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高血圧症






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血管
高血圧に用いる漢方薬」 
原発性アルドステロン症 」 
二次性高血圧」 

褐色細胞腫
血圧を下げる医薬品」  
脳卒中」 
心不全」 
原発性肺高血圧症」 
(おけつ)」






なぜ、で高血圧になる?
「何となく、高血圧と塩が関係ありそう、と思っていても、その理由まで知らないのでは?

魚や野菜に塩をまぶすと、なかの水分が引き出されるのはご存じだろう。

には水を吸い寄せる性質があるからだ


体のなかでも同じことが起きる。

血液中の塩が多いと、血管の細胞が膨張し、血管が狭くなり、その結果血圧が上がるのだ。

さらに、血液中のナトリウム量が多くなると、それを監視している脳から指令が出て、のどの渇きを覚えるはずだ。そこで水を飲むと、その水分で血液の量が増える。大量の血液を体中に送り出すために、心臓が激しく鼓動する必要があり、これも血圧上昇の原因となる。加えてナトリウムが交感神経やホルモンを介し、血管を収縮させ、血圧はますます上がる。」
(NHKためしてガッテン)

    • 表示に注意
      ○「無塩」・・・・・・・・ナトリウム5mg未満
      ○「減塩」・・・・・・・・ナトリウム120mg以下
      ○「塩分控えめ」・・ナトリウム120mg以下





外食に含まれる塩分量
  • (東京都老人医療センターしらべ)
    • (7.6g)ラーメン
      (5.8g)幕の内弁当
      (5.0g)のり巻きといなり寿司
      (4.8g)かけウドン
      (4.7g)うな重・焼きそば
      (4.6g)天丼
      (3.6g)にぎり寿司
      (3.1g)ハンバーグステーキ
      (2.9g)八宝菜
      (2.7g)ざるそば・すき焼き・サンドイッチ
      (2.6g)カレーライス
      (2.3g)ギョーザ
      (1.7g)マカロニグラタン

塩分は1日6g程度が望ましい。

食品の包装に表示されている「ナトリウム」に2.54をかけると食塩の量になる。






減塩の効果は?
高血圧の人20人に、苦しい減塩生活を耐えてもらったが、平均血圧が10%以上下がったのは8人。残りの12人の人は下がらなかった。では、減塩は必ずしも効果がないのだろうか?
確かに半数以上の人の血圧は下がらなかったが、ある被験者の1日の血圧変化を見て欲しい。


注目は夜間の血圧が大きく下がっている点。高血圧のパターンのなかでも夜間に高くなるのは危険が大きい。

高血圧の人の血管は傷んでいることが多いが、夜間には血圧が下がれば血管を休ませ、傷んだ部分を修復することも出来る。

減塩の結果、夜間の血圧が下がることが多く、血管を休ませる意味でも効果は大きいのだ。






塩に対する感受性があった
減塩しても、血圧が下がらない人がいたのは次の通りだ。

体に取り込まれた塩は血液や老廃物と一緒に、腎臓で処理される。
腎臓
では体を維持するのに必要な塩をより分けて体の戻し、他の老廃物を尿として排出する。



この塩をより分ける能力が高い人と、低い人がいるらしい。

前者を「食塩感受性あり」といい、余分な塩もどんどん体に取り込むため、血中の塩分が多くなり、その結果、血圧に影響してしまう。一方、能力の低い人は、塩を体から排出してしまう。つまり、減塩前も血中の塩分は多くなく、減塩しても血圧にはほとんど影響しなかったのだ。とはいえ、このタイプの人も塩を取りすぎていると、腎臓に負担がかかり、やがては塩が捨てられなくなる怖れがある。

実際、食塩感受性の無かった人が、年月と共に「食塩感受性あり」に変わることも多いそうだ。(NHKためしてガッテン)






原因タンパク質・・Rac1・・発見
2011年、
東京大学の藤田敏郎教授らは、過剰に塩分を摂取して発症する高血圧の原因となるタンパク質を発見した。

細胞形成に関わっている「Rac1」というタンパク質で、塩分の高い食事を続けたマウスの実験から見つけた。


Rac1が活発に働くと、ナトリウムイオンの濃度を調節する腎臓の機能が働き出し、血液中のナトリウムイオンの濃度が高まる。この濃度を下げようと血液中の水分が増えるため、血圧が高まると考えられている。

高血圧になりやすいラットで、Rac1の働きを抑制する化学物質を投与すると、血液中のナトリウムイオンの濃度は高まらず、高血圧の症状を改善できた。





不規則な生活は高血圧を招く!
体内時計


2009年、日常の生活リズムの乱れが高血圧を引き起こすメカニズムを京都大学の岡村均教授らのグループが解明。
成果は12/14のネイチャーメディシン(電子版)に発表。
遺伝子組み換え技術で体内時計が働かないマウスを作り、塩分の多い食事を与えた。すると体内に食塩と水を溜め込むホルモンを作る『Hsd3b6』という酵素の活動が活発になり、血圧上昇ホルモンが過剰に働くようになった。
その結果、食塩を排出できずに高血圧が引き起こされていることが分かった。
また、この血圧上昇ホルモンの働きを抑える降圧剤を使うと、マウスの血圧が下がることも確認した。






血圧が高い時にチェック
  • 最低血圧が高い人に発症する・・・急性大動脈解離





血圧を測る・・・新技術
2016年、オムロンヘルスケアは心臓の拍動1拍ごとにとらえられる圧力センターを開発した。

従来の血圧計は

上腕や手首を圧迫し、減圧する過程で血管壁に生じる脈波を検出する。

一時点の血圧の平均値を測るだけだった。

生命をおびやかす疾患を予知するためには、1日当たり、約10万回とされる心臓の拍動の1拍1拍を連続計測する必要がある。

これまでにも、1拍ごとに血圧を測る方法はあったが、手首と上腕に大型の機器を装着する必要があった。

1拍ごとの血圧を検出するには動脈に圧力センサーを押し当てる力と、血管が戻ろうとする力の関係から計測する方法をとる。

開発したのは、手首だに機器を装着して1拍ごとの血圧計測を可能にする世界初の技術。




血圧値の分類:収縮期血圧 と 拡張期血圧
至適血圧:   <120     and    <80
正常血圧:   <130     and    <85
正常高値血圧:  130〜139   or   85〜89
T度高血圧:   140〜159   or  90〜99
U度高血圧:   160〜179   or  100〜109
V度高血圧:   ≧180      or   ≧110
(孤立性)収縮期高血圧:≧140  and  <90





高血圧のタイプ
dipper正常型
  • 夜間に血圧が低下する
    (夜間に昼間の血圧レベルの10%以上降圧する)
non-dipper夜間非降圧型
  • 夜間に血圧が低下しない
inverted-dipper夜間昇圧型
  • 夜間に血圧が上昇する
extreme-dipper夜間過降圧型
  • 夜間に著しく血圧が低下する
    (夜間に昼間のレベルの20%以上降圧する)





高血圧の症状
眼の症状
脳の症状
心臓の症状
腎臓の症状





声なき殺人者
高血圧症・・・


高血圧症は脳卒中や心臓病など致命的な合併症を起こす怖い病気。日本人の患者は2000万人と推定され、そのうち原因が明確でない本態性高血圧が95%を占める。
→「セロトニン症候群



2009年の高血圧治療ガイドラインでは・・・家庭血圧の重要性が明記され、降圧目標値が設定された。
  • 収縮期・・・135mmHg以上
  • 拡張期・・・85mmHg以上
  • が家庭高血圧に相当する。


種類
  1. 本態性高血圧
  2. 二次性高血圧





非常に重症の高血圧です
褐色細胞腫


このほか動悸、過剰な発汗、立ちくらみ、速い呼吸、冷たく湿っぽい皮膚、重度の頭痛、胸や胃の痛み、吐き気、嘔吐、視覚障害、指の刺すような痛み、便秘、奇妙な死の強迫感がみられます。

これらの症状が突然、強く現れるとパニックに襲われたようになります。

この病気の半数の人は症状が出たり消えたりしますが、腫瘍の圧迫、マッサージ、薬物(特に麻酔薬ベータ遮断薬)、心理的トラウマが引き金になったり、まれに排尿でも起こることがあります。





(副作用で血圧が上がる医薬品)
「アキネトン」「アーチスト」「アナフラニール」「アモキサン」「イミグラン」「ガスター」「グラマリール」「ジゴキシン」「ジプレキサ」「ジェイゾロフト」「セレスタミン」「ゾビラックス」「タキソテール」「テグレトール」「デプロメール」「ドクマチール」「トフラニール」「トリプタノール」「トレドミン」「PL顆粒」「プレタール」「ペリアクチン」「プレドニン」「ボルタレン」「ポンタール」「ユリーフ」「リタリン」「リツキサン」「ルジオミール」「ロキソニン」「ワンアルファ」





(高血圧のとき 禁忌薬と注意薬)
[アマジニウム][アンギオテンシンU・ヒト型][インドメタシン](NSAIDs)[ウロキナーゼ](頭蓋内出血の恐れあり)[オキシトシン][カフェルゴット][強力ミノファーゲンシー][ジノプロストン][ジノプロストトロメタミン][シルデナフィル][ダナパロイドナトシウム](頭蓋内出血の恐れあり)[チソキナーゼ](頭蓋内出血の恐れあり)[パトロキソビン](頭蓋内出血の恐れあり)[フルチカゾン][フルフェナム](NSAIDs)[ペクロメタゾン][ヘパリン](頭蓋内出血の恐れあり)[マジンドール][メフェナム酸(ポンタールなど)](NSAIDs)[リトドリン][ワルファリン](頭蓋内出血の恐れあり)





(高血圧に禁忌のくすり)
  1. NSAIDs
    1. 腎のプロスタグランジン合成阻害によりNa貯留増加して、血圧増加or降圧薬の効果が拮抗する
    2. 鎮痛目的には・・・・アセトアミノフェン(プロスタグランジン合成阻害作用が無い)
    3. 抗炎症作用には・・・代替薬なし。血圧をモニターする。
  2. 強力ミノファーゲンシー
    • グリチルリチンによる偽アルドステロン症による浮腫と低K血症。
  3. アメジウム
  4. アンジオテンシンU(ヒト型)
  5. リトドリン
  6. エルゴタミン・その配合薬
  7. オキシトシン
  8. マジンドール
  9. 副腎皮質糖質ステロイド
    1. ベクロメタゾン
    2. フルチカゾン
  10. 血栓溶解薬
    1. ウロキナーゼ
    2. 組織プラスミノゲン活性化因子製剤
  11. フィブリノゲン低下薬
  12. 抗凝固薬
    1. ヘパリン
    2. ワルファリン
  13. ケタミン
  14. シルデナフィル・バルデナフィル
    • 著しい低血圧を生じることがある。






仮面高血圧
=masked hypertension


医師が診察室で測定したときの血圧値は正常値なのに、家庭などで自分で測定した血圧値が高いことをいう。

朝型タイプや夜型タイプなどがある。

白衣高血圧症と正反対の概念。

一般的に血圧は朝に上がりやすい。

都内在住のAさん(73)は、健康診断で上の血圧(収縮期)が160なので、1年前から降圧剤を飲み始めた。
そのおかげで、140ぐらいまで落ち着いた。
しかし、心肥大が見つかったので、家庭用血圧計を使って自宅で朝夕の2回、血後を測ってみた。すると、降圧剤を飲む直前の朝は160〜180ぐらいまで上昇していた。



病院での測定では朝方の高血圧が見抜けなかった。

Aさんのように病院の検査では正常でも、自宅や職場で血圧を測ると高い数値になる状態を『仮面高血圧』という。

仮面高血圧の人は高血圧の治療をしている人に比べて心筋梗塞などの心血管疾患を起こす頻度が約3倍
になるとの海外データもある。


東京都健康長寿医療センターでは、60才以上の男女134人を対象に24時間血圧測定を実施した。
 仮面高血圧であることが分かった・・・・・約2割。
 病院と24時間測定の両方で高血圧だった・・・2割
 普段は正常値だが病院で測ると高い(白衣高血圧)・・・3割



24時間血圧測定は、医師の指導に沿って病院などから専用装置を借りる。病院で測る血圧よりも脳卒中などのリスクを予測しやすい。


2009年1月、日本高血圧学会は、高血圧の治療ガイドラインを改訂した。これまで高齢者は多少高くてもかまわないとされていたが、上の血圧が140、下の血圧(拡張期)が90の手前でも、適度な運動や食事改善で血圧を下げるようにするのがよいと言うことになった。

また、朝晩など自宅で測る血圧を重要視する様にもなった。
斉藤郁夫・慶應義塾大学保健管理センター所長は“血圧は若者でも高齢者でもとにかく低い方がいい”と強調する。






かくれ高血圧
  1. 早朝高血圧 (起床後30分)
    • 自律神経の働きが変化するとき、血管内皮細胞の働きが弱まる。
      肥満・塩分過多・喫煙する方は要注意
  2. 仕事場高血圧
  3. 夜間高血圧






本態性高血圧症
原因不明の高血圧

腎疾患などの血圧を亢進させる(二次性)原因疾患がなく、高血圧を呈するようになったもの。高血圧は早めに改善しないと血管や臓器に負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞など多くの病気につながりやすい。


高血圧の方の9割が「本態性高血圧」と呼ばれる原因がよく分からないタイプだが、残りの約1割がホルモン異常など原因が特定できる「二次性高血圧」です。
  1. 初期の薬
    • [レニベース][ディオバン][フルイトラン][ブロムジン][テノーミン][カルデナリン]のいずれか又併用。
  2. 中期の薬(臓器障害がない)
    • [アダラート][レニベース][ディオバン][フルイトラン][テノーミン][カルデナリン]のいずれか又は併用
  3. 臓器障害がある時
    1. 鬱血性心不全を合併
      • ・・[ラシックス+レニベース+アムロジン]
    2. 虚血性心疾患を合併
    3. 腎不全を合併
    4. 脳血管障害を合併





本態性高血圧検査
尿検査
蛋白・・・腎障害の進行とともに陽性
糖・・・・糖尿病合併で陽性
沈渣・・・腎障害で
腎機能検査
BUN・・・腎障害で基準値以上
Cr・・・・・腎障害で基準値以上
24時間Ccr・・・・腎障害で基準値以上
胸部X線・・・・心拡大(心胸比>50%)
心電図・・・左室肥大、虚血性変化
心エコー(超音波):
・左室肥大
・左室拡張能低下(A/E低下)
眼底検査






高血圧の人は年取ってからボケやすい
“血圧が10ポイント上昇するたびに、脳内の認識能力が少なくとも7%縮小する”
  • というものである。


通常、年齢が上昇すると、動脈硬化やコレステロールなどで血管が細くなり、血圧が上昇していく。もし若い年齢で血圧が高く、そのまま放っておくとすれば、それだけ認識能力が損なわれ、年を重ねるごとに記憶がなくなっていく度合いが強くなる。
  • 《ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエイション》誌1月号に掲載されたオランダのエラスムス大学医学部調査チームの報告による。 Quark1996.3 NO165 P30

(高齢者)
高血圧患者の血圧は昼間は高くても、夜間、休んでいる時には正常になる人が多いのが普通ですが、お年寄りの約40%が、本来は正常値になっているはずの
就眠中に血圧が上昇していることが分かってきました。





VA試験
1967年に、米国で実施された臨床試験。
「血圧が高い状態は治療が必要」との医学的意見を初めて導き出した。
これによってはじめて「高血圧」という病態が認識できるようになった。






基準・・・改訂
正常値低めに改訂

静かなる殺し屋、高血圧。
自覚症状がないまま、動脈硬化を進行させの脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気を起こすから、そう呼ばれる。今年、世界保健機構(WHO)と国際高血圧学会は合同で、高血圧の人の治療方針を決めるガイドラインを6年ぶりに改訂し、正常血圧を前より低めに設定した。
血圧が低ければ低いほど脳卒中や心筋梗塞で死亡するリクスがより低くなるからだ。


血圧の上の数字は、心臓が縮んで送り出されたときの血液の圧力で収縮期血圧と呼ばれ、血圧としては最大の値だ。下の方は拡張期血圧で、最低の値だ。


高血圧の原因として、慢性腎炎など腎臓の病気や甲状腺などの内分泌の病気、心臓や血管の病気などが分かる場合もある。しかし大部分は原因となるはっきりした病気はない『本態性高血圧』というタイプだ。

1999年の改訂版によると、
  • 正常血圧
    • 最高血圧130未満・最低血圧85未満
  • 理想的血圧
    • 最高血圧120未満・最低血圧80未満

改訂前は正常血圧が最高血圧140未満で最低血圧90未満だった。旧基準と新基準の間は、高血圧とは言えないが病気のリスクが正常より高い『正常高値』とされた。
正常値が低くなったのは、血圧が低いほど脳卒中や動脈硬化になる率がより低いことが世界各地の調査ではっきりしてきたからだ。WHOは、中年の高血圧患者が最低血圧を長期にわたり5ポイント低下出来れば、脳卒中のリスクは35〜40%減るという。


『最高血圧140以上』か『最低血圧90以上』であれば高血圧になる。


こういう人は日本に2000万人以上とされている。

高血圧の問題は動脈硬化を引き起こすことだ、血管・特に圧力が高い動脈が長期間高血圧にさらされると、硬くなりやすくなる。それが進むと、血管がもろくなり、脳出血を起こすこともある。血が固まりやすくなって血栓を作り脳梗塞を起こすこともある。
新ガイドラインは、高齢・心臓血管系の病気の経験・腎臓病・糖尿病・喫煙習慣・肥満・コレステロール値などの危険因子の数と、血圧の値を組み合わせて、リスクを[低][中等][高][超高]に分けた



(危険因子)
  • 高齢
    ・心臓血管系の病気の経験
    腎臓
    糖尿病
    ・喫煙習慣
    ・肥満
    ・コレステロール値が高い

高リスク

例えば危険因子が3つあれば140以上159以下の軽症高血圧でも、[高リスク]

リスクの大きさによって薬物療法の開始時期などが異なる。

“血圧の値だけでなく他の危険因子があるか?、
その程度は?、などを調べて治療方針を立てることが大切”と荻原俊男・大阪大教授は話す。


最高血圧・・・120以下に

2015年、米国立心肺血液研究所は、心臓病のリスクを減らすには、最高血圧(収縮期血圧)を120以下にすることを目指すべきとした。




太りすぎ
健康診断において、必ず身長と体重が計測される。一体これは何のためなのだろうか?
人それぞれに顔かたちが違うように、体格や体形も千差万別なのは当然であろう。しかし、だからといって、あまりにも太りすぎていたり、痩せすぎていたりしたのでは健康とはいえない。


その目安になるのが、身長と体重を測定して計算する「ボディー・マス・インデックス(体格指数)」である。
  • BMIと略称される。
    BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出する。
    BMIが22だと理想とされ、高血圧や糖尿病になりにくい。

正常の範囲は18.5〜25で、18.5未満では痩せすぎ、25を超えていると肥満と判定される。

肥満のなかで、
皮下に脂肪のたまる末梢性肥満(いわゆる洋ナシ型)よりも、中心性肥満(いわゆるリンゴ型)が問題だ。

中心性肥満だと高脂血症・糖尿病・高血圧症・虚血性心疾患など生活習慣病にかかりやすい。
BMIが25を超えている方には、きちんと検査を受けることが大切だ。






(肥満になると血圧上昇)
2011年、東北大学の片桐秀樹教授らのグループは、肥満になると血圧が上がる仕組みを発見した。

肝臓に脂肪がたまり、脳に信号を伝わるのが一因であることをネズミの実験で確認した。
研究グループは、太ってくると肝臓に脂肪を溜め込むタンパク質「PPARガンマ」に着目した。

やせたマウスの肝臓に、アデノウイルスベクターで「PPARガンマ」の遺伝子を働かせると、正常なマウスに比べて血圧が上がった。肝臓から脳につながる神経を切断したところ、血圧は上がらなかった。
一方、マウスを太らせていくと肝臓に脂肪がたまり、血圧が上がり続ける。
肝臓から脳につながる神経を切ると太らせても血圧は一定のままだった。

片桐教授は
  • “肝臓に脂肪がたまったことが脳に伝わると、脳から代謝を上げようとする命令が出て、結果的に血圧が上がる”
と語る。内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の解明に役立つ成果。
成果は欧州循環器学会誌(電子版)に掲載




高齢の糖尿病患者の血圧を利尿剤で下げる
米国立衛生研究所(NIH)は、高齢の糖尿病患者の血圧を利尿剤で下げることにより、脳卒中や心筋梗塞などの心臓血管系疾患の危険を約1/3に減らせるとの研究結果をまとめた。

60歳以上の高血圧患者、約5000人を2群に分け、一方に利尿剤を他方に偽薬を投与して4年半にわたって追跡調査したところ、利尿剤の投与群では心臓血管系疾患にかかる割合が大幅に低く、特に糖尿病患者で差が大きかった。
米国では糖尿病患者の死因の3/4を心臓病が占めている





(尿中アルブミン)
2010年、大日本住友製薬が医師から回収した高血圧患者のデータをもとに分析したところ、高血圧患者の42.9%で腎臓病の早期診断の指標である「尿中アルブミン濃度」が異常域に達していた。


尿タンパク検査の結果が陰性の高血圧患者でも30.0%が異常域に達していた。

アルブミン
は・・・尿中に排出されるタンパク質で、慢性腎臓病や心臓の血管の疾患など早期診断のために測定する。

アルブミン濃度を上昇させる要因を調べたところ、「喫煙」や「糖尿病」がリスクを高めていることが明らかになった。


高血圧な人ほどアルブミン濃度が高い傾向にあった。
調査は2009年9月〜2010年3月にかけて実施。高血圧患者8963人の調査データを全国の639人の医師からネットで回収し分析した。








腎臓と高血圧
腎臓

細胞外液量を決定する最も重要なイオンであるNa・Clの排泄を調節する器官であり、

さらに昇圧物質(レニン)、降圧物質(カリクレイン・プロスタグランジン)を産生し、

また腎細動脈が血圧調節の抵抗血管として極めて重要です。

(1)レニン・アンギオテンシン:
   →
腎血管性高血圧


レニンは、腎臓 の傍糸球体細胞から放出される酵素で、血中で、アンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンTに変換する作用を示します。
その後、アンジオテンシンTはアンジオテンシン変換酵素(ACE)によってアンジオテンシンUへと変換される。


アンジオテンシンUは、血管壁のアンジオテンシンU受容体と結合するすることでアルドステロンの産生を促し、循環血液量を増加させることによって、昇圧側に影響を及ぼす。

(レニン)
腎糸球体輸入細動脈にあるJG(juxtaglomerular)細胞で産生される

腎動脈が動脈硬化を起し腎臓への血流が悪くなると、レニンを放出する。

アンギオテンシンT

肝臓で出来るアンギオテンシノーゲンで出来る


アンギオテンシンU

肺にあるアンギオテンシン変換酵素で出来る
  1. 血管平滑筋に作用し収縮させ、血圧を上昇させる。
  2. 副腎皮質に作用しアルドステロン分泌を刺激し、尿細管でのNaの再吸収増加、細胞外液量を増やす
  3. 直接腎に作用し、糸球体濾過の調節および近位尿細管でのNaの再吸収を調節する。


(2)NaClの排泄障害:→
慢性腎不全


NaClは腎で排泄されが、この障害で細胞外液量が増加し、さらに血管平滑筋のNa含有量が増えることで末梢血管抵抗性が亢進し、高血圧が発症する。


(3)降圧物質が減少:


「降圧物質」=プロスタグランジンカリクレイン
腎実質性の障害が進行して降圧物質の産生が不十分となり発症する。





高血圧体質と遺伝子
「病院など医療機関から業務の一部を受託する臨床検査会社が遺伝子検査分野に相次いで進出している。
エスアールエルと三菱化学ピーシーエルは高血圧の体質を調べる遺伝子検査の受託事業を手掛けている。

標的となるのは

アンジオテンシン変換酵素(ACE)

と呼ばれる血圧を調整するタンパク質だ。

ACEは肺や血管壁などに多く含まれ、昇圧や平滑筋増殖の作用を持つタンパク質を作り出す。

つまりACEが血中に多いほど血圧が高い。

病院で実施した調査でもACE の濃度が高くなる遺伝的素因を持つ患者ほど、心筋梗塞や狭心症など高血圧の合併症を起こす確率が高いとする報告がある。



アンジオテンシノーゲン遺伝子のタイプと減塩食の効果

「T/T型」・・・・・・・・・・・・・・(減塩食が有効)
   心筋梗塞などのリスクが大きい。
   人口に占める割合:日本人55% 米国人15%

「T/M型」「M/M型」・・・・・(減塩食は不要)
   人口に占める割合:日本人45% 米国人85%



eNOS


血管の拡張を促す[一酸化窒素合成酵素(eNOS)]に着目した研究もある。
東京女子医科大学の川名正敏講師は外来患者を調査した結果、(eNOS)の生産量が少ない遺伝子を持つ患者ほど高血圧になる確率が高かった。



食塩感受性遺伝子

さらに、食塩を体内に蓄積しやすい食塩感受性遺伝子の発見も報告されている。
東京大学医学部の藤田敏郎教授らは食塩摂取で高血圧になるネズミを調べたところ、腎臓の細胞から食塩の蓄積を促していると見られる遺伝子を見いだした。






カテーテルで腎臓の交感神経を遮断
腎デナベーション

2012年、カテーテルを血管に差し込んで腎臓の交感神経を遮断する新しい高血圧治療法が、自治医大病院などで始まった。


新しい手法は「腎デナベーション(除神経)」。

カテーテルを太ももの動脈から腎動脈まで通し、先端から高周波電流を流して外側の交感神経を数カ所、加熱して遮断する。

所要時間は約40分。

治験は利尿剤を含めて3種類以上の高圧薬を飲んでいても最高血圧が160以上の重症患者を対象。


海外の過去3年間の実績では副作用はほとんど無く、効果が続いている。

活動しているときに働く交感神経は、腎動脈の表面を通り、脳と腎臓の間で血圧を調整する信号を伝えている。
この交感神経を外科手術で切断すると血圧が下がることは1930年代から知られていたが、別の神経も傷つけてしまう恐れがあった。





ワクチン
2015年、大阪大学のチームがワクチン開発に成功。

アンジオテンシン2と別の物質が一体となったタンパク質を作り出す遺伝子を、ワクチンとして体内に投与すると、免疫細胞がこのタンパク質を認識し、アンジオテンシン2の機能を弱める抗体を産生する仕組み。





「クロサンデル」
・・・・駆虫薬に降圧効果

2014年、東京医科歯科大学の内田信一教授らは慶応大学と共同で家畜用の駆虫剤として使う薬に血圧を下げる効果があることを見つけた。

研究チームは腎臓で作られた尿の元となる液体から必要な塩分を体内に戻す働きをする「SPAKキナーゼ」という酵素に着目。


SPAKキナーゼが活発に働くと、尿から塩分の排出がジャマされ、体内の塩分量が過多になる。


SPAKキナーゼの働きを抑える化合物を探すと、クロサンデル(一般名)に該当することが判明。

マウスの腹にクロサンデルを注射すると、30分後に血圧が低下した。

2時間効果が持続した。

これまでの治療薬は生命活動のエネルギー源となるATP(アデノシン3リン酸)の働きをジャマすることで、SPAKキナーゼを抑え込んでいた。





高血圧の随伴症状
漢方療法

血圧が高いからといって、血圧を下げる薬を用いるのではなく、まず全身の調和を整えることを主眼とする。また、漢方を長期間飲んでも血圧が下がりすぎるということはない(漢方診療医典)


実証・・・のぼせ、肩こり、めまい、便秘など
  1. 黄連解毒湯
  2. 通導散
  3. 桃核承気湯
  4. 防風通聖散
  5. 柴胡加竜骨牡蛎湯
  6. 三黄瀉心湯
  7. 大承気湯

虚証・・・のぼせ、肩こり、耳鳴り
  1. 七物降下湯(眼底出血にも)
  2. 釣藤散(朝方の頭重が多い)


水滞・・・手足の冷え、めまい感、全身倦怠感
  1. 真武湯(独特のめまい感あり)
  2. 牛車腎気丸(浮腫が強い)
  3. 八味地黄丸(腰以下の冷え)
  4. 当帰芍薬散症状も)





高血圧に用いる漢方薬
1>温清飲
  1. (赤ら顔、焦燥感、不眠、舌先が紅い)

2>黄連阿膠湯
  1. やせ型でのぼせる傾向があり、イライラ、落ちつかず、不眠。

3>黄連解毒湯
  1. 実証
  2. (赤ら顔、焦燥感、不眠、舌先が紅い、陽症)
  3. 高血圧、脳循環障害。
  4. 興奮しやすい
  5. のぼせて顔が赤く、イライラして落ち着かない。
  6. 上気して、顔が赤く、のぼせ症で、気分がイライラして落ち着かず、衂血が出たり、眼底出血を起こしたりするものによい。また頭痛、めまい、耳なり、不眠なども目標になる。便秘のものには、これに大黄を加えて良い。腹証上では、心下痞または心下痞硬の状はあるが、胸脇苦満や腹直筋の緊張をみとめないのが普通である。(漢方診療医典)
  7. 婦人の更年期障害に伴う高血圧症には、本方を用いる証が多い
  8. 重役婦人、46歳。1年前より月経が不調となり、その頃よりのぼせ、背部の灼熱感、動悸、多汗等の更年期症状を訴えていたが、最近、会社のストライキがもつれ、労働組合員が自宅にも押し掛けてきて、嫌がらせをするようになり、そのため、不眠、めまい等も訴えるようになり、血圧も180-100となった。脈は浮でやや数、血色はよく赤味を帯びている。腹部は臍上で僅かに動悸が亢進しているだけで、特別の所見はない。大便は毎日1行ある。
    私は、のぼせ、不眠、めまい、背部の灼熱感などを目標にして黄連解毒湯を与えた。これを飲むと、気分が落ち着き、睡眠薬を用いなくても眠れるようになり、10日後の来院で血圧は166-94となり、その後10毎の測定で、多少の上下はあったが、次第に血圧は安定し、3ヶ月たった頃は、最高150を越すこともなく、最低も90内外となった。《大塚敬節》
  9. 高血圧症の随伴症状が有意に改善した(二重盲検ランダム化比較試験)

4>葛根湯
  1. 平素から、肩から首筋にかけてコリ、頭痛がする。

5>加味逍遥散
  1. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、
  2. 心身症傾向・神経症

6>九味檳榔湯
  1. 心悸亢進、
  2. 肩こり、頭痛、手足の冷え
  3. 倦怠感あり、便秘傾向

7>桂枝茯苓丸
  1. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、
  2. 48歳の女性。
    「1年前から月経不順となり、更年期障害と言われ、ホルモン注射を受けた。気分がイライラし、外出すると顔がモヤモヤし、フラフラめまいがして歩けないという。天気の悪いときは症状がひどい。頭痛・動悸・腰痛・左下腹の引きつるような痛み・のぼせ・首筋のこり・足のほてりとむくみなどがあって、生きた心地がしない。体格・栄養はともによい。顔は赤い方で、脈は沈んでかたい。腹は充実して左のヘソの当たりから下にかけて、押すと抵抗感と圧痛がある。数年前から血圧が(210-110)ぐらいだという。初診時は(170-110)であった。桂枝茯苓丸を与えると、10日分で前記の諸症状が軽快し、血圧も(140-95)に下がり、腹部の状態も良くなり、数ヶ月間服用したところ全治した。」《矢数道明》

8>血府逐丸

9>降圧丸

10>杞菊地黄丸

11>牛黄清心丸陳久散

12>牛車腎気丸

13>柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. 実証
  2. みぞおちから右脇にかけて重苦しい、
  3. 厳秘気味、心悸亢進、不眠
  4. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン)
  5. 軽症動揺性の高血圧
  6. 動悸、神経症的で愁訴が多い。
  7. 精神不安、心悸亢進
  8. 不眠、便秘、尿量減少。
  9. 耳鳴り、健忘、疲れやすく、息づかいせわしく、不眠。
  10. 胸脇苦満があって、上腹部が膨満し、動悸、めまい、不眠などを訴え、神経過敏で、興奮しやすく、興奮しやすく、感情のたかぶる傾向のものを目標とする。便秘の傾向がなければ大黄を去って用いる(漢方診療医典)
  11. 4年来の高血圧で最高血圧は240mmまで上がったことがあるという。心臓肥大があり、動悸・息切れを訴える。頭痛・肩こりはないが、軽いめまいがある。
    胃下垂で胃が変形していると言われたことがある。食欲が無く、便通は普通。睡眠は精神安定剤を飲んでも4時間ぐらいしか眠れないとこのとである。手足が冷えて手がふるえる。本人は唇や声もふるえると訴える。
    体格はやせ型で、顔色は普通、脈は弦で、左のヘソのかたわらに拍動を触れ、ヘソの上部に圧痛がある。舌には白いコケが目立っている。血圧は(160-90)であった。降圧剤を服用しているとのことである。
    柴胡加竜骨牡蛎湯エキスを与えたところ、20日後には声と手のふるえが止まり、血圧は(130-80)に下がり、1ヶ月半後には降圧剤を中止したが、その後も血圧は安定して、全身状態が好転した。」《矢数圭堂》
  12. 動揺性高血圧症
  13. しばしば動悸、神経症を認める

14>柴胡桂枝湯
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン)

15>三黄瀉心湯
  1. 実証
  2. 赤ら顔、頭重、頭痛、耳鳴り、のぼせ、肩こり、不眠、便秘がち。
  3. (赤ら顔、焦燥感、不眠、舌先が紅い、陽症)
  4. のぼせ症で赤ら顔。充血、肩こり
  5. イライラ、便秘する

16>酸棗仁湯

17>四逆散

18>四物湯

19>七物降下湯
  1. 虚実中間証
  2. 頭痛、耳鳴り、肩こり、のぼせ、疲労感
  3. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、眼底出血、虚証)
  4. 腎機能障害<軽>がある者。
  5. 昭和27年に大塚敬節氏が創作した処方。
    その頃、大塚氏は高血圧症で、最低血圧が高く、眼底出血が反復し、下肢のしびれ、疲労倦怠、頭痛、衂血、盗汗などに苦しめられたが、この処方を用いるようになって軽快した。その後、高血圧が慢性化して、最低血圧の高いもの、腎炎または腎硬化症のある高血圧患者に用いて効のあることを知った(漢方診療医典)

20>炙甘草湯

21>潤腸湯

22>小建中湯

23>小柴胡湯
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、陽症、肝の異常)

24>
真武湯
  1. (めまい感、浮腫ぎみ、胃部振水音)
  2. 冷え、倦怠感、めまい、動悸、尿量減少
  3. 虚弱体質の高血圧症。

25>疎経活血湯

26>続命湯

27>大柴胡湯
  1. 実証
  2. 便秘がち、胸や脇腹に圧迫感がある。
  3. 悪心、嘔吐、食欲不振、耳鳴り、肩こり。
  4. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、陽症、肝の異常)
  5. 心窩部・胸脇部に圧迫感
  6. 首筋がズングリと太く、体格もしっかりして、便秘がち。
  7. 肥満型の体質で、肉のしまりがよく、便秘の傾向があり、腹診状、胸脇苦満、心下痞硬のあるものを目標とする。このような患者は、よく肩こりを訴え、頭が重いという。大黄は人によって加減して、毎日、大便が快通するようにする。
    この処方には、特に血圧を下げる薬は入っていないが、連続して服用していると、胸脇苦満が減じ、上腹部の緊張がとれて、気分が軽くなり、血圧も安定する(漢方診療医典)
  8. 壮年期、体格強壮
  9. 脂肪肝・胆石症を合併することがある
  10. 便秘傾向。下痢すれば服用中止。

28>大承気湯

29>知柏地黄丸

30>釣藤散
  1. 虚実中間証
  2. 高血圧で肩こり、めまい、耳鳴り、不眠
  3. 最低血圧を下げ、血管を拡張する。
  4. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、朝方の頭重、虚証)
  5. 高血圧症、頭痛、頭重。
  6. 神経質・抑うつ傾向
  7. 不眠傾向。
  8. 愁訴が多い。
  9. 早朝の頭痛、耳なり、気分のうっ塞、記憶力の減退などを目標に、脳動脈硬化のある高血圧患者に用いる(漢方診療医典)
  10. 七物降下湯陳久散
  11. 防風通聖散
  12. 続命湯
  13. 牛黄清心丸陳久散

31>通導散
  1. 実証
  2. オケツ、便秘、のぼせ、不眠、月経不順
  3. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、

32>天王補心丸

33>桃核承気湯
  1. 実証
  2. 下腹部に抵抗感と圧痛がある。
  3. 便秘、のぼせ、めまい、頭痛、不安、不眠
  4. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、、実証、陽症)
  5. のぼせ症で足腰が冷える
  6. 便秘、頭痛、月経不順

34>当帰芍薬散
  1. (めまい感、浮腫ぎみ、胃部振水音、
  2. 水ぶとりで、色白く、筋肉のしまりが悪い。

35>柏子養心丸

36>八味地黄丸
  1. 虚証
  2. 疲労感、冷え、排尿障害、口渇、腰痛
  3. (脱力感、性欲低下、夜間尿、小腹不仁、腎虚)
  4. 手足の冷え、夜間多尿
  5. 下肢に浮腫傾向
  6. 口渇、腰痛、糖尿、足腰が弱く転びやすい。
  7. 糖尿病で高血圧
  8. 内分泌性高血圧
  9. 腎臓炎があって、血圧が高い者。《大塚敬節》
  10. 腎硬化症や慢性腎炎のあるもの、間欠性跛行症などのある高血圧患者に用いられ、夜間の多尿、口渇、手足の煩熱、腰以下の脱力感、腰部の疼痛、下肢の浮腫などを目標とする。(漢方診療医典)
  11. 高齢者の高血圧症
  12. 下半身の老化、胃腸丈夫、排尿異常、下肢浮腫傾向

37>麦門冬湯

38>半夏白朮天麻湯
  1. (めまい感、浮腫ぎみ、胃部振水音)
  2. 起立性低血圧症、眩暈、頭痛、虚弱者。
  3. 血色の良くない冷え症の患者で、頭痛・めまいなどを訴える高血圧症に用いる《大塚敬節》
  4. 腹部は虚軟で、鳩尾がつかえ、上盛下虚して、とかく上ずりになり、足が冷えるとめまいがするという者を目標に用いる。頭痛があれば尚更良い。男女とも、とかく癇症と決め難く、時に頭痛がしたり、めまいがしたりして、みずおちがつかえ、気が欝すてふさぎこみ、またはよく怒り、上ずりになってのぼせたりする証は、なかなか多いものである。皆この方がとい。足の冷えるのを目標とするがよい。《纂方規範》
  5. 胃アトニーや胃下垂のある無力体質で、疲れやすく、頭痛、めまい、足が冷える者
  6. 52歳の女性。
    背が高く、痩せ型で顔色が蒼く、眼底出血を2回患ったことがある。耳鳴も時々あり、頭痛は1ヶ月に2、3回激しいものがくることがある。血圧は最高が200内外で最低は110内外がずっと続いているという。
    私ははじめに七物降下湯を用いたが、1ヶ月たても全く同じ症状で、頭痛の激しいときは吐くという。そこで半夏白朮天麻湯にしたところ、これを飲み始めてから、めまい・頭痛が漸次軽くなり、初診時から8年あまりになるが、最近は血圧も160−100内外に安定し、血色も良く、頭痛も忘れ、すこぶる元気である。《大塚敬節》
  7. 胃腸が弱く、気力に乏しく、血色すぐれず、冷え症で、心下部に振水音を認め、頭痛、めまい、悪心などある者に用いる(漢方診療医典)

39>
防風通聖散
  1. 実証
  2. 赤ら顔、便秘、尿量減少、胸やけ、肩こり
  3. (肥満)
  4. 脂肪太り体質
  5. 便秘、尿量減少。
  6. 肥満体で体力の充実した者に用いる。腹部は膨満しているが、胸脇苦満は著明でなく、俗に言う「太鼓腹」で、便秘の傾向がある。(漢方診療医典)

40>抑肝散
  1. 心身症傾向・神経症

41>抑肝散加陳皮半夏
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン)
  2. 不眠、イライラ
  3. 心身症傾向・神経症
  4. 高血圧、動脈硬化症による神経のたかぶり。

42>竜胆瀉肝湯

43>苓桂朮甘湯
  1. 立ちくらみ、めまいが主とする。
  2. 動悸、耳鳴り、不眠
  3. 排尿異常を伴う

44>六味丸






(針灸のツボ)
腋窩横紋の端と肩胛棘とをつなぐ線の中点を沢田流臑兪とする。


この臑兪穴は、先生(沢田健)が血圧の高低を触診される要穴である。この穴は鍼灸孔穴類聚によると、後廻旋上膊動脈・腋窩神経及び橈骨神経が分布しており、その主治は、発汗・熱病後の余熱・脳充血・肩及び肘の関節炎或いは四肢の神経麻痺を治するというのであるが、沢田先生はこの穴を診て血圧の高低を知ると同時に、之をその治穴として応用し、又後頭部の充血・不充血をも診知される。此の穴が凝っているときは、必ず後頭部が凝っているのであり、之に灸すればそれが取れるのである。《沢田流聞書鍼灸眞髄》

穴」《沢田流聞書鍼灸眞髄》

“老衰や高血圧を防ぐには曲池、足の三里、百会、肩井”

「合谷」「曲池」「」「風市」「陽陵泉」「復溜」

(本態性高血圧)・・・
  • 「天柱」「腎兪」「人迎」「」「心兪」「百会」

(痰濁による)・・・
  • 「風池」「太衝」「豊隆」「」「足三里」

(陰虚陽亢による)・・・
  • 「風池」「曲池」「三陰交」「太谿」「内関」「肝兪」





水中運動は血圧に注意
プールの中で体を動かす運動は、ひざや心臓への負担が少ない利点もあるが、高齢者の場合、血圧はやや高くなりがち。変化に十分注意してほしい」と、川崎医療福祉大(岡山県倉敷市)の小野寺昇教授(健康体育学)が呼びかけている。


血管が水圧を受けると静脈の流れが良くなるので、水中では一般に血圧は下がると考えられてきた


ところが、22歳前後、38歳前後、55歳前後の3つのグループに水中と陸上で同じ運動をしてもらい、血圧の変化を調べたら意外な結果が出た。
  22歳グループ・・・水中の方が血圧が低かった。
  38歳グループ・・・陸上と変わらず。
  55歳グループ・・・水中の方が血圧が高かった。

「血管が老化で硬くなっていることと関係があるようだ」と小野寺さん。一方、心拍数は3グループとも水中の方が低く、心臓への負担が少ないことが確かめられたという。




飲むと血圧はどうなる?
学生に酒を飲ませながら血圧を測定してみた。

飲み始めは予想通り、グンと血圧が上がる。

これはアセトアルデヒドが心臓の動悸を高めるからだ。

ところが、1時間後、平常時より血圧が下がってしまったのである。



アセトアルデヒドには、時間が経つと血管を拡張させる働きがあるからだ飲んだとき、体がほてるのはこれが原因だ。

この状態で温度が低い場所に出ると、驚いた血管が収縮し、血圧が急上昇。これは非常に危険で、脳卒中や心筋梗塞を引き起こしかねない。必ず、上着をはおって出よう。

なお、お酒と高血圧の関係はよく言われるが、少量を飲み続けている人の血圧は低いというデータもある。ただし、このデータは欧米人のものなので、そのまま日本人に当てはまるがどうかは微妙だ」
(NHKためしてガッテン)



<1>肥満と塩分に注意。
<2>軽い運動は血圧を下げるが、激しい運動は血圧を上げる。
<3>アルコールは要注意:
日本酒2合(360cc)相当のアルコールを毎日飲み続けると血圧を上げる




運動・・ニコニコペース
血圧の高いあなた。薬を飲み始める前に、生活を変えてみませんか。

劇的に血圧が下がるかもしれません。生活習慣病と呼ばれる高血圧の治療には生活の見直しと改善が欠かせないのです。
運動をして体重を減らしましょう。


肥満の解消が高血圧の改善に効きます。

肥満度の指標としてボディ・マス・インデックス(BMI)がある。

体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数字で、22が目標。これより大きい人は1ヶ月に0.5〜1kgのペースで目標値を目指せばいい。体重の記録は、起床後、排尿してから測ると安定している。


節酒は血圧を下げるだけでなく、減量にも役立ちます。

食事の塩分も減らしましょう。
最初は味がないと感じても、たいていの人は慣れます。毎日、ほんの少しずつ努力をすることが大切です。孤独な闘いがつらい人は、周囲の人に協力してもらいましょう。

世界保健機構(WHO)は誰でもできる高血圧対策として、禁煙・体重減少・節酒・塩分制限・バランスのとれた食事・運動・ストレス減らしを勧めている。
しかし、長年の習慣を変えるのはなかなか難しい。長年、高血圧の人を見てきた鐘淵科学工業の保健婦・奥田智子さんは“習慣を変えることは、人生観を変えるようなものですからね”と話す。
そこで、上島弘嗣・滋賀医大教授らは、医師や保健婦が行う生活指導の内容を、出来るだけ具体的にするように工夫している。
たとえば、お酒は日本酒なら1日に1合、ビールなら大瓶1本まで。のどが渇いてビールが飲みたくても麦茶を・アルコール用のグラスを小さいものに替えよう。
減塩の方法は、料理を薄味にする、インスタント食品、漬け物や梅干しは減らす、麺類のつゆは残す。1日の食塩摂取量は、日本人の平均摂取量でである13gの約半分、6gを目標に。



さらに、高血圧予防に効くカリウムを多く含むホウレンソウやバナナを摂るようにする。


毎日、食事内容や運動の記録をつけ、時折医師と面談する。自分で記録を付けると続きやすいという。

「日本人はせっかちだから、何かをしてすぐ下がらないと、薬に頼る。しかし血圧を下げる薬はあるが、高血圧を根本的に治す訳ではない。生活習慣を替えることが重要」と荒川規矩男・福岡大教授は強調する。
とくに荒川教授がすすめるのは軽目の運動だ。



「少し早足でうっすら汗をかく程度のウォーキングがちょうどいい。苦しくなる運動はかえって悪い。私はニコニコペースの運動といっています」


目安は脈拍数だ。
5分間一定のペースで歩いた後、15秒間の脈拍数を数える。その値が「32から、年齢を8で割った数を引いた数」になればいい。

こういう運動を1日30〜60分して、それを週に3〜6回。合計の運動時間が180分を超すようにする。慣れると、同じ脈拍数でももっと早く歩くことが出来る。




高血圧を引き起こす有害因子
<1>
<2>タリウム
<3>二硫化炭素
<4>コーチゾン→「ステロイド
<5>ニコチン→「ニコチン依存症
<6>エピネフリン
<7>麦角
<8>全身振動
<9>熱射病
<10>騒音
<11>カドミウム





高血圧の関連遺伝子
2011年、国立国際医療研究センター研究所の加藤規弘部長ら国際チームは、日本、中国、韓国など東アジアの人々に共通する高血圧の関連遺伝子を突き止めた。
遺伝子配列を5万人規模で調べた成果で、ネイチャー・ジェネティクスの5/16掲載。
日中韓や台湾、シンガポールに住む東アジア系の遺伝子を調べた。



高血圧と関連する染色体の特定カ所が13カ所見つかった。
これらに近い、「ENPEP」や「ST7L」「ALDH2」などの遺伝子が高血圧と関係していると見られている。

欧米の白人を対象にした研究では、高血圧に関連したカ所が13見つかっている。
今回と特定したカ所のうち6つは過去の同様の研究でも報告が無く、関連遺伝子は人種ごとに異なる場合があることが分かった。

ALDH2が作る酵素はアルコールの分解に関わる。
両親からともに働きの強いタイプを受け継ぐと酒に強く、日本時の6割がこれにあたる。
強いタイプは弱いタイプに比べ、高血圧を招く危険がある半面、悪玉コレステロールを減らし、善玉を増やすなどして心筋梗塞などを起こりにくくする。




チェック
血圧を下げる医薬品(降圧薬)
脳卒中」「「心不全」「原発性肺高血圧症」「(おけつ)」高血圧に用いる漢方薬






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