LDH  (血清乳酸脱水素酵素)
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血清LDHが異常になる疾患
正常値の[2.5倍]以上 急性心筋梗塞
激症肝炎
急性肝炎
原発性肝ガン
続発性肝ガン
急性骨髄性白血病
悪性貧血
正常値の[1.5〜2.5倍] 各種の臓器ガン
ホジキン病
肉腫
縦隔腫瘍
リンパ性白血病
慢性骨髄性白血病
伝染性単核症
肺梗塞
皮膚筋炎
進行性筋ジストロフィー
甲状腺機能低下症
正常値の[1.0〜1.5倍] うっ血性心不全
亜急性心内膜炎
心嚢炎
原発性心筋症
慢性肝炎
肝硬変
慢性膵炎
胃ガン
子宮ガン
膀胱ガン
単球性白血病
原発性異型肺炎
慢性腎疾患
脳血管障害

LDH (血清乳酸脱水素酵素) [3B050]
LDHは、乳酸脱水素酵素(lactate dehydrogenase)の略で、嫌気的解糖系の最終段階に働く酵素。
生体内のどこにでもあるタンパク質で、ピルビン酸を乳酸に変える酵素である。
乳酸は疲労物質として有名で、栄養源のブドウ糖が酸素なしで分解するときに蓄積する。十分に酸素が与えれていれば、途中のピルビン酸が乳酸にならずに、ミトコンドリアで燃やされ、エネルギーの産生と共に二酸化炭素と水にまで分解される
種類 LDHは、4次元構造をとり、骨格筋で作られるM型と、心筋で作られるH型の2種類がある
活性 LDH活性は心・腎・骨格筋・膵・脾・肝・赤血球などの悪性腫瘍組織に高く、これらの臓器に病変が起こった時に血中に遊離するので、これらの疾患の診断、活動度、治療経過の判定に有用です
検査の目的 <1>肝機能障害の診断
<2>心筋梗塞の経過診断:発作後10〜14時間LDH値の異常が続く
高値
を示す疾患
悪性腫瘍:肺ガン(LDH3)
・悪性貧血
・悪性リンパ腫
・肝硬変
・間質性肺炎
・急性肝炎
・劇症肝炎
・心筋梗塞
GOTより遅く12時間で上昇し始め、48〜72時間でピークに達し、7〜10日間は前値に回復しないので、発症後2日以上経過した心筋梗塞の診断に役立つ
進行性筋ジストロフィ症
・腎梗塞
・多発性筋炎
・伝染性単核球症
・肺梗塞
・特発性間質性肺炎(LDH3)
・白血病
・皮膚筋炎
・発作性夜間血色素尿症(PNH)
・溶血性貧血
低値
を示す疾患
Hサブユニット欠損症
・Mサブユニット欠損症
・先天性H型LDH欠損症
・糖尿病
・放射線治療





<1>心筋梗塞の発作後、LDHは6時間くらいから上昇し、24〜72時間後 に最高値に達し、以後10日〜14日間、異常値が持続する。
次ぎに、LDH値に異常が、心筋由来のものかどうかを確かめるために、[アイソザイム分画(LDHアイソザイム)]測定を行うか、又はHBDの測定を行う。
<2>悪性貧血の効果判定に有用。悪性貧血でLDHは顕著に上昇し、治療によって正常値に戻る。
<3>測定誤差が大きい。 10%前後の変動がある。
<4>激しい運動で上昇し、数日間続くので、採血以前の問診で確認すること。
<5>溶血検体で上昇し、冷所保存で数値は下がる。
<6>小児は値が高い。出生児は成人値の約2倍あり、その後漸次低下し、14歳ぐらいで成人値になる
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