| 慢性疲労症候群 Chronic fatigue syndrome |
| 関連情報 |
「慢性多症状病」「疲れやすい」「常時疲労症候群」「倦怠感」「EBウイルス」「リンパ節腫脹」「関節痛」「微熱」「神経症」「うつ病」「自律神経失調症」「かぜ」「下痢」「ヘルペス」「不眠」「紅参」「霊芝」 |
| 慢性疲労症候群の症状 | |
| ◆重篤な疲労がある | a.6ヶ月以上継続する。 b.日常生活が出来なくなる。 c.労作・運動・頭痛・咽頭痛・その他のストレスで増悪する。 |
| ◆リンパ節の腫大と痛みがある | |
| ◆咽頭痛・頭痛・関節痛・腹痛・筋肉痛・微熱などがある。 | |
| ◆認知障害がある | 特に集中力と睡眠の困難が伴うことがある。 |
| ◆ウイルス性症候群に近い初期症状がある | a.腺の腫れ b.極度の疲労 c.熱がある d.上気道症状 |
| ◆以下の症状は見られない。 | a.筋力低下 b.関節炎 c.ニューロパシー(末梢神経の障害) d.臓器肥大 |
| CFS | 慢性疲労症候群 この病気は原因不明で、強烈な疲労感や頭痛に悩まされ、今まで普通に出来ていたことが出来なくなる。 大阪市立大学は2005年5月に慢性疲労外来を開設した。倉恒弘彦客員教授によると、血液やホルモンの検査、心電図などの他に特殊な検査をして診断するという。指の脈拍から自律神経を調べたり、タッチパネルに映る数字を順番に触れるテストで脳の働きを分析したりする。重症患者には「PET/CT」で脳を調べる。 ・筋肉の実質的な脱力もなく、ハッキリした心理的あるいは身体的な原因も見あたらないのに、長期にわたって続く重い疲労のこと。 ・激しい全身倦怠感、微熱、筋肉痛などと、 抑鬱・思考力低下などの精神症状を持つ。 |
| 病態 | 不明の原因により発症する全身病で、通常の日常生活を行えないような著しい全身倦怠感、微熱、関節痛、筋痛、睡眠障害などが持続する。 検査値上の異常はほとんど認められない。 類似疾患には全身の疼痛と倦怠感を主訴とする線維筋痛症がある |
| 診断指針 | (日本疲労学会)・・・基準ではない 6ヶ月以上続く原因不明の全身倦怠感があり、下記の(1)〜(3)を満たすもの (1)[貧血][糖尿病][ガン][甲状腺障害]などの慢性疲労をきたす疾患が無い。 (2)以下の・・・・すべての条件を満たすもの @新たに発症 A休んでも回復しない B仕事や生活習慣のせいではない C月に数日休む (3)以下のうち・・・・・5項目以上に該当する @労作後疲労感 A筋肉痛 B多発性関節痛 C頭痛 Dのど痛 E睡眠障害 F思考力や集中力の低下 G微熱 H頸部リンパ節腫脹 I筋力低下 |
| 検査 | CRP・・・・ほとんど正常 赤沈・・・・ほとんど正常 |
| 脈拍で判別 2008年、大阪市立大学発のベンチャーの○○は手首の脈拍を5分間計測することで体の疲労度を計測する技術を開発した。 脈拍の微妙な変化から、緊張時に高まる交感神経と体をリラックスさせる副交感神経を測定する。 疲労度分析は被験者が専用の心電計を5分間手首に装着し、脈拍の間隔を1/1000秒単位で測定。その間隔のわずかなズレを利用して独自の手法で交感神経と副交感神経の持つ周波数を割り出す。 疲れやストレスが蓄積すると神経のバランスが崩れて交感神経の周波数が高まり、不眠症状や片頭痛の原因となる。 疲労度分析では交感神経の周波数を副交感神経の周波数で割り、値が5倍を超えると疲れやストレスの蓄積が大きいと判断する。 |
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| 免疫が低下 | ◎免疫学的な異常が報告されている。 ・免疫グロブリンの産生が低下する。 ・マイトジェンの刺激によるリンパ球増殖が低下する。 ・インターフェロンγ産生が低下する。 ・ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の細胞毒性が低下する。 |
| 異常なし |
「それまで元気だったのに、ある日を境にひどい疲れが長期間とれなくなる『慢性疲労症候群』。社会の認識は徐々に高まってきたが、患者自身が1人で悩んでいるケースもあるという。 一般検査で異常無し 会社員のAさん(46)は半年以上前から体がだるい状態が続いている。朝はベッドから起きるのがとてもつらい。朝食の箸が鉛のように重く感じられ、食事もノドを通らない。会社を休んで何度も病院に通ったが、血液検査や画像検査・心電図と一般的な検査はいずれも異常なし。専門医をたずねて初めて慢性疲労症候群と診断された。 慢性疲労症候群は日常生活に支障が出るほどの倦怠感が半年以上続いたり再発を繰り返したりする病気。 微熱や関節の痛み・リンパ節の腫れなども伴う。 日本では1990年代の初めから注目され、患者は主に20代後半〜30代の働き盛りに目立つ。 疲れなら誰でも溜まる。疲労や微熱は健康な人にも見受けられる。だから、慢性疲労症候群の患者もしばらく休めば治ると思われがちだ。神経症ではと疑われたりする。しかし、慢性疲労症候群の患者の苦しみは尋常ではない。 慢性疲労症候群の患者を診ている村上正人・日本大学板橋病院心療内科科長は「うつ病や自律神経失調症とは明らかに違う。 慢性疲労症候群はきちんとした診断基準によって判定する」と説明する。 厚生労働省の基準では神経症などの病気が認められないのに (1)生活が著しく損なわれるような強い疲労が少なくとも6ヶ月以上続き再発を繰り返す。 (2)1ヶ月に数日は仕事が出来ず自宅で休息が必要になる・・・・・などいくつかの特徴をあげている。 |
| 神経質な人に多く この病気は神経質で、几帳面なタイプの人に比較的多い。 発病のメカニズムの解明が徐々に進んでいる。 多くの患者が、風邪や下痢の症状が現れてから次第に具合が悪くなっていることから、ウイルス感染が原因とする説が浮上している。 大阪大学の近藤一博助教授らは口に水疱瘡をつくるウイルスの仲間、ヘルペスウイルス6(HHV6)が深く関わっているものとみている。このウイルスが特定のタンパク質を作り、体内の異物を除去する免疫系が過剰に反応してしまう、これに伴い、炎症物質が分泌され、疲れの原因になるという。 日大の村上心療内科科長らはウイルス感染とともにストレスが引き金になるとの説を唱える。不規則な生活や心理的葛藤などで心身がストレスを受け疲弊していると、ウイルスの影響が強まると考えている。そこで慢性疲労症候群に伴う不眠や極度の疲れなどを1つずつ克服するよう心がけることが大切と語る。眠れないなら眠れるようにする。睡眠薬を用いることもある。疲れが続くようだったら、とにかく休む。漢方薬を飲んで体力の回復に努めるのもいいという。仕事でも完璧を求めたりしない。「無理しがちな生活を改め、体に備わっている治癒力を回復させることが効果的」(村上科長) |
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| うつ病向け薬が有効 うつ病に似た症状がみられるので、抗うつ剤や精神安定剤が効く場合もある。2〜3週間ごとに受診しながら治療を続けていると症状が改善し、3〜4年もすると通院が不要になる人がいる。日本には約18万人の患者がいるとの試算がある。慢性疲労症候群を知らず、原因不明の倦怠感に苦しんでいる人は少なくないという。専門家は「長引く疲労は放置して置くのが最も悪い。まずは内科医を訪ねて原因を調べてほしい」と呼びかけている。」→「検査で異常を示さない肝障害」 |
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| ヘルペス ウイルス |
原因不明の激しい疲労感に突然襲われ疲れが抜けなくなる慢性疲労症候群の発症にヘルペスウイルスが深く関係しているらしいことを大阪大学の研究チームが突き止めた。11/18日から大阪市で開く日本ウイルス学会で発表する。 このウイルスは子供の頃に多くの人が感染するヒトヘルペスウイルス6(HHV6)。このウイルスは感染時に軽い発熱や発疹が出るくらいで、深刻な症状をもたらさないが、その後もウイルスの遺伝子が細胞内に潜伏している。 大阪大学の近藤一博助教授らが慢性疲労症候群の患者約100人と健康な人約100人の血液を調べたところ、HHV6が作り出す特有のタンパク質に結合する抗体が患者の約20%で見つかったが、健康な人では検出できなかった。このことから、HHV6のタンパク質に対する免疫反応が起き、発症に結びつくとみている。 慢性疲労症候群は熱や体のだるさなどを訴え、1ヶ月に3日以上出勤できない症状が半年以上続く場合、患者と診断される。厚生労働省の調べでは約18万人の患者が居るという。 発症した患者の血液中には炎症を起こす物質が多量に存在し、それがだるさの原因になる。HHV6が放出するタンパク質に過剰な免疫反応が起き、炎症物質が生じると考えられる」 |
| ヘルペスウイルス 「免疫系に意外な働きがあることが分かってきた。それは“疲れた”という警報を発して体を休ませる役割だ。1986年、米ネバダ州レイク・タホで多発した「流行性疲労病」の患者から[HHV6]が検出され、このウイルスが慢性疲労の原因として注目された。その後、大半の人にも感染するウイルスとわかり、いったんは否定された。ところが、近藤一博・東京慈恵会医科大学教授らの研究で、再びHHV6関与説が有力になってきた。 HHV6は、100%近くの乳児が1歳半までに感染する突発性発疹の原因となる。初めて感染したときは、発疹や発熱が数日続く程度ですが、一度感染すると、そのウイルスを生涯持ちつづける。潜伏中のウイルスは増殖せず、疲労が溜まると増え始める。 水痘や帯状疱疹の原因となるHHV3とよく似ています。 HHV6は潜伏と増殖の間に中間段階があり、これが慢性疲労症候群と関係するらしい。 患者の4割が、中間段階の細胞が作るタンパク質への抗体を持っている。ウツなどの精神症状と関係する可能性もあります。(近藤教授) HHV6は沈む船から逃げるネズミの似ている。人が疲労という生存の危機に瀕すると、ウイルス自身の生存も危うくなるので、いち早く逃げだそうとして唾液に放出される。唾液中のウイルス量を調べれば人の疲労度を判定できる。健康な大人が残業を1週間続けるとウイルス量が10倍に増え、1週間休むと元の数値に戻る(近藤教授) |
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| 遺伝子 | 六反一仁・徳島大学ヒューマンストレス研究センター長らが開発した、血液中の1400以上の遺伝子を調べられるDNAチップで研究。 慢性疲労症候群の患者では9つの遺伝子が強く発現していた。 また、健康な人でも疲労困憊になる程度の身体ストレスがかかると、通常の運動(有酸素運動)とは異なる遺伝子が働いていた。 |
| セロトニン | 「立ち上がることも出来ないほどの激しい疲労や倦怠感が半年以上続いたり、くりかえしたりする原因不明の疾患。1999年4000人を対象にした国の調査では約0.3%がCFSだった。患者は他の病気との誤診や単なる「なまけ」と誤解されて苦しむケースが少なくない。」 原因不明の激しい疲れや倦怠感が長時間続く「慢性疲労症候群」(CFS)の患者は、体を活性化させる神経伝達物質「セロトニン」の合成が脳で低下していることを、文部科学省疲労研究班の倉恒弘彦大阪大学講師(内科学)とスウェーデンのウプサラ大などとの共同研究チームが6/23までに突き止めた。 ナゾが多いCFSの症状である思考力の低下、ウツなどの発症プロセスの解明に結びつく成果だ。 研究チームはセロトニンの“原材料”となる物質をCFS患者6人と健康な8人に注射し、合成の能力と取り込み具合を調べた結果、患者はセロトニンのが出来る脳の前頭葉への取り込みが健康な人に比べて少なく、合成されにくいことが分かった。 倉恒講師らは、CFSの患者39人にセロトニンの濃度を高める抗うつ剤の一種を投与。11人は副作用がでたため使用を中止したが、2ヶ月間で10人の症状が改善したという。研究チームは、強いストレスによる免疫異常がセロトニンの合成を阻害している可能性があるとみている。」 |
| コクシエラ菌 | 「1989年アメリカで15人の家族と親戚が慢性疲労症候群に罹った。その原因となったのが、ペットとして飼っていたネコが出産時にまき散らしたコクシエラ菌によるQ熱だった。」 「2002年2月、日本人の慢性疲労症候群の患者138人中の22%がコクシエラ菌に感染していたことが分かった。患者はQ熱に有効な抗生物質の投与で改善した。」 |
| 治療 | 治療はまず免疫機能を高めることを目指す。 ・漢方薬とビタミンB12、大量のビタミンCを服用。3ヶ月間の服用で4〜5割の患者が楽になっているという(倉恒弘彦・大阪市立大学客員教授)。 ・この方法で効果が認められなければ脳伝達物質を制御する薬を飲む。 ・笑いにも注目。笑うことで目の周りの筋肉が活発に動くと、免疫機能が高まることが分かってきたからだ。 ・夕方に37℃前後のぬるま湯で30分間入浴(半身浴)も効果がある ・精神科の治療を併用した方が治療効果が高い |
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