慢性胃炎 chronic gastritis
トップへ戻る病名・症状>慢性胃炎/機能的胃腸症
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胃炎」「萎縮性胃炎」「慢性胃腸病おけつ

慢性胃炎 ⇒慢性胃炎は、日本人には非常に多い病気で、急性胃炎から移行する場合や、その原因がはっきりしない場合が多いのですが、食事の不摂生が主な原因になります。
<1>一般に「萎縮性胃炎」とその他に分けられる。
<2>その他には「巨大肥厚性胃炎」と「びらん性胃炎」がある

慢性胃炎では、食欲減退、胃部の膨満感、圧重感、または圧痛を訴え、また噫気、胸やけ、悪心、嘔吐、口臭なそあり、時には胃からの出血があって、胃潰瘍を疑わしめることもある。また胃からの著明な症状が無く、疲れやすい、体重が減少するという場合もある(漢方診療医典)
病態 炎症に由来する胃粘膜の組織学的変化が持続する病態。
検査 内視鏡・・・・萎縮部位、広がり、びらん、腸の上皮化生など
ヘリコバクターピロリ検査
H・pylori抗体
H・pylori便中抗原
13C-尿素呼気試験
ペプシノゲンT/U・・・・粘膜の萎縮、炎症の判定
抗胃壁細胞抗体・・・自己免疫性胃炎(A型胃炎)の判定
抗内因性抗体・・・自己免疫性胃炎(A型胃炎)の判定
ガストリン
血算・・・・・貧血の有無を調べる

機能性胃腸症
慢性的な胃痛
  • 胃の痛みや胃もたれ感が続いている。
  • 胃腸薬を飲んでも良くならない。
    内視鏡の検査をしても異常がないといわれた。
    1999年に国際的な診断基準ができるまでは「気のせいでは?」と言われたりした。
  • 食事の途中でおなかが一杯になってしまう。
  • 食後に「胃もたれ」が続く
  • 胃のあたりに焼けるような感じがある
  • おなかがいつも張って不快感がある
  • 突然、お腹が痛くなり下痢する
  • 腹痛の後、排便すると痛みが止まる。
  • 下痢や便秘を繰り返す
ひと言で言えば・・・・胃腸の働きが悪くなっている状態のこと。
  • 国内では4人に1人が経験するありふれた病気。
  • 食べた物は胃の中に入り、胃の出口(幽門)から流れ出る。
  • このとき、腸からの信号によって胃は大きく動いてかきまぜ、消化を促す。
  • ところが、機能性胃腸症では胃が動かないで、食べ物と胃酸が胃の出口付近にたまって、そのまま十二指腸へ流れて行く。このとき胃酸の刺激で痛みを感じる。
胃痛胃もたれ感を訴えている人を内視鏡などで検査しても炎症や潰瘍・ガンなどの病変が見られない方を、従来は[慢性胃炎][胃下垂][胃ケイレン][神経性胃炎]などと呼んでいました。
  • 胃痛などの症状はあるが、内視鏡などで病変が見られないもので、
    体重の減少や貧血・発熱などが無い
    ヘリコバクター・ピロリ菌が見つからないケースを機能性胃腸症と分類するようになりました。
ウツ傾向
  • 本郷・東北大学教授によれば、機能性胃腸症と診断された患者の約半数にウツ傾向が見られたという。そのため機能性胃腸症の発症にはうつ病と同様に神経伝達物質セロトニンが関与している可能性が検討されている。
呼気で検査
  • 瓜田・東邦大学教授は、特殊な薬剤を飲ませた感KJあの呼気を小さな袋で採取し分析することで、食べ物が消化管内を移動していく様子をレントゲンを使わずにしらべられるという。
(分類)
@食べたものがいつまでも胃の中に留まっているように感じる「胃もたれ感」が主症状のタイプ
A
胃痛があり胃潰瘍に似た症状のタイプ
B
上記のいずれとも違う非特異的タイプ。
(原因)
ストレス
・胃の運動機能が低下
・内臓の知覚過敏

FD)機能性ディスペプシア
functional-dyspepsia
ディスペプシアとは、上腹部消化器症状の総称です。 などの症状があるにもかかわらず、検査をしても何も異状が見つから ないものです。

【民間療法】 ○アカメガシワ・アキカラマツ・アロエ・ウコン・カミツレ・クロモジ・ショウブ・ツルナ・ホオノキ・ヨシ


慢性胃炎の漢方薬
漢方薬あれこれ
  1. 安中散
    1. 慢性胃炎で胃痛の長く続く者に用いる。患者はやせ型で、血色がすぐれず、冷え症で、腹にも脈にも力がない者によい。また心下部で振水音を証明できる者があり、臍部で動悸が亢進していることがあり、胃液が口に逆流してくることもある。この処方を用いて良い患者には、甘党が多く、酒客は少ない(漢方診療医典)
  2. 一貫煎
  3. 温胆湯
  4. 温脾湯
  5. 益胃湯
  6. 黄連湯
  7. 加味逍遥散
  8. 甘露飲
  9. 固本丸
  10. 柴胡桂枝乾姜湯
  11. 左金丸
  12. 四君子湯
    1. 平素から胃腸が弱く、気力に乏しく、血色にすぐれず、食が進まず、手足がだるくなり、食後にねむけを催すものによい。胃アトニーを兼ねた胃炎によい。脈にも腹にも力がないものを目標とする(漢方診療医典)
  13. 沙参麦門冬湯
  14. 小建中湯
  15. 小柴胡湯
    1. (胸脇苦満、往来寒熱、食食欲不振、舌白苔、微熱、神経質)
    2. 小児の胃炎に用いる機会がある。食欲が無くて、悪心、嘔吐のある者によい。この処方も胸脇苦満のある者に用いるが、乳児では、胸脇苦満が証明できないことが多い。肝炎を胃併発しているものがよい(漢方診療医典)
  16. 小半夏加茯苓湯
  17. 生姜瀉心湯
    1. 半夏瀉心湯を用いるような患者で、噫気があり、ことにその噫気が食物の臭気を伴っているような場合に本方を用いる(漢方診療医典)
  18. 逍遥散
  19. 参蘇飲
  20. 清熱解欝湯
    1. 慢性胃炎で痛みを主訴としているものに用いるが、衆方規矩には“心痛はすなわち胃ヘ痛なり。多く気うつし、日久しく薀積するによりて、熱となりて痛みをなすを治す”とあって、いろいろと気をつかったために、胃を悪くして、胃痛を訴える者を治するのであるが、ここに注意しなければならないのは「熱をなす」の語である。この「熱をなす」の語によって漢方で言う「熱状」のあることを知らねばならない。この「熱状」は、新陳代謝の亢進を意味し、安中散が新陳代謝の沈衰する「寒状」を目標とするのに対比する。
      そこで脈ぬも腹にも、ある程度の力があって、軟弱でない、また舌は湿潤せずに、乾燥の傾向にあり、苔のつくこともある(漢方診療医典)
  21. 旋覆代赭湯
    1. 生姜瀉心湯を用いて噫気のやまない者に用いる。体力、気力ともに生姜瀉心湯を用いる患者よりも弱いものを目標とし、腹壁が弛緩していて、胃腸の運動を望見できることがある。胃潰瘍の手術後ひっきりなしに噫気が出てやまない患者に、本方を与えて著効を得たことがある。噫気のほかに、胸やけを訴えるものに用いて良い(漢方診療医典)
  22. 増液湯
  23. 大建中湯
  24. 大柴胡湯
  25. 丁香柿蒂湯
  26. 丁香茯苓湯
    1. 慢性胃炎が長引き、体力が消耗し、舌苔、口臭、悪心、嘔吐、食欲減退などの症状が続き、脈は沈微となり、腹部が軟弱無力となった者に用いる、また胃部に振水音を証明し、醗酵がひどくて、薬も食事とともに吐いて受け付けない者にも用いる。心、肝、肺、腎などの諸病に続発するうっ血性胃炎にも用いてよいことがある(漢方診療医典)
  27. 当帰湯
  28. 二陳湯
  29. 人参湯
    1. 平素から胃の弱い患者で、血色がすぐれず、冷え症で食欲が無く、食欲があっても、少し多く食べると、腹が一杯になって苦しい者によい。また口にうすい唾液がたまる者、冷えると尿が多くでて近いものも、本方を用いる目標である。脈波沈遅、弦小、遅弱のものが多い。
      本方を用いて良い腹証に2通りある。1つは、軟弱無力で、まったく抵抗のない者、他の1つは、腹壁がうすく、腹筋をベニヤ板の陽に触れる者である。ともに、人参湯をもちいてよい。
      慢性胃炎で、ひどく痩せている人が、本方を飲むと、3、4日たって浮腫の現れることがある。これは良いしるしで、薬が病気に的中した証拠であるから、続けてのんでいると、体質が変化して丈夫になる。もし浮腫が気になるようなら、五苓散を3、4日飲むと必ず消失するが、そのままにしておいても、自然に消失して、栄養状態がよくなる。ひどい冷え症で、脈微弱のものには人参湯(別名:理中湯)に附子を加えて、附子理中湯として用いるがよい(漢方診療医典)
  30. 麦門冬湯
  31. 半夏瀉心湯
  32. 茯苓飲
    1. (上腹部がつかえ苦しい、胃部振水音、舌苔白潤)
    2. 胃にガスと水が充満し、そのために食べられない者に用いる。また口に水があがってくる者にもよい。本方を用いる患者の腹にはりきがあり、人参湯、六君子湯、安中散などを用いる患者よりも腹部に弾力がある(漢方診療医典)
  33. 茯苓飲合半夏厚朴湯
  34. 養胃湯
  35. 六君子湯
  36. 苓桂朮甘湯
  37. 良附丸