口渇に用いる漢方薬
  ■茵蔯蒿湯
  1. 実証
  2. 口渇
  3. 便秘、吐き気尿量減少、むくみ、
  4. みずおちの膨満感・不快感
  5. 急性肝炎の初期やネフローゼの初期に激しい口渇を訴えることがあり、その時に、茵蔯蒿湯を用いる機会がある《大塚敬節》


■茵蔯五苓散
  1. 虚実中間証
  2. 尿量減少、下痢又は軟便、吐き気、食欲不振
  3. ノドの渇き


■温清飲 


■越婢加朮湯 


■銀翹解毒丸 


■五苓散
  1. 体力の程度にかかわらず使える。
  2. 水を飲んでも、その量の割に尿量が少ない
  3. 悪心、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、めまい、むくみ
  4. 口渇



■牛車腎気丸 


■柴胡桂枝乾姜湯
  1. 虚証タイプ
  2. 顔色悪い、疲れやすい、冷え症、貧血気味
  3. 尿量減少、動悸、息切れ、食欲不振
  4. 口乾
  5. 激しい口渇でなく、口乾の傾向がある
  6. 口が乾いて、少しずつ水っぽいものを口に入れることを好む者がある《大塚敬節》
  7. 括呂根・人参・知母・麦門冬・地黄などは体液を増し、滋潤の効があるから、口渇の有る者に用いられる。柴胡桂枝乾姜湯は体力が衰え、動悸・息切れなどがある患者で口渇が有る者に用いる。《大塚敬節》


■柴苓湯 


■滋陰降火湯 


■滋陰至宝湯 


■四君子湯
  1. 《陳念祖》曰く、一婦人有り、産後一年、口渇止まず。服薬効かず、予、「四君子湯麦門冬・烏梅・乾姜」蜜で弾子大の丸剤。それを口の中で溶かしながら服用させる。3日にして知り、10日にして全癒す。方中の妙は白朮の苦燥、乾姜の辛熱、に在り、所以に胃気を鼓舞してその水液を升すなり。《雑病翼方》


■梔子柏皮湯 


■炙甘草湯 


■小柴胡湯桔梗石膏 


■小半夏加茯苓湯 


■消風散
  1. 口渇を訴える者が多い《大塚敬節》


■升麻葛根湯 


■辛夷清肺湯 


■真武湯
  1. 陰証の口渇には、附子の配合された真武湯、茯苓四逆湯などを用いる
  2. 口渇を、熱湯をのむことを好む者を陰証とし、冷水を好む者を陽証として分けられるが、陰証もその極に達すると、かえって冷水を欲し、陽証に似てくる。また、陽証もその激しいものは、かえって熱湯を好むことがある。


■清上防風湯
 



■清暑益気湯 


■清心蓮子飲 


■大承気湯
  1. 腹が脹って渇する場合、実証で下すべき承気湯証と、虚証で下してはならない四逆湯証とがある。《大塚敬節》
  2. 腹満・便秘の状があって、口渇の有る者に、大柴胡湯や小承気湯、大承気湯などの証がある。
    大柴胡湯の場合は、鳩尾から季肋下にかけて膨満していて、胸脇苦満の状がある。大承気湯の場合も、腹部が臍を中心にして膨満している。白虎加人参湯証では、腹部が膨満していることがあっても、軽微である。ところで、数日間便秘していて、口渇を訴える者に、承気湯で下してはならない虚証の患者がある。この際には便秘しているか否かによって、虚実を分けるのではなく、脈と腹を診て、この部に力がなければ、いくら便秘していても、四逆湯や附子理中湯などを用いる《大塚敬節》
  3. 下痢して渇する者、足が冷えて渇する者、身熱して面色白くして渇する者、寒戦して渇する者、急に歯牙を咬んで渇する者、水を呑んで渇の止まない者、等は“熱”ではなく、脾胃・肌肉が虚して津液が少なくなったからである。《内藤希哲》


■竹茹温胆湯 


■知柏地黄丸 


■調胃承気湯 


■猪苓湯
  1. 体力にかかわらない
  2. 尿量が少ない
  3. 尿に血が混じる
  4. 排尿時に疼痛
  5. 残尿感がある
  6. 腰や下肢にむくみある口渇


■猪苓湯四物湯 


■天王補心丹 


■麦味地黄丸 


■麦門冬湯
  1. 骨蒸、唇乾、口燥を療し、飲を得て渇を止むる:「竹葉生姜」《外台秘要方》
  2. 向精神病薬による口渇に対する効果は59.1%《EBM》



■八味地黄丸
  1. 虚証
  2. 疲労倦怠感、冷え症、手足のしびれ、
  3. 尿が出にくい、排尿回数多い、残尿感、
  4. 腰痛、手足の冷え・ほてり。
  5. 口渇
  6. 糖尿病や尿崩症では激しい口渇とともに、多尿がある。このような者に八味丸証が多い《大塚敬節》
  7. 糖尿病には口渇と多尿を目標にして八味丸を用いるが、糖尿病の初期で口渇があり、体力の旺盛な者には、白虎加人参湯、竹葉石膏湯を用いることがある。《大塚敬節》
  8. 老人には地黄剤の証が多いから、何病であれ、口渇or口乾を訴える者があれば、先ず地黄剤である八味丸・炙甘草湯・滋陰降火湯などの証でないかを考えてみる必要がある。《大塚敬節》
  9. 口渇があり、疲労感・腰痛等があれば、外見上強壮にみえても、八味丸を用いるべきである《大塚敬節》


■白虎加人参湯
  1. 実証
  2. (煩渇)五苓散などで取れない口渇
  3. 糖尿病などから来る激しい口渇
  4. 汗が出て尿量が多い。
  5. 顔がほてる、手足が冷たい
  6. くちびるや舌が乾燥する
  7. 腹部膨満感があるノドの渇き


■防風通聖散 


■麻杏甘石湯
  1. 《陳修園》曰く、中暑、頭痛汗出でて喘し、口渇の外証を治す


■味麦地黄丸 


■木防已湯
  1. 虚実中間証
  2. みぞおちがつかえて硬く張っている。
  3. 呼吸困難、むくみ、尿量が少ない
  4. 動悸、息切れ、夜間頻尿


■六味丸





口渇(こうかつ)
口渇
=体内で水の代謝がうまくいかず、のどが渇いてよく見時を飲むような状態のこと 


唾液の分泌が悪く、口内が乾燥するが、水は飲みたくなく、口を湿らせたい状態を「口乾」といいます 


口渇はのどが渇いて水を呑むことを欲するものをいう。


口渇は虚証の患者にも実証の患者にもみられる。《大塚敬節》 





(副作用で口渇)
「アダラート」「アルダクトンA」「インデラル」「ガスター」「カプトプリル」「カルスロット」「ケルロング」「コニール」「ジウテレン」「セロケン」「ダイクロトライド」「ダルメート」「テノーミン」「デパス」「ノルメラン」「ノルバスク」「ハルシオン」「PL顆粒」「ヒポカ」「フルイトラン」「プレドニン」「ペルジピン」「ヘルベッサー」「ベンザリン」「ポンタール」「ラシックス」「リズミック」「ルジオミール」「レニベース」「レンンドルミン」「ロヒプノール」「ロンゲス」「ワンアルファ」




水分の喪失が獲得を上回った時=「脱水」。 


脱水によって
  1. 唾液分泌の減少
  2. 血漿浸透圧の増加
  3. 血液量の減少
を引き起こす。 

その結果→渇きの感覚を引き出す





【引飲】 (いんいん)
=口渇きのはなはだしい状。
【煩渇】 (はんかつ)
=はげしい口渇。






発渇には、石膏・知母を主薬とすべし
《万病回春》



○イタドリ・カキ・キカラスウリ・クサスギカズラ・クズ・サジオモダカ・サルトリイバラ・ジャノヒゲ・ナルコユリ・ハス・ハマゴウ・ミミズ・モモ・ヤマモモ。





関連情報 煩渇 糖尿病」「口腔乾燥症」「シェーグレン」「中枢性尿崩症」「不安」「萎縮腎」「電解質







    
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