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| 検査の意義 | |||
| 急性発作の診断 (酵素活性) |
[アミラーセ][膵アミラーゼ][リパーゼ] | ||
| 急性発作の 重症度判定 |
肝機能 | [GOT][GPT][LDH][ビリルビン] | |
| 腎機能 | [BUN][クレアチニン] | ||
| 呼吸機能 | [血液ガス] | ||
| 感染 | [白血球数][CRP] | ||
| 血液・代謝 | [ヘマトクリット][血小板][プロトロンビン時間][総蛋白][血糖][Ca][電解質] | ||
| 急性発作の経過観察 (免疫活性) |
[リパーゼ][エラスターゼ][フォスフォリパーゼA2][トリプシン] | ||
| 膵臓 |
●膵臓の疾患には <1>急性膵炎 <2>慢性膵炎 <3>膵ガン <4>insulinoma(インスリノーマ) <5>glucagonoma(グルカゴノーマ) <6>Zolliger-Ellison症候群。 |
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| 急性 膵臓炎 |
○アルコールの乱用や胆石などが原因で起きる病気。消化液の一種である膵液が通る管がつまり、膵臓内に膵液がたまることで炎症が引き起こされる。重症の場合全身の血圧が極端に低下し死亡することもある。 <1>上腹部激痛、 背部・左肩に放散痛。 <2>チアノーゼ、ショック。 <3>頻脈 <4>上腹部に圧痛(自発痛より軽い) <5>膵部に抵抗を触れる。 <6>重症で: 1.筋性防御(+)、 2.膵臓壊死。 3.多臓器障害(multiple organ failure:MOF)を呈する。 |
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| 病態 | 膵実質から逸脱した膵酵素により自己消化されている状態。 | ||
| 検査 | 血中アミラーゼ・・・発症後数時間で上昇。3〜4日で正常化 膵リパーゼ 尿中アミラーゼ・・・血中アミラーゼ値が低下しても高値 超音波 CT・・・・重症度の判定に必須 アミラーゼ分画・・・P型が増加 膵分泌トリプシンインヒビター(PSTI)・・・重症例で高値 |
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| 原因 | アルコール、脂肪食、胆石が誘因 | ||
| 検査 | 1.白血球増加 2.核左方移動 3.尿中・血中アミラーゼ値の上昇 4.一過性の高血糖・糖尿・タンパク尿・線溶系の亢進 5.肝機能検査で種々の異常所見 6.血清電解質の異常(Caの低下は重症のマーク)
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| 重症度 | 独協医科大学のグループは、アルコールなどが原因で起こる急性膵炎の重症度判定に有効な患者体内の物質の特徴を解明した。重症患者ほど、腎臓の働きを示す指標である血液中の尿素窒素やクレアチニンなどの濃度が高く、総タンパクは低くなることが分かった。 膵臓で作る膵液には食物の消化に必要な酵素が含まれている。膵臓はこの酵素で消化されない仕組みになっているが、膵臓が自己消化を起こすと膵炎になってしまう。アルコールの多飲や膵液の通り道をふさぐ胆石が原因となることが多い。 玉野正也講師、草野浩治助手らの研究グループは同医大病院の入院患者67人を調べた。重症者は21人で、血液生化学検査や酵素分析の結果を検討した。この結果、<尿素窒素>と<クレアチニン>、<血糖値>の3つが高く、栄養状態の指標である総タンパクが低いことが分かった。白血球や血小板は指標になりにくいという。年齢や性差は認められなかった。 |
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| 診断基準 | 1990年、(厚生省特定疾患難治性膵炎疾患調査研究班。) (1)上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある。 (2)血中・尿中あるいは腹水中に、膵酵素の上昇がある。 膵酵素は、膵特異性の高いもの(P-amylaseなど)を測定することが望ましい。 (3)画像で膵に急性膵炎に伴う異常がある。 異常所見: 1.膵腫大、 2.膵内部のエコーレベルorCT値の変化、 3.膵周囲浸出液、 4.胸水、腹水など。 (4)診断: <1>上記3項目中2項目以上を満たし、他の膵疾患および急性腹症を除外したものを急性膵炎とする。 <2>慢性膵炎の急性発症は急性膵炎に含める。 <3>手術または剖検で確認したものは、その旨を付記する。 「膵に浮腫(急性浮腫性膵炎)、硬結、出血、脂肪壊死(壊死性・出血性膵炎)を認める。 |
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| ど ん な 病 気 で す か ? |
「膵臓炎で炎症が急激に進む病気で、ひどいと膵臓の組織が壊死を起こし、命に関わります。 膵液は膵臓でつくられ、十二指腸で腸液と混ざり合って活性化し、タンパク質や脂肪を分解する強い消化液になります。膵臓から十二指腸への膵液の出口は弁のような構造になっていて、腸液が逆流するのを防いでいる。ところが何らかの原因で、この出口から腸液などが膵臓内へ逆流し、膵臓の中で膵液を活性化すると膵臓自身もタンパク質で出来ているので、自分を消化して強い炎症となる。 急性膵炎は軽症の場合、食事やアルコールを控えると、2、3日で痛みが軽くなるが、中等度、重症では痛みが長引き、膵臓酵素を膵臓自体を融解するのみならず、全身に回って肺や腎臓の働きを低下させ、生命の危険が高くなる。 ◎原因: <1>飲酒・・・40%。 <2>胆石・・・20〜30%。 <3>ウイルス感染。 <4>高脂血症。 <5>原因不明。 ◎症状: 突然に起きるみそおちの痛みで、痛み方は鈍痛から激痛まで様々だ。痛みが強い時には、仰向けに寝ると一層強くなるため、背中を丸め、膝を抱えて横になる急性膵炎独特の姿勢をとる。 <1>激烈な腹痛:心歯煤E背部へ放散する。 <2>悪心・嘔吐。 <3>皮膚の着色斑。 |
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| 飲酒 厳禁 |
高脂血症と関連。 「Oさんは会社でも酒豪で名を馳せる43歳の男性。悪心・嘔吐を伴う突然の上腹部痛を覚え、病院に駆け込んだ。 腹痛は次第に強まり数時間後にピークに達した。痛みは背中にまで広がった。腹痛はヘソの上部で強く、前かがみの姿勢になると軽減する。37.2℃の微熱はあったが、下痢はなかった。 直ちに入院となり、絶食・安静にし、輸液などの治療が施された。検査で血液中のアミラーゼ、リパーゼなどの膵酵素の上昇が確認された。急性膵炎である。症状は4日目から改善し、1週間目にはウソのように本人は元気になった。 「急性膵炎の原因としては長年のアルコール多飲がある。ときには1〜2回の多飲によっても発症することがあるが、Oさんの場合は明らかに前者といえる。欧米、特にイギリスなどでは急性膵炎の75〜90%はアルコールや胆石が原因であるが、わが国ではアルコール性が38%、胆石が19%とやや異なる。 一旦退院したOさんだが、問題はこの後だった。Oさんの検査で血液中の中性脂肪の検査値が2021と高い値を示し、この高脂血症が膵炎と関連するのではないかと、疑われたためである。絶食時の血中中性脂肪は通常は150以下であり、600を超えると高カイロミクロン血症といわれ、食事由来の血液中脂肪の増加と考えられている。アルコールはさらに中性脂肪を増やす最大の原因だ。 このような型の高脂血症では『発疹性黄色腫』『耐糖能低下』『高尿酸血症』などともに急性膵炎がみられるため。膵炎の再発予防のためにもその高脂血症の治療が必要になる。イワシ油(エイコサペンタエン酸)の効果も知られているが、アルコールの厳禁、低脂肪食など食生活の大改革が第一である。 入院中より覚悟はしていたOさんだが、あるいはアルコール以外の原因が見つかるのではと期待して来院されたのだろうか。「やっぱりお酒が原因ですか」と、心なしか落胆の色が隠せなかった。 |
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| 診断薬 | 尿に含まれる『トリプシノーゲン2』の量を測定して診断する薬を、2007年度にユニチカが製造し、持田製薬が販売の予定。 | ||
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![]() 桂枝人参湯 大柴胡湯 |
| 関連情報 |
「膵炎」 「慢性膵炎」 「胸痛」 「急性腹症」 「高脂血症」 「低カルシウム血症」 「頻脈」 「チアノーゼ」 「ショック」 「鼓脹」「腹痛」 「活性酸素」 |