副作用

副作用の種類


薬効分類




DMARDs(疾患修飾抗リウマチ薬)
disease modifying anti-rheumatic drugs
  • 関節リウマチが進行している場合に用いる。
  • これらの薬には抗炎症作用が無いので、NSAIDsや少量のステロイド薬
  • などとの併用が必要となる。
DMARDsの特徴
  1. 免疫系を介して作用し、直接の抗炎症作用は無い。
  2. 抗リウマチ作用が発現するまで、[NSAIDs]または[ステロイド]との併用が必要
  3. 遅効性だが、いったん効果が発現すると持続する
  4. 効果が発現すると[赤沈][CRP][リウマトイド因子]などが低下する




抗リウマチ薬(DMARDs)




アクタリット [オークル]
[モーバー]
日本だけ
インフリキシマブ [レミケード]
エタネルセプト [エンブレム]
サルゾスルファピリジン [アザルフィジンEN]
タクロスリム水和物 [プログラフ]
ブシラミン [リマチル]
活動性の高い関節リウマチの寛解導入剤
ペニシラミン [メタルカプターゼ]
メトトレキサート(MTX) [メトレート]
[リウマトレックス]
ミゾリピン [プレディニン]
レフルノミド [アラバ]
ロベンザリットニナトリウム [カルフェニール] 日本だけ


オーラノフィン [リドーラ]
金チオリンゴ酸ナトリウム [シオゾール]








ド剤
ファルネシル酸プレドニゾロン [ファルネゾン]
[ファルネラート]




DMARDs 一般名
[商品名]
副作用
間質性
肺炎
肝障害 腎障害 血液 消化器 皮疹


金チオリンゴ酸ナトリウム
[シオゾール]
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オーラノフィン
[リドーラ]
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D-ペニシラミン
[メタルカプターゼ]
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ブシラミン
[リマチル]
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ロベンザリット
[カルフェニール]
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アクタリット
[オークル]
サラゾアスルファピリジン
[アザルフィジンEN]
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ミゾリピン
[プレディニン]
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メトトレキサート
[リウマトレックス]
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(副作用)女性(ブシラミン症例;膜性腎症)      (厚生労働省
基礎疾患:関節リウマチ
問題薬剤:ブシラミン
使用理由:関節リウマチ
投与期間:約9ヶ月
経過
  • 20年前に関節リウマチと診断され、ステロイド治療が開始となった。関節痛が増悪したため、1年前にブシラミン200mg/日の内服が開始された。
    3ヶ月前から顔面と両下腿の浮腫を自覚したため近医を受診し、3kgの体重増加と尿蛋白陽性を指摘された。関節リウマチで経過観察されていた総合病院を紹介受診したところ、利尿薬と抗血小板薬が開始となり、体重増加と浮腫は改善した。しかし、尿蛋白の改善がみられないため、当科紹介受診となった。
    身長151cm、体重47kg、体温36.6℃。血圧130/80mmHg、脈拍 82/分・整。下腿に軽度の浮腫を認めた。尿所見:蛋白3+、潜血1+。血液生化学検査:総蛋白5.3g/dL、アルブミン3.0g/dL、血清クレアチニン0.9mg/dL、血清尿素窒素9.9mg/ dL 、血清総コレステロール248mg/dL。ネフローゼ症候群と診断し精査目的で入院となった。
  • 入院後、腎生検を施行し膜性腎症と診断した。二次性膜性腎症の鑑別を行ったが、悪性腫瘍や肝炎などの感染症、他の自己免疫疾患などは否定的であり、関節リウマチに対して投与されたブシラミンによる薬剤性腎症の可能性を考え、ブシラミン内服を中止とした。
    ブシラミン中止後も尿蛋白は持続していたが、徐々に減少し1年後に陰性化した。


(副作用)51歳、女性(ブシラミン症例、血管炎)   (厚生労働省)   
基礎疾患:関節リウマチ
問題薬剤:ブシラミン
使用理由:関節リウマチ
投与期間:約2ヶ月
経過
  • 尿所見異常の既往なし。関節リウマチと診断され、ステロイドとNSAIDsが開始されたが、発症4年後、関節痛が悪化し、ブシラミンの投与が開始された。その一ヶ月後に腎症を発症し、入院となった。
    尿検査では尿蛋白2+および尿潜血3+であり、腎生検を施行した。腎生検施行時、総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.0g/dL、血清クレアチニン0.7mg/dL、血清尿素窒素17mg/dL、クレアチニンクリアランス56ml/min、一日尿蛋白0.1g、RF1440mg/dL、RAHA 2560、C3 70mg/dL、C4 28mg/dL、CH 50 29.0、ANF(-)、抗DNA抗体(-)、HBsAg(-)であった。腎生検の結果はMinor glomerular abnormalityであった。ブシラミン投与後、関節痛は改善していた。
    その1年後、尿蛋白と尿潜血の増加、腎機能低下がみられ、再び腎生検が施行された。
  • 再生検時、総蛋白5.7g/dL、アルブミン2.8g/dL、血清クレアチニン1.6mg/dL、血清尿素窒素11.4mg/dL、クレアチニンクリアランス33ml/min、一日尿蛋白3.6g、RF 395mg/dL、CRP 2.8mg/dL、C3 49mg/dL、C4 24mg/dL、CH50 33U/ml、抗DNA抗体(-)、ANF(-)、Wa氏(-)、c-ANCA(-)、クリオグロブリン(-)であった。再生検の結果は20個の糸球体のうち半数に細胞性半月体形成と細胞増殖、フィブリノイド壊死、癒着がみられた。細動脈の血管炎と間質への細胞浸潤も認められた。蛍光抗体法は、すべて陰性であった。腎生検後、プレドニゾロン40r/日とシクロホスファミド100r/日で治療を開始し、ブシラミンを中止した。さらに、血漿交換を4回施行し、ステロイドパルス療法を行った。腎機能は回復し、尿蛋白は減少したが、2ヶ月後敗血症性ショックとなり死亡した。


(副作用)(ペニシラミン症例、ギラン・バレー症候群)  厚生労働省
60 歳代、男性(図2参照)
使用薬剤:ペニシラミン
既往歴:特記事項なし
  • 腹部、下腿に色素沈着を認める。3年後、四肢関節の拘縮、皮膚末端の皮膚硬化および冷感を認める。同年の8月に腹部の色素沈着増強、顔・前胸部の毛細血管拡張、手指腫脹及び指尖潰瘍も認め、進行性全身性強皮症と診断される。
    10月にペニシラミン(D-PC)300 mg/日を開始し、1 週間後、右大腿の脱力に始まる筋力低下が急速に全身に拡大。13 日後、D-PC 投与を中止し、ビタミンB1、B6、B12、ATP 投与を開始。約2 週間後、寝たきりの状態になり、約1ヶ月後においても神経症状は改善しなかった。D-PC 投与中止後約1 ヶ月では、改善傾向は少ないものの、プレドニゾロン40 mg/日を投与開始したところ、神経症状は徐々に改善した。プレドニゾロン 60 mg/日に増量し、歩行可能になる。プレドニゾロン投与開始1 ヶ月後、症状をみながらプレドニゾロンを減量した。(







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