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 クジラ
日本鯨類研究所によると、鯨類は約80種類を数え、体長30mのシロナガスクジラから体長1mのコガラネズミイルカまで大きさや生体も様々だ

一般に、体長が4mより大きいものがクジラと呼ばれ、
ミンククジラなどのオキアミや小魚をヒゲで濾して飲み込むヒゲクジラと
イカなどを歯でとらえて飲み込むハクジラに大別される。

日本では昔からイワシクジラやナガスクジラなど大型のクジラを食べてきた



水銀
2008年10/16、和歌山県太地町の住民50人を対象にした北海道医療大学、第一薬科大学などのグループによる調査で、「ゴンドウクジラ」の肉を食べる機会が多い人は、毛髪中の水銀濃度が高い傾向があった。
ゴンドウクジラは主に和歌山県で捕獲されている。
水銀は食物連鎖によって濃縮されるため、クジラやイルカに蓄積されやすい
 和歌山県と東京都でクジラと称して市販されているイルカの内臓肉に、最高で厚生労働省の暫定基準値の約5000倍という高濃度の水銀を含むものがあることが、北海道医療大学と第一薬科大の研究グループの分析で16日、までに分かった。
グループの遠藤哲也・北海道医療大講師は「食べた人への健康影響が心配される濃度で、早急な対策が必要だ」と指摘。17日から米テネシー州で開く米毒性学会で発表する。
分析対象は1999年~2001年に、2都県で購入したイルカ内臓肉の加工食品計26点。イルカの肝臓や腎臓・肺などをまぜて加工したもので「くじらのう(ゆ)でもの」として知られている


臓器別に水銀濃度を分析したところ、すべてが同省の暫定基準値の1g当たり0.4㍃㌘(1㍃=1/100万)を超過した。中でも肝臓が平均同370㍃㌘と特に高く、和歌山県の商品には、同2000㍃㌘と、基準値の5000倍近くになるものが2点確認された。
「うでもの」は限られた地域での食品だったが、最近はインターネットの通信販売などでも売られている



クジラを食べたクジラ
2010年、南米ペルーの砂漠地帯の1300万年~1200万年前の地層から、巨大な歯を持つマッコウクジラ類の頭骨化石が見つかり、新属新種に分類された
成果はネイチャーに発表

この化石は旧約聖書にでてくる海の怪物「レビアタン」と19世紀の作家ハーマン・メルビルの小説「白鯨」から「レビアタン・メルビレイ」と名づけられた

頭骨は長さ約3m、幅約1.9m
あごの上下にある歯の大きさは長さ36cm、直径12cmで、他のクジラ類を食べていた可能性が高いという。


ザトウクジラ
1万㌔の旅
2010年、ブラジル沖の大西洋に生息していたザトウクジラがアフリカ東海岸、マダガスカル沖のインド洋まで回遊していたことを米アトランティック大学の研究チームが突き止めた。
移動距離は約1万㌔㍍に上り、ヒト以外の哺乳類の移動距離としては最長記録だという





ミンククジラ


水産庁が宮城県牡鹿町沖の沿岸域で行っている調査捕鯨の調査団は2003年5/1、同町で記者会見し、ミンククジラが沿岸漁業の漁場を餌場にしている実態を明らかにした。
調査団は4/8~4/28に、牡鹿町の南西約30~50km沖の仙台湾内で、ミンククジラ180頭(延べ)を目視で確認。捕獲した数十頭の胃の内容物を調べたけっか、この時期の主な漁獲対象であるイカナゴを主な餌にしていることがわかった。

イカナゴが捕れなくなったのと、ミンククジラが増えた時期が一致している

ツノシマクジラ

農林水産省所管の水産総合研究センターなどの研究チームは2003年11/19、1970年代にインド洋などで捕獲されたクジラや1998の山口県角島で漁船に衝突して死んだクジラが、ヒゲクジラ類の新種だったと11/20付けのネイチャーに発表した。
 

新種と断定したクジラの和名は発見した場所から『ツノシマクジラ』、学名はクジラ研究の第一人者だった故大村秀雄博士にちかんで「オームライ」と命名した。
 

最初に調べたのは1970年代に特別捕獲調査でインド洋と太平洋の熱帯海域で捕獲された8頭。いずれも外観がナガスクジラに似ていたものの、体長はナガスクジラが約25mなのに対し8頭は最大でも11m前後と小さく、独特のヒゲもあった。その後1998年に角島でクジラ1頭が漁船に当たり死んだ。この1頭の体形や骨格と、9頭のDNAなどを詳しく鑑定。ヒゲクジラ類「ナガスクジラ属」の新種と断定
 

調査捕鯨対象になっているミンククジラもナガスクジラ属の仲間。

また、ナガスクジラ属のなかで分類が不明確だったニタリクジラに2種あることも判明。その結果、ナガスクジラ属は8種になった



 呼吸数
 シロナガスクジラ
野生のシロナガスクジラの心拍数を初めて測定。

エサを食べるため海に潜った際は…1分当たり2回。

呼吸するために海面に浮上した際…1分当たり最大37回

米科学アカデミー紀要(電子版)2019