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| 関連情報 |
「糖尿病」「メタボリックシンドローム」「甲状腺機能亢進症」「脳膜炎」「感染症」「関節炎」「多発性硬化症」「褐色細胞種」 |
| 血糖値が上がる・・・医薬品 | |
| 「アダラート」「アルマール」「セレクトール」「ノルメラン」「フルイトラン」「ラシックス」「リピトール」「リュープリン」「ロレルコ」 | |
| 血糖値160mg/dl以上になる病気 | |
| 糖尿病 | 糖尿病の方はアルツハイマー病に罹りやすい |
| 甲状腺機能亢進症 | |
| 感染症 | |
| 肝疾患 | ICDH,G6PD活性低下 |
| 脳下垂体機能亢進症 | |
| 脳炎 | |
| 副腎機能亢進症 | |
| 冠動脈疾患 | |
| 多発性硬化症 | |
| 悪性腫瘍 | 食後に高血糖 |
| 関節炎 | |
| 敗血症 | |
| やけど | |
| 血糖が 高いと → |
血糖(blood sugar)「BS」 ★肥満すると細胞は増えるが、それに比例して、膵臓は大きくならない。そのため、インスリンの不足が起きてくる。 ★精神的・肉体的ストレスによって、カテコールアミン・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)・副腎皮質ホルモンなどの坑インスリンホルモンの分泌が亢進してインスリンの作用が弱体化する。 以上のような原因で血中のインスリンが減少すると、ブドウ糖は細胞内に浸透せず、血中に残り、血糖値が上昇する。また、血糖値が高くなってもグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されなくなり、腎を通して尿に溢れるようになる。 ★さらに、インスリンが不足すると、 @血中にブドウ糖が多くても役に立たなくなり、細胞はエネルギー不足の状態に陥る。 Aすると、筋肉中に貯蔵されているグリコーゲンや皮下脂肪がエネルギー源として使われるため、患者はやせてくる。 Bそして、血中の脂肪は血管に沈着し、高脂血症や動脈硬化症の原因となる。 C毛細血管は障害を受けやすく、視力の低下・歯槽膿漏・手足のシビレ・神経痛などを引き起こす。 Dまた、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなるため、疲れがちになり、倦怠感・無力感・性欲減退などの症状が出てくる。→「コウジン」 |
| 抗ガン剤 | 2008年、癌研究会癌化学療法センターの藤田直也基礎研究部長らは、抗ガン剤による高血糖などの副作用を抑えるメカニズムを見つけた。 ガン細胞では細胞死を抑制する信号を出す遺伝子『Akt』が働く。藤田部長らは、Aktが作るタンパク質と結合して活性化させるタンパク質に着目。 培養細胞実験で、その働きを抑制するとAktが活性化されずに血糖値の乱れも生じなかった。 マウス実験でも確認した。 現在、臨床試験が進むガンの分子標的薬はAktの活動を制御するタンパク質の働きを抑制するものが多い。しかし、生体内にはよく似た構造のタンパク質があり、副作用が起きやすい。 また、遺伝子に変異が起きて目的のタンパク質に作用しなくなり薬剤耐性が出るおそれもある。 |
| 測定 | 涙から血糖値 「三林浩二・東京医科歯科大学教授らは血糖値を涙で測定するセンサーを開発した。軟らかい高分子フィルムで作る。目に入れて涙に含まれるブドウ糖を検出する。 開発したセンサーはブドウ糖と反応する酵素を利用し、酵素が消費する酸素の濃度を検出する。 ウサギの目で実験。大きさ5mm×2cmのセンサーを開発し、まぶたの裏に挿入。ブドウ糖を含む水を飲ませると血糖理が上昇するが、涙に含まれるブドウ糖も血糖値が上昇してから数分遅れて同様に増えることを確認した。 |
| 採血しないで測定 「山田幸生・電気通信大学・北海道大学・関西学院大学などの研究チームは、針を刺して採血しなくても血糖値を測定できる技術を開発した。近赤外光を腕に当てる手法なので、1日に何回でもチェックできる。課題だった誤差を抑えることにもメドが付いた。 近赤外光は波長1300〜1700ナノbの光。糖分のグルコースはこの波長の光を吸収する性質があるため、前腕部に光を当てて、体内から戻ってくる反射を検出し吸収度合いを調べることでグルコース含有量を割り出す。 血液1デシgあたり20mgの範囲内に誤差を縮めた。 |
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| 光の強さで 2009年、東京大生産技術研究所と技術研究組合(BEANS研究所)は、血糖値を測定するのに、ブドウ糖の濃度に応じて異なる強度の光が出る物質で極小の粒を作って体内に埋め込み、外から光を測定する方法をマウス実験で確認。 研究チームは、ポリアムリルアミドというゼリー状物質に、ブドウ糖があると強い光を出す別の物質をくっつけ、直径約100µmに加工。体毛がないマウスの耳に注射器で数百個入れた。すると、周囲の血管から染み出た血液中のブドウ糖と反応し、緑色の蛍光が出た。 |
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| 正確に測定 2009年、東洋紡は血糖値をより正確に測定できる酵素を開発した。糖尿病患者などが使う血糖値センサー向けで、点滴から血中に供給された糖分には反応しないため入院中でも本来の血糖値を正確に測れるという。 酵素を大量生産する技術も確立。 センサーは採血した少量の血液に含まれる糖分と酵素の反応の強さを調べて血糖値が測る。東洋紡は麹菌が作る酵素を遺伝子組み換え技術などで改良し、耐熱性を高めてセンサーに使えるようにした。この酵素は点滴に含まれる糖分のマルトースには反応しないが血液中の糖分のグルコースには反応するあめ、正確に血糖値を速手できるという。 |
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| リンパ球 | CD8陽性T細胞 2009年、メタボリック症候群の元凶とされる内臓脂肪がたまると起きる炎症反応に、リンパ球の一種が深く関わっていることを、東京大学の永井良三教授らが突き止めた。このリンパ球の働きを抑えると炎症がおさまり、血糖値が上がりにくくなることがマウスの実験で分かった。 メタボになっても糖尿病や動脈硬化などの発症リスクを下げる予防薬の実現につながる成果。 7.26のネイチャーメディシンに掲載 長井教授らは脂肪の多いエサをマウスに与えながら脂肪細胞周辺を詳しく観察した。『CD8陽性T細胞』と呼ぶリンパ球が通常のエサのマウスに比べて2倍近く増えていることを発見。 遺伝子操作などでマウスの体内にあるCD8の量を増減する実験をした。 CD8が少ないほど炎症は起きにくく、炎症が抑えられるに伴って血糖値が低下した。 |
| 境界域 ・ あくまで 前兆 |
心臓血管の危険度判定。 「英ケンブリッジ大学の研究チームは、心臓の血管のつまり具合を予測するのに血糖値が深く関与していることを疫学調査で突き止めた。 45歳〜75歳までの4662人の成人を対象に調査。血糖値と心臓血管の詰まり具合の関係を調べたところ、血圧と血液中のコレステロールの関係に似ていることが分かった。 血糖値を0.1%〜0.2%低下できれば、糖尿病や糖代謝機能の低下による死亡率を5〜10%低下させることができるという。」 ●診断基準に不満 日本は糖尿病大国になりつつある。治療を要する糖尿病患者に“予備軍”である境界域にいる人も含めると、その数1300万人と推定され、実に国民の10%を上回る数字だ。 「空腹時の血糖値が126を超えると糖尿病と診断され、医者は薬を出すことになる。糖尿病は高血糖症と区別すべきです」 境界域(食後2時間後の血糖値が140〜200mg/dl)の範囲に収まる程度の高血糖ならあくまでも病気の前兆。本格的な病気になる警告段階であり、それを少し超えた程度で薬物療法に入るのはおかしい。例えば高血圧で引き起こされやすい脳卒中や心筋梗塞。高血圧症とは別に扱われる。高血糖症も、小血管障害(目の網膜微小動脈瘤など)、大血管障(動脈硬化・心筋梗塞の原因となる)、腎臓障害などの深刻な合併症状を併発する危険が高い場合に糖尿病と診断されるべきだと主張する。 空腹時260mgもあり、即治療が必要と診断されたWさんの血糖値はわずか1年後、食事と運動だけで正常値に戻った。薬なしで合併症の恐れが遠のいた。現在の基準では、もっと軽症の高血糖症も糖尿病とされ、医師が薬を処方する場合がある。「私ぐらいの高血糖でさえ、薬なしで元に戻れた。境界型は、患者も医者も、まず運動と食事だけで治すと考えるべきなのです。必ず、元に戻れますよ」 |
| 因子 | 血糖値が増加する因子 1.糖質負荷 2.ホルモン分泌のアンバランス: 3.インスリン分泌不全 4.甲状腺ホルモン 5.副腎皮質ホルモン 6.副腎髄質ホルモン 7.下垂体ホルモン 8.グルカゴンの異常分泌 |
| 薬物 | 高血糖を招く薬物 1.麻薬性鎮痛薬 2.フェノチアジン 3.サイアザイド系利尿薬 4.プロペネシド 5.フェニトイン 6.クマリン |
| [クワ][紅参][霊芝] |

| 高血糖 (厚生労働省) 英語名:Hyperglycemia |
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| 血液中のブドウ糖濃度が高くなった状態である「高血糖」は、医薬品によって引き起こされる場合もあります。 副腎皮質ステロイド薬、インターフェロン製剤、高カロリー輸液などでみられることがあります。何らかのお薬を服用していて、次のような症状がみられた場合には、放置せずに医師・薬剤師に連絡 してください。 「口渇(のどがかわく)」、 「多飲」、 「多尿」、 「体重減少」 などがみられ、これらの症状が急に出現したり、持続したりする。ただし、高血糖になっていても症状がみられない場合も多く、他のことで医療機関を受診した時に、血糖を測定してはじめて指摘されることもあります。 |
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| 1.高血糖とは? | |||
| 高血糖とは、血液中のブドウ糖濃度が高くなった状態です。 高血糖は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用が不足することによって起こります。インスリンの作用の不足は、インスリンを分泌する膵臓のβベータ細胞からのインスリンの分泌が低下している場合と、インスリンがブドウ糖を取り込ませる骨格筋などで、インスリンの感受性が低下している(インスリンの効きが悪い)場合があります。 症状として、「口渇(のどがかわく)」、「多飲」、「多尿」、「体重減少」などが知られています。 ただし、高血糖になっていても症状がみられない場合も多く、他のことで医療機関を受診した時に、血糖を測定してはじめて指摘されることもあります。 高血糖は医薬品によっても起こります。多くの医薬品が原因になり得ますが、代表的なものとしては、副腎皮質ステロイド薬、インターフェロン製剤、高カロリー輸液などでみられることがあります。医薬品によって高血糖が起こる場合、インスリン分泌が低下している場合とインスリン感受性が低下しているインスリン抵抗性の場合とがあります。 |
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| 2.早期発見のポイント | |||
| 口渇、多飲、多尿、体重減少などの症状は、高血糖が進んだ場合の症状であり、認められれば、すぐに医師を受診してください。血糖値が350〜400mg/dL
を超えないと、症状が無い場合もありますので、他のことで医療機関を受診した時に、血糖値を測定してはじめて指摘されることもあります。 受診する際には、服用した医薬品の種類、服用からどのくらいたっているのか、などを医師に知らせてください。 なお、高血糖を起こす可能性がある医薬品、すなわち、副腎皮質ステロイド薬、インターフェロン製剤、高カロリー輸液などでの治療を受ける方は、あらかじめ、担当医から使用する医薬品の種類、その特徴、効果、高血糖を含めた副作用とその監視のための検査計画などの説明があると思いますので、その指示に従ってください |
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| 1.早期発見と早期対応のポイント | ||
| 高血糖が出現した直後は、症状が出ることはむしろまれであり、早期発見には血糖値を測定することが必須である。 高血糖を起こしうる医薬品により高血糖が起きた場合で、中止できない場合は、糖尿病の専門医との連携の下、インスリン等を用いて血糖の管理を行う。 (1)副作用の好発時期 医薬品の開始当日から出現する可能性がある。また医薬品の投与開始後しばらく経過してから出現する場合もある。 (2)患者側のリスク因子 @過去に血糖値が高値であることを指摘、 A肥満傾向にある、 B高血圧を指摘、もしくは降圧薬を内服中、 C糖尿病の家族歴がある、 D40 歳以上、 E外食が多い、野菜の摂取量が少ない、 F運動量が少ない、 G妊娠糖尿病の既往 などがあげられる。 (3)投薬上のリスク因子 内服、静注のみでなく、吸入、経皮による投与でも、投与量が多いと高血糖を起こすことがある。 (4)患者もしくは家族等が早期に認識しうる症状 高血糖が増悪した場合は、口渇、多飲、多尿、体重減少等の症状が顕在化する。これらの症状のなかで、最も頻度が高いのは口渇である。血糖値がいくつ以上になると、これらの症状が出現するのか、明確な閾値は示されていない。自覚症状は、高血糖がかなり進行してから出現することが多いので、症状を認めたら直ちに医療機関で血糖値検査を施行する。 (5)早期発見に必要な検査と実施時期 血糖値測定が高血糖の発見には必須である。医薬品の開始当日から、定期的に血糖値測定を行うべきである。 空腹時血糖値は正常範囲でも食後血糖値のみ著しく上昇する場合があるので、可能であれば、食後血糖値の測定が望ましい。HbA1c 値は平均血糖値の指標であり、高血糖が出現した直後では正常範囲内にあることをしばしば経験するので、必ず血糖値測定を併用する。また、貧血・肝硬変等を伴う症例ではHbA1c 値は実際より低値を示すことがある。 空腹時血糖値126mg/dL、随時血糖値180mg/dL、HbA1c 6.1%を超えると高血糖、あるいはそれに準じた状態である。 |
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| 2.副作用の概要 | ||
| 一般に、薬剤の糖代謝に対する負の作用が患者の適応能力を超えると、高血糖が顕在化すると考えられる。従って、糖尿病、耐糖能障害の患者で高血糖を来たしやすいが、薬剤の負の作用が強ければ、糖尿病などを指摘されていない患者でも高血糖が出現しうる。高血糖の出現機序には、高カロリー輸液などによる過剰のブドウ糖供給に伴うものと、原因薬剤がインスリン分泌障害あるいはインスリン抵抗性を誘発し、患者の耐糖能を悪化させることによるものの2つに分けられる。 | ||
| @自覚症状 | ||
| 高血糖の症状の発現には個体差があり、症状がないことも多々ある。従って、症状は高血糖の重篤さを必ずしも反映しない。典型的な症状は、倦怠感、集中力の欠如、口渇、多飲である。徴候としては、多尿、夜間尿の出現、体重減少などが挙げられる。インスリン欠乏が高度のときは、ケトアシドーシスの合併により、嘔気、嘔吐、腹痛を呈することもある。 | ||
| A身体所見 | ||
| 特に高血糖に特徴的な所見はないが、脱水が著明な場合には、皮膚粘膜乾燥、頻脈が認められ、さらに、ケトアシドーシスや極度の高血糖により血漿浸透圧亢進を伴う場合には、意識レベルの低下を認める場合がある。 | ||
| B検査所見 | ||
| 高血糖を疑った場合は、まず、血糖値、尿糖値の増加を確認する。高血糖が急性に出現した場合には、HbA1c やグリコアルブミンの増加を伴わないケースもある。ケトーシスの合併は、治療の緊急性に関わるため、尿ケトン体のチェックは必須である。 | ||
| C発生機序と医薬品ごとの特徴 | ||
| 1) | 高カロリー輸液によるもの 高濃度ブドウ糖含有製剤の経静脈投与は、通常の摂食時の経口的な栄養摂取に比し、体内の糖処理能力に及ぼす負荷は極めて大きく、容易に患者の適応能力を超える。従って、糖尿病と診断されている患者はもちろんの こと、糖尿病と診断はされていなくとも、耐糖能に異常のある患者では高血糖が認められる場合がある。 |
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| 2) | グルココルチコイド グルココルチコイドは、末梢組織での蛋白の異化を亢進させ、アミノ酸放出を促進する。このアミノ酸は肝での糖新生の基質となり、肝糖新生が促進する。同時に、グルココルチコイドは、肝に直接作用し、糖新生、糖放出を亢進させ、その結果、高血糖が誘発される。グルココルチコイドが、耐糖能に与える影響は必ずしも肝臓に対する作用のみではないが、肝における糖新生亢進が主な高血糖の原因であると考えられている。従ってインスリン抵抗性を反映し高インスリン血症が認められる場合が多い。 |
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| 3) | インターフェロン製剤 インターフェロン製剤投与により高血糖が認められるケースでは、インスリン抵抗性の亢進により高血糖をきたす頻度が高いが、一方で、まれに、インターフェロン製剤投与で、膵島細胞に対する自己抗体が出現し、1 型糖尿病の臨床像を呈する場合がある。このようなケースでは、糖尿病性ケトアシドーシスを合併することがある。 |
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| 4) | 第2世代抗精神病薬 第2世代抗精神病薬であるオランザピン、クエチアピンに催糖尿病作用があることが指摘されている。これらの薬剤の副作用の一部は、体重増加作用に基づく2次的なものである。第2世代抗精神病薬を統合失調症患者に使用した場合には、投与後、最初の数ヶ月で急激に体重が増加し、一年後にも体重はプラトーに達しないことが知られており、体重増加に伴うインスリン抵抗性の亢進が高血糖発現に関与すると考えられている。ただし、オランザピン投与中の患者は第一世代抗精神病薬投与中の患者に比し、体重で補正しても、それ以上に血糖値が高いことが知られており、これらの薬剤はインスリン作用や膵島機能に直接作用する可能性がある |
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| 5) | ガチフロキサシン ニューキノロン系抗生物質であるガチフロキサシンは、低血糖、高血糖の両者を誘発しうることが明らかになっている4)。低血糖は投与後、すぐに出現することが多いが、高血糖は、薬剤投与数日後にはじめて出現する。高血糖出現の機序として、ガチフロキサシンがインスリン生合成を抑制する可能性が示唆されている。(現在は販売中止) |
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| 6) | サイアザイド系尿薬とβブロッカー サイアザイド系利尿薬はカリウム喪失に基づく膵β細胞からのインスリン分泌低下作用を介して耐糖能悪化を誘発する。βブロッカーはインスリン分泌抑制作用とともに、インスリン感受性を悪化させ耐糖能悪化を誘発する。 |
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| 7) | フェニトイン(ジフェニルヒダントイン) フェニトインは膵β細胞のインスリン分泌機構を直接阻害する。フェニトイン中毒では高血糖性非ケトン性昏睡の報告がある |
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| 8) | ペンタミジン カリニ肺炎治療薬であるペンタミジンは膵β細胞崩壊作用を有するため、投与初期にインスリンが逸脱し、しばしば、低血糖が誘発されるが、その後、膵β細胞数減少のため、高血糖が誘発される |
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| 9) | 免疫抑制薬 免疫抑制薬であるシクロスポリンやタクロリムスは、インスリン分泌障害とインスリン抵抗性の両者を介して耐糖能を悪化させることが知られている |
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| 10) | プロテアーゼ阻害薬 HIV 感染症に用いられるサキナビル、リトナビルなどのプロテアーゼ阻害剤の投与は、リポジストロフィーを誘発することが知られている。リポジストロフィーは、インスリン抵抗性の原因となるため高血糖を誘発する可能性がある9)。その治療として、チアゾリジン誘導体の投与が効果的なように考えられるが、チアゾリジン誘導体投与は、プロテアーゼ阻害薬によるリポジストロフィーに、有用ではないとの結果が報告されている |
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| 3.副作用の判別基準(判別方法) | ||
| ・ 診断は自覚症状(倦怠感、集中力の欠如、口渇、多飲など。インスリン欠乏が高度でケトアシドーシスを合併した場合は、嘔気、嘔吐、腹痛など。)や徴候(多尿、夜間尿の出現、体重減少など)、身体所見(脱水が著明な場合には、皮膚粘膜乾燥、頻脈など。ケトアシドーシスや極度の高血糖により血漿浸透圧亢進を伴う場合には、意識レベルの低下など。)によって疑われ、最終的には検査所見(血糖値、尿糖、尿ケトン体など)によって高血糖が診断される。 | ||
| ・ 起因医薬品の同定に関しては、特に糖代謝を悪化させやすい医薬品の投与歴を詳細に検討し、時期・期間と上記の臨床経過を照らし併せて総合的に行う。原疾患に対する治療法で、糖代謝を悪化させやすいが代替薬が存在するものに関しては、治療法変更による高血糖の改善によって起因医薬品の同定の参考となることは有り得る。中止できない場合は、糖尿病の専門医との連携の下、インスリン等を用いて血糖の管理を行う。 | ||
| 4.判別が必要な疾患と判別方法 | ||
| (1)判別が必要な疾患 | ||
| 薬剤あるいは他の疾患の糖代謝に対する負の作用が患者の適応能力を超えると、高血糖が顕在化すると考えられる。従って、薬剤あるいは他の疾患の糖代謝に対する負の作用が強ければ、糖尿病などを指摘されていない患者でも高血糖が出現しうる。高血糖の原因が、元々の糖尿病の増悪、糖代謝を悪化させやすい他の疾患の増悪、投与薬剤による糖代謝の増悪等、何れの場合においても、必要量のインスリンの補充などの適切な治療によって高血糖は改善され得る。しかしながら、元々糖尿病、耐糖能障害を有していたかどうか、特に糖代謝を悪化させやすい他の疾患、膵外分泌疾患や内分泌疾患、肝疾患や感染症、免疫機序による特殊な病態や遺伝的症候群などが存在しているかどうか、それらが増悪している可能性がないかどうかを明らかにすることは重要である。 | ||
| (2)判別方法 | ||
| 詳細な問診や自覚症状・徴候・身体所見などのチェック、さらに種々の検査所見を総合して、高血糖に関連する原疾患の増悪なのか、高血糖を起こしうる医薬品による高血糖なのかなどを判別する。 | ||
| 5.治療方法 | ||
| 高血糖を起こしうる医薬品により高血糖が起きた場合も、通常の糖尿病による高血糖の治療方法と何等変わる所はない。急性代謝失調を認める場合と認めない場合で異なる。重篤な急性合併症である糖尿病昏睡に糖尿病ケトアシドーシスと、ケトン体産生量の比較的少ない高血糖高浸透圧昏睡がある。 インスリンが絶対的に欠乏し、生命維持のためインスリン治療が不可欠のインスリン依存状態の病態から発症する糖尿病ケトアシドーシスの場合、血糖値が500mg/dL(ただし血糖値は300mg/dL 前後のこともあり得る)以上あり、尿ケトン体が強陽性で、嘔吐や腹痛などの消化器症状とともに脱水が加わって起こる意識障害によって診断される。糖尿病の専門医との連携の下、ただちに生理食塩水とインスリンの静注を開始し、至急糖尿病専門医のいる医療機関に移送する。 高カロリー輸液やステロイド、降圧利尿薬、免疫抑制薬や薬剤による肝障害・腎障害などによって著しい脱水が先行し循環不全から発症する高血糖高浸透圧昏睡の場合も糖尿病の専門医との連携の下、ただちに生理食塩水とインスリンの静注を開始し、至急糖尿病専門医のいる医療機関に移送する。 明らかなアシドーシスや脱水などがないこと、あるいは高血糖高浸透圧昏睡への移行がないことを確認出来た場合は、速やかに糖尿病専門医を受診させるようにする。当日中に糖尿病専門医を受診出来ない場合は、糖尿病専門医と連携しながら、インスリン投与を開始する。なお、高血糖を起こしうる医薬品により高血糖が起きた場合で、中止できない場合、糖尿病の専門医との連携の下、インスリン等を用いて血糖の管理を行う。原疾患に対して代替の治療法が存在する場合は、可能であれば変更する |
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