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好塩基球






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白血球

好塩基球増加

血液

アトピー






好塩基球 basophil 【BASO】 
顆粒球には、
顆粒球の中に充満する顆粒の色素に対する親和性によって、以下のものがある:→白血球

好塩基球
  • 好塩基球にも運動能・貪食能があるが弱い

  • 細胞表面にIgEレセプターがあり、アレルゲンが付着すると脱顆粒し、
    • ヒスタミン、好酸球走化因子などを放出、
    • ロイコトリエンを産生、
    アナフィラキシー反応を起こす

  • 遅延型過敏反応にも関与する


好塩基球の特徴
  • 好塩基性の粗大な顆粒をもつ(好塩基性顆粒)。
  • 数はきわめて少ない。

増加を示す態・疾患
  1. 慢性骨髄性白血病
    • (好中球・好酸球ともに上昇する)
  2. 甲状腺機能低下症




アレルギーに関与
2005年、東京医科歯科大学の烏山一教授らは、血液中に極少量しか含まれていない『好塩基球』という白血球の一種が、アトピー性皮膚炎喘息など慢性アレルギー疾患の発症の引き金役になっていることを発見した。


異物に反応して一時的に皮膚が腫れたり痒くなったりする急性のアレルギー反応は、肥満細胞白血球の一種であるT細胞が引き起こすことが分かっていた。
そこで、研究グループはこれらの細胞を持たないマウスを遺伝子操作で作製し実験した。


アレルギー反応を引き起こす物質を繰り返し注射したところ、1〜2回目の注射には反応せず、3回目の注射で慢性アレルギーによる皮膚の炎症が起こった。
さらに、好塩基球も働かないマウスを作製して同様の実験を繰り返したところ、3回目の注射でもアレルギー反応は起きなくなった。





好塩基球が原因で徐々にひどくなる
2009年、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患が、いったん発症すると、徐々にひどくなるのは、白血球の一種である「好塩基球」が原因になっていることを、兵庫医科大学の中西憲司教授と善本知広準教授らが突き止めた。
成果は米科学誌ネイチャー・シミュノロジー電子版に掲載


研究チームは寄生虫感染やアレルギー反応の際に働く「Th2細胞」がどのように作られるかをマウスで調べた。

Th2細胞は好塩基球が作り出す『IL-4』の作用でできる。


白血球の4%しかない好塩基球はアレルギー原因物質が体内に侵入すると活発化し、炎症などを引き起こす抗体IgEが作られる。


花粉症の場合、花粉を認識してIgEが作られるようになると、次に侵入した花粉の量が僅かでも、好塩基球が花粉とIgEの複合体を効率よく捕らえて、Th2が働くことで、雪だるま式に大量のIgEが作られるようになる







アレルギーを起こす
2011年、東京理科大学の久保充人教授らと米ペンシルベニア大のグループは、骨髄にある造血系幹細胞がアレルギーを起こす白血球に成長(分化)する仕組みを解明した。

分化する仕組みを解明した白血球は好塩基球で、アレルギーを起こすことが知られている。


研究チームはアトピー患者の患部などにある「TSLP」と呼ばれるタンパク質に注目。このタンパク質を含む培養液で造血系幹細胞を培養したところ、幹細胞は好塩基球に分化した。


このことからTSLPが好塩基球への分化を促すことが分かった。

TSLPの働きを抑える物質をつくれば、新たなアレルギーの新薬につながる。8/4のネイチャー(電子版)に掲載。





好塩基球と樹状細胞
2017/01/20

東京医科歯科大学の烏山一教授らは、アレルギーに関わる特定の免疫細胞が免疫を活性化する仕組みを解明した。
成果はアカデミー紀要(電子版)。

研究グループは白血球の一種である好塩基球に注目。

樹状細胞と呼ぶ免疫細胞と協力し、アレルギーを引き起こす「ヘルパーT細胞」ができるのを促す。

樹状細胞はアレルゲンを手渡し、好塩基球は特定の物質を分泌することで刺激する。

好塩基球と樹状細胞を同じ容器で培養したところ、細胞の表面でアレルゲンを手渡すタンパク質を好塩基球が樹状細胞から奪い取っていることが分かった。
アレルゲンも一緒に移動していた。

フィルターで区切り、くっつかないように培養すると、奪えなくなった。

アレルゲンを奪った好塩基球は2つの刺激を同時にできるようになる。

もととなる「ナイーブT細胞」に作用し、ヘルパーT細胞ができる効率を高めているとみられる。


好塩基球を持たないマウスは通常に比べ、アレルギーになりにくい。





炎症を起こす酵素
(mMCP-11)

2016年、東京医科歯科大学の烏山一教授と山西吉典講師らは、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギーで炎症を引き起こす酵素を特定した。

研究グループは白血球の一種で、アレルギーの発症に関わる好塩基球が多く分泌する「mMCP-11」と呼ぶ酵素に注目した。

この酵素をマウスに注射すると、炎症が起きて皮膚が腫れた。

注射した部位を調べたところ、炎症を引き起こす免疫細胞が集まっていることが分かった。

培養した免疫細胞にmMCP-11を加えたところ、免疫細胞を引き寄せた。

薬剤で酵素の働きを抑えると、引き寄せなくなった。
  • 米科学誌「ブラッド」電子版









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