| 狂犬病 |
| 狂犬病 | 「犬や人間などほとんどすべてのほ乳類に感染する感染症。 かみつかれたりひっかれたりすると傷口からウイルスが入り感染する。治療法が無いので、発症するとほぼ100%死亡する。WHOによると狂犬病による死者数は年間4万〜7万人に達する。ロシアや東アジアで流行している」 (1)動物とともにヒトにも感染する病気。 (2)病原体ウイルスは直径約80nm(n=ナノ=1/10億)、 長さ180nnmで弾丸状の形をしている。 (3)ウイルスは唾液の中に含まれ、噛まれた時に感染する。 (4)犬の他、キツネ・アライグマ・コウモリなどにも感染する。 |
| 犬の症状 | 潜伏期間:犬の場合で3〜8週間。 怒りっぽく、何にでもかみつくようになる。 ノドの筋肉がマヒするため、唾液を垂れ流しする。 末期はケイレン発作か、昏睡状態に陥り、平均3日で死亡する。 |
| ヒトの症状 | 1.潜伏期間:1〜3ヶ月、時に1年以上の場合もある。 2.ウイルスが脊髄に達すると発症し、発熱・食欲不振、食べ物を飲み込むときに痛むなどの症状を起こす。、水を恐れる。 風や水などの刺激でケイレンを起こす。 3.治療法が無い。発症すると100%死亡する。 |
| ワクチンを 打ってください |
東京都立駒込病院に、こんな依頼を持ち込む人が増えている。海外滞在中、狂犬病にかかっている恐れのある犬や猫などに噛まれた被害者が多い。90年代前半は数人だったが、2000年に80人を超えた。同病院の高山直秀医師は「現地の医療機関で狂犬病のワクチン接種を勧められて、あわてて駆け込んでくる」と話す。 飼育していたイタチの仲間のフェレットが凶暴になって死亡し、その前に噛まれていた。「狂犬病に感染していないか心配」と、相談を持ちかけられたこともある。死んだペットを調べて陰性と分かり飼っていた人も安心した。 ワクチン代は1回¥3000前後。 |
| 予防摂取率 50% |
日本では狂犬病予防法に基づき輸入動物を検疫所で調べ、狂犬病の上陸を水際で防いでいる。同時に、飼い主が市町村に犬を登録し、年に1回予防注射を受けることを義務づけている。国内では1956年に1件発生したのを最後に報告がない、狂犬病を根絶した世界でも稀な国だ。ただ、世界保健機関(WHO)などによると、世界では年間4〜5万人の死亡者がいる。海外渡航中に犬などに噛まれて危険とは隣り合わせだ。 厚生労働省によると、全国で登録されている犬は約560万匹で、予防注射の接種率は約80%。日本ペットフード工業界の推定では国内に約956万頭の犬が飼われている。未登録の犬を含めると、接種率は50%に落ちる。 「ロシアの船舶に紛れ込んで日本に侵入した「不法上陸犬」が報告されている北海道と富山県の4カ所港湾周辺で2002〜2003年度に調査を実施。捕獲した野犬や地方自治体が引き取った犬など合計170匹の血液を調べた。このうち狂犬病の発症阻止に十分な免疫を持っていたのは35%弱。」 |
| ペットの輸入 | 検疫対象は犬・キツネ・アライグマ・スカンク。これ以外のペットが狂犬病にかかっていた場合、見逃す可能性がある。国立感染症研究所人獣共通感染症室の神山恒夫室長は「国内でいつ発生してもおかしくない」と指摘する。 ■11ヶ月未満の子犬の輸入禁止 「2004年7月、農林水産省は、海外の狂犬病発生国からの子犬(11ヶ月未満)の輸入を禁止するほか、輸入権犬の皮下へのマイクロチップ埋め込みの義務化を検討。 狂犬病ウイルスは人を含めたすべてのほ乳類に感染可能で、発症すればほぼ100%の確率で死に至る。日本では1957年以降発生が確認されていないが、中国では人の感染死が2001年で854人、2003年9月で1297人と急増している。 農水省は2004年3月、ワクチンの効果が薄い生後4ヶ月未満の子犬の輸入自粛を業界に要請。」 |
| 診断 | 狂犬病を知る専門家が少なくなったことも不安材料だ。予防接種の普及に取り組む佐藤獣医師(東京・板橋)の佐藤克獣医師は「狂犬病の動物を実際に診た獣医師はほとんどいない。似たような症状のジステンパーと誤診してしまうかもしれない」と心配する。 |
| 2006年 | 2例目 厚生労働省は2006年11/22、フィリピンから一時帰国した65歳の男性が狂犬病を発症したと発表。マニラ近郊で8月にイヌに噛まれたという。今年2例目。 |
| 「人畜共通感染症」 |