鼓腸(こちょう)
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関連情報
腹部膨満感」「ゲップ」「ガスがたまる」「急性膵炎」「イレウス
ガス
がたまる
鼓腸腹部で気体が貯留するもの。
  • 腹部が太鼓のように腫れて大きくなる、
    皮膚の色が萎え黄ばむ、
    脉絡が表面に現れる
    ことを特徴とする病症である。《古今方彙》
◎消化管内の気体は通常一定(約100ml)に保たれている
理由 ガスが出来る理由
<1>嚥下される空気(70%):
  1.神経症
  2.ヒステリー
  3.呑気症で増える。
<2>血液より移行してくるもの(20%)
<3>腸内細菌の作用で腐敗・発酵して(10%)
<4>その他:
  1. 気体の通過障害:
    1. 腸閉塞、
    2. 腸管運動の低下、
    3. 腸麻酔
  2. 腸管内の気体の吸収障害
    1. 腸粘膜の炎症
    2. 循環障害
    3. 換気障害
  3. 腸管外の腹腔内気体貯留
    1. 消化管穿孔による遊離ガス
    2. 人工気腹
    3. 腸管嚢腫様気腫の破裂
  4. 医薬品の副作用
排泄 気体を排泄する経路
<1>血液へ移行する(90%)
<2>排ガス→
おなら
<3>ゲップ
原因 鼓脹を引き起こす疾患
1.機能的イレウス
2.急性膵炎
3.肝硬変
4.結核性腹膜炎
5.絞扼性イレウス
6.穿孔性腹膜炎
7.腸間膜動脈血栓症
8.閉塞性イレウス
【色彩療法】 <1>オレンジ色
【臨床例】 ☆《井觀醫言》より
「宮川藩の北側文助の妻は、鼓脹を患うこと半年余りであった。治を余に乞うたのでこれを診ると、腹部は膨満して起坐することも出来なかった。両脇下もまた脹満していて、病人が自ら云うに、拳のような塊が3つもあって、それが上下に動揺すると。
余が腹診してこれを押してみたが、腹満があまりに甚だしいので、その塊りに全く触れることが出来なかった。飲食は進まず、顔色は沈んで重く、両便は快利せず、脈はョ細で、経水は来らぬこと1年余りであるという。
そこで余はこれに大承気湯を与え、真武湯を兼用した。両便が快利し、脹満が日々に減退し、50余日を服して、すこし起歩することが出来るようになった。そこで余は毛見川西可という者に、腹と背中を按摩させて薬を続けさせたところ、脹満が更に減じ、服薬半年余りで全治することが出来た。」《荒木正胤》
 
一物瓜蒂湯
寛中養胃湯《万病回春》
枳実分消湯《寿世保元》
強中湯《厳氏済生方》
啓峻湯《張氏医通》
行湿補気養血湯《万病回春》
香砂和中湯《寿世保元》
香朴湯《万病回春》
厚朴生姜半夏甘草人参湯
広茂潰堅湯《蘭室秘蔵》
四逆湯
五子十皮湯《済世全書》
消蠱湯《済世全書》
旋覆代赭湯
壮原湯《赤水玄珠》
大黄牡丹皮湯
大正気散《医学入門》
大半夏湯《三因極一病証方論》
中満分消湯《蘭室秘蔵》
当帰芍薬散
半夏瀉心湯
分気紫蘇飲《医学入門》
分消湯《万病回春》
分心気飲《万病回春》
平肝飲子《医学入門》
補気健中湯《厳氏済生方》
木香順気湯《医学発明》
六君子湯《寿世保元》
和栄順気湯《万病回春》