呼吸が異常
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呼吸困難」「過換気症候群」「呼吸促迫症候群」「呼吸不全」「睡眠時無呼吸症候群

副作用で・・・・呼吸が異常
アモパン」「ダルメート」「ハルシオン」「PL顆粒」「ベンザリン

呼吸 細胞の中で各種の栄養素を燃やしてエネルギーをつくるのは、ミトコンドリアという小器官の働きである。
ミトコンドリアが栄養素を代謝するためには、酸素を必要とする。
また、その代謝で生じる炭酸ガスは、体にとって有害なため、排出しなければならない。この「酸素を取り入れ、炭酸ガスを排出する働き」が呼吸である.
したがって一口に呼吸といっても2種類ある。
  • まず、肺の中で体外の空気(酸素)と体内の血液中の炭酸ガスを交感する『肺(外)呼吸』。
  • もう1つは、体内の各臓器や末端の組織(末梢組織)で、毛細血管中の血液と細胞との間で行う『組織(内)呼吸』である。
この内外の呼吸を合わせて、酸素や炭酸ガスを中心としたガス循環と流れの過程を総称して呼吸と定義している(永田晟著「呼吸の奥義」p14〜)
  • ヒトの呼吸は[鼻][口]ー[咽頭]ー[気管]-[気管支]-[肺]という呼吸器官のつながりで行われているが、かんじんのガス交換は肺だけで行われている。:
肺呼吸 肺呼吸するのは・・・ほ乳類・鳥類・爬虫類・両生類と、肺魚など。
肺に空気を出し入れするためには、肺を拡げたり縮めたりする必要がある。しかし肺が自分自身で拡大縮小するわけではない。胸郭(脊柱と12対の肋骨、胸骨で構成)と横隔膜(呼吸筋)の働きで、胸郭の容積を大きくしたり小さくしたりする。
  • 胸郭を囲む骨組みの前後左右の動きによって、胸郭の容積を増減させるのが・・・胸式呼吸。
  • 横隔膜を収縮したりゆるめたりして、胸郭の容積を上下方向へ増減させるのが・・・腹式呼吸。
呼吸に関わる筋肉(呼吸筋)は骨格筋、すなわち横紋筋です。
そのため、呼吸は自分の意志でコントロールできます。
また一般の横紋筋なら中枢神経の支配下にあるから、睡眠中など中枢神経が休んでいるときにはほとんど活動しない。ところが、呼吸は寝ていても休むことはない。
安静状態では1分間に、およそ酸素を250 ml消費し、炭酸ガスを200ml排出する。しかも、酸素の体内貯蔵量は1000mlぐらい。だから、呼吸は休むことができない。
皮膚呼吸 ミミズやヒル、腔腸動物は、皮膚から直接酸素を取り入れる皮膚呼吸をする。
ウナギ・・・特別な条件下では全呼吸の60%を皮膚呼吸でまかなう。
カエル・・・全呼吸の50%が皮膚呼吸
えら呼吸 魚類の多くがえら呼吸。エラの表面に絶え間無く水を流し、エラの毛細血管に流れる血液との間でガス交換する。
ドジョウ・・・エラ呼吸の補助として、腸腔内面でガス交換する腸呼吸もしている。ドジョウは口から飲み込んだ水を肛門から出す過程でガス交換をしている。
ナマコ・・・肛門から水を取り入れて腸呼吸している。

  • 肺は左右一対で、左肺は2葉、右肺は3葉に仕切られている。
    • 右肺=1200ml
      左肺=1000ml
      心切痕・・・左肺の下部で、心臓部分がえぐれているところ。
  • 両肺の中に肺胞が3億〜5億ある。1個の肺胞・・・直径0.1〜0.2mm
  • 肺胞の表面には毛細血管が張り巡らされている(肺胞毛細血管網)
  • 肺胞(と毛細血管)と、肺胞内の空気は1µm(マイクロメートル)以下で接している。
  • そして血液が肺胞部分を通過する1秒の間にガス交換が行われる。
    • 肺の構造
  • 呼吸を調節
    • 呼吸は、炭酸ガスと酸素のガス交換なので、血中の炭酸ガス濃度が増えると、換気量や呼吸回数が増える。
    • 呼吸は
      • @炭酸ガス分圧の増加と
        A酸素分圧の低下と、
        B血液の酸性度
      • によって影響を受ける。

呼吸の種類
呼吸数 respiratory frequency・・・・・16〜20回/min
dyspnea
呼吸困難
「不快にして困難な呼吸、呼吸運動が不快な努力を伴って意識されるもの」。
  • ・吸気性呼吸困難
    ・呼気性呼吸困難

orthopnea
起座呼吸
臥床しているときには呼吸困難が強くなり、座位or後に寄りかかる姿勢をとると楽になるもの
横になって足をのばすと、咳が出て呼吸が苦しいので、頭を壁や物にもたれかけて座っている状態。
座っていると呼吸が楽になる。
どんな時起きるか?
  気管支喘息
  うっ血性心不全
・神秘湯
・木防已湯
trepopnea
片側臥呼吸
呼吸困難がある一定の臥位でのみ起こるもの
hyperpnea
過呼吸
(呼吸亢進)
呼吸の深さor呼吸運動の振幅または1回の換気量の増大をいい、深い呼吸であって、呼吸数の増加ではない→「PL顆粒
polypnea
多呼吸
呼吸数と呼吸の深さのいずれもが増加したもの
hypopnea
呼吸減退
呼吸数に変化なく、深さが減少したもの
apnea
無呼吸
呼吸運動が一過性に中断されたもの
hyperventilation
過換気
代謝の要求以上に換気すること
(参照過換気症候群」)
periodic respiration
周期的呼吸
「速く深い呼吸を幾つかした後に、次第に浅くなって、遂に無呼吸になり、再びまた大きく速くなり、これらを繰り返すもの」。
・Cheyne-Stokesの呼吸
・Biotの呼吸:「呼吸数も深さもリズムも不規則」

疾患による呼吸変化
  • いびきを伴う深い呼吸
    1. 脳出血
    2. クモ膜下出血
    3. 頭蓋内傷害
  • 徐呼吸
    1. モルヒネ中毒
    2. 血中CO2貯留(CO2ナルコーシス)
    3. 感電
  • 吸気は深く、呼気が緩慢
    1. 糖尿病性
    2. 尿毒症
    3. Kussmaul大呼吸
  • チェーンストークス呼吸Cheyne-Stokes呼吸
    • はじめに小さい呼吸が起こり、次第に増盛して大きい呼吸となり、かつ努力性の呼吸運動をし、その後徐々に減衰する
    • 呼気時に呼吸静止期に移り、吸気で促進期に入る
    • 深い遅い呼吸相と、深い早い呼吸相が交互に繰り返し、極端に遅い相では一時呼吸停止を見る。
      • チェーンストークス呼吸
    • 引き起こす疾患
      1. 脳出血
      2. 髄膜炎
      3. 頭蓋内圧亢進
      4. 重症心不全
      5. モルヒネ中毒
      6. アルコール中毒
      7. 麻酔が深い時

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