コムギ(小麦)
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グルテン中毒」「亜鉛」「食品アレルギー」「スポーツで結果が出ない」「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」「ジンマシン
コムギアレルギー
加水分解コムギ末を含有する医薬部外品・化粧品の使用上の注意事項等について(厚生労働省)
  • 石けんでかゆくなったり、呼吸困難を引き起こした。運動誘発アナフィラキシーを引き起こす患者も出た。
  • (症例1) 30代女性
    • 【既往歴】
      • 通年性鼻炎、スギ花粉症、ハンノキ花粉症、リンゴで口腔アレルギー症状。
    • 【経過および処置】
      1. 約2年前
        • 加水分解コムギ末を含有する石けんを使用。その頃から顔のかゆみ、口のまわりのかゆみ、目のまわりのかゆみなどあり、近医皮膚科受診。
        • アトピー性皮膚炎を診断され、タクロスリム軟膏やステロイド軟膏処方されるも改善に乏しかった。その後、その他の皮膚科、眼科転々と受診するもやはり改善を認めなかった。
        • 症状は入浴後に特に増悪することが多く、症状は経年的に増悪傾向であった。
      2. 発現日
        • 入浴後に強い鼻炎症状も出現するようになった。
        • 会社の帰宅途中に目のカユミ、眼瞼・眼周囲の腫脹、顔面の発赤腫脹などあった(詳細不明)
      3. 2ヶ月後
        • ラーメン、ビールを摂取して5分歩行後、目のかゆみが始まる。その後、眼瞼・眼周囲の発赤腫脹、手掌の発赤と腫脹、全身発赤とカユミを認めた。
      4. 約3ヶ月後
        • パンを摂取した後、テニスを開始し、15分後、目のカユミから始まり、眼瞼発赤腫脹、顔面の発赤腫脹、手掌の発赤腫脹、全身の発赤と膨疹出現し、その後血圧低下、腹痛、下痢在り、アナフィラキシーの診断で入院加療した。
      5. 約4ヶ月後、
        • 入浴後に顔面に膨疹、眼瞼腫脹出現するようになる。
        • パスタ、ケーキ摂取後に歩行し症状出現。目のカユミから始まり、眼瞼腫脹、全身の発赤と膨疹を認めた。
      6. 約半年後
        • 小麦アレルギーと診断され紹介受診。食物負荷試験を行った。
        • 【検査所見】
        • ・血清総IgE値(440IU/mL)
        • ・<CAP-RAST>
          • 小麦・・・・・・14.20 Ua/ml(class3)
          • グルテン・・・15.40 Ua/ml(class3)
          ・<Prick test 膨疹径>
          • 当該石けん・・・・・・・・・3mm
          • 0.3%加水分解小麦・・12mm
          ・<食物負荷試験>
          • 入院管理下にて、パン摂取したのち運動負荷を行った。
          • 目のカユミと腫脹から始まるアナフィラキシーが誘発された。
    • 【診断】
      • 当該石けん中の加水分解小麦による接触性蕁麻疹、アレルギー性結膜炎
      • 小麦依存性運動誘発アナフィラキシー(WDEIA)
        • 当該石けん中の加水分解小麦の感作がWDEIAの発症原因となっている可能性を疑い、小麦摂取後の運動を中止のみならず、当該石けん使用を中止した。
        • 洗顔後の眼瞼腫脹、顔のカユミなどの症状すべて消失。
        • 現在のところWDEIAが改善しているかどうかは評価できない。
  • (症例2) 30代女性
    • 【既往歴】
      • 通年性鼻炎のみ
      【経過および処置】
      1. 約2年前
        • 加水分解コムギ末を含有する石けんを使用。使用開始して洗顔後に皮膚のカユミ、膨疹など出現していたが、使用を続けていた。
      2. 発現日
        • パン摂取後自転車で走行(5〜6分)したあと、手掌のカユミ、眼周囲の血管浮腫、鼻閉、全身発赤・膨疹、腹痛などあり。
        • その後も小麦製品摂取後に運動をして、アナフィラキシーをくり返した。
      3. 約8ヶ月後
        • 精査目的で受診
        • 【検査結果】
        • ・血清総IgE値(220IU/mL)
        • ・<CAP-RAST>
          • 小麦・・・・・・・・・・2.5Ua/ml (class2)
          • グルテン・・・・・・・4.48Ua/ml (class3)
          ・<Prick test 膨疹径>
          • 当該石けん・・・・・・・・3mm
          • 0.3%加水分解小麦・・9mm
          • コムギ・・・・・・・・・・・・0mm
          • パン・・・・・・・・・・・・・0mm
          • Histamine(10mg/ml)3mm
    • 【診断】
      • 小麦依存性運動誘発アナフィラキシー(WDEIA)
      • 加水分解小麦による接触性蕁麻疹
  • (症例3) 20代女性
    • 【既往歴】
      • 小児期からアトピー性皮膚炎。現在も皮疹あり。
      • 小児発症の食物アレルギーは無し。
      【経過および処置】
      1. 約2年前
        • 加水分解コムギ末を含有する石けんを使用開始。
        • アトピー性皮膚炎による顔面の皮疹は常にあり。当該石けん使用時のカユミ軽度にあり(もともとアトピー性皮膚炎があるためハッキリしない)
      2. 発現日
        • カルボナーラ摂取後歩行し全身蕁麻疹のあと血圧低下。
        • 他院で小麦依存性運動誘発アレルギー(WDEIA)と診断され以後厳格に小麦除去。
      3. 約10ヶ月後
        • 桜餅(小麦が入っていたことが後で判明)摂取後歩行15分。全身に地図状膨疹。
      4. 約11ヶ月後
        • 食物負荷試験希望して受診
        • 【検査所見】
        • ・血清総IgE値 (1690IU/ml)
        • ・<CAP-RAST>
          • 小麦・・・・・・・・・・30.90Ua/ml (class4)
          • グルテン・・・・・・・44.30Ua/ml (class4)
          ・<Prick-test 膨疹径>
          • 当該石けん・・・・・・・・・5mm
          • 0.3%加水分解小麦・・18mm
          • 小麦・・・・・・・・・・・・・・10mm
          • パン・・・・・・・・・・・・・・16mm
          • Histamine(10mg/ml)・5mm
          ・<食物負荷試験>
          • ロールパン10g摂取後すぐに咳・くしゃみ。
          • 1時間20分後に全身に膨疹出現。ボスミン投与で軽快。
      【診断】
      • 小麦アナフィラキシー


パンコムギ パンコムギは世界中で最も多く栽培されている小麦で、パンやうどん、菓子の原料となる。2010年、農業生物資源研究所と日清製粉、チェコ実験植物学研究所などのチームは、パンコムギ染色体の解析を始めた。
コムギのゲノムは約160億塩基対でイネに比べて40倍も大きい。
讃岐うどん オーストラリア産の小麦を使っている。
オーストラリアも遺伝子組む換え小麦の研究を進めている。
ソーメン 小麦粉を練って、延ばし、ゴマ油でコーティングする。
パスタ パスタ向け小麦
2011年、北海道の南るもい農業共同組合と留萌振興局はパスタ用の国産小麦の量産に乗り出す。
量産するのは「北海259号」と呼ばれる留萌産小麦。北海道農業研究センターが開発し、2010年に品種登録した。北海259号でつくるパスタは通称「ルルロッソ」と呼ばれ、固さを引き出すタンパク質の含有率は12〜13%。ヂュラム小麦と並ぶ硬さ。
パン 最もパンを食べているのは60代女性。
製粉と製粉振興会が2010年9月と2011年2月に20〜60代の男女約3万4千人を調べた。
新品種 ○「ネバリゴシ」・・・もちもちした食感の麺に


胚芽 ・・・タンパク質合成・・・
「愛媛大学工学部の遠藤弥重教授らは、小麦の胚芽を使ってタンパク質を効率よく合成する技術を開発した。手順も簡単で、合成効率は大腸菌などの微生物を使った従来法の100倍以上。
開発した方法は小麦の粒から胚乳を完全に取り除き、胚芽の部分だけを使う。胚芽に含まれているタンパク質合成機構を利用し、目的とするタンパク質の遺伝子を働かせてタンパク質を作る。大腸菌などを使う従来の手法で作れなかったアミノ酸が3000個以上つながった巨大なタンパク質も合成する能力がある」
gluten
グルテン
小麦中のタンパク質の総称。
小麦粉を水でこねると、弾力性と粘着性が出てくるのは、グルテンによる。米やソバでふっくらしたパンがつくれないのはグルテンに欠けるため。
小麦に含まれるグルテンで中毒する(スプルー)
石けんで小麦アレルギー
2011年、11/25日本アレルギー学会は、「茶のしずく」旧製品を使わないように報告。
小麦由来成分「グルパール19S」がアレルギーの原因とみられるという。
小麦をつかっった食品を食べた後で軽い運動をしても呼吸困難になるケースもあるという。
グルタミン グルタミン補給材
日清製粉は小麦タンパクを分解し、免疫機能の低下を防ぐ成分『グルタミン』を大量に含む素材を開発した。小麦タンパクを使ったグルタミン補給製品を国内で初めて商品化する。粉末状で飲料や食品に配合して利用する。グルタミンの含有量が海外品に比べて1.6倍多い。小麦タンパクは水に溶けにくい性質を持つが、酵素処理によって溶けやすくした。
新製品の「グルタミンペプチドGP-1」を13日に発売する。アミノ酸が約1000個結合している小麦タンパクをアミラーゼなどを用いて、10分の1の50〜100個ずつに分解した。すでに製法特許を取得しており、大量生産の体制を整えた。
アミノ酸が約1000個連なった従来の小麦タンパクは粘度が高く、水に溶けにくい。
細かく分解して2〜5個にすると溶けやすくなるが、苦みがきつくなり、さらに、グルタミン成分が破壊されて2/3に減少する。
グルタミンは小麦タンパクの40%を占める。リンパ球などの免疫系細胞のエネルギー源になる。日本企業はグルタミン補給素材を全量輸入している
グルタミン(Gln)=H2NOCCH2CH(NH2)COOH→アミノ酸の1種


[薬性歌] 小麦微寒煩熱 止渇利溲養肝血
効能・効果 ○内臓が出て入らないとき。
「小麦5升・水9升を煎じて4升につくり、滓を去って冷まし、瘡の上を冷やすと徐々に入っていく。」

成分 玄米 精白米 小麦 トウモロコシ ソバ
タンパク質 7.4g 6.8g 10.5g 3.3g 12.1g
脂質 3.0g 1.3g 3.0g 1.4g 3.1g
カルシウム 10mg 6mg 24mg 30mg 17mg
1.1mg 0.5mg 3.1mg 0.3mg 2.8mg
ビタミンA
ビタミンB1 0.54mg 0.12mg 0.41mg 0.03mg 0.46mg
ビタミンB2 0.06mg 0.03mg 0.10mg 0.02mg 0.11mg
ビタミンC 15mg
ビタミンE 1.6mg 0.4mg 1.4mg .05mg
ナイアシン 4.5mg 1.4mg 4.5mg 0.3mg 4.5mg
カリウム 250mg 110mg 460mg 240mg 410mg
リン 300mg 140mg 350mg 22mg 400mg

収穫量にアリが関与
  • 2011年、ネイチャー・コミュケーション
    • オーストラリア連邦科学産業研究機構などは、アリとシロアリが地中に穴を掘ることで小麦の収穫量が増えている。
    • 乾燥した気候の豪州西部にある農場で実験した。
    • ありやシロアリを駆除した場合に比べて収量は36%多かった。アリとシロアリが掘った穴から水分が土にしみ渡り、土壌中の窒素が増えたという。
    • 湿潤な気候の地域では、ミミズが掘る穴が同様の効果をもたらすことが知られている。