こぎくじおうがん
コギクジオウガン・杞菊地黄丸
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杞菊地黄丸   (湯頭歌訣)
地黄6.0 山茱萸3.0 牡丹皮3.0
沢瀉3.0 山薬3.0 茯苓3.0
枸杞子1.0 菊花1.0



杞菊地黄丸
疲れやすく顔・手足がほてり、尿量減少または多尿で、ときに口渇がある者の次の諸症に用います。
「疲れ目」
「かすみ目」
のぼせ
めまい
「頭重」
むくみ
「排尿困難」
「頻尿」 

杞菊地黄丸の目標
疲れやすい、
足腰やヒザがだるい
動くと痛い、手足がほてる、
口が乾く、
排尿異常がある、
耳鳴り、
難聴などの腎陰虚の症状があり
視力減退、
目が疲れる、
目がかすむ、
目が充血する、
目が痛い、
目が乾燥するなどの肝腎陰虚の症状があるもの
めまい、
頭痛、
目のかすみ、
耳鳴りが顕著になり、
イライラ、
血圧が高くなるなどの肝腎上亢の症状があるもの

解説
○中国清代の《医級》に記載。
○六味丸に枸杞子・菊花を配合したもので、腎陰虚があり、肝陰虚の症状(肝腎陰虚・肝陽上亢)も加わるものに用いられる。
地黄・・・・補腎陰
山薬・・・・補脾陰
山茱萸・・補肝陰
地黄・山薬・山茱萸・・・滋補腎陰(三補)
茯苓・・・・瀉脾湿
沢瀉・・・・瀉腎濁
牡丹皮・・瀉肝火
茯苓・沢瀉・牡丹皮・・・・利水清熱(三瀉)
枸杞子・・滋補肝腎、明目
菊花・・・・清熱、平肝明目
応用
○眼精疲労・仮性近視・涙目・白内障などに。
○高血圧による、めまい・目のかすみ・耳鳴り・イライラに。
○その他の目の障害。視力低下(糖尿病・肝炎・老化・産後)に。

鑑別
杞菊地黄丸 ○六味丸+枸杞子・菊花
○疲れやすく、顔や手足がほてり、尿量減少または多尿で、ときに口渇がある者の次の諸症状
疲れ目・かすみ目
のぼせ・めまい
頭重
排尿困難・頻尿
むくみ
(八味丸)
八味地黄丸
腎陽虚の処方。手足の冷え、夜間排尿がある。

腎虚
(老化)
腎陽虚 腎陰虚
顔色 青白いが、
軽度の場合は、変化しない。
普通か、やや赤みがかっている
口中 唾液が多く、全身・足がむくむ 口の中、唇が乾き、水分をとりたがる
排尿 量、回数ともに多くなり 尿量は少なめ
尿色 無色~薄黄色 濃くなる傾向がある
大便 軟らかいことが多い 便秘になりやすい
参考 老人の失禁
膀胱括約筋の収縮力が低下
小児の身長の伸びが悪く、夜尿症傾向が強い。
漢方薬  海馬補腎丸
至宝三鞭丸
牛車腎気丸
八味地黄丸
知柏地黄丸
杞菊地黄丸
六味丸

類似処方
杞菊地黄丸 六味丸+枸杞子・菊花
耳鳴丸 六味丸+柴胡・磁石
知柏地黄丸 六味丸+知母・黄柏
麦味地黄丸 六味丸+麦門冬・五味子(=八仙丸)
八味地黄丸 六味丸+桂枝・附子(=金匱腎気丸)
牛車腎気丸 六味丸+桂枝・附子+車前子・牛膝
六味丸 熟地黄山茱萸山薬茯苓沢瀉牡丹皮