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| 高尿酸血症 | ⇒血液中の尿酸濃度が高い。 成人男性の2割が高尿酸血症。 |
| 病態 | 高尿酸血症に伴い尿酸の塩析が起こり、急性関節炎、耳翼あるいは足部に痛風結節を呈し、腎機能障害をきたす。 女性ホルモンに腎臓からの尿酸排泄を促進する作用があるため、女性では少ない。 |
| 検査 | 尿酸・・・7 mg/dl以上 白血球・・・・増加 CRP・・・・・増加 赤沈・・・・・・亢進 クレアチンクリアランス・・・・低下 尿中α1及びβ2-ミクログロブリン・・・増加 尿浸透圧・・・低下 腹部エコー |
| 尿酸 | a)体内の肝臓、骨髄、筋肉などで作られ、分解されずに腎臓・消化管から排泄される。 b)大人の男性で、1200mg作られ、ほぼ半分が1日で入れ替わる。 c)尿酸値が7.0を超えると、尿酸ナトリウムとなって結晶化する。 |
| 痛風 | 痛風は結晶化した尿酸トリウムを排泄しようとして免疫機構が過剰に反応し、炎症を起こした病気。 |
| 原因 | a)アルコールの飲み過ぎ b)動物の内臓などのプリン体の多い食事。 c)糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化など誘因する。 |
| 栄 養 管 理 で 減 少 |
「痛風や結石、腎臓障害などの原因になる高尿酸血症は、アルコールや食事の量を減らせば数ヶ月で改善する。こんな報告を財団法人ライフプランニングセンターの寄崎靖子栄養士らがまとめた。 寄崎さんらは昨年度1年間かけ、男性43、女性18の合計61人について食事内容を指導、体重と尿酸値、エネルギー消費量などを定期的に測定。約3ヶ月経過した時点で尿酸値(1dl当たりのmg量)は全員が低下、男性が平均9.0から7.3、女性が6.3から5.8と、いずれもほぼ基準値まで戻った。 アルコールは半減。食事は菜食中心になるように指導。体重はほとんどの人が1〜2kg減った程度だった。宮崎さんは「油断しなければ、栄養管理だけで必ず良くなることがはっきりした」と話している。 |
| 放 置 す れ ば 痛 風 や 腎 障 害 |
「血液中の尿酸値が高くなる『高尿酸血症』の男性が増えている。仕事でストレスが溜まっている人や、酒好きの人がなりやすい。肉が多く野菜が少ない食生活の影響で、最近は20〜30歳代の若い男性にも目立っている。尿酸値が高くなったら、ライフスタイルの改善が必要だ。 千葉県の会社員、Aさん(35)は2月に尿管結石となった際、医師から「高尿酸血症なので食生活を改めた方がいい」と指摘された。血液検査で、尿酸値(血液100?中にある尿酸のmg数)が[7.0]と高かったからだ。 Aさんは健康のために駅から自宅までの2kmを歩いていたが、帰宅後にビールを飲み夕食も肉類を好んだ。「その習慣が問題」と医師に指摘された。 尿酸は、細胞(核酸)の新陳代謝の結果作られる物質。腎臓から尿の中に排出されるが、核酸を多く含むに肉類などを頻繁にとったり、尿酸を排出する機能が低下すると、血液中の尿酸濃度が高くなる。 水に溶けにくいため、体外に出ずに残った尿酸は関節の軟骨周辺や腎臓、血管の壁などに付着する。その結果、痛風や腎障害、動脈硬化などの合併症を引き起こす。 千葉県立東金病院の平井愛山院長(内科)は、「尿酸値が[7]以上の高尿酸血症の人は、全国に数百万人と推定される。数年放置すれば痛風に進行してしまう。肉類好き・野菜嫌いが多い20〜30歳代の若い男性患者も増えて来た」と警告する。 女性はホルモンの関係で尿酸値がもともと低く、飲酒量も少ないため、高尿酸血症にはなりにくいと言われる。いずれにしても、ストレスが溜まりやすく、アルコールが好きな人、野菜が嫌いで肥満気味の人などは高尿酸血症になりやすく、健康診断で測定した尿酸値に関心を持つことが大切だ。 尿酸値には「6・7・8の基準」がある。[6]なら大丈夫、[7]だと要注意、[8以上]は治療対象という意味だ。 平井教授は「尿酸値が7以上になったら、食生活を中心にライフスタイルを改めるべきだという」。モツやレバー、魚卵類など核酸のもととなるプリン体と呼ばれる物質の特に多い食品は避け、海草類や野菜類を多く摂ることが基本。尿酸が過剰に作らない様にすると共に、尿をアルカリ化し、尿酸が溶けやすい状態にするためだ。 影響が大きいのが、運動直後のアルコール。運動の後は尿が酸性になりがちで尿酸が溶けにくくなる。「ゴルフの後にビールを飲んで痛風発作が出たという患者は多い。飲むなら緑黄色野菜のジュースかクエン酸を含むスポーツドリンク」とアドバイスする。 |