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更年期障害




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血の道症
男性更年期障害

アルツハイマー病
卵巣機能不全
のぼせ
耳鳴り
尿もれ
高脂血症
ザクロ
おけつ
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更年期障害の漢方薬
温経湯
  • a 虚証
    手足のほてり、下腹部の冷え
    血色不良、胃腸虚弱
    冷え、貧血
    ホットフラッシュ
    冷えのぼせ、指掌角皮症、口唇乾燥

温清飲
  • a 虚実中間証
    皮膚のツヤが悪く乾燥気味
    のぼせ、手足の冷え


黄連解毒湯
  • a 顔が赤くのぼせ不眠・心悸亢進してイライラする者に黄連解毒湯
    血色不良、胃腸丈夫
    ホットフラッシュ


黄連湯
  1. 胸中煩悶、みずおちつかえ、頭痛、吐き気ある者《荒木正胤》

加味帰脾湯
  1. 不定愁訴

加味逍遥散
  • a 虚実中間証
    みぞおちあたりに軽い抵抗感・圧痛、疲れやすく便秘がち
    白苔
    頭痛・肩こり・のぼせ・倦怠感・不眠などの不定愁訴
    いろいろな神経症状があり、イライラして怒りっぽく、熱感と悪寒が交互に現れ、不足が不快にほてったり、頭重・めまい・顔面紅潮・寝汗・不眠・食欲不振・全身がだるいなどを訴える方に加味逍遥散
    女性ホルモン補充療法との併用はより有効。
    ホットフラッシュ
    異常発汗
    咽喉異物感

加味逍遥散紅参

加味逍遙散香蘇散

加味逍遙散黄連解毒湯

甘麦大棗湯
  1. 少しのことに泣き出したり、不眠、生あくびがでて、ヒステリー気味の興奮しやすい者に用います。
  2. 腹直筋が突っ張っていることが多い方に甘麦大棗湯

帰脾湯
  1. 咽喉異物感

  1. 産後の血の道による神経症に用いる。脈・腹ともに軟弱で、おりもの量が多い方にきゅうきちょうけついんだいいちかげん

桂枝加竜骨牡蛎湯
  1. 神経がたかぶり、驚くやすく、動悸を感じて、のぼせ・頭痛・不眠の方に桂枝加竜骨牡蛎湯
  2. 血色不良、胃腸虚弱
  3. 動悸
  4. 不定愁訴

桂枝茯苓丸
  1. 虚実中間証
  2. 赤ら顔で、頭痛・腹痛・月経障害があり、へその横に抵抗を認める方に桂枝茯苓丸
  3. ホットフラッシュ
  4. 頭痛

香蘇散
  1. 頭痛がして気分がすぐれない
  2. 食欲不振

五積散
  1. 虚実中間証
  2. 体力中等度、胃腸が弱い
  3. 寒さで冷えたり湿気が多いと、腰痛、関節痛、
  4. 疲れやすい、下半身が冷える


柴胡加竜骨牡蛎湯
  • a 実証
    口の中が粘ついて苦い
    胸に圧迫感があり、心下部が不快で、ドキドキしする者。頭痛・のぼせめまい不眠・疲労を感じる人が多いに柴胡加竜骨牡蛎湯
    血色不良、胃腸丈夫。動悸
    咽喉異物感

柴胡桂枝湯

柴胡桂枝乾姜湯
  • a 虚証
    やせ型で顔色悪く、冷え症、貧血気味、神経過敏
    疲れやすい、動悸、息切れ、口の渇き、尿量が減少
    血色不良、胃腸虚弱
    異常発汗
    動悸
    不定愁訴
    神経過敏、動悸、息切れ、
    腹部軟弱で腹部大動脈の拍動を触れる

三黄瀉心湯
  1. 実証
  2. 便秘がち、のぼせ、精神不安、胃部のつかえ
  3. 体格丈夫、のぼせ、赤ら顔。
  4. 不眠、焦燥感、易努性、鼻血がでる

三黄瀉心湯桂枝茯苓丸

四物湯
  1. 虚証
  2. 皮膚の色つやが悪く乾燥気味、手足が冷える、貧血
  3. 胃腸障害がない。
  4. 貧血気味で、血行が悪く、脈・腹ともに弱く、皮膚カサカサの者に四物湯陳久散。ただし、服用して下痢する方には不適です

真武湯
  1. 疲れやすく、冷え性で、腹部が軟弱で振水音があり、腹痛・下痢・めまい・動悸を感じる方に真武湯
  2. 冷え、貧血

  1. 虚実中間証
  2. 頭痛、悪寒



釣藤散
  1. 頭痛、めまい

通導散
  1. 実証
  2. みぞおち当たりに抵抗感や圧痛
  3. 便秘がち、頭痛、のぼせ、肩こり、不眠


桃核承気湯
  1. 実証
  2. 下腹部の抵抗感や圧痛、のぼせ、めまい、頭痛、不眠、便秘
  3. ホットフラッシュ
  4. 頭痛

当帰芍薬散
  • a 虚証
    貧血傾向、疲れやすい、冷え症
    眼のまわりに薄いくまがある
    排尿回数多く、尿量が少ない
    色白の貧血気味で、足腰が冷え、疲れやすく、頭重・めまい・耳鳴り・動悸・下腹部痛などがある方に当帰芍薬散
    女性ホルモン補充療法との併用はより有効
    胃腸障害を起こすときは温経湯に

女神散
  • a 実証
    のぼせ・めまいを目標に女神散
    血色不良、胃腸丈夫
    ホットフラッシュ
    めまい

半夏厚朴湯
  1. 精神不安があり、咽喉から胸元にかけて閉塞感がある。
  2. のどに異物感や、かゆみ・刺激を感じ、脈・腹ともに軟弱者に用いるのが半夏厚朴湯
  3. 咽喉異物感

半夏白朮天麻湯
  1. 頭痛、めまい

防已黄蓍湯
  1. 異常発汗

抑肝散
  1. 血色不良、胃腸虚弱。
  2. 不定愁訴
  3. 焦燥感が強い。感情の起伏が大きい。
  4. 怒りっぽい、不眠
  5. 月経前緊張症にも

抑肝散加陳皮半夏湯
  • a 神経症でカンが強い者
    イライラして怒りっぽく、眠れない者
    腹部大動脈で動悸を打っていることが多い方に抑肝散加陳皮半夏湯

苓甘姜味辛夏仁湯

苓桂甘棗湯

苓桂朮甘湯



更年期障害
更年期klimakterische Storungen

更年期の英語名は「クライマクテリウム」。
語源は「クライマックス」から来ているとされます。
つまり人体成熟のクライマックスに、いきなり老化に向かってギヤチェンジして一直線に下降するという意味で、一般的には45~56歳の10年間を指します。
「国際的に日本人は更年期障害が少ないと言われています。
欧米の女性にとり、更年期とは
  • 急に体や顔が熱くなり、
  • 滝のように汗が出たり、
  • 動悸、息切れ、
  • ひどい頭痛、不眠
  • 創作意欲や生きる意欲がなくなったり
と、仕事や日常生活にいろいろな問題が起こります。

決して無視して通り過ぎることが出来ないため、不足している女性ホルモンを外から薬として補充することがしばしば行われています。
一方、日本人は植物性食品を多くとることにより、食べ物から女性ホルモンに似た働きのあるものを摂っているのではないかと考えられています。特にダイズに含まれるイソフラボンに弱い女性ホルモン作用があり、動脈硬化予防などの期待が高まっています






更年期は閉経をはさんだ前後10年間
  • 日本人の平均閉経年齢は50.5歳。
    月経が1年以上無い状態が「閉経」です。
    女性らしい体つきをつくったり、排卵などで妊娠の準備を整えるのが女性ホルモンの代表である「エストロゲン」。
    エストロゲンは卵巣から分泌されます。
    月経が無くなるまでの移行期には、脳はエストロゲンを分泌するように卵巣に命令を出し続けますが、卵巣は対応できない。そのために自律神経が乱れ、心身のバランスが崩れてきます。



更年期障害の病態

45歳ごろから認められる卵巣機能の衰退過程におけるエストロゲンの欠乏症状。
  • のぼせ・異常発汗などの自律神経失調症や
  • 不眠、憂うつ、いらだちなどの精神神経症状が認められる

女性ホルモン

脳からの指令で卵巣で作られるのが女性ホルモン。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれる。
  1. エストロゲン
    1. 月経後から排卵期にかけて増加する
    2. 女性らしさを作るホルモン
    • 肌や髪の潤いをもたせ、胸を豊かにし、内臓肥満を予防したり、骨や血管を丈夫にする。
  2. プロゲステロン
    1. 排卵後から次の月経前にかけて増加する。
    2. 妊娠準備のためのホルモン 
    • 受精卵が着床しやすいように、また子宮内膜の機能を整える。食欲を増進させる。



更年期障害の症状
のぼせ
めまい
顔がほてる
肩こり
冷え症
片頭痛頭重頭痛
動悸
息切れ
多汗
汗をかきやすい
・血圧が不安定
自律神経系の症状
イライラ
不安感
不眠
神経過敏
興奮
ゆううつ
・注意力の散漫
物忘れ
恐怖感
・嫉妬心
ヒステリー
精神的症状
脂肪過多→肥満
新陳代謝障害の症状
(特に腹部とお尻・太ももに脂肪がついて、いわゆる「中年太り」の体型になる)
月経不順になり、遅れ気味になる。 ホルモンバランスが崩れた症状
・膣粘膜が萎縮して弾力を失う。
・子宮からの不正出血
・膣内細菌に対する抵抗力が低下するので、膣炎などを起こしやすくなる
・ソバカスが増える。
色が黒くなる
皮膚の症状

女性ホルモンと更年期障害


ストレスで低年齢化も
一般には45~55歳とされる更年期だが、
「30代からも相談は寄せられる。


仕事や子育てのストレスが重なっているせいだろう。更年期特有の症状に悩む人達は確実に低年齢化している」とメノポーズ(閉経期)を考える会(四谷)代表の三羽良枝さん。
 専門家もこうした症状の広がりに警鐘をを鳴らす。


「最近の若い女性は無理なダイエットなどからホルモンバランスが乱れがち。更年期障害と同様の症状が前倒しで表れ始めている」と指摘するのは、東京女子医大女性生涯健康センターの井口登美子所長だ。

激やせや喫煙、必要以上に締めたり圧迫するファッションがホルモン減少や骨の老化を早めることを認識し、20代、30代から予防を考えるべきだと主張する。


“更年期は健康な高齢期を迎えるための、心とからだの準備期間”という井口さん。

“食べたい、見たいなど自分の『たい』の数を増やし前向きに生きよう。相談しやすい医師を見つけよう。自分の症状や過去の治療歴を書き出して持って行くだけでも、医師は有効な答えをくれるはず”とアドバイスする。」



更年期(menopause)にみられる症状、
   ・精神不安
   ・のぼせ
   ・めまい
   ・不安感
   ・肩こり
   ・多汗
   ・片頭痛
   ・心悸亢進などの症候群



◎閉経になると女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急減します。エストロゲンは女性らしさを保つと同時に、血管壁を強くしたり血圧を正常に保つ働きをしています。そのエストロゲンの分泌がゼロに近くなるのが閉経後なので、それまでエストロゲンによって抑えられていた疾病が顔を出してきます。
そのため更年期には
  1. イライラのぼせ頭痛などが起きます。
  2. さらに血中のコレステロール値が高くなり動脈硬化になりやすくなります。
「女性の更年期(性成熟期から老年期への移行期)に卵巣ホルモンの分泌が減少し、生殖機能がなくなる。その反面、脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンが増加する。このようにホルモン系のバランスが崩れると、それが間脳の自律神経中枢に影響を与えて、自律神経系の失調を引き起こす。
更年期障害は、ホルモン系のアンバランスと自律神経系の失調状態が絡み合った症候群で、種々の症状がでてきます」
(日本女性は44才~52才) 


Kupperman 閉経期指数
更年期症状の評価に用いられる指数

・以下の11の症状群
の強さを0~3の4段階で評価し、これに各症状群の評価ファクターと掛け合わせた点数の総和が指数となる。
  • 1 血管運動神経障害様症状 顔が熱くなる
    汗をかきやすい
    腰や手足が冷える
    息切れする
    2 知覚障害様症状 手足がしびれる
    手足の感覚がにぶい
    3 不眠 夜なかなか寝つかれない
    夜眠ってもすぐ目を覚ましやすい
    4 神経質 興奮しやすい
    神経質である
    5 ゆううつ つまらないことにくよくよする
    憂うつになることが多い
    6 眩暈 めまいや吐き気がある
    7 全身倦怠 疲れやすい
    8 関節痛・筋肉痛 肩こり
    腰痛
    手足のふしぶしの痛みがある
    9 頭痛 頭が痛い
    10 心悸亢進 心臓の動悸がある
    11 蟻走感 皮膚をアリがはうように感じる



簡略更年期指数
(SMI)simplified menopausal index
更年期指数自己採点の評価法

★症状の程度に応じ(どれか1つでも症状が強く出れば、強とする)、自分で点数を入れて、その合計点でチェックします
  • [O~25点]・・・・・・・異常なし
    [26~50点]・・・・・・・食事、運動に注意
    [51~65点]・・・・・・・更年期、閉経外来で生活指導を
    [66~80点]・・・・・・・長期間の計画的な治療が必要
    [81~100点]・・・・・・各科の精密検査、長期の対応が必要


検査
エストラジオール(E2 50pg/ml以下
卵胞刺激ホルモン(FSH 30mU/ml以上
総コレステロール 200mg/dl以上
トリグリセリド 150mg/dl以上
腰椎骨塩量(L2~L4DXA、QDR) 0.874g/㎠以下
血清黄体ホルモン(LH)値
膣細胞診で傍基底細胞が優勢な低エストロゲン効果がみられる


鑑別しにくい
更年期障害は20代~80代までの広範囲の年齢で発症する。
  1. イライラする、
  2. 汗をかきやすい
  3. 気持ちが落ち着かない
  4. コレステロール値が高い
  5. 肥満・高脂血症
などの方はホルモン量のチェックをしよう



精神的苦痛
特に夫との関係


10年近くも、のぼせめまい肩こり不眠などで苦しみ、今は心さえも病んでいます。この本の登場人物は私の姿そのものです」
「吐き気や偏頭痛、動悸は、私たちの冷めた夫婦関係が拍車をかけていたのかもしれません」
更年期の実態を夫婦の関係から探ったルポルタージュ『ある夫婦のかたちー[もう一度]と考える妻たち』(三五館)を出して3ヶ月たった今、私の手もとに100通近い手紙や読者カードが届いている。
閉経をはさむ10年前後、卵巣機能の低下で女性ホルモンが激変して起きる身体の異常は、子供の巣立ちや老親の介護などの時期と重なり合い、精神的にも肉体的にもつらい更年期障害を引き起こす。
更年期を巡る医療は、ホルモン補充療法(HRT)や漢方などの治療が脚光を浴び、大学病院などの閉経外来には多くの中高年が詰めかけている。しかし、更年期の症状は医学的治療だけでは取り除けない。その多くは精神的苦痛、とりわけ夫との関係に悩みを抱えているからだ。
仕事一本やりで家庭を顧みない夫とのセックスは苦痛でした」「30代の夫の浮気に今でもわだかまりがあって・・・」。取材でしばしば耳にした言葉だ。更年期は、今まで四、五十代の女性の閉経にまつわる体の問題としてのみとらえられる傾向が強かったが、女性の生き方、特に二十代、三十代からの男女、夫婦の在り方と深くかかわっている。
「ある保健婦が「更年期を過ぎると、女は精神的にも肉体的にも男を捨てる人が増える」と言ったが、的確な分析だろう。たった一人の子育て、夫婦らしい会話もなく、一方的に受け入れるだけのセックス。「二人でいてもたった一人」の結婚生活。三十代の孤独な子育て期を経て、四十代で心が離れ、五十代を目前にして、更年期の変化、性交痛などで体も離れ、やがて、更年期の不快な症状が収まると、「心と体の夫捨て」が始まる。」
「厚生省の95年の人口動態統計によると、離婚件数は70年に比べるとほぼ倍増。「同居期間20年以上」の熟年夫婦に限ると、5072件から31879件へ、6.3倍も増えている。



個人差が大きい
女性が小児から大人に成長していく過程で、最初に起こる重要な出来事は初経(初潮)である。初経年齢は通常11~13歳。その時期から10代後半にかけて思春期を過ごし、やがて性成熟期(生殖期)に移行する。
性成熟期は、妊娠、出産、授乳といった、次の世代を育てるための生殖機能をになう重要な時期だ。この性成熟期のあとに来るのは老年期だが、そこへの移行期に相当するのが、他ならぬ更年期である。月経が無くなる閉経の前後、各5年間ぐらいずつの期間をそう呼んでいる。


月経は初経から閉経に至るまでの期間、約28日間のサイクルで周期的に起こる。
卵巣では卵胞が成熟し、排卵を経て黄体が形成される。
一方、子宮では排卵・着床に備えて内膜が増殖するが、妊娠が起こらなければ内膜が剥離し、出血する。この月経周期は、エストロゲン・プロゲステロンなどの女性ホルモンが規則的に分泌されることで、正常に繰り返される。
しかし加齢と共に、卵巣・子宮の機能はやがて衰えていく。
通常、50歳を過ぎると卵巣は萎縮し、女性ホルモンを作る機能も衰えてしまう。


月経周期に起こる一連の生理的変化を巧みに誘導し、調和させている女性ホルモンが作られなくなる結果、月経も消失する。これが閉経である。

閉経年齢は、日本人女性約4000人を対象にした調査によると、半数近くが50歳ないし51歳。しかし個人差が大きく、早い人は40代の初め、遅い人では60歳近い。

従って更年期も一般的には40代後半から50代前半と考えられているが、実際には人によって、かなりずれがあることになる。



女性は更年期にさしかかると、体に変調をきたして、いろいろな症状が起こってくる。
例えば、


  • のぼせ
    火照り、
    動悸、
    発汗、
    めまい
    これらは血管運動神経症状と呼ばれている。
    ウツ状態 また社会環境や家庭環境の変化、体の変調などに伴って悩まされる
    脱力感
    無気力
    不眠

こうした多様な症状が同時に起こることから、ひとまとめに更年期障害と呼んでいる。


更年期障害は閉経という現象と密接に関連しているが、
その1つの原因として、中枢神経と卵巣の機能的バランスの乱れが挙げられる。

卵巣は、頭部にある視床下部、脳下垂体などの中枢から指令を受けて、女性ホルモンを作り、放出する。しかし中枢は、ただ一方的に指令を出すだけではない。実際に放出された女性ホルモンの量に応じ、卵巣に対する作用を適切に調節する。

つまり、中枢と卵巣は情報のキャッチボールを行いながら、月経周期をコントロールしているわけである。しかし閉経により卵巣機能が低下・消失すると、両者のキャッチボールはうまくいかなくなる。中枢が卵巣に指令を出しても、女性ホルモンが作られなくなるからだ。

卵巣が要求通りに働かなくなると、それを感知した中枢はホルモン産生を促す指令を強化する。しかし卵巣はそれに答えることができず、その結果、中枢からの刺激が一方的にエスカレートすることになる。そして他の身体機能をもコントロールしている中枢がこのように興奮すると、その影響がいろいろな形で表れてくる。

特に、この中枢を介する自律神経の働きのバランスが乱れると、
といった症状が起こりやすくなる。

言うならば、卵巣を刺激しようとする中枢の働きを、他の機能へも影響したために起こる症状だといえよう。




エストエロゲンが欠乏
更年期障害は更年期に特有な症状なので、通常は閉経から一定期間(5年前後)たてば、症状は落ち着くことが多い。恐らく、その間に中枢と卵巣の相互関係が、閉経後の状態に適応していくのだろう。更年期を乗り切れば問題はおのずと解決しそうなものだが、実はそうではない。

女性ホルモンのエストロゲンは、もちろん子宮・卵巣・乳房といった女性生殖器にとって重要だが、そのほかにも骨や脂質の代謝を調節したり、血管の弾力性や皮膚のみずみずしさを保ったり、膣や尿道粘膜の構造・機能を維持するといった働きがある。

このため、閉経によってエストロゲンが欠乏すると、
  1. 骨量が急速に減少し骨折を起こしやすくなる骨粗鬆症、
  2. コレステロールなどが増える高脂血症、
  3. 血管の弾力性が低下し血管内腔が狭くなる動脈硬化、
  4. 皮膚の障害、
  5. 尿失禁
などが起こりやすくなる。

①骨粗鬆症は骨がスカスカになり、もろくなる疾患で、いったんこれが起こると骨折の危険性がきわめて高くなる。例えば普通なら考えられないことだが、つまづいて手をついた拍子に手首の骨が折れるといったように、ごく日常的な動作でも骨折してしまう。
骨粗鬆症が進行し骨量が著しく減少すると、骨が体重を支えきれなくなり、腰や背中が曲がったまま伸ばせなくなったりする。骨粗鬆症による大腿骨の骨折は寝たきり状態を引き起こす重要な原因の1つだが、その頻度は女性が同年代の男性に比べて圧倒的に多い。

②また、女性は脳卒中や心筋梗塞などの心血管病が、男性に比べて少ないと言われてきた。ところが最近、こうした女性の利点が更年期を境に急速に失われていくことが明らかになった。
一般に老年期には高血圧、高脂血症、動脈硬化が増加するが、エストロゲンの欠乏が、これらの心血管病危険因子の発生を高めるためと考えられている。

③尿道の萎縮に伴う尿失禁も深刻な問題である。更年期以後の女性の20~40%は、これに悩まされているのではないかと推測されている。

④また、美しさを求める女性にとって、皮膚の障害が大問題である。

⑤また最近ではエストロゲンの欠乏は痴呆の発症にも関係すると言われている



閉経期症候群の臨床所見
月経の停止
  • 出血が1年間起こらなかったら、閉経への移行が完了したという。
    それ以降の出血は、なんであれ、子宮内膜ガンとの鑑別が必要になる。


ホットフラッシュ


膣萎縮
  • エストロゲンの分泌減少に伴って、膣粘膜の菲薄化(薄くなること)と膣潤滑性の減少が起こり、性交痛が起きる事がある。また、膣口の直径は減少する。内診では蒼白でなめらかな膣粘膜と小さな子宮頸部・子宮がみられる。
  • (治療)
    ・ホルモン補充療法
    ・エストラジオール膣リングの装着

骨粗鬆症
  • 閉経後、続発性の骨粗鬆症が起きることがある


性ホルモン製剤












安息香酸エストラジオール
(略称:エストラ)
[オバホルモン]
安息香酸酢酸エストリオール
[ホーリンデポー]
エストリオール [エストリール]
[ホーリン]
エストラジオール [エストラダーム]
[エストラーナ]
[フェミエスト]
エチニルエストラジオール [プロセキソール]
吉草酸エストラジオール [プロギニン・デポー]
[ペラニン・デポー]
結合型エストロゲン [プレマリン]
プロピオン酸エストラジオール [エストルモンデポー]
[オバホルモンデポー]
プロピオン酸エストリオール [ホーリンデポー]
ホスフェストロール [ホンバン]







カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン [オオホルミンルテウムデポー]
[プロゲデポー]
酢酸クロルマジノン [ルトラール]
酢酸メドロキシプロゲステロン [ヒスロン]
[プロベラ]
ジドロゲステロン [デュファストン]
プロゲステロン
(略称:プロゲス)
[プロエゲホルモン]
[ルテウム]
ノルエチステロン [ノアルテン]
[プリモルトN]
プレグナンジオール [ジオール]











カプロン酸ヒドロキシプロゲステロン系 [E・P・ホルモンデポー]
[ルテスデポー]
酢酸エチノジオール系 [エデュレン]
酢酸クロルマジノン系 [ルテジオン]
ノルエチステロン系 [ソフィア-A]
[ノアルテン-D]
ノルゲストレル系 [ドオルトン]
[プラノバール]
プロゲステロン系 [E・Pホルモン]
[ルテス]
リネストレール系 [ロ・リンデオール]








メチルテストステロン

エナント酸テストステロン
プロピオン酸テストステロン
(略称:プロテスホル)





合剤


ホルモン補充療法
使用できない女性
  1. 子宮ガン乳ガンの既往or治療中
  2. 重症の肝機能障害がある人


使用を避けた方がいい女性
  1. 子宮筋腫・良性の乳腺疾患の既往or治療中
  2. コントロール不良の高血圧症
  3. 糖尿病
  4. 原因不明の不正性器出血がある人


注意した方がいい女性
  1. 胆石症
  2. 片頭痛
  3. ヘビースモーカー
  4. 肥満の人


エストロゲン(卵胞ホルモン)と
プロゲステロン(黄体ホルモン)の複合剤を使う
「更年期障害の原因は大きく分けて3つあります。
  1. 50歳前後の卵巣の機能低下と停止です。これで体内の女性ホルモン量が減ってしまいます。
  2. 子供の就職・結婚・夫の定年、対人関係など生活上のストレスです。
  3. グチっぽいなど、本人の精神的傾向です。

これらがミックスして
頭痛・めまい・いろいろな異常を感じる不定愁訴を起こします。
その治療にホルモン剤を使います。

体の中の女性ホルモンの量を45才ぐらいのレベル(血中のエストロゲン濃度が60~75pg/ml)に保つのです。ほてりや発汗は止まり、粘膜の乾きも防げます。イライラや不眠、頭痛まども改善します。さらに骨粗鬆症や動脈硬化の予防にも効果があります。

女性ホルモン剤の長期投与が、子宮体ガン・乳ガン・卵巣ガンを引き起こすのではないかという疑問が出ていました。

米国での調査では、
子宮体ガンはエストロゲンだけだと増えますが、プロゲステロンも一緒に投与すると何も与えない場合よりもむしろ減るといいます。
卵巣ガンもそれほど問題はないとされています。
乳ガンについては、増えるという結果と減るという結果の両方が出ていて結論はついていません。」

「ホルモン補充で増加」→「乳ガン


骨粗鬆症・心血管病、あるいは尿失禁を予防・治療する方法が、他に無いわけでない。例えば骨粗鬆症に対しては、カルシトニンや活性型ビタミンDなどの薬があるし、心血管病の危険因子となる高脂血症に対しては、食事療法や脂質低下薬が用いられる。

しかし、これらの治療法が1つの疾患にしか対応できないのに対し、ホルモン補充療法は更年期障害はもとより、骨粗鬆症・心血管病・尿失禁・皮膚障害などにも、同時に効果を発揮する。



これはエストロゲン欠乏が、更年期以後の」女性に起こる多様な障害の共通の原因となっているからである。
ホルモン補充療法は、海外の先進国ではかなり普及している。アメリカ・カナダ・オーストラリアなどでは現在、閉経後の女性のおよそ3人に1人、イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデンなどのヨーロッパ諸国でも6、7人に1人ぐらいの人が行っている。
しかし、日本での普及率は5、6%と、極めて低い。これは、ホルモン補充療法を行う医療機関が欧米に比べてまだ少ないことの他に、更年期障害を病気として認めない社会風潮、ホルモン補充療法がガンのリスクを高めるという誤解が影響している。
ガンのリスクについては、エストロゲンを単独で長期間用いると、子宮内膜ガンが増加することが明らかである。しかし、適切な量のエストロゲンを選びプロゲステロンを併用する治療法が開発された今では、子宮ガンに関する懸念は解消したといえる。
また長期間のホルモン補充療法で乳ガンが増加するという報告もあるが、これを日本人女性についてはっきりと証明したデータはなく、目下検討が進められている。


ただホルモン補充療法による不規則な出血を嫌う女性もいる。

欧米では、そのために治療を中止する人がかなりいるようだ。これは治療の性質上、やむを得ない面もあるが、医師と相談しながら出血をコントロールする処置をとることは可能である。
ホルモン補充療法は、どこの医療機関でも受けられるという治療ではない。しかし、少なくとも更年期外来を設けているような施設なら、相談に乗ってくれるはずである、費用も1日の患者負担が50円程度で、医療コストから見ても優等生といっていいだろう。


エストラジオール
  1. ホルモン補充療法により[喘息]発現リスク上昇
  2. エストラジオール・・・
    • ホルモン補充療法においてエストロゲンとプロゲステロンの併用により[子宮内膜癌]のリスクが認められた
  3. エストロゲン単独使用の子宮摘出女性において[パーキンソン病 ]のリスクが増加した。
  4. ホルモン補充療法使用者で[乳ガン]での死亡率が非使用者と比較して増加した

  • 塗布用ゲル剤
    2012年、資生堂が開発した更年期障害治療薬「ル・エストロジェル0.06%」が健康保険の適用になった。
指針
  • 日本産科婦人科学会と日本更年期医学会は共同で、ホルモン補充療法の指針をまとめ、2009年から医師などに配布する。
    指針では薬を投与する年齢や投与期間の上限を示した。また、望ましい投与年齢の上限を60歳までとした。投与期間は5年以内とした。5年以内の場合、乳ガンを発症するリスクがほとんど無いという。






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