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コンドロイチン



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コンドロイチン・・・「糖」の一種です。
ムコ多糖体
  1. 動物の細胞・線維・組織・器官の間をしっかり結びつけて、それらの支持・保護・栄養補給の役目を果たしている組織を結合組織といい、その主要部分は『ムコ多糖体』と呼ばれる粘性物質である。
  2. コンドロイチン硫酸はグルコサミンと同じようにムコ多糖体の重要な構成成分の1つです


コンドロイチン硫酸
  1. 体内ではタンパク質と結びついて『コンドロムコタンパク』という形で、主に皮膚・血管壁・軟骨・靱帯・関節・眼球・角膜・粘液・各臓器に分布しています。
  2. サメのひれやブタの気管支などから作られます


必要量
  1. 400mg/日
  2. 若い成長期には体内でも生合成されるが、加齢とともに産生されなくなる
  3. 化学的合成が困難


変形性関節症
  • コンドロイチンは、皮膚細胞に水分を保たせて弾力とハリをもたせる作用から美容目的にも使われて来ましたが、最近では、ムコ多糖類の仲間であるグルコサミンとの組み合わせで、ヒザの痛みや腰痛に代表される変形性関節症に用いられています






コンドロイチンの効能効果
  • 肩こり
  • 眼精疲労
  • 五十肩
  • 手術後の癒着防止
  • 食欲不振
  • 頭重感
  • 疲労感をなくす
  • 自律神経失調症状:
    1. めまい
    2. 肩こり
    3. 不眠
  • 神経痛
  • 腎炎の予防
  • 関節痛
  • 脱毛症
  • 動脈硬化
  • 難聴
  • ネフローゼ
  • 不定愁訴
  • 耳鳴り
  • 夜尿症
  • 慢性腎炎
  • 腰痛
  • リウマチ






コンドロイチンの薬理作用
  • 新生血管の形成を阻害する
    • (1980年、ロバート・ランガー教授)
    • 新生血管はガンが成長するときに生じる
  • 炎症を抑える:
    • 細菌感染時に感染巣を包囲して被害の拡大を防ぐ。
    • (感染防止)
  • 解毒作用
  • 代謝異常
  • 抗動脈硬化作用
  • 老化防止
  • 膵臓のリパーゼ活性を抑制する
  • 脂質の腸管からの吸収を抑制し、高脂血症・肥満を防止する








コンドロイチンの生理作用
目の角膜や水晶体の透明性や弾力性を保持する


線維(コラーゲンエラスチン)や細胞群と共に結合組織を構成し、体細胞が正常に生存できる基盤となる


組織に保水性・潤滑性・弾力性を与え、栄養分の消化吸収・運搬・新陳代謝を促進する


カルシウムの代謝(沈着)に深く関与し、骨の成長・骨折の回復、骨粗鬆症を防止する


カルシウムマグネシウムなどの金属イオンの移動や調節を司る


血液中のコレステロールや過酸化脂質を除去し(脂血清澄作用)、


動脈硬化 高血圧を予防し、


血液が凝固して血栓ができるのを防ぐ


細胞の増殖を促進し、精子の量を増やす(造精作用)


傷ついた皮膚や組織の損傷を補修する


肌を若返らせる。→「肌カサカサ


関節軟骨の成分の27〜43%を占め、関節・靱帯・腱の弾力性・円滑性を保持する。


脳の中で神経回路網を
  • 2012年、神戸薬科大学の北川祐之教授や宮田真路研究員は、脳の中で神経回路網作りに関わる物質を見つけた。生後間もない脳で、神経回路が柔軟に組み換わるのに欠かせないという。
  • この物質は糖鎖の一種「コンドロイチン硫酸」
  • 遺伝子改変でこの糖鎖を大量に作らせて生まれたての脳を再現したマウスでは、成体になっても視力が回復した。
  • 通常は成熟すると糖鎖が網目状の構造をつくり、視力は回復しない。発生初期にはこの構造が十分にできておらず、神経回路が組み替わりやすいという。糖鎖が蓄積する神経細胞は統合失調症などとの関連が指摘されている。
  • 成果は1/16のネイチャーニューロサイエンス(電子版)に掲載。






コンドロイチンを含む食品
  1. ハモ
  2. 魚の煮こごり
  3. 若鶏のスープ
  4. アヒルの皮
  5. スッポン
  6. 納豆
  7. ヤマイモ
  8. オクラ
  9. なめこ
  10. 海藻
  11. フカひれ
  12. ツバメの巣
  13. サメ軟骨
  14. 牛軟骨





核酸医薬を肝臓へ
2016年、星薬科大学の服部喜之准教授らは、がんの増殖を抑える核酸医薬を肝臓に届ける手法を開発した。

研究グループはガンを増やすタンパク質を抑える核酸医薬の働きがある「siRNA」を入れた脂質膜のカプセルを用いた。カプセルは表面に正の電荷を持つため、赤血球などに凝集して肺などの血管が詰まりやすかった。

そこで、多糖類の一種で、負の電荷を持ったコンドロイチン硫酸をあらかじめ投与しておくと、電荷を中和して凝集を防げると考えた。

コンドロイチン硫酸をマウスに投与し1分後に蛍光色素をつけたカプセルを投与した実験で、カプセルが肝臓に集まるのを確かめた。



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