口噤(こうきん)
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口噤 =口が開かない。
歯を食いしばって口をシッカリ閉じて、口が開かない症状。
「牙関緊急」ともいう。
「牙関」=下顎骨と奥歯のこと。


口噤(牙関緊急)の漢方薬
漢方薬あれこれ
  1. 葛根湯
    • 36歳の中肉中背の婦人。
      5ヶ月ほど前から口が開かなくなり、いろいろ手当をしたが良くならないといって来院した。無理に開けようとしても、右の顎の間接がこわばっていて、痛くて動かない、指が1本入るくらいがやっとである。そこで《金匱要略》の条文にヒントを得て葛根湯を用いた。葛根湯が筋肉の緊張を緩解する作用のあることは、一般に知られているところで、これで肩こりや腰痛が治り、また破傷風のケイレンを治する効がある。こんなことを考慮に入れて、10日分を投与した。ところが不思議なことに、これを飲み終わって来院した時は8分通り口が開くようになり、1ヶ月あまりで全快した。《大塚敬節》