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骨粗鬆症



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ビスホスホネート系薬剤による顎骨壊死
薬剤性骨粗鬆症

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骨粗鬆症の漢方薬
温経湯

黄蓍建中湯(脾虚)

桂枝加朮附湯(脾虚)

牛車腎気丸(腎虚)

十全大補湯(脾虚)

当帰芍薬散

人参養栄湯(脾虚)

八味地黄丸(腎虚)

補中益気湯



骨粗鬆症
osteopoiklosis「骨多孔症」
  • 骨の吸収は正常に近いが、骨の添加が不十分なために骨梁が粗になり、海綿様の多孔性の骨組織となった状態。
  • 骨が軽石のようにスカスカになった状態が骨粗鬆症
  • 骨折を起こしやすい。骨折して初めて気づくことも多い
  • 背が縮んだように見える


骨粗鬆症の病態
  • 内分泌因子や栄養因子により骨量が減少し腰痛や骨折をきたす




骨折というより変形
「骨粗鬆症は実に誤解が多い病気ですね」と黒川高秀・東大教授(整形外科)が嘆いた。

この病気は普通、骨の老化で、大根にすが入ったようにもろくなり、クシャミで背骨が折れるほどになる。


太股(ふともも)の付け根を骨折しやすく、寝たきりの大きな原因になる。
  • 腰曲がりや腰痛も起こす、とされる。このどこが誤解なのか?黒川さんや他の整形外科医の話しを聞いた。」


◇背骨が折れてもまず痛くない

「大根にすが入ったようでもろいとは、ポキポキ折れるイメージを描く人もいるだろうが、実際は骨の硬さが徐々に減り、気付かないほど少しづつ体重で背骨がつぶれ、変形してゆく形で進行する(圧迫骨折)。

骨折と呼ぶがごく微細で、しりもちやクシャミなどの刺激で起きると痛いが、「私の患者で20人に1人以下でしょう」と黒川さん。


◇腰曲がりの真因ではない

「背骨が少しづつつぶれても背骨の間に挟まる椎間板が健全なら、骨がつぶれた分を補って上下に膨らみ、背骨全体の形はほとんど変わらない。腰曲がりは、若いときの労働などで椎間板が変形して膨らむ力を失った為・・・と黒川さん。腰曲がりは、骨粗鬆症とまったく無関係の場合の方がずっと多いという。」


◇腰痛も少ない

「骨粗鬆症患者の腰痛の大部分は筋肉やスジ・椎間板などの痛みで、背骨の骨折による痛みは少ない。それも2週間ほど寝ればまず良くなり、厄介でない部類に入る。

◇逆方向の骨の老化も

「骨が軟らかめになる骨粗鬆症タイプの他に、

骨の老化には逆方向の『骨が硬めになる』型もある。
  1. 骨が増えすぎる傾向の老化で、骨にトゲや突起ができる
    • [変形性脊椎症]、
  2. 神経が通る管が狭くなる
    • [脊柱管狭窄症]、
  3. 脊髄マヒの原因の
    • [後靱帯骨化症]

などが目立つ。

これらの病気こそ腰痛・神経痛・マヒなど症状が激しくて手術も多く、後がやっかいでよく中高年を悩ませる。
「患者として変形性脊椎症か骨粗鬆症かを選べと言われたら、程度にもよりますが、私なら骨粗鬆症を選びます」と黒川さんは言った。
こんなわけで、「骨を増やせ」という老化対策は、本当に骨が軟らかくなり過ぎる人を見極めて的確に働きかけるべきだという意見が、整形外科医の間に多い。



骨粗鬆症の原因

  • 女性ホルモンが少ない
    • 閉経後、
    • 両側の卵巣を摘出した、
    • 性腺機能低下症
  • 長期間の寝たきり生活
  • 関節リウマチなどの膠原病
  • 喫煙
    • 米ハーバード大学のグループが中国で1400人以上の男女を対象に、尻の骨密度と喫煙の関係を調査した。
      その結果、受動喫煙にさらされている人は、そうでない人に比べて骨密度が低く、骨粗鬆症になるリスクが3倍、骨折のリスクは2.6倍だった

薬剤性骨粗鬆症



予防
産業医科大学の岡田洋右講師、田中良哉教授らのグループは、関節リウマチや膠原病などのクスリの副作用で起きる骨粗鬆症について、一般の骨粗鬆薬を同時に併用すれば予防できることを突き止めた。成果は2005年10/13の日本骨粗鬆症学会で発表。
リウマチなどの治療にステロイド薬が使われることが多い。

ステロイド
の大量投与によって骨がもろくなる骨粗鬆症はなりやすいが、骨密度の低下が進んでいない患者でも腰椎を骨折するという特徴がある。
研究グループは一般の骨粗鬆症に使われるビスフォスフォネート製剤を、ステロイドと同時に服用する手法を考え、膠原病患者61名で臨床した。
その結果、骨量減少がほぼ完全に抑えられた。
治療開始後18ヵ月後でも骨折した事例は無かった。

危険度
  • (体重-年齢)×0.2=
    1. -4未満・・・・・・・危険度が高い
    2. -4〜-1未満・・・危険度が中等度
    3. -1未満・・・・・・・危険度が低い
  • たとえば
  • 体重45km 年齢68歳の場合
    • (45-68)×0.2=-4.6・・・危険度(高)
  • 体重45km 年齢60歳の場合
    • (45-60)×0.2=-3.0・・・危険度(中)



検査

  1. 骨X線・・・慈恵式分類第1度〜3度
  2. 骨量測定・・・基準値以下
  3. 血清Ca・・・基準値
  4. 血清P・・・・基準値
  5. 血清ALP・・・・基準〜基準値異常
  6. 血中1,25-(OH)2-ビタミンD・・・基準値以下


男性でも骨粗鬆症になるのでしょうか?
骨粗鬆症には若年性骨粗鬆症といって20歳代や30歳で発症し骨折を繰り返すものがある。

肝臓病の治療のために服用していた副腎皮質ホルモンによる骨粗鬆症がある。

具体的にはグルココルチコイドで、ステロイドホルモンとも呼ばれる。
このホルモンは種々の免疫疾患で広く使われる薬だが、骨にとってはやっかいな存在だ。
  1. 骨の原料となるカルシウムの腸管吸収を減らし、腎臓からカルシウムをどんどん排泄させる。
  2. さらに悪いことには骨を造る骨芽細胞の機能を止め、逆に骨を壊す破骨細胞の活動を活発化させる。
  3. さらに、このホルモンが多いと女性ホルモンや男性ホルモンの分泌が抑えられ、特に男性では骨に影響する要因となる。
英国で提唱されているガイドラインでは、6ヶ月以上にわたってグルココルチコイドを1日75mg以上服用している場合は骨量を測定し、骨減少が著しいときは薬物療法を実施するとしている


ダイエットに注意
カロリー制限をして体重を落とすと骨密度が減少する。

それに対して、運動で体重が減少しても骨密度には変化がないことが、2006年、米ワシントン大学の研究グループの調査で分かった。
ダイエットなどで食事制限すると、骨粗鬆症になりやすいという。
女性30人と男子江18人(平均年齢57歳)をAグループ(カロリー制限をした食事のグループ)とBグループ(カロリー制限しないで運動するグループ)に分けて調査。
Aグループは1年後に体重が平均8.3kg減少し、骨密度も平均2.2%減少していた。
Bグループは体重が6.7kg減少し、骨密度に変化はなかった。


骨芽細胞の働きを活発にする。
  1. 牛乳キニノーゲン・・・・
    • 血管内で血圧を下げる働き。
  2. HMG・・・・・・
    • 細胞中で遺伝子であるDNAの転写を促す
オステオポンチン ・・骨粗鬆症を抑制


骨塩量より丈夫さが重要
一時期、骨粗鬆症から骨折、寝たきりとすべての女性が進むかのように受け止められた。実際は一部の人が骨粗鬆症になり、その一部が骨折し、寝たきりになるのはそのまた一部なんですが」。昨年、日本骨代謝学会で骨粗鬆症の診断基準づくりに尽力した井上哲朗・浜松医大教授(整形外科学)は苦笑する。

カルシウムやリンなど骨の中の無機成分が骨塩だ。

骨粗鬆症への注目は、骨塩量(骨密度)測定装置の進化と関連している。X線写真の濃淡から骨の萎縮を読み取っていた20ほど年前までは、定量的な研究は難しかった。今は2種類のX線を当て、X線の吸収の仕方から骨塩量を1%の誤差で求める方法が主流になった。
しかし、整形外科医を中心に、骨塩量の減少を安易に骨粗鬆症に結びつけてしまう風潮への批判も根強い。骨代謝学会の基準では、他の病気が原因でないと確かめることを最初に掲げている。
その上で骨塩量が若年成人女性の基準値に対して2割ほど減っていれば「骨量減少」、加えて骨折があるか、骨塩量の減少が3割に達していれば「骨粗鬆症」と規定した。基準値は測定法で微妙に違うが、おおむね1平方cm当たり1g強。透写なので単位面積当たりの「平面密度」なのが特徴だ。
井上さんは「重要なのは骨の丈夫さ。骨の微細構造など、骨塩量だけでは表し切れない質の研究が進んでいる」という。


どんな人が?


まず、やせ過ぎの人は、骨への負担が少ないので鍛えられず、骨量も少ない。

「過度のダイエットで痩せすぎて、生理不順にもなり、骨粗鬆症になる例がある」と横浜市立大医学部の水口弘司教授は話す。


運動不足によって筋肉が発達していない人も、骨は鍛えられない。

胃腸が丈夫でない人も、食物からのカルシウムの吸収が悪いので不足になりがち

喫煙・飲酒の習慣がある人も、カルシウムの吸収が少ない。

「遺伝的な要素もあると考えられている。近親者に骨粗鬆症の人がいれば、注意が必要」と大阪市立大医学部の森井浩世教授


アルコールをを飲み続けると、骨が弱くなる
東邦大学の研究グループは、長期にわたって多量のアルコールをを飲み続けると、骨が弱くなる現象を動物実験で確かめた。

ネズミに酒を飲ませ続けると骨に障害が出た。

疫学調査でも過度の飲酒で骨が傷むことが知られており、アルコール摂取は肝臓や腎臓の機能を弱めるだけでなく、骨粗鬆症の危険なども高めることになると研究グループは警告している。
東邦大の大本美彌子・元教授と今井常彦講師らは、人間に換算して1日540mlの日本酒をネズミに472日間飲ませ続け、酒を飲まなかったネズミと骨を比較した。その結果、酒浸りのネズミの大腿骨の幅は禁酒ネズミに比べて約7%減少して細くなり、骨の外側にあたる骨皮質の幅も約14.5%減って薄くなっていた。骨の内部の密度も低下した



太もも筋力・・・日米で差
日本人は欧米の白人にくらべ、骨粗鬆症も寝たきりにつながる太もも付け根も骨折も少ない。どちらも半分かそれ以下に留まる。

「痩せてきゃしゃな女性」が危ないのに、きゃしゃな体形が多い日本人になぜ少ないのか。
中島育昌・山梨医大講講(整形外科)らが米国研究者らと、日米の老人ホームで、寝たきりなどの事故につながる転倒を追究した。各80人前後の老人を半年間綿密に追い、転倒を記録して体力などのデータと突きあわせた。
結果は、日本の転倒が米国の1/4しかなかった。


また、太ももの筋力測定で日本人が3割弱も強かった。

しかも、米国ではこの筋力が弱い人ほど転倒が多かたのに、日本人では転倒と筋力はほとんど関係なかった。

これとは別に、折茂肇・大蔵省東京病院長や鈴木隆雄・東京都老人総合研究所疫学部長らが、太もも付け根の骨折患者約250人と、似た条件の非骨折者約500人との生活を比べた。すると、ベッドで寝る人は布団より1.95倍も骨折しやすいと出た。
これらの結果から鈴木さんは、布団で寝起きをして布団を上げ下ろしし、畳に座り、和風トイレにしゃがむといったわずかの積み重ねが、長年月にわたって下半身を鍛えると推定した。
いす・ベッドより多少やっかいだが、骨や筋肉の鍛錬だけでなく、機敏さやバランス感覚まで培うのではないか。それが中島さんらの日米調査の差になり、日本の老人は筋力が衰えても転びにくい結果に結びついたのではないか。
 もろん原因はこれだけではない。欧米人は足が長くて転びやすく、太もも付け根の骨が長くて折れやすいことなども響きそうだ。飲む薬が一因になった可能性もある。「基本は生活の文化的背景」と中島さんも力説した。



鈴木さんらの統計で、牛乳をよく飲む老人の骨折が必ずしも少なくなかった。牛乳はカルシウムの宝庫で骨増加の決め手とされる。だが、老人で牛乳をよく飲む人たちは全体の生活が洋式で、下半身の鍛錬が欠けたのではないかと鈴木さんは分析した。
また、日本茶(茶)が骨粗鬆症を防止し、コーヒー多飲が促進するという数字も、生活背景が考えられるかもしれない



1万歩・・・歩く
関口秀隆・三条総合病院整形外科医長らが、「運動で中高年女性の骨量減少を防げるか?」を調べた。見てきたように、骨量だけが骨粗鬆症や太もも付け根の骨折に関連する訳ではないが、よく運動すれば転倒・骨折も防げる。この場合は、骨量がその指標になるだろう。
50〜70歳の女性60人に、従来より歩数を2割増やすよう指導した。当時平均7400歩で、4000歩ちょっとの人もいた。2年後は平均8600歩と15%増え、最低でも6000歩近くなった。この間、平均骨量は5%増えた。
 一方、似た条件で、指導しなかった女性の骨は2年で11%減った。
「統計的に意味のある差です」と関口さん。骨量や筋肉も強くなり、転倒を防ぐ機敏性も増す。これを考えると差はさらに広がるだろう。
 ただ、最初から1万歩を超えていた人は、歩数がもう増えなかった。「普通の人では1万歩が日常生活上の最終目標のようです」と関口さんは言う。


さて、もっと頑張れば骨はさらに丈夫になるか?。
  • (徘徊老人)
  • 井上勝也・筑波大教授や石川みち子・長野看護大助教授らが徘徊老人の骨を調べた研究が参考になりそうだ。
  • 逆説的だが、徘徊が運動に役立ち、健康に貢献しているのではないかと調べた研究だ。

食事を除くと一日中歩き回る「終日徘徊老人」が時にいる。こんな老人4人の歩数を測った。

平均25000歩、普通老人の5割増の速度で、歩幅も大きく、日に12kmも歩いていた。普通老人は平均4000歩、1.1kmだった。
骨量を測ると、2万歩以下の徘徊群は正常だった。しかし3万歩(10km)以上歩く老人は、そろって骨量減少が重度だった。普通老人の骨量減少は初期か軽度だった。全員、食事にほぼ差はなかった。
例数が少ないので確かではないが、2万数千歩で効果が逆転し、以降は急速に骨量が減っていく可能性があると井上さんは指摘した。


猛練習を続ける運動選手で時に骨量減少が問題になる。
また、東京都国立市の読者から「2万歩は歩こうと頑張っていたら足が痛くなり、診察で足の指の疲労骨折と分かった」と反省のお便りが届いた。
結論。まずこまめに歩いて歩数2割増をめざそう。それ以上は個人で適量に差があるから、「体の具合が良いか」で判断しつつ、1万歩前後まで増やすと良いのではないか。でも現在のデータでは2万歩以上はちと考えものだ。


超音波で骨粗鬆症を診断
2010年、山梨大学の水口義久教授らのチームは、超音波をつかって簡単に骨粗鬆症を調べる装置を開発した。
  • かかと(踵)に超音波を当てる方法で、
  • X線を使う従来手法より簡便。
    開発した装置は30cm×20cm。

診断は装置に素足を入れてかかとの長さを計測したうえ、かかとの両端から超音波を出す。超音波がかかとの内部を進む間の音速を、制御装置の解析ソフトで割り出して骨密度を推測する。
かかとを伝わる音速は、年齢によって異なるが、20歳代では毎秒1500m程度なら健康な骨の状態で、毎秒1475m以下なら骨密度は成人の7割程度になり骨粗鬆症と判断する。


経皮的骨形成術
「腫瘍性骨病変及び骨粗鬆症に伴う骨脆弱性病変に対する経皮的骨形成術」で高度先進医療の認定を受けた病院
  • 金沢大学医学部附属病院
    群馬大学医学部附属病院




コラーゲン
骨粗鬆症は高齢の女性に多く、少しぶつけた程度でも骨折してしまう。患者数は500万人とも言われ、寝たきりになるきっかけとなることも多い。
骨は体の新陳代謝の中で日々壊され新たに形成される課程を繰り返しており、高齢になると骨の量が減ること自体は病気とはいえない。分解と形成のバランスが崩れ通常より骨からカルシウムが溶けだし骨の量が減って骨折しやすくなってしまうのが骨粗鬆症だ。

カルシウムは人間の成長とともに増加するが、30代以後になると徐々に減る。特に閉経後の女性はカルシウムを骨につなぎ止めているホルモンが激減してしまう。若い人でも無理なダイエットを重ねると体調が崩れ骨粗鬆症予備軍になることがある。

日本骨代謝学会では昨年10月、骨粗鬆症の診断基準を改め他の病気と明確に区別出来るようにした。診断にあたっては背骨のレントゲン写真を診断状で重視、レントゲン写真で骨の状況をよく確かめるべきとし、その後、必要に応じて骨量測定装置で腰の骨などを測定診断をする。
従来、腰骨の量が20〜40代の人の平均値から20%異常減ると骨粗鬆症としていたのを、
  1. 平均値から30%異常減った場合を・・・「骨粗鬆症」
  2. 平均値から20〜30%減を・・・「骨量減少症」
「骨量減少症」=深刻ではないが要注意な状況。

 これまで内科・婦人科などで診断の基準にバラツキがあり、骨量測定だけで骨粗鬆症と診断しがちだった現状を改めた。腰痛で来院した人に対して骨量測定から骨粗鬆症と診断、腰痛の原因を同症だけに限定してしまう場合も考えられた。改訂の結果、診断が正確になっただけでなく、骨粗鬆症の診断を受けるケースが減り患者に無用な不安を与えないですむ。
治療薬の研究も進んでいる。現在はカルシウムを補うカルシウム製剤の他、骨からカルシウムが抜けるのを抑制するエストロゲン(女性ホルモン)、骨にカルシウムを運ぶカルチトニン(ホルモンの一種)、ビタミンDなどがある。
徳島文理大学の勝沼信彦教授は、骨内のコラーゲンというタンパク質の分解を抑える物質を開発した。『コラーゲン』はカルシウムを骨の中に留める役割を担うが『カプテシンL』という酵素によって分解される。
勝沼教授らは、酵素の分子構造をもとに、カプテシンL抑制効果がある3種類の物質を作った。
カルシウム所要量は米国では:1日1100mmg。
  閉経後の女性・・・ 1500mmg。 
  65以上の男性・・・ 1500mmg。


ビタミンD3
  • 朝より夕方に服用した方が、血中カルシウム濃度を上げすぎず、骨密度増加量も多くなる


骨の成長を促すセマフォリン3A
  • 2012年、東京医科歯科大学の高柳広教授らは、骨の成長と破壊を同時にコントロールし、骨の形成を促す働きを持つタンパク質を発見した。
    成果は4.19のネイチャー(電子版)に掲載
    体内では古い骨を破壊する「破骨細胞」と骨をつくる「骨芽細胞」が新陳代謝を繰り返し、新しい骨を形成する。加齢などでこのバランスが崩れると骨の破壊が進む骨粗鬆症などになる。
    高柳教授らは、骨芽細胞から分泌される「セマフォリン3A」(タンパク質)に注目。
    セマフォリン3Aは骨芽と破骨の両方の細胞に働きかけ、骨の形成促進と破壊の抑制の2つの作用があることを突き止めた。
    骨にドリルで穴を開けたマウスを使って実験。セマフォリン3Aを投与したマウスは、投与していないマウスに比べて実験。セマフォリン3Aを投与したマウスは、投与していないマウスに比べて骨量が1.5倍に増加、骨がはやく再生した。



医薬品

<1>カルシウム剤
<2>活性型ビタミンD3:
     イ)1α型
     ロ)1.25水酸化型
<3>カルシトニン筋注:
     イ)エルカトニン
     ロ)サケカルシトニン
     ハ)ブタカルシトニン
<4>ビタミンK2
<5>イブリフラボン
<6>女性ホルモン
<7>ビスフォスフォネート:
  • 破骨細胞を抑える
  • 体内の酵素で分解されない人工物質。
    ビスホスホネート系薬剤による顎骨壊死
    ビスホスホネート系薬剤による治療を受けていて、次の様な症状がみられた場合には、放置せずに医師・歯科医師・薬剤師に連絡してください.
    顎骨壊死は下顎や上顎の骨が細菌に感染し、腐ってしまう病気
    a 口の中の痛み、特に抜歯後の痛みがなかなか治まらない
    b 歯ぐきに白色あるいは灰色の硬いものが出てきた
    c あごが腫れてきた
    d 下くちびるがしびれた感じがする
    e 歯がぐらついてきて、自然に抜けた
    悪化すると、脳や肺を覆う胸腺が細菌に感染する「脳膿瘍」や「膿胸」による死亡例もある。
<8>デノスマブ・・・破骨細胞を抑える。皮下注射。
<9>SERM(サーム)・・・閉経後の女性に。
<10>ロモソズマブ・・・アステラス製薬
  • 2016年承認申請
  • 骨折しやすい患者が対象。骨の形成を促す。
  • ロモゾズマブを使って、骨細胞から分泌され、骨の形成を抑える糖タンパク質「スクレロスチン」の働きを阻害する。
  • スクレロスチンは加齢や閉経になると分泌量が増え、骨粗鬆症を発症する。


骨折の危険性の高い骨粗鬆症に
テリパラチド(ヒト副甲状腺ホルモン)
  • 2009年4月30日承認。
  • 副甲状腺ホルモン剤は、骨ができるのを促す骨形成促進剤と呼ばれる。
  • 骨芽細胞を増やし、骨を壊すよりも骨をつくる量が上回るようにする。
  • 臨床試験では、1年半の投与で腰椎の骨密度が10%増えたことが確認された。腰椎が骨折する確率も65%減少


納豆と大腿骨骨折
大腿骨骨折が日本で一番多い・・・・・・・和歌山県

大腿骨骨折が日本で一番少ない・・・・・茨城県

◎平成8年度:1ヶ月当たりの1所帯当たり納豆の消費量:
     茨城県・・・・・・・・\7476
     東京・・・・・・・・・・\4340
     大阪・・・・・・・・・・\1853
     和歌山県・・・・・・\1239



ミカンを多く食べる女性ほど、
閉経後の骨密度の低下が起きにくい
  • ことが、2007年10/3、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所(茨城県)などが静岡県浜松市の住民を対象に行った栄養疫学調査で分かった。
    699人の骨密度を調査し、βカロテンなどカロテノイドの血中濃度や、果物・野菜の摂取量との関連を分析した。
    閉経後の女性293人の、主にミカンに含まれる『βクリプトキサンチン』の血中濃度で4グループに分けると、濃度が高いグループほど骨密度が高かった。






関連情報 薬剤性骨粗鬆症(医薬品で引き起こされる骨粗鬆症)
ロコモティブシンドローム」「破骨細胞」「骨折
更年期障害」「ステロイドの副作用」「コンドロイチン」「デトックス






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