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骨粗鬆症」「貧血DDS

介護施設に入居の高齢女性に多い
  • ビタミンD不足
    • 2010年、特別養護老人ホームなどの介護施設で暮らす女性の高齢者の8割が、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが不足しており、自宅で暮らす人に比べて血中濃度も半分程度だったことが、独立行政法人国立長寿医療研究センター(愛知県)の原田敦・先端機能回復診療部長らの調査で分かった。
    •  カルシウムの吸収を促し、骨の形成を助けるビタミンDの不足は骨折や転倒の原因となり、太ももの付け根付近の骨折がもとで、歩行困難から寝たきりにつながる人も多い。
    • 原田部長によると、入所女性の血中のビタミンD濃度は1_g当たり平均16.8ナノc。
    • 8割近くがビタミンD不足といわれる20ナノc未満だった。
    • 国内外の研究では、自宅で生活する70〜80代女性の平均値は20〜30ナノc程度とされている。
    • ビタミンDは食事から摂取されるほか、日光を浴びると皮膚で合成される。欧州では日照時間が長い夏には転倒事故が少なくなることが知られている。
    • 過剰摂取を続けると高カルシウム血症などの危険もある。

疲労骨折 疲労骨折はレントゲンに写らないほど細かいヒビのこと。
足の人差し指の付け根が痛くなることが多い。
転倒骨折 大腿骨が骨折。
日本人の転倒骨折の原因は日光への照射時間が足りないためと云われている
転倒骨折患者の血中のビタミンDが少なかった。
大理石骨病 Albers-Schöberg病
骨皮質、海綿質の増加する病気。
◎先天代謝異常の1つ。常染色体性劣性or優性遺伝・
◎病因:機序不明。
◎症状:
   1.先天性骨多孔
   2.重症貧血で死亡
   3.成人型は骨折以外に症状が少ない
転倒
→骨折・・・10年で70%増加:
転倒は高齢者の約20%が経験し、さらにそのうち2〜3%が大腿骨頸部、すなわち脚の付け根を骨折している。年間約10万件ほど発生している。
女性は骨を作るのに大切なホルモン(エストロゲン)が50歳ごろの閉経で急速に低下し、その結果、骨粗鬆症になりやすくなる。そうなると、容易に骨折しやすくなり、例えば“背中が丸くなる”のは脊椎骨折であり、ただ痛みが無いので病気と感じていないだけです。
ちょっと転んでも手首や肩の骨が折れてしまう、なかでも多いのが脚の付け根の骨折(大腿骨頸部骨折)です。大腿骨頸部骨折の原因の90%以上が転倒によるものです。ところが、カルシウムの摂取をほとんど牛乳に依存している欧米諸国の高齢者の方が日本の高齢者より骨折が多いのです。その理由は、日本的生活習慣が予防的に働いていたことが明らかになりました。
★日本的生活習慣:
  • 1.イスでなく畳での立ち坐り
    2.布団の上げ下ろし
    3.伝統的な和食
ーーところが、近年、日本でも骨折が増えてきました。
◎転倒を防ぐ
ふくらはぎの筋力が低下すると、足の振りが小さくなり、歩くときにかかとが十分に上がらないので、わずかの段差でもつまづいてしまう。歩行速度が毎秒1m以下になると転倒が増えていくことが実証されている。横断歩道の信号が青のうちに渡りきれなくなると要注意です。
さらに、一度転倒した人は、必ずと言っていいほど再度・再々度、転倒することも内外の研究者が明らかにしました
骨折固定材
を開発
「京都大学生体医療工学研究センターの研究グループは、骨折部位の固定に使う新医療用材料を開発した。ゆっくり分解し体内に吸収される性質を備える。実用化されれば従来の金属製固定材と違って回復後の除去手術が不要になる。動物実験で効果を確認できた。
 ポリ乳酸という材料を使って編んだリボン状の材料で、筏義人教授らが開発、富田直秀助教授らが足の骨が損傷したネズミに使用、骨がつながって回復することを確認した
  • 植物由来のプラスチックの代表が『ポリ乳酸』だ。トウモロコシやサトウキビに含まれる糖分を発酵させて乳酸を作り、それを化学的に結合させて作る。
人工骨 大阪大学医学系研究科の吉川秀樹教授らは、患者自身の肝細胞を入れた人工骨を利用した骨の再生医療技術を開発。
患者自身の骨髄から間葉系幹細胞を注射で採取。この細胞を特殊な培地で培養し、骨の元となる前骨芽細胞に成長させる。その前骨芽細胞を多孔質のリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)製の人工骨に振りかけて培養を続けると、人工骨の中で細胞が骨に成長する。これを患者の骨の欠損部分に埋め込む。
強度が変えられる人工骨
「上智大学と明治大学のグループは体の部位や年齢に合わせて強度を調整できる人工骨材を開発。使用後は時間とともに分解されて骨と同化する性質を持っており、再手術で取り出す必要がない。
現在はチタンやセラミックなどを使っているため、役割を終えた後に取り出す再手術が必要だった。
研究グループは生分解性ブラスチックなどに使うポリ乳酸(PLA)と、PLAに似た構造のポリグリコール酸を配合して作った。骨の主成分となる多孔質アパタイトのPLAとポリグリコール酸を加え、1週間、130℃で加熱する。
PLAとポリグリコール酸の配合比率によって骨の強度を変えられる。
(オスフェリオン)
生体に吸収されて自分の骨に置き換わる。高純度の「β-リン酸三カルシウム」からできており、生体との高い親和性が特徴。骨折や骨腫瘍を取り除いた後に補填できる。
(ボーンセラム)
生体に吸収されずに強い強度を維持する。素材は非吸収性アパタイト。生体吸収されずに体内に残り、高い強度を維持し続ける。腰骨や頭蓋骨の穴埋めなどに適している。
20人死亡 骨セメントで20人死亡
股関節などの骨折手術の接着剤として使われる「骨セメント」を使用した患者が、副作用とみられる急激な血圧低下で1988〜2001年3月末までに20人死亡していることが、厚生労働省の調べて分かった。
骨セメントは股関節を骨折したときに人工関節などを骨と接着する際に使う。体力が低下している高齢者などに使うと、液体主成分が血管の中に溶けだし、急激な血圧低下や重度の循環機能障害を起こして死亡する例があるという
質を判定 骨の質を正確に判定
「中野貴由・大阪大学教授は、骨の強さやもろさを正確に調べる装置を開発した。骨の主成分であるアパタイトの結晶が並ぶ方向を解析し、骨質を診断する。
骨はコラーゲン線維とナノbサイズのアパタイト結晶が結合した構造。結晶は一定の方向に規則正しく並ぶことで、強度を維持している
骨の再生治療では、治ったようにみえて強度が足りない事があるが、新しい装置で正確に状況を評価できる。
再生医療 注射薬で再生
「国立病院機構宇都宮病院の田中孝昭臨床研究部長は骨の再生効果を高めた骨折治療用の注射薬を開発した。顆粒状の人工骨に細胞の成長を促す成長因子薬などを混ぜ合わせてあり、動物実験で効果を確認した。現在臨床試験中。
この注射薬は骨折や骨腫瘍の手術などで削り取られた骨の欠損部を埋めるために使う。手術などでできた骨の穴に充填して使う。
白いペスト状で、市販されている直径1〜3mmの顆粒状の人工骨に、成長因子薬の「フィブラストスプレー」・ヒアルロン酸を加えた。
人工骨はスポンジ状の細かい穴が開いており、その穴に血管や細胞が入り込んで新しい骨ができるが、成長因子薬が細胞や血管を作るのを促して、骨の再生を速める。
2008年、神戸大学の黒田良祐講師と先端医療振興財団・先端医療センターは、骨折した後に骨がうまく元に戻らない『偽関節』の患者を対象とした臨床研究を始める。
骨や血管のもととなる患者本人の細胞を骨折部分に注入して骨をくっつける。偽関節は骨折した後に手術やギブスで固定しても、折れた骨がくっつかない症状。骨折患者の5〜10%に見られ、再手術しても改善しないケースが多い。
超音波で刺激して骨をくっつける治療法などがあるが、より効果の高い治療法が求められている
カルシウム 腰椎骨折とカルシウム
「2008年6/26、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は、カルシウム不足の女性は腰椎を骨折するリスクが最大で2.1倍高めるという疫学調査を発表。
腰椎骨折すると、腰が曲がり、痛みを感じるようになる。
タンパク質 骨をくっつける
2010年、東京大学病院は骨折を早く治す効果があるタンパク質(FGF-2)を見つけ、患者で効果を確認した。
成果は6/8の米国骨代謝学会誌(電子版)に掲載。
整形外科の中村耕三教授、川口浩準教授らと国内48施設と科研製薬の成果。
足のすねの骨折で手術した71人を対象に、FGF-2を幹部に注射した場合と、注射しなかった場合で比べた。タンパク質を注射した患者は14週間で治ったのに対し、注射しなかった患者は18週間かかった。
偽関節 2009年、神戸大学の黒田良祐講師と先端医療振興財団先端医療センターは、骨折が治りにくくなる「偽関節」の新しい治療法の臨床試験を始めた。
偽関節は手術やギプスで固定しても骨折部分がくっつかない。決め手となる治療法が確立していない。
患者から採取した血液に含まれる骨や血管の元になる細胞を、コラーゲンと一緒に骨折部分に注入する。
11/10日に1例目の手術を実施。経過は良好という。
 【色彩療法】 (骨接ぎ後に)
<1>オレンジ色
<2>レモン色
<3>青色