11. 骨や肝に転移した肺ガン:「脊椎転移癌」
    12. トポテシン」「ノルバスク」「ベイスン
    (ALP低値)
    • 「ALP1」:
      1. 閉塞性黄疸(T型)
      2. 転移性肝ガン(T型)
      3. 肝細胞ガン(T'型)
    • 「ALP3」:
      1. 骨転移ガン、
      2. クル病、
      3. 骨軟化症、
      4. 副甲状腺機能亢進症、
      5. Peget病
    • 「ALP4」:
      1. 肺ガン
      2. 膵ガン、
      3. 白血病。
    • 「ALP6」:潰瘍性大腸炎の極期


γ-GTP
γ-glutamyl transpeptidase
(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)
  • 検査目的
    1. アルコール性肝障害
    2. 薬物性肝障害
    3. 胆道系疾患
    4. 閉塞性黄疸
    5. 肝内胆汁うっ滞
    などの診断・スクリーニング・経過把握。
  • 基準値
    • ♂:10〜50IU/L
    • ♀:9〜32IU/L

  • 細胞膜に強く結合した内在性の糖蛋白。
    腎臓に多く存在し、ついで膵臓、肝、胆道である。
    <1>ALPと比較的よく相関する。
    <2>「アルコール性肝障害」や「薬物投与」で上昇、「転移性肝ガン」でも上昇する。
    アルコールや睡眠薬の服用などで肝細胞が壊れたり、結石・腫瘍などで胆管がつまったりすると血液中に出てくる。


AST
GOT

肝機能検査の1つ →GOT値が高い
  • 検査目的
    • ASTは肝細胞、筋肉、赤血球からの逸脱酵素なので、これらの障害による疾患の検出・程度・経過把握の指標。
  • 基準値:11〜33IU/L/37℃



ALT
(GPT)
  • 検査目的
    • 肝細胞からの逸脱酵素なので、肝胆道系疾患、特に肝疾患の検出・程度・経過把握の指標
  • 基準値:6〜43 IU/L/37 ℃


(LDH)
(血清乳酸脱水素酵素)
  • 検査目的
    1. 肝機能障害の診断
    2. 心筋梗塞の経過診断
      1. 発作後10〜14時間、LDH値の異常が続く。
      2. GOTより遅く12時間で上昇し始め、48〜72時間でピークに達し、7〜10日間は前値に回復しないので、発症後2日以上経過した心筋梗塞の診断に役立つ。


LAP
(ロイシンアミノペプチダーゼ)
  • 検査目的
    • 肝・胆道の閉塞状態の把握
  • 基準値:20〜70IU/L


総コレステロール
TCHtotal cholesterol
  • 検査目的
    • 血清コレステロール値の測定
  • 基準値:130〜220mg/dL
  • 40mg/dL以下
    • ・家族性無βリポ蛋白血症
    • ・肝硬変
    • ・劇症肝炎
    • ・悪液質
    40〜80mg/dL
    • ・甲状腺機能亢進症
    • ・栄養障害
    • ・肝硬変
    • ・劇症肝炎
    • ・悪液質
    80〜130mg/dL
    • ・甲状腺機能亢進症
    • ・栄養障害
    • ・急性肝炎
    • ・慢性肝炎
    • ・肝硬変
    • ・劇症肝炎
    • ・悪液質
    • ・吸収不良
    • ・慢性感染症
    220〜300mg/dL
    • ・家族性高コレステロール血症
    • ・糖尿病
    • ・甲状腺機能低下症
    • ・先端巨大症
    • ・下垂体機能低下症
    • ・閉塞性黄疸
    • ・肝細胞ガン
    • ・脂肪肝
    • ・原発性胆汁性肝硬変
    • ・膵炎
    • ・ネフローゼ症候群
    • ・痛風
    • ・クッシング症候群
    • ・薬物投与で
      • ステロイド・経口避妊薬・β遮断薬
    300〜400mg/dL
    • ・家族性高コレステロール血症
    • ・糖尿病
    • ・甲状腺機能低下症
    • ・先端巨大症
    • ・下垂体機能低下症
    • ・閉塞性黄疸
    • ・肝細胞ガン
    • ・ネフローゼ症候群


中性脂肪
(TG)トリグリセリド
  • 検査目的
    • トリグリセリドに富むリポ蛋白の評価
  • 基準値:50〜150mg/dL
  • 50mg/dL以下
    • ・甲状腺機能亢進症
    • ・吸収不良症候群
    • ・肝硬変
    • ・悪液質
    • ・副腎不全
    150〜300mg/dL
    • ・甲状腺機能低下症
    • ・糖尿病
    • ・クッシング症候群
    • ・ネフローゼ症候群
    • ・閉塞性黄疸
    • ・脂肪肝
    • ・急性膵炎
    • ・自己免疫疾患


CRP
C反応性タンパク
  • 検査目的
    • 炎症や組織破壊病変の有無とその程度の評価
  • 基準値:
    • 陰性(定性法)
    • 0.3mg/dL(定量法)
  • CRPが上昇する疾患
    0〜2mg/dl ・妊娠
    ・喫煙
    ・急性虫垂炎
    0〜10mg/dl ・悪性腫瘍
    心筋梗塞
    ・心不全
    サルコイドーシス
    潰瘍性大腸炎
    Crohn病
    2〜20mg/dl 慢性関節リウマチ
    ・急性膵炎
    ・細菌感染症
    ・手術後、外傷。
    20mg/dl以上 肺炎
    敗血症
    血管炎
    高値を示す疾患
    [敗血症][肺炎][膿胸][結核][細菌性心内膜炎][腎盂腎炎][胆嚢炎][髄膜炎]


A/G比
(AG)アルブミン/グロブリン比



Na
(ナトリウム)

  • 体液中のナトリウム(Na)とカリウム(K)は、それぞれ細胞外液および内液の陽イオンの主成分として存在し、
    <1>共通の生理機能-として:
    1. 水の分布
    2. 浸透圧の調節
    3. 酸塩基平衡の維持
    <2>さらに(K)は
    1. 筋収縮
    2. 神経伝達に重要な役割をしている。

  • 血清Naの調節:主として腎で行われる。尿細管におけるNaと水の再吸収量で決定される。この調節にアルドステロンと抗利尿ホルモンが関与する。


  • 基準値:(135〜150)mEq/l
  • (高値)
    <1>腎外からの水分喪失:
    • 発汗、発熱
      腎性尿崩症

    <2.>腎からの水分喪失:
    • 尿崩症、
      浸透圧利尿薬の服用(ex.マニトール)

    <3>.大量のNa負荷:
    • 大量の高張液輸液
    <4>水分摂取の不足:
    • .乳児
      昏睡状態
      マヒ患者
      嚥下障害
      本態性高Na血症

  • (低値)
    (1)水分過剰:
    • 浮腫
       1.心不全による浮腫:
       2.肝硬変による浮腫
       3.栄養障害による浮腫
      内分泌疾患:
       1.原発性アルドステロン症
       2.輸液過誤
      ADH不適合分泌症候群
        腹水
       (心不全・肝硬変・ネフローゼ)

    (2)塩分喪失:
    • 塩分喪失性腎炎
      アジソン病
      利尿剤の長期大量投与
      嘔吐
      下痢

    (3)仮性低ナリウム血症:
    • 血清脂質増加
      血清タンパク増加
      腎不全(急性・慢性)
      慢性副腎機能不全症
      下垂体前葉機能不全症
      抗利尿ホルモンの波状産生:
        1.甲状腺機能低下症
        2.脳腫瘍
        3.肺疾患
      薬物投与:
        1.サイアザイド系利尿剤
        2.フロセマイド
        3.ゲンタマイシン
        4.ポリミキシンB
        5.ピンクリスチン
        6.トリブタマイド


Cl
(クロール)

  • 基準値:(98〜110)mEq/l
  • (高値)
    • クロールの過剰投与
      脱水症
      呼吸性アルカローシス
      過換気症候群
      脳炎
      尿細管アシドーシス
      腎盂腎炎
      慢性腎炎によるCl排泄量の減少
      腸管吻合術
      ダイアモックス投与


    (低値)
    • クロール摂取不足
      水分過剰投与
      消化液喪失
      アジソン・アルドステロン症
      慢性腎炎
      慢性腎盂腎炎でクロールの喪失
      水銀利尿剤の投与
      呼吸性アシドーシス:
        1.肺気腫
        2.肺炎
        3.呼吸中枢障害



(カリウム)

  • カリウムは、酵素反応、糖・タンパク代謝、神経・筋肉の興奮性などに関与しています。

    カリウムは[コーヒー]や[ビール]をよく飲む人は、排泄量が多く不足勝ちになります。
    摂りすぎると、腎臓の排泄機能に負担をかけます。

    不足すると、
    • (1)神経系の伝達機能が悪くなり、筋肉の興奮性が減少し、筋肉の収縮・弛緩の調整がうまくいかなくなりますことがあります。
      (2)二日酔いの際、疲れやすくなります。
      (3)腸での蠕動運動が悪くなります。
      (4)むくみの原因となり、心臓発作になりやすくなります。
      (5)慢性疲労・高血圧・発育不良などを引き起こします。


  • 基準値:(3.5〜5.3)mEq/l
  • (高値)
    • 乏尿
      飢餓
      発熱
      糖尿病性アシドーシス
      アジソン病
      カルチノイド症候群
      21-ヒドロキシラーゼ完全欠損症
      副甲状腺機能亢進症
      高度の腎不全
      脱水
      高K血性四肢麻痺
      慢性閉塞性肺疾患
      先天性溶血性貧血
      保存血輸血
      利尿剤の投与:
       1.スピロニラクトン
       2.トリアムテレン
       3.高張マニトール投与

  • (低値)
    • 腎不全(急性・慢性)
      嘔吐・下痢
      クッシング症候群
      アルドステロン症:
        1.原発性
        2.続発性
        3.偽性
      薬物の長期服用:
        1.ACTH
        2.ステロイド
        3.利尿剤:臨床上よく見られる。
        4.下剤
      先天性副腎過形成
      肝硬変
      心不全:
      胃腸障害
      筋無力症
      Fanconi症候群
      家族性周期性四肢麻痺
      大量のブドウ糖を投与
      飢餓
      栄養不良によるK摂取障害
      バーター症候群


Ca
(カルシウム)

  • カルシウムは骨・ミネラルの主要構成成分であると同時に、イオン化することで、神経や筋の興奮性、血液凝固、細胞膜機能、酵素の活性化、ホルモン分泌などの生理作用を担っています。
    カルシウムは、PTH(副甲状腺ホルモン)が骨代謝回転、腎尿細管Ca再吸収を促進させ、活性型ビタミンDが腸管からのCa吸収・骨代謝回転に働き、カルシトニンが骨でPTHにより更新した破骨作用を抑制し、骨へのCaとりこみを増加させ、腎ではCaの排泄を増加させることでバランスを保っています。

  • 基準値:(8.4〜10.2)mg/dl
  • (高値)


    (低値)
    (1)副甲状腺ホルモン不足:
    • 術後性副甲状腺機能低下症
      特発性副甲状腺機能低下症
      偽性副甲状腺機能低下症
    (2)腎疾患:
    • 腎不全
      尿細管性アシドーシス
      Fanconi症候群
    (3)ビタミンD欠乏・合成障害及び受容体機能異常:
    • くる病
      骨軟化症
      ビタミンD欠乏症
      ビタミンD依存症
    (4)腸管吸収不全:
    (5)中毒:
    • 抗ケイレン剤中毒
      クエン酸中毒


IP
(無機リン)

  • (高値)・・・・4.3mg/dl以上
    • ・腎不全
      ・脱水
      ・ビタミンD中毒
      ・溶血
      副甲状腺機能低下症
          (特発性・偽性・術後)
      先端巨大症
      甲状腺機能亢進症

    (低値)・・・2.3mg/dl以下
    • ・低栄養
      ・アルミニウム・Mg含有制酸剤
      原発性副甲状腺機能亢進症
      ビタミンD欠乏症
      ビタミンD依存症
      Fanconi症候群
      特発性低リン血症
      細尿管性アシドーシス


Fe
(血清鉄)
  • 体内には約5gの鉄があります。そのうち約3gがヘモグロビンに、約2gが貯蔵鉄として存在します。残りの約4000μgが血漿中にあります(血清鉄)。
  • 検査目的
    • 貧血の原因疾患の鑑別

  • 正常値:
    (男)60〜210μg/dl
    (女)50〜160μg/dl
  • (高値)
    • 肝硬変
      急性肝炎(実質臓器の崩壊)
      巨赤芽球性貧血(無効造血)
      骨髄形成不全症候群
      再生不良性貧血(造血能の低下)
      サラセミア
      赤白血病
      鉄芽球性貧血
      ヘモクロマトーシス(貯蔵鉄の増加)
      ヘモジデローシス(貯蔵鉄の増加)
      溶血性貧血(溶血)
  • (低値)
    • 悪性腫瘍(鉄動員障害)
      鉄欠乏性貧血(貯蔵鉄の減少)
      真性多血症(造血能亢進)
      慢性関節リウマチ(鉄動員障害)



Mg
(マグネシウム)

ヘモクロマトーシス

  • 検査目的
    • マグネシウム欠乏症または過剰症の診断


  • (低値)
    • 急性腎不全の多尿期
      慢性腎不全の多尿期
      慢性腎盂腎炎
      尿細管性アシドーシス
      Barter症候群
      吸収不良性症候群
      アルコール中毒
      ループ利尿剤投与
      糖尿病性ケトアシドーシス
      原発性アルドステロン症
      甲状腺機能亢進症
      副甲状腺機能亢進症
      膵炎
      急性腸炎
      消化管瘻
      薬物の投与:
         水銀利尿剤
         ゲンタマイシン
      下剤
      慢性アルコール中毒
      妊娠・授乳
      飢餓
      その他:
        1.家族性腎性Mg喪失症
        2.慢性肝炎
        3.肝硬変
        4.妊娠後期
        5.充血性心不全
        6.尿毒症
        7.テタニー



PL
(リン脂質)
  • 検査目的
    • 肝合成能の評価

  • (低値)
    重症肝実質障害
    重症貧血
    白血病


TTT
(チモール混濁反応)

  • 検査目的
    • 疾患診断への有用性が低い。
    基準値:0.5〜6.5U



ZTT
(硫酸亜鉛混濁試験)

  • 検査目的

  • 基準値:(2.0〜12.0)単位




CPK
クレアチンホスホキナーゼ
(CK)クレアチンキナーゼ

  • 検査目的
    • ・心臓を含む筋疾患の診断
    • ・クレアチンキナーゼは、骨格筋や心筋など興奮性を持つ細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たして いる酵素です。
    • 心筋梗塞、筋ジストロフィー症に必須の検査。



LDLコレステロール



HDL-C
(HDLコレステロール)
コレステロール値が高い

  • 肝臓で作られて末梢組織へ運ばれたコレステロールのうち、余分なものを再び肝臓に戻す役割を担っている。
    HDL値が高いほど狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患の発症率が低い。

  • 基準値:
    (40〜90)mg/dl
  • (高値)
    • 家族性高HDL血症
      高ビリルビン血症
      長寿症候群
      運動によって


    (低値)
    • 低HDL血症
      Tangier病
      高脂血症
      肝障害
      腎不全
      肥満
      糖尿病
      虚血性血管障害:脳梗塞
      薬物:
        1.エストロゲン
        2.インスリン
        3.ステロイド
      喫煙
      コーヒー


動脈硬化指数
  • 基準値:4.0以下


βLP
(β-リポ蛋白)



HbA1c
ヘモグロビンA1c
(糖化ヘモグロビン)

  • 検査目的
    1. 糖尿病の診断
    2. 血糖コントロールの評価


LIP
(リパーゼ)

  • 検査目的
    • 上腹部痛や背部痛などがあって膵炎を疑うときに検査する



S-AMY血清アミラ-ゼ
(アミラーゼ[AMY])

  • 検査の目的:
    • □膵疾患の疑いがあるとき。
      □唾液腺疾患を疑うとき。
      □卵巣・卵管疾患を疑うとき。
      □悪性腫瘍の一部。

  • (高値)
    • 急性膵炎
      慢性膵炎
      胆石
      耳下腺炎
      特発性唾液腺型アミラーゼ血中貯留症
      マクロアミラーゼ血症
      肝障害
      腎不全
      アミラーゼ産生腫瘍:
        1.肺の腫瘍
        2.卵巣腫瘍
        3.卵管腫瘍
        4.悪性中皮腫

    (低値)


腫瘍マーカー



白血球数
(WBC) white blood cell count

  • 検査の目的
    • 感染症を含む炎症や血液疾患の診断と経過観察
  • 基準値
    • 4000〜8000/µL(静脈血)
  • 1000〜3000/µL・・・白血球が減少
    • ウイルス感染症
    • 薬剤アレルギー
    • 薬剤性無顆粒球症
    • 再生不良性貧血
    • 急性白血病
    • 骨髄異形成症候群
    • ビタミンB12欠乏性貧血
    • 抗がん剤投与
    • 放射線照射
    • ガンの骨髄転移
  • 1万〜5万/µL
    • 感染症
    • 自己免疫性疾患
    • 心理的ストレス
    • 物理的ストレス(寒冷・出血)
    • 重度の代謝異常
    • 薬物中毒
    • ステロイド薬の影響
    • 喫煙
  • 5万/µL以上・・・白血球が増加
    • 白血病
    • 骨髄増殖性疾患
    • 粟粒結核
    • 悪性腫瘍の全身散布転移



赤血球数
RBC
  • 検査の目的
    • 貧血・多血症のスクリーニングと経過観察
  • 基準値
    • ♂:427〜570×104/µL
    • ♀:376〜500×104/µL


ヘモグロビン
(Hb)

  • 基準値
    • ♂:13.5〜17.6g/dL
    • ♀:11.3〜15.2g/dL


ヘマトクリット
(Ht)

  • 基準値
    • ♂:39.8〜51.8%
    • ♀:33.4〜44.9%
  • 高値を示す疾患
    • 真性多血症
      脱水による赤血球増加症
      多血(心・肺疾患)
  • 低値を示す疾患
    • 再生不良性貧血
      白血病
      悪性貧血
      溶血性貧血
      消化管出血


血小板数
血小板が減少する
  • 基準値


平均赤血球容積
(MCV)

  • 基準値
    • ♂:82.7〜101.6fl
    • ♀:79〜100f l


平均赤血球血色素量(MCH)
  • 基準値
    • ♂:28〜34.6pg
    • ♀:26.3 〜34.3pg
  • 赤血球指数には「MCH」「MCV」「MCHC」があります。
    (大球性正色素性貧血)
    • ・・・MCV>93fl,MCH>32 pg
    • 悪性貧血、無胃性貧血、妊娠性巨赤芽球性貧血、小児巨赤芽球性貧血、広節裂頭条虫貧血、胃ガンの骨髄転移、肝硬変、老人性貧血
    (正球性正色素性貧血)
    • ・・・MCV80〜93fl,MCH27〜32pg
    • 再生不良性貧血、腎性貧血、血友病群、急性失血性貧血、溶血性貧血、血色素尿症
    (小球性低色素性貧血)
    • ・・・MCV<80fl.MCH<27pg
    • 本態性萎黄貧血、回虫貧血、妊娠貧血、バンチ症候群、慢性出血性貧血


平均赤血球血色素濃度
(MCHC)

  • 基準値
    • ♂:31.6〜36.6%
    • ♀:30.7〜36.6%


赤血球容積粒度分布幅
(RDW)
  • 検査
    • 赤血球の大きさにばらつきがあるかどうかを調べる
    • 貧血の評価
  • 基準値



白血球分類


好中球
Neutrophil
  • 基準値
    • 桿状核球:2〜13%
    • 分葉核球:38〜58.9%
  • 好中球増加:60%以上
    1. 感染症
    2. 急性出血
    3. 血液疾患
    4. 悪性腫瘍
    5. 膠原病
    6. 神経疾患
    7. 内分泌疾患
    8. 消化器疾患
    9. 腎疾患
    10. ストレス
    11. 中毒
  • 好中球減少:40%以下
    1. 血液疾患
    2. 重症感染症
    3. 感染症
    4. 肝脾疾患
    5. 内分泌疾患
    6. 薬剤による
    7. 放射線治療


好酸球
Eosinophil
  • 基準値 :0.2〜6.8%
  • 好酸球増加:5%以上
    1. アレルギー性疾患
    2. 膠原病
    3. 好酸球増加症候群
    4. 皮膚疾患
    5. 血液疾患
    6. 寄生虫
    7. 放射線照射後
    8. 悪性腫瘍の転移
  • 好酸球減少:2%以下
    1. 感染症の初期
    2. 血液疾患
    3. 内分泌疾患
    4. ストレス
    5. ステロイド薬投与


好塩基球
Basophil
  • 基準値 :0〜1%
  • 好塩基球増加:2%以上
    1. アレルギー性疾患
    2. 内分泌疾患
    3. 悪性貧血・再生不良性貧血・・
    4. 潰瘍性大腸炎


単球
Monocyte
  • 基準値 :2.3〜7.7%
  • 単球増加:7%以上
    1. 感染症
    2. 血液疾患
    3. 慢性肝炎・肝硬変・潰瘍性大腸炎
    4. 原虫病
    5. 悪性腫瘍の化学療法後の骨髄回復期
  • 単球減少:3%以下
    • 診断的意義は少ない


リンパ球
Lymphocyte
  • 基準値 :26〜46.6%
  • リンパ球増加:40%以上
    1. 好中球減少と同様事例
  • リンパ球減少:25%以下
    1. 急性感染症の回復期
    2. リンパ組織が破壊された
    3. 再生不良性貧血
    4. 全身性エリテマトーデス
    5. 免疫不全
    6. 放射線療法後・抗がん化学療法後。



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