気管支喘息BA
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関連情報
せき」「喘息」「咳喘息心臓喘息」「呼吸困難」「好酸球増加」「びまん性汎細気管支炎」「β遮断剤」「心身症」「食物アレルギー」「ステロイド」「アレルギー性肉芽腫性血管炎

気管支喘息 心臓性喘息
  • 呼気が延長し、呼気性の呼吸困難
  • 乾性ラ音。
  • ゼイゼイ
    • 胸が苦しくなり、床から起きあがって苦しそうに息する
  • 季節の変わり目が多い
  • 朝方ヒュー
  • 吸気性の呼吸困難
  • 湿性ラ音を聴取し、
  • ピンク色の泡沫状のタン
  • 過食、運動が誘因。
  • 睡眠中

気管支喘息
(BA)
bronchial asthma
息を吐き出すのが困難で、ヒューヒュー、ゼイゼイと呼う。
◎可逆的な機能的気管・気管支収縮をきたす疾患。
病態 気道の慢性炎症に伴う可逆性の気道閉塞と気道反応性の亢進。
気管支喘息は、細気管支攣縮、粘調分泌物による広範な気道閉塞、呼吸困難、低酸素血症を起こす病態である。
ときには、合併する心筋虚血による心不整脈から急死する。
外因(アレルギー源、感染、薬剤、寒冷、ストレス)と内因(免疫系、自律神経系、心因)の影響下にあって、アレルギー特異的免疫グロブリンであるIgE抗体と抗原(アレルギー源=薬剤、塵埃、花粉など)が反応し、その複合体の作用によって免疫細胞から液性メディエーターが過剰に放出される結果、気道閉塞を引き起こす。
チェック 心身症
種類 <1>特定のアレルゲンがあるかどうかで
 1.外因性喘息
 2.内因性喘息
<2>アトピー型・感染型・混合型
症状 1.喘鳴を伴う発作性呼吸困難(呼気性)・・・・・夜間・早朝に起こることが多い。
2.
乾性ラ音
3.呼気延長。
4.重症では起座呼吸になる。
呼吸困難
発作時の症状
  • 呼気性呼吸困難→「心臓喘息
  • 喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)
  • 顔面蒼白・冷や汗
  • チアノーゼ
  • 頻脈
検査 1病率・・・発作時は70%以下に低下。
1病量・・・β2-刺激薬吸入で改善(20%以上)
ピークフロー値・・・20%以上の日内変動あり。
血液ガス・・・A-aDo2の開大。
気道過敏性試験・・・閾値の低下
末梢好酸球・・・アトピー型で10%以上に増加
血清IgE・・・250U/ml以上
胸部X線・・・肺炎を除外
スパイログラム
鑑別
必要な疾患
心臓喘息
尿毒性喘息
咳ぜんそく
ヒステリー性喘息
気管支炎
ペット 男性のTさん(35)は朝方、しばしば呼吸が苦しくなり、近くの医療機関に駆け込むようになった。病名は気管支喘息と言われ驚いた。アレルギーもなく喘息持ちでもなかったのが、結婚した頃から咳が出だしたようだという。それまでの環境変化と大きく違っていたのが、奥さんが連れてきたイヌだった。
検査の結果、Tさんの血液はイヌの皮膚の成分に強く反応した。アレルギー反応によって起こる。気管支喘息の最も有効な治療法は、その原因を取り除くことだが、これが難しい。
臨床
検査
<1>喀痰中に:
  • 好酸球、クルシュマン螺旋体、シャルコ・ライデン結晶を認める。
<2>アセチルコリン、ヒスタミンの吸入試験で気道狭窄症状。
<3>特異的IgE抗体の検索。
<4>「心臓性喘息」「肺気腫」「肺水腫」との鑑別が必要
処方例 (発作の治療)
  1. 小〜中発作
    1. メプチンエアー
      • 1〜2吸入/回 20分ごとに3回、
      • 1時間後、2時間後、同数吸入
      • 改善しない時・・・救急外来へ
    2. 吸入ステロイド薬増量
    3. 経口プレドニゾロン 20〜30mg/日 分2 3日間
  2. 中〜大発作
    • ソリタ-T3号200ml+ネオフィリン125mg+サクシゾン300〜600mgを点滴静注。
    • 更にサクシゾンを増量しておこなう。
    • 酸素吸入(1〜2L/分)
    • ボスミン注(1mg/mL)0.1〜0.3mL/回 皮下注
    • を併用する。
    • (意識障害が出たとき)
    • PaCO2上昇がみられる時・・・・
      1. 速やかに気管挿管・人工呼吸
      2. さらに、麻酔科医によるイソフルランなどによる全身麻酔を考慮。
      (点滴で改善して帰宅するときの処方)
      • 経口プレドニゾロン20〜30mg/日分2を3〜4日分。
(慢性期の治療)
  • 吸入ステロイドによる気道炎の鎮静化が治療の根幹。
  • 原因抗原の明らかな場合、その除去・回避が重要
  • ピークフロー測定による客観的な病態把握も重要。
  1. 軽症間歇型
    1. サルタノールインンヘラー(1吸入100µg):1回1〜2吸入 頓用
    2. キュバール100(1吸入100µg)1吸入/日                        テオドール100〜200mg 分1 夕食後
  2. 軽症持続型
    1. パツミコート100(1吸入200µg)1〜2吸入/日                     テオドール200〜400mg 分2                               オノン225〜450mg 分2
    2. オルベスコインヘラー(200µg)1回1吸入 1日1回                  セレベント2吸入/日、又はホクナリンテープ1日1回 2mg
    3. アドエア100ディスカス1回1吸入1日2回
  3. 中等度〜重症持続型
    1. フルタイド200ディスカス(1吸入200µg)2〜4吸入/日                テオドール200〜400mg 分2                               オノン225〜450mg 分2
    2. コントロール不良例ではさらに、以下を併用
      1. セレベント(1吸入50µg)2吸入/日(朝、就寝前)               又はスピロペント40µg分2
      2. プレドニゾロン5〜10mg/日分1または
      3. アドエア500ディスカス1回1吸入1日2回                    シングレア錠 10mg 分1                             テオロング錠 400mg 分2

西洋薬
塩酸プロカテロール
  • 「アストプロチン」「アプロカテン」「エプカロール」「カテプチメート」「カテプチン」「カプテレノール」「ザネロ」「スタビント」「テレプス」「ドイスロール」「ブリージン」「プロカプチン」「マーヨン」「メチレーヌ」「メチレフト」「メプチン」「メプチンミニ」「レンブリス」「ロワイヤル」
気管支喘息治療薬
テオフィリン
  • 「アーデフィリン」「エチェンス」「スロービッド」「セキロイド」「チルミン」「テオスロー」「テオップ」「テオドール」「テオドールG」「テオフィリン」「テオロング」「フレムフィリン」「ユニコン」「ユニフィル」
気管支拡張剤
プロピオン酸ベクロメタゾン
  • アルデシン」「アルデシンAQ」「アルデシンミニ」「アルロイヤー」「イペ」「エスペタットAQ」「コンソレット」「サルコート」「タウナス」「タウナスアクア」「デーエム」「ナナドラ」「パラナイン」「プロパーム」「プロパデルム」「ペクラシン」「ペコタイド」「ペコナーゼ」「ペンブリン」「ペンブリンAQ」「マイリー」「リノコート」
ステロイド吸入薬
【注意】β遮断剤は、気管支を収縮させるので使わない方が安全です

抗体薬
  • 好酸球を減少
    • 2010年、協和発酵キリンは副作用が少ない抗体医薬品の開発を目指す。ぜんそくの原因とされる白血球の一種「好酸球」を減少させる。抗体が好酸球の表面上に存在する「インターロイキン5受容体」に結合。免疫細胞の「T細胞」などから分泌されて好酸球の増殖にかかわるタンパク質「インターロイキン5」より先に同受容体に結びつき好酸球の増殖を抑える。協和キリンの独自の技術「ポテリジェント」を応用した。この技術は抗体と好酸球を破壊する酵素を出す免疫細胞「エフェクター細胞」を結びつき安くし、好酸球を減らす効果がある。

成人気管支喘息
  • 遺伝子変異・・多数発見
    • 2011年、理化学研究所は、成人気管支ぜんそくの発症に関わる遺伝子の変異を多数発見した。
    • 日本人4836人のゲノム(全遺伝情報)を解析した成果。
    • 成果はネイチャー・ジェネティクス(電子版)に掲載。
    • 成人気管支喘息は日本では成人の5%程度が発症する。
    • こどもの気管支喘息よりも重症化しやすい。
    • 発症の原因には遺伝的要因と生活習慣などの要因があるとされるが、詳しくは不明。
    • 研究チームは、日本人の患者1532人と健康な3304人のゲノムを分析し、発症しやすさに関連している遺伝子の変異を探した。その結果、発症と関連した変異が集中して存在する領域を5つ見つけた。


有害因子 気管支喘息を引き起こす有害因子
  1. イソシアネート類
  2. ホスゲン
  3. クロム
  4. コバルト
  5. プラチナ
  6. 樹脂・綿・木材の粉塵。
  7. 花粉・キノコの胞子
  8. アラビヤゴム
  9. 鱗屑
  10. 真菌(アスペルギルス)

(副作用で気管支喘息になる医薬品) (気管支喘息患者に要注意の医薬品)
  • [アスピリン](NSAIDs)[オピオイド][コデイン][コリン作動薬][サザピリン](NSAIDs)[サリチルアミド](NSAIDs)[ジクロフェナク](NSAIDs)[ジフルニサル](NSAIDs)[スルピリン](NSAIDs)[ドネベジル][トリアゾラム][トルフェナム酸](NSAIDs)[ニトラゼパム][ヒスタミン][フルフェナム酸](NSAIDs)[フロクタフェニン](NSAIDs)[ブロチゾラム][β遮断薬][ベタネコール][ロルメタゼパム]
ペット 男性のTさん(35)は朝方、しばしば呼吸が苦しくなり、近くの医療機関に駆け込むようになった。病名は気管支喘息と言われ驚いた。アレルギーもなく喘息持ちでもなかったのが、結婚した頃から咳が出だしたようだという。それまでの環境変化と大きく違っていたのが、奥さんが連れてきたイヌだった。
検査の結果、Tさんの血液はイヌの皮膚の成分に強く反応した。アレルギー反応によって起こる。気管支喘息の最も有効な治療法は、その原因を取り除くことだが、これが難しい。
時間医学 「夜間から明け方にかけて喘息が悪化することは、以前から良く知られていました。気管支は12時〜17時に大きく開きますが、夜〜明け方にかけては縮小していくきます。その時気道の閉塞が起きてしまいます。
さらに、血中のコルチゾール値は、喘息発作とよく相関します。
薬としてのステロイド(コルチゾル)は、なにしろ喘息の特効薬なのですから。
コルチゾルは、普通朝に高くなりますが、このリズムが喘息患者では乱れていて、朝、血中コルチゾルが高くないのです。
自律神経の障害も喘息の一因です。アレルギーを示すヒスタミンの値も、喘息患者では午前4時に高くなるのです。喘息では、気管支粘膜が朝方に過度に反応して、粘膜からの分泌が過度になると言われています。」→体内時計
(田村康二著「魔の時刻の不思議」より)


○発作時の
漢方処方
甘草湯
麻黄甘草湯
麻杏甘石湯

気管支ぜんそくの漢方治療
漢方薬あれこれ
  1. 黄蓍建中湯
  2. 柴陥湯
  3. 柴胡桂枝乾姜湯
  4. 柴胡桂枝乾姜湯+麻黄附子細辛湯
  5. 柴胡桂枝湯
  6. 柴朴湯 
  7. 四逆散
  8. 芍薬甘草湯
  9. 小建中湯
  10. 小柴胡湯桂枝茯苓丸    
  11. 小柴胡湯半夏厚朴湯
  12. 小柴胡湯+麻杏甘石湯
  13. 小柴胡湯+麦門冬湯
  14. 小柴胡湯通導散防風通聖散    
  15. 小青竜湯桔梗石膏
  16. 小青竜湯+麻杏甘石湯
  17. 神秘湯
  18. 清肺湯
  19. 大柴胡湯
  20. 大柴胡湯半夏厚朴湯
  21. 大柴胡湯+麻杏甘石湯
  22. 大柴胡湯+麦門冬湯
  23. 竹茹温胆湯
  24. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  25. 人参湯
  26. 麦門冬湯
  27. 八味地黄丸   
  28. 半夏厚朴湯
  29. 茯苓飲半夏厚朴湯
  30. 平胃散
  31. 防風通聖散
  32. 麻黄細辛附子湯  
  33. 麻黄湯
  34. 麻杏甘石湯
  35. 木防已湯
  36. 六君子湯  
  37. 苓甘姜味辛夏仁湯
  38. 苓姜朮甘湯
  39. 六味丸