| 甲状腺腫 goiter |
| 関連情報 |
「日帰り手術」「橋本病」「ガン」 |
| 甲状腺腫を引き起こす病気には | ||
| びまん性甲状腺腫 | 単純性びまん性甲状腺腫 | |
| Basedouw病 | 1.眼球突出 2.頻脈 3.発汗・食欲増進・手指振顫 |
|
| 橋本病(慢性甲状腺炎) | 1.嗄声 2.浮腫 |
|
| 無痛性甲状腺炎(painless thyroiditis) | ||
| 結節性甲状腺腫 | 【特徴】 ●クビの一部が太くなる ●痛みは無い ●ノドとクビの付け根にしこり ●良性が多いがまれに悪性もある。 |
甲状腺腺腫 |
| 甲状腺ガン | ||
| 亜急性甲状腺炎 | ||
| 甲状腺腫 | |||||
| 結節性 | 無痛性 | 超 音 波 検 査 |
悪性 | 穿刺吸引細胞診 | 乳頭癌 濾胞癌 髄様癌 未分化癌 悪性リンパ腫 |
| 腺腫 選手様甲状腺腫 濾胞 |
|||||
| 良性 | 腺腫 選手様甲状腺腫 濾胞 |
||||
| 有痛性 | 充実性 | 穿刺吸引細胞診 | 未分化癌 | ||
| 亜急性甲状腺炎 急性化膿性甲状腺炎 |
|||||
| 膿疱性 | 腫瘍内への出血 | ||||
| びまん性 | 機能亢進 | 抗TSHレセプター抗体測定 [TSH](↓) [FT4](↑or→) |
陽性 | バセドウ病 | |
| 陰性 | (放射性ヨード摂取率 バセドウ病 |
||||
| (放射性ヨード摂取率 無痛性甲状腺腫 腺腫様甲状腺腫 先天性酵素欠損 |
|||||
| 機能正常 | 抗甲状腺抗体測定 TSH](→) [FT4](→) |
陽性 | 慢性甲状腺炎(橋本病) | ||
| 陰性 | 単純甲状腺腫 腺腫様甲状腺腫 先天性酵素欠損 |
||||
| 機能低下 | 抗甲状腺抗体測定 TSH](↑) [FT4](↓or→) |
陽性 | 慢性甲状腺炎(橋本病) | ||
| 陰性 | 先天性酵素欠損 浸潤性・沈着性病変・・・(アミロイドーシス/サルコイドーシス) |
||||
| 甲状腺腫 | ⇒甲状腺が大きくなったもの。(甲状腺肥大) |
| [甲状腺腫死] | 1.甲状腺腫により、気管が圧迫されて呼吸困難・窒息により急死。 2.20〜40才の婦人に多い。 |
| [甲状腺腫心] | 甲状腺腫による心臓障害。《クロップ心臓》 |
| ヨウ素 | ヨウ素と甲状腺腫 「ヨウ素欠乏症である甲状腺腫は、世界中の海から離れた地域に多発しており、世界でも最も罹患人工が多い欠乏症の一つと考えられる。ヨウ素は海草に最も多く含まれる。魚介類にもあるが、他の食品には極めて少ない。 ヨウ素はチロキシンとトリヨードチロニンという2種類の甲状腺ホルモンの主要成分である。 全身のヨウ素の70〜80%は甲状腺に偏在している。 ヨウ素が欠乏すると甲状腺ホルモンが作られなくなり、甲状腺が肥大してヨウ素債者が進む。この状態が長く続くと甲状腺腫になる。 ヨウ素の尿中排泄量が1日当たり50マイクログラム(1マイクロ=1/100万)より低くなると甲状腺腫が発生するとされている。 世界の多くの国ではヨウ素欠乏対策を講じている。 食塩や油にヨウ素を添加している国もある。 しかし、我が国の食生活ではヨウ素が欠乏する心配はまずない。 1964年、北海道の海岸各地で甲状腺腫が多発した。この地域は昆布の産地なのでヨウ素が欠乏しているはずがない。検査の結果、尿中のヨウ素排泄量の平均値は正常量の約150倍で、ヨウ素過剰症であることが分かった。1日に50〜80mgのヨウ素を摂取していたと推測される。このようにヨウ素は摂りすぎても不足しても甲状腺腫の原因になるのである。 米戸口栄養評議会ではヨウ素の摂取上限値を1日1mgと設定した。我が国の食生活ではこの数値を上回るケースがしばしば見られるので、許容上限摂取量は1日3mgに設定された。人はヨウ素過剰に対して強い耐性を持っているが、最近でもヨウ素過剰症による甲状腺腫が報告されている。過剰摂取には十分に注意する必要がある。」 |
| 甲状腺腫瘍 結節性甲状腺腫 甲状腺結節 |
(病態)良性の腺腫か、悪性のガン (検査) ●甲状腺エコー・・・良性と悪性の区別は困難 ●血中サイログロブリン・・・ ・多発性腺腫で高値 ・術後の経過モニター ●カルシトニン・・・・髄様ガンのみで高値 ●TSH ●穿刺吸引細胞診 |
| 判別 | 甲状腺ガンと副甲状腺ガン 日本医科大学と東京大学の共同チームは、区別が難しい甲状腺ガンと副甲状腺ガンを的確に見分ける手法を開発した。副甲状腺ガンだけを発光させる薬剤を用いる。 18人の患者でテストした。甲状腺は首の気道の前側にある臓器で、日常生活に不可欠なホルモンを分泌している。その裏側に4つある米粒大の臓器が副甲状腺で、甲状腺とは別のホルモンを分泌し血液中のカルシウム量を調節している。 副甲状腺が小さく甲状腺にくっついているため、「ガンがどちらの臓器にあるのか見分けたり、甲状腺摘出の際に副甲状腺を取らずに残したりするのは簡単ではない」と日本医科大学の清水一雄教授は話す。 清水教授らは、特定のガン組織に集まる性質を持った『5アミノレブリン酸』という薬剤を経口投与することにより、病気になった副甲状腺だけを紫外線下で光らせる手法を考案、手術に応用した。」2006.2.27《日経》 |
| 甲状腺ガン | 20〜40歳代女性に多い。 「日本人がよく食べる海藻に多量に含まれているヨードの摂取量と甲状腺ガンとの関係が話題になっている。 海藻をあまり食べない低ヨード摂取地域のスイスでは、甲状腺ガンのうち、濾胞ガンや悪性度の高い未分化ガンの割合が多い。 一方、高ヨード摂取地域の日本では、質の良い甲状腺乳頭ガンが80%を占め、特に20〜40歳代の女性に多く見られる。 Kさんは42歳の女性。胆石症の診察時に偶然、甲状腺の右側に直径1cm大の腫瘍が見つかった。レントゲン検査で腫瘍に砂状の石灰化像が見られたので、細い針で腫瘍を採取して検査したところ、甲状腺乳頭ガンと診断された。ガンを含めて甲状腺の2/3と周りのリンパ節を切除した。5年後の現在も再発の兆候は見られない。 もともと甲状腺は甲状軟骨(のど仏)下部の気管の左右にへばりついた蝶のような形をした内分泌腺で、種々の物質代謝を促進させる甲状腺ホルモンを分泌する。その重さは約20gと軽く、薄くて軟らかいので普段は全く気がつかない。だが、炎症や腫瘍が出来ると手に触れるようになる。 甲状腺乳頭ガンのおおくはKさんのように他の疾患の診察時にたまたま発見されるか、他の甲状腺疾患の超音波検査やレントゲン検査などで発見される。40歳代までに発症する乳頭ガンは発育が遅い。早期に手術すれば術後10年生存率は、90%と良好だ。 しかし、長期間放置すると悪性度の高い未分化ガンという種類になることがある。もっとも未分化ガンは甲状腺ガン全体の3〜4%と少なく、60歳以上の高齢者に多い。」(木下博明・大阪市立大学医学部教授) |
| 細胞老化で 「2009年、京都大学の高橋智聡研究員とシャムマ・アワド研究員らは、進行ガンを抑え込むシステムが体内にあることを見つけ、4/7のキャンサー・セル(電子版)に発表。 進行ガン患者の多くはガンを抑制する遺伝子が作り出す『Rbたんぱく質』があまり働いていないことに着目。Rbたんぱく質遺伝子を欠いたマウスを作り実験した。 甲状腺の細胞でRbタンパク質が働かないと、ガン細胞と同様に他の細胞も増殖しやすくなったが、同時に増殖抑制作用もある細胞老化も促進された。そこで、Rbタンパク質遺伝子と細胞老化を担っている遺伝子を共に欠いたマウスを作製して、実験した。その結果、高い確率でガンができた。 詳しく調べると、Rbタンパク質が働かないと『N-RaS』という遺伝子が作るタンパク質の成熟スピードが増して、すばやく活性化することが分かった。 N-RaSのタンパク質が通常より約10倍活性化され、老化の関連遺伝子に働きかけていた。 N-RaSはガン関連遺伝子としても知られ、突然変異を起こすと様々な場所でガンを引き起こす。脳下垂体では甲状腺と異なり、正常でもガンを悪化させる。 |
|
| RNAが関与 「米オハイオ州立大学の研究グループは、『マイクロRNA』と呼ぶ微小なRNA(リボ核酸)が甲状腺ガンの発症に関わることを突き止めた。 研究グループは15名の患者の組織を調べた。ガン化している部分では5種類のマイクロRNAが増えていたが、その周囲の一見健康そうに見える部分でも、このうち1種類が増えていた。ガン化の最初の変調である可能性がある。 |
| 【注意】 | <1>ダイズ・クルミの多量摂取は、甲状腺腫の発生頻度を高める。 (理由): 胆汁と共に消化管内に排泄されるチロキシンの再吸収が阻害されるため。 |
| <2>キャベツ・カリフラワー・ダイコン・チリメンタマメなどの多偏食は甲状腺肥大を誘発する。 |
| 西洋薬 | Thyradin-S」(一般名:レボチロキシンナトリウム) 「Thyronine」(一般名:リオチロンナトリウム) 「Thyronamin」(一般名:リオチロンナトリウム) |
| 【宝石療法】 | [ルビー] |
![]() |
海藻玉壺湯 桂枝茯苓丸 小建中湯 当帰芍薬散 |