骨粗鬆症osteopoiklosis 会員登録
トップへ戻る病名・症状>骨粗鬆症(骨密度の低下)

要注意 セレスタミン」「プレドニン」「リウマトレックス

骨粗鬆症 「骨多孔症」⇒骨の吸収は正常に近いが、骨の添加が不十分なために骨梁が粗になり、海綿様の多孔性の骨組織となった状態。
骨が軽石のようにスカスカになった状態が骨粗鬆症。
◎骨折を起こしやすい。
骨折して初めて気づくことも多い。

【原因】
・女性ホルモンが少ない(閉経後、両側の卵巣を摘出した、性腺機能低下症)
・ステロイド薬
・長期間の寝たきり生活
・糖尿病
・関節リウマチなどの膠原病

喫煙
病態 内分泌因子や栄養因子により骨量が減少し腰痛や骨折をきたす
検査 骨X線・・・慈恵式分類第1度〜3度
骨量測定・・・基準値以下
血清Ca・・・基準値
血清P・・・・基準値
血清ALP・・・・基準〜基準値異常
血中1,25-(OH)2-ビタミンD・・・基準値以下
ステロイド 男性でも骨粗鬆症になるのでしょうか?」
骨粗鬆症には若年性骨粗鬆症といって20歳代や30歳で発症し骨折を繰り返すものがある。肝臓病の治療のために服用していた副腎皮質ホルモンによる骨粗鬆症がある。具体的にはグルココルチコイドで、ステロイドホルモンとも呼ばれる。
このホルモンは種々の免疫疾患で広く使われる薬だが、骨にとってはやっかいな存在だ。
<1>骨の原料となるカルシウムの腸管吸収を減らし、腎臓からカルシウムをどんどん排泄させる。
<2>さらに悪いことには骨を造る骨芽細胞の機能を止め、逆に骨を壊す破骨細胞の活動を活発化させる。
<3>さらに、このホルモンが多いと女性ホルモンや男性ホルモンの分泌が抑えられ、特に男性では骨に影響する要因となる。
英国で提唱されているガイドラインでは、6ヶ月以上にわたってグルココルチコイドを1日7.5mg以上服用している場合は骨量を測定し、骨減少が著しいときは薬物療法を実施するとしている

予防
産業医科大学の岡田洋右講師、田中良哉教授らのグループは、関節リウマチや膠原病などのクスリの副作用で起きる骨粗鬆症について、一般の骨粗鬆薬を同時に併用すれば予防できることを突き止めた。成果は2005年10/13の日本骨粗鬆症学会で発表。
リウマチなどの治療にステロイド薬が使われることが多い。ステロイドの大量投与によって骨がもろくなる骨粗鬆症はなりやすいが、骨密度の低下が進んでいない患者でも腰椎を骨折するという特徴がある。
研究グループは一般の骨粗鬆症に使われるビスフォスフォネート製剤を、ステロイドと同時に服用する手法を考え、膠原病患者61名で臨床した。その結果、骨量減少がほぼ完全に抑えられた。治療開始後18ヵ月後でも骨折した事例は無かった。






骨粗鬆症は高齢の女性に多く、少しぶつけた程度でも骨折してしまう。患者数は500万人とも言われ、寝たきりになるきっかけとなることも多い。
骨は体の新陳代謝の中で日々壊され新たに形成される課程を繰り返しており、高齢になると骨の量が減ること自体は病気とはいえない。分解と形成のバランスが崩れ通常より骨からカルシウムが溶けだし骨の量が減って骨折しやすくなってしまうのが骨粗鬆症だ。
カルシウムは人間の成長とともに増加するが、30代以後になると徐々に減る。特に閉経後の女性はカルシウムを骨につなぎ止めているホルモンが激減してしまう。若い人でも無理なダイエットを重ねると体調が崩れ骨粗鬆症予備軍になることがある。
日本骨代謝学会では昨年10月、骨粗鬆症の診断基準を改め他の病気と明確に区別出来るようにした。診断にあたっては背骨のレントゲン写真を診断状で重視、レントゲン写真で骨の状況をよく確かめるべきとし、その後、必要に応じて骨量測定装置で腰の骨などを測定診断をする。
従来、腰骨の量が20〜40代の人の平均値から20%異常減ると骨粗鬆症としていたのを

<1>平均値から30%異常減った場合を
・・・「骨粗鬆症」、
<2>平均値から20〜30%減を
・・・「骨量減少症
「骨量減少症」=深刻ではないが要注意な状況。
 これまで内科・婦人科などで診断の基準にバラツキがあり、骨量測定だけで骨粗鬆症と診断しがちだった現状を改めた。腰痛で来院した人に対して骨量測定から骨粗鬆症と診断、腰痛の原因を同症だけに限定してしまう場合も考えられた。改訂の結果、診断が正確になっただけでなく、骨粗鬆症の診断を受けるケースが減り患者に無用な不安を与えないですむ。
治療薬の研究も進んでいる。現在はカルシウムを補うカルシウム製剤の他、骨からカルシウムが抜けるのを抑制するエストロゲン(女性ホルモン)、骨にカルシウムを運ぶカルチトニン(ホルモンの一種)、ビタミンDなどがある。
徳島文理大学の勝沼信彦教授は、骨内のコラーゲンというタンパク質の分解を抑える物質を開発した。『コラーゲン』はカルシウムを骨の中に留める役割を担うが『カプテシンL』という酵素によって分解される。
勝沼教授らは、酵素の分子構造をもとに、カプテシンL抑制効果がある3種類の物質を作った

カルシウム所要量は米国では:1日1100mmg。
  閉経後の女性・・・ 1500mmg。 
  65以上の男性・・・ 1500mmg
牛乳
「キニノーゲン」
「HMG」
「骨芽細胞の働きを活発にする。」
<1>キニノーゲン:血管内で血圧を下げる働き。
<2>HMG=細胞中で遺伝子であるDNAの転写を促す
ダイエット
に注意
カロリー制限をして体重を落とすと骨密度が減少する。それに対して、運動で体重が減少しても骨密度には変化がないことが、2006年、米ワシントン大学の研究グループの調査で分かった。
ダイエットなどで食事制限すると、骨粗鬆症になりやすいという。
女性30人と男子江18人(平均年齢57歳)をAグループ(カロリー制限をした食事のグループ)とBグループ(カロリー制限しないで運動するグループ)に分けて調査。
Aグループは1年後に体重が平均8.3kg減少し、骨密度も平均2.2%減少していた。
Bグループは体重が6.7kg減少し、骨密度に変化はなかった。










一時期、骨粗鬆症から骨折、寝たきりとすべての女性が進むかのように受け止められた。実際は一部の人が骨粗鬆症になり、その一部が骨折し、寝たきりになるのはそのまた一部なんですが」。昨年、日本骨代謝学会で骨粗鬆症の診断基準づくりに尽力した井上哲朗・浜松医大教授(整形外科学)は苦笑する。
カルシウムやリンなど骨の中の無機成分が骨塩だ。骨粗鬆症への注目は、骨塩量(骨密度)測定装置の進化と関連している。X線写真の濃淡から骨の萎縮を読み取っていた20ほど年前までは、定量的な研究は難しかった。今は2種類のX線を当て、X線の吸収の仕方から骨塩量を1%の誤差で求める方法が主流になった。
しかし、整形外科医を中心に、骨塩量の減少を安易に骨粗鬆症に結びつけてしまう風潮への批判も根強い。骨代謝学会の基準では、他の病気が原因でないと確かめることを最初に掲げている。
その上で骨塩量が若年成人女性の基準値に対して2割ほど減っていれば「骨量減少」、加えて骨折があるか、骨塩量の減少が3割に達していれば「骨粗鬆症」と規定した。基準値は測定法で微妙に違うが、おおむね1平方cm当たり1g強。透写なので単位面積当たりの「平面密度」なのが特徴だ。
井上さんは「重要なのは骨の丈夫さ。骨の微細構造など、骨塩量だけでは表し切れない質の研究が進んでいる」という

どんな人が
<1>まず、やせ過ぎの人は、骨への負担が少ないので鍛えられず、骨量も少ない。「過度のダイエットで痩せすぎて、生理不順にもなり、骨粗鬆症になる例がある」と横浜市立大医学部の水口弘司教授は話す。
<2>運動不足によって筋肉が発達していない人も、骨は鍛えられない。
<3>胃腸が丈夫でない人も、食物からのカルシウムの吸収が悪いので不足になりがち
<4>喫煙・飲酒の習慣がある人も、カルシウムの吸収が少ない。
<5>「遺伝的な要素もあると考えられている。近親者に骨粗鬆症の人がいれば、注意が必要だ
」と大阪市立大医学部の森井浩世教授。
骨折
予防
物質
「米カリフォルニア大学サンフランシスコ校などの研究グループは、骨粗鬆症の高齢女性の大腿骨などの骨折予防に、骨粗鬆症治療薬のアレンドロネートが有効であることを臨床試験で確かめた。
骨粗鬆症で脊椎を骨折した経験のある約2000人の女性を対象に、アレンドロネートを与えたグループと与えなかったグループで腰の骨折を比較した。その結果、アレンドロネートの投与によって腰の骨折を予防できた他、脊椎の別の部分の骨折や手首の骨折も減らせることが確認出来た
受動喫煙 米ハーバード大学のグループが中国で1400人以上の男女を対象に、尻の骨密度と喫煙の関係を調査した。
その結果、受動喫煙にさらされている人は、そうでない人に比べて骨密度が低く、骨粗鬆症になりリスクが3倍、骨折のリスクは2.6倍だった。








「11月26日付「ひととき」に、神奈川県の藤田千代子さん(45)の「努力1年、骨量増えた」が載った。
昨年の健康診断に骨の項目が入り、私は年齢の85%で65歳の骨だった。落胆したが気を取り直し、カルシウムの多い食事をとり、努めて歩いた。今年は年齢の95%、52歳の骨に若返った。「骨検査ができて幸運だった」と思った・・・
ところが専門家は、1年で約10%骨量が増えたという成績に「お気の毒ですが、まず測定誤差でしょう」と推測する。折茂肇・大蔵省東京病院長は「骨は血圧や血糖値と違い、大きくは増減しないんです」と説明する。最も強力な薬を使っても、骨量増加は年5〜6%のデータがあるという。生活習慣の改善だけなら、せいぜい年1〜2%増と他の専門医も言う。
藤田さんは米ルナ社の超音波測定器アキレスで測定した。これを扱う日本電子輸入販売の佐藤則男・医療機器統括部長によると、アキレスの機械誤差はプラスマイナス3%だが、測定の際の姿勢などで実際の誤差が大きくなり、5%出ても不思議でないという。誤差が5%なら、昨年も今年も90%前後だったかもしれない計算も成り立つ。
骨検査の測定機種は多種あるが、健診での誤差はアキレスは悪い方ではないと専門家の話しだ。佐藤さんが強調するのは、健診の測定値がそう精密ではないのを前提に、「どんな精度でどの程度の意味かを、医師が住民や患者に説明する」大切さだ。
 「だが藤田さんにはいきなり検査報告が来た。さいわい骨検査後に勉強会が2時間ずつ3回開かれ、出席した藤田さんは正しい意味を理解した。「5年測り続ければ増減傾向が分かる程度の数値と説明されました。増量した大部分が誤差と聞いても驚きません」
藤田さんはむしろ、骨の老化に関心をもったから生活全般のたるみを直せたと喜んでいる。折茂さんら専門家も「骨検査は、この姿勢と成果こそ正しい」と評価した。
 「だが、もし勉強会に出席しなかったら・・・。藤田さんと同じ「要指導」で、勉強会でなく病医院に出かけた人も多かったという。第一線の医師が正しい精度や意味をきちんとつかんでいるか、まだあぶなっかしと専門家たちは見る。生活改善の指導を省略し、すぐ薬を出す医師がないとは言えない。これでは骨検査の意味を生かせない。
骨検査は流行みたいに全国に普及中だ。よく勉強しないと誤差に振り回され、オロオロしてかえって有害な結果も生みかねない。
超音波で ○○は、超音波を使って骨密度を測定する装置を開発した。2007年1/5から販売。現在主流の測定装置はX線を使うので被爆の恐れがある。開発した装置では被爆の危険が無い。









 「骨粗鬆症は実に誤解が多い病気ですね」と黒川高秀・東大教授(整形外科)が嘆いた。
 「この病気は普通、「骨の老化で、大根にすが入ったようにもろくなり、クシャミで背骨が折れるほどになる。太股(ふともも)の付け根を骨折しやすく、寝たきりの大きな原因になる。腰曲がりや腰痛も起こす」とされる。このどこが誤解なのか?黒川さんや他の整形外科医の話しを聞いた。」
●背骨が折れてもまず痛くない
「大根にすが入ったようでもろいとは、ポキポキ折れるイメージを描く人もいるだろうが、実際は骨の硬さが徐々に減り、気付かないほど少しづつ体重で背骨がつぶれ、変形してゆく形で進行する。骨折と呼ぶがごく微細で、しりもちやクシャミなどの刺激で起きると痛いが、「私の患者で20人に1人以下でしょう」と黒川さん。
●腰曲がりの真因ではない
「背骨が少しづつつぶれても背骨の間に挟まる椎間板が健全なら、骨がつぶれた分を補って上下に膨らみ、背骨全体の形はほとんど変わらない。腰曲がりは、若いときの労働などで椎間板が変形して膨らむ力を失った為------と黒川さん。腰曲がりは、骨粗鬆症とまったく無関係の場合の方がずっと多いという。」
●腰痛も少ない
「骨粗鬆症患者の腰痛の大部分は筋肉やスジ・椎間板などの痛みで、背骨の骨折による痛みは少ない。それも2週間ほど寝ればまず良くなり、厄介でない部類に入る。
●逆方向の骨の老化も
「骨が軟らかめになる骨粗鬆症タイプの他に、骨の老化には逆方向の『骨が硬めになる』型もある。骨が増えすぎる傾向の老化で、骨にトゲや突起ができる[変形性脊椎症]、神経が通る管が狭くなる[脊柱管狭窄症]、脊髄マヒの原因の[後靱帯骨化症]などが目立つ。これらの病気こそ腰痛・神経痛・マヒなど症状が激しくて手術も多く、後がやっかいでよく中高年を悩ませる。
「患者として変形性脊椎症か骨粗鬆症かを選べと言われたら、程度にもよりますが、私なら骨粗鬆症を選びます」と黒川さんは言った。
こんなわけで、「骨を増やせ」という老化対策は、本当に骨が軟らかくなり過ぎる人を見極めて的確に働きかけるべきだという意見が、整形外科医の間に多い








日本人は欧米の白人にくらべ、骨粗鬆症も寝たきりにつながる太もも付け根も骨折も少ない。どちらも半分かそれ以下に留まる。「痩せてきゃしゃな女性」が危ないのに、きゃしゃな体形が多い日本人になぜ少ないのか。
中島育昌・山梨医大講講(整形外科)らが米国研究者らと、日米の老人ホームで、寝たきりなどの事故につながる転倒を追究した。各80人前後の老人を半年間綿密に追い、転倒を記録して体力などのデータと突きあわせた。
結果は、日本の転倒が米国の1/4しかなかった。また、太ももの筋力測定で日本人が3割弱も強かった。しかも、米国ではこの筋力が弱い人ほど転倒が多かたのに、日本人では転倒と筋力はほとんど関係なかった。
これとは別に、折茂肇・大蔵省東京病院長や鈴木隆雄・東京都老人総合研究所疫学部長らが、太もも付け根の骨折患者約250人と、似た条件の非骨折者約500人との生活を比べた。すると、ベッドで寝る人は布団より1.95倍も骨折しやすいと出た。
これらの結果から鈴木さんは、布団で寝起きをして布団を上げ下ろしし、畳に座り、和風トイレにしゃがむといったわずかの積み重ねが、長年月にわたって下半身を鍛えると推定した。
いす・ベッドより多少やっかいだが、骨や筋肉の鍛錬だけでなく、機敏さやバランス感覚まで培うのではないか。それが中島さんらの日米調査の差になり、日本の老人は筋力が衰えても転びにくい結果に結びついたのではないか。
 もろん原因はこれだけではない。欧米人は足が長くて転びやすく、太もも付け根の骨が長くて折れやすいことなども響きそうだ。飲む薬が一因になった可能性もある。「基本は生活の文化的背景」と中島さんも力説した。
鈴木さんらの統計で、牛乳をよく飲む老人の骨折が必ずしも少なくなかった。牛乳はカルシウムの宝庫で骨増加の決め手とされる。だが、老人で牛乳をよく飲む人たちは全体の生活が洋式で、下半身の鍛錬が欠けたのではないかと鈴木さんは分析した。
また、日本茶が骨粗鬆症を防止し、コーヒー多飲が促進するという数字も、生活背景が考えられるかもしれない
1万歩
あるく
関口秀隆・三条総合病院整形外科医長らが、「運動で中高年女性の骨量減少を防げるか?」を調べた。見てきたように、骨量だけが骨粗鬆症や太もも付け根の骨折に関連する訳ではないが、よく運動すれば転倒・骨折も防げる。この場合は、骨量がその指標になるだろう。
50〜70歳の女性60人に、従来より歩数を2割増やすよう指導した。当時平均7400歩で、4000歩ちょっとの人もいた。2年後は平均8600歩と15%増え、最低でも6000歩近くなった。この間、平均骨量は5%増えた。
 一方、似た条件で、指導しなかった女性の骨は2年で11%減った。
「統計的に意味のある差です」と関口さん。骨量や筋肉も強くなり、転倒を防ぐ機敏性も増す。これを考えると差はさらに広がるだろう。
 ただ、最初から1万歩を超えていた人は、歩数がもう増えなかった。「普通の人では1万歩が日常生活上の最終目標のようです」と関口さんは言う。
さて、もっと頑張れば骨はさらに丈夫になるか?。井上勝也・筑波大教授や石川みち子・長野看護大助教授らが徘徊老人の骨を調べた研究が参考になりそうだ。逆説的だが、徘徊が運動に役立ち、健康に貢献しているのではないかと調べた研究だ。
食事を除くと一日中歩き回る「終日徘徊老人」が時にいる。こんな老人4人の歩数を測った。平均25000歩、普通老人の5割増の速度で、歩幅も大きく、日に12kmも歩いていた。普通老人は平均4000歩、1.1kmだった。
骨量を測ると、2万歩以下の徘徊群は正常だった。しかし3万歩(10km)以上歩く老人は、そろって骨量減少が重度だった。普通老人の骨量減少は初期か軽度だった。全員、食事にほぼ差はなかった

例数が少ないので確かではないが、2万数千歩で効果が逆転し、以降は急速に骨量が減っていく可能性があると井上さんは指摘した。
猛練習を続ける運動選手で時に骨量減少が問題になる。また、東京都国立市の読者から「2万歩は歩こうと頑張っていたら足が痛くなり、診察で足の指の疲労骨折と分かった」と反省のお便りが届いた。
結論。まずこまめに歩いて歩数2割増をめざそう。それ以上は個人で適量に差があるから、「体の具合が良いか」で判断しつつ、1万歩前後まで増やすと良いのではないか。でも現在のデータでは2万歩以上はちと考えものだ。
」  








東邦大学の研究グループは、長期にわたって多量のアルコールをを飲み続けると、骨が弱くなる現象を動物実験で確かめた。ネズミに酒を飲ませ続けると骨に障害が出た。疫学調査でも過度の飲酒で骨が傷むことが知られており、アルコール摂取は肝臓や腎臓の機能を弱めるだけでなく、骨粗鬆症の危険なども高めることになると研究グループは警告している。
東邦大の大本美彌子・元教授と今井常彦講師らは、人間に換算して1日540mlの日本酒をネズミに472日間飲ませ続け、酒を飲まなかったネズミと骨を比較した。その結果、酒浸りのネズミの大腿骨の幅は禁酒ネズミに比べて約7%減少して細くなり、骨の外側にあたる骨皮質の幅も約14.5%減って薄くなっていた。骨の内部の密度も低下した。






オステオポンチン
「東京医科歯科大学の野田正樹教授と米ラトガースト大学(ニュージャージ州)の研究チームは、骨にわずかに含まれる『オステオポンチン』というタンパク質の働きを抑えると、高齢者の骨がもろくなる骨粗鬆症を抑制できることを動物実験で見つけた。
研究成果は米科学アカデミー紀要の最新号に発表した。骨粗鬆症は男女とも高齢になると進むが、患者の8割以上は女性。これは、55歳ぐらいの閉経後に骨が激減する閉経後骨粗鬆症が起きるため。オステオポンチンはこの現象を促進している。
研究チームはオステオポンチンを作る遺伝子が働かないように遺伝子を操作したマウスを使って実験。卵巣を切除して人工的に閉経状態にしたが結果、普通の名臼は骨の量が60%減少したのに対し、オステオポンチンを作れないマウスは10%しか減少しなかった
生体内物質で骨の減少を促進することが分かったのは今回が初で、この働きを阻害する薬を開発すれば治療が期待できる。血液中の濃度を測れば早期の診断、予防に役立ちそう。研究チームは骨を減らす破骨細胞が骨とくっついたり、カルシウムを溶かしたりするのにオステオポンチンが関係していると見ている。
NMU 脳内に骨量調節物質
「東京医科歯科大学の竹田秀・特任教授らのチームは、骨量を調節する物質を脳内で見つけた。骨を作る骨芽細胞を抑える作用があり、その量などを調節すれば骨粗鬆症の治療薬につながる。
成果は2007年9/16付けのネイチャー・メディシンに掲載。
脳内にあるペプチドの一種で、食欲を抑制する機能がある『ニューロジンU』(NMU)に着目した。
人工的に作ったNMUが無いマウスは骨量が増加し、そこへNMUを脳内に注入すると1ヶ月で2割減少した。
NMUは骨芽細胞には直接作用しない。そのため脳内の他の物質に作用して骨芽細胞を刺激していると見られる。
またNMUは食欲を抑制する物質としても知られている。
破骨細胞 破骨細胞を作るタンパク質
2002年、東京大学の谷口維紹教授と高柳助手らは、骨を分解する破骨細胞の形成に欠かせないタンパク質を発見した。
赤血球など血球の元になる細胞(造血幹細胞)に、特定のタンパク質を与えると破骨細胞に分化することが知られている。谷口教授らはこのとき、細胞内に免疫系細胞を活性化する別のタンパク質(NFATc1)が作られることを発見した。
培養した造血幹細胞の遺伝子を操作してこのタンパク質を作れなくしたところ、幹細胞はどのような処理をしても破骨細胞に分化しなかった。逆にこのタンパク質を過剰に作らせるようにした細胞では、自然に破骨細胞に変わった。
研究グループは、NFATc1がDNAに結びついて破骨細胞に欠かせないタンパク質を作らせ、破骨細胞へと変化していくことを突き止めた。
調整酵素
「体内で骨を分解する<破骨細胞>が作られるのに重要な役割を果たす酵素を高柳広・東京医科歯科大学教授(骨免疫学)らが発見した。成果は2006年11/26のネイチャーメディシン電子版に掲載。
この酵素の働きを抑えることが出きれば、骨粗鬆症や関節リウマチなどの治療につながる可能性がある。
骨の内部では、骨を作る細胞と破骨細胞がバランスを保って新陳代謝を促している。バランスが崩れて破骨細胞が増えすぎると骨量が減少したり、骨が壊れる病気の原因になる。
研究チームは、破骨細胞ができる際に細胞内で『カルモジュリンキナーゼ』という酵素が働くことを発見。マウス実験で確認した。」
制御分子
「国立病院機構大阪南医療センターは、骨を破壊する細胞の内部で働きを制御している分子を見つけた。見つけたのは『RGS18』と呼ばれる分子。
細胞が若いときには多く含まれているため、骨を破壊する機能を抑えている。成熟してRGS18が減少すると機能が強くなる。成熟してRGS18が減少した破骨細胞にこの分子を導入すると骨を破壊する作用が弱くなる。逆に働きを抑えると骨を破壊しやすくなることも確認した。
破骨細胞の成長を解明
「理化学研究所のチームは、骨の組織を分解する『破骨細胞』の成長を制御する詳しい仕組みを突き止めた。
従来、破骨細胞の成長には周囲のカルシウム濃度がカギを握るとされていたが、カルシウムとは無関係のメカニズムが新たに判明した。研究チームは、細胞内のカルシウム放出に重要なタンパク質分子に注目した。この分子を無くしたマウスと正常なマウスの骨髄から採った細胞で、培養条件を変えて託つ細胞への成長を観察した。骨芽細胞と一緒に培養すると、特定の条件下で、カルシウムとは無関係に破骨細胞が出来ることが分かった。
慶応大学との共同研究で、成果は2008年6/10、アカデミー紀要(電子版)に発表。
医薬品 使用される医薬品世界市場の1/2が日本。
<1>カルシウム剤
<2>活性型ビタミンD3:
     イ)1α型
     ロ)1.25水酸化型
<3>カルシトニン筋注:
     イ)エルカトニン
     ロ)サケカルシトニン
     ハ)ブタカルシトニン
<4>ビタミンK2
<5>イブリフラボン
<6>女性ホルモン
<7>ビスフォスフォネート:体内の酵素で分解されない人工物質
経皮的
骨形成術
「腫瘍性骨病変及び骨粗鬆症に伴う骨脆弱性病変に対する経皮的骨形成術」で高度先進医療の認定を受けた病院
金沢大学医学部附属病院
群馬大学医学部附属病院

骨の代謝
(要素) (解説)
運動 運動で負荷をかけるほど骨が丈夫になる。
Ca 骨基質を硬くする
リン 骨基質を硬くする
Mg 骨芽細胞が正常に働くのに必要
ビタミンA 破骨細胞に必要。
ビタミンC 骨基質が変化しないようにする。不足すると膠原線維の合成能力が低下し骨の成長と骨折の修復が遅れる。
ビタミンD 小腸から血液へカルシウムの吸収を促進する。骨粗鬆症の発症を抑えるが高濃度の摂取は有害。
インスリン 正常な骨の成長を促す。
hGH (ヒト成長ホルモン)。IGFsの産生を増やす。
IGFs (インスリン様成長因子)。アミノ酸の取り込みを促進し、組織の修復と骨成長を促す。
PTH (上皮小体ホルモン)破骨細胞に骨吸収を促す。Ca2+の再吸収を増やす。ビタミンDの活性型(カルシトール)の合成を促進する。
甲状腺ホルモン 正常な骨の成長を促す。
骨粗鬆症と対策

時間医学 ビタミンD3は、
朝より夕方に服用した方が、血中カルシウム濃度を上げすぎず、骨密度増加量も多くなる。
大豆
大豆イソフラボン
大豆に含まれる成分「イソフラボン」が骨粗鬆症の予防に効果が有ることを確認したと発表した。女性ホルモンに似た構造を持ち、カルシウムが骨から溶け出すのを抑えて骨の密度を保つという。25日京都で始まった日本栄養・食糧学会で3件の研究結果を発表する予定。
イソフラボンは[大豆][クズ根]に含まれ、生理活性作用を持つ炭水化物。大豆の場合、種子の胚芽に多く含まれ、通常の調理では基本骨格は損なわれない。[前立腺ガン][乳ガン]予防への効果も注目されている。
カルシウム流出の測定は、[ピリジノリン]という物質の量で間接的に測る
尿中に含まれるイソフラボンの量が多いほどピリジノリンが少ない。
骨粗鬆症予防効果は、豆腐を食べる習慣のある沖縄からハワイ島へ移住した日系一世、日系二世の200例を対象に、骨密度と食生活に関する調査を実施して確認したという。京都大学の家森幸夫教授との共同研究
ミカン ミカンを多く食べる女性ほど、閉経後の骨密度の低下が起きにくいことが、2007年10/3、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所(茨城県)などが静岡県浜松市の住民を対象に行った栄養疫学調査で分かった。
699人の骨密度を調査し、βカロテンなどカロテノイドの血中濃度や、果物・野菜の摂取量との関連を分析した。
閉経後の女性293人の、主にミカンに含まれる『βクリプトキサンチン』の血中濃度で4グループに分けると、濃度が高いグループほど骨密度が高かった。
納豆 納豆と大腿骨骨折
大腿骨骨折が日本で一番多い・・・・・・・和歌山県
大腿骨骨折が日本で一番少ない・・・・・茨城県
◎平成8年度:1ヶ月当たりの1所帯当たり納豆の消費量:
     茨城県・・・・・・・・\7476
     東京・・・・・・・・・・\4340
     大阪・・・・・・・・・・\1853
     和歌山県・・・・・・\1239
【色彩療法】 <1>オレンジ色
<2>レモン色
<3>赤紫色
<4>黄色
カルシウム
摂取過剰の恐れなし
「カルシウム博士として知られる藤田拓男・葛城病院長(岸和田市)は、東大や神戸大の教授時代からカルシウムを熱心に研究し、カルシウム不足が『高血圧』や『動脈硬化』『糖尿病の合併症』、ある種の免疫病、『ガン』などに関係する可能性を説いてきた。骨粗鬆症はむろんカルシウム不足が重要な要因の一つだという。
カルシウムには不思議な性質があると藤田さんは説く。『尿路結石』はカルシウムが主成分だが、結石が出来た人は実はカルシウム不足のことが多く、カルシウム補給で結石の発生が止まったりする。この原因は、骨がカルシウムの貯蔵庫であることに起因する。体に不足するとカルシウムが骨から抜け出す。こらがあちこちに溜まりやすいのだそうだ。
『閉経』による女性ホルモン減少で骨量が減ると、同時にカルシウムが血管に沈着して動脈硬化が進むという研究もある。「いずれにせよカルシウムは十分にとらねば」と藤田さん。
骨粗鬆症の対策は、見てきたように種々の考え方があるが、「カルシウムを食べよう」には異論が聞かれない。火山灰地で軟水の日本は、食品にカルシウムが少ない。健康全体の面からも積極的に摂取したほうがよさそうだ。
カルシウムは過剰摂取の害がまずないと分かったことも、摂取を促す要因だ。権威ある米国立保健研究所(NIH)が94年、「1日に1500mgまでは弊害の報告がない」「4000mgまでは吸収率が低下して体が調節する」と閉経後の女性(女性ホルモン使用者を除く)や老人に1500mg摂取を勧めた。
「小さい日本人でも2000mgまでは大丈夫でしょう」と森井浩世・大阪市立大教授が言う。日本の平均摂取量は550mgに達しない。1000mgを越すと便秘気味になる人がいるが、食品でそこまでまず摂取出来ない。実際上、どんどん食べてよいだろう。
藤田さんはカルシウムの豊富な食品群を5つに挙げた。
 ◆牛乳・乳製品。(チーズ・ヨーグルト・アイスクリーム)
 ◆魚。(骨ごと食べる小魚・シラス干し・骨ごと煮た缶詰)
 ◆海藻。(コンブワカメ・ヒジキ)
 ◆大豆製品。(豆腐・納豆
 ◆野菜。(カラシナ・キャベツ・コマツナ)

吸収の仕組みが複雑で、注意がいろいろ言われるが、この注意は研究の進展で変化する。「魚は乳製品より吸収率が悪いと言われましたが、最近ではそうでもないという説が出ています。いちいち気にするより楽しく食べること。胃液がたくさん出てカルシウム吸収が進みます」と藤田さんは力説した。
「摂取が必要なのは閉経後の女性だけではない。「若い女性で、ダイエットや外食で極端なカルシウム不足の人がいる。50年後が恐ろしい」と、黒川清・東海大医学部長や藤田さんが心配している。
骨を作って守る
骨を形成 カルシウム カルシウムとマグネシウが骨構造の中心です
マグネシウム Ca:Mg=2:1が大切
ビタミンD3 消化器でカルシウムの吸収を高めます
軟骨を形成 グルコサミン 骨と関節を一緒に作る
コンドロイチン 関節の弾力性を保ち、
骨の成長、
骨折の回復、
老化による眼球・角膜混濁を予防。
コラーゲン 骨や軟骨の強度を守り、肌の弾力性を向上。
骨を保護 大豆イソフラボン 女性ホルモン様作用による骨粗鬆症の予防
(骨量低下抑制作用)
更年期障害の軽減
サポニンは脂質代謝に
痛みを緩和 キャッツクロー 慢性関節リウマチの炎症に
鎮痛効果
コラーゲン産生
を促進
ビタミンC 細胞間のコラーゲン生成と保持に
抗酸化作用
骨や関節のコラーゲン生成に関与
代謝 葉酸 血中のホモシスティン濃度を下げ、
コラーゲンの繊維タンパク質を強化に。
骨と軟骨の強度を守る

ビタミンB6
ビタミンB12
ベタイン
ベタインとは、ビート(砂糖大根)から分離精製される天然の物質で動植物界に広く存在している。
正式名称:トリメチルグリシン
関連情報
骨折
更年期障害
ステロイドの副作用
コンドロイチン
デトックス
トップへ戻る病名・症状骨粗鬆症

治るTOP栄養外字コード病院ランキング血液検査副作用会員サービス治る治るTOP