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酵母 =真菌
「酵母」は「カビ」や「キノコ」と同じように、菌類(真菌類)の仲間です。一般的にカビ・キノコ・酵母を真菌類と呼び、これらに変性菌(粘菌)を加えて菌類と呼んでいます。」
糖分に作用してアルコールと炭酸ガスに分解する働きをもつ発酵菌(イースト)です
1910年、鈴木梅太郎博士によって酵母中からビタミンBが発見されました
輸入
真菌症
カビの分野で『二形性』という言葉がある。これは、自然界や実験室の培地の上では糸状に発育(糸状菌)し、人間など感染する相手の体内では丸い形をした1つの細胞(酵母)に変身し、増殖するという、
何故このような変身を起こすのだろうか?
健康な人ならば通常、高度に発達した防御機構(免疫機構)が働くので、細菌とは比較にならないほど大きくて長い糸状菌が侵入して糸状のままで増殖していけるワケはない。そのような環境にたまたま身を置かざるを得なくなったある種の糸状菌は生き延びるため、小さな酵母に変身しエネルギーを効率よく使用して増殖のスピードを上げていく。
この変身によって人体からの攻撃をかわしながら血液などの流れにのって他の臓器へと転移していく。このような二形性菌は病原性が強い。
これらのカビが原因となる疾患の多くは『輸入真菌症』と呼ぶ。多くの日本人が海外に出かける現在、不幸にも現地でこうした真菌症に罹る人がいる。逆に来日する外国人がこれらの病気を持ち込むこともある。5年前までは輸入真菌症を詳しく知らない医師が多かったが、現在では知識が普及しつつある。
輸入真菌症の原因のカビはそれぞれ違った変身の術を心得ている。
『コクシジオイデス症』の原因菌「コクシジオイデス・イミチス」は菌糸に多数の壁が出来て個々の細胞に分かれ、空中に舞い上がる。人が吸い込むと肺で細胞が風船のようにふくらむ。それを糸球体という。
球状体の中には多くの小さい丸い球(内生胞子)が詰まっており、成熟すると内生胞子が飛び出し風船のようにふくらむ。これを繰り返しながら生き延びる。
日本以外の各地で見られる『ヒストプラズマ症』の原因菌「ヒストプラズマ・カプシュラーツム」は菌糸の壁から直接酵母が出来る。東南アジアなどに多い『マルネッフェイ型ペニシリウム症』の原因菌である「ペニシリウム・マルネッフェイ」は、空中を浮遊する丸形の胞子が肺内で楕円形に伸び、割れて酵母となって増殖していく。
米国東部にみられる『プラストミセス症』の原因菌「プラストミセス・チチジス」と、中南米に多い『パラコクシジオイデス症』の原因菌「パラコクシジオイデス・ブラジルエンシス」は菌糸の一部がふくれる。ここから酵母が生まれてくる。(宮治誠・千葉大学教授)

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マツ・スギなどの針葉樹は水に溶けない成分が多いため、樹脂、いわゆる“ヤニ”というものになるが、広葉樹の場合は液状で、樹の種類によって液量や粘り気のの多少がある。とくに糖分の多いものは、樹液を集めて煮詰めて糖をとる。サトウカエデからあつめたものがメープルシロップ。
春〜夏の広葉樹の切り口からは液がしみ出している。新しいものではジクジクとしみ出し、やや古いものでは白く濁ったり、もっと古くなると赤くなったりしている。新しい樹液はすでに酵母や細菌によって発酵され、嗅ぐとアルコールの香りもする。なにしろ樹液に含まれて出てくる糖は意外に多いもので、イタヤカエデの樹液には1〜6%の糖があるという。この糖を好む微生物の中では特に酵母が有名で、糖を発酵するものも発酵しないものもあるが、ひっくるめて樹液酵母といっている」
(椿啓介著「カビの不思議」p143〜筑摩書房))






理化学研究所は、日本・米国・欧州・カナダの共同チームが、食品や医薬品の生産に幅広く使われる酵母の全遺伝子の解読に成功したと発表した。解読した遺伝子の半数以上はヒトの遺伝子に酷似しており、ガンなど様々な病気の治療薬の開発などで基礎データになるという。生物の遺伝子解析は世界中で研究開発が活発だが、酵母はこれまでに解読された中で最も複雑という。
理研のほか、米国立衛生研究所、欧州連合(EU)、カナダの約20の研究機関が参加、89年から解析を進めていた。
 酵母は16本の染色体を持ち、遺伝情報を担うデオキシリボ核酸(DNA)の中で遺伝子暗号として働く「塩基」の配列が約1200万対ある。これら配列をすべて解明、情報として意味を持つ遺伝子が約6000あることを突き止めた。酵母はヒトと同様、細胞の中に核を持つ「真核生物」の一種で、遺伝性大腸ガンなどと関連が深いと見られる遺伝子も多数見つかった
プリオン 2006年6/29、科学技術振興機構(JST)などが。クロイツフェルトヤコブ病の原因となる『異常プリオン』が体内に入り込んでも、人によって症状に差が出る理由の解明につながる手がかりを酵母の実験で確認し、ネイチャー電子版に掲載した。
酵母にも「酵母プリオン」と呼ばれるタンパク質があり、正常型と異常型がある。異常なプリオンが酵母に入り込むと、繊維状をした異常プリオンの塊が酵母内で徐々に大きくなり、やがて分裂する。これが拡大することでもともとある正常プリオンが異常型に変わる。
研究グループは酵母内の異常プリオンの最終的な蓄積量と、異常プリオンが成長し分裂していく速度を比較した。その結果、プリオンの塊が分裂するスピードが速いほど、酵母内部にたまった異常プリオン量が多くなることが分かった。
異常プリオンの塊は酵母内にある別のタンパク質が働いて分裂する。
発酵 細菌・カビ・酵母などの微生物やその酵素が、有用物質を生み出す作用を発酵という。有用物質とは[クエン酸][酢酸]などの有機酸、アルコール、糖、アミノ酸、ビタミン類などのこと。
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