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| 慢性腎不全(CRF)と急性腎不全(ARF) | |
| 血清クレアチニンが上昇 | CRFの最も信頼できる証拠となる。 |
| 腎ソノグラムで小腎 | CRFとの関連が高い。 |
| 腎ソノグラムで正常〜肥大 | ARFおよび一部のCRF |
| 乏尿および連日の血清クレアチニン及びBUNの上昇 | ARF、またはCRFに重複したARF。 |
| 帯状角膜症 | おそらくCRF |
| 貧血なし | おそらくARF |
| X線で骨膜ビラン | おそらくCRF |
| 慢性腎不全の原因 | |
| 糸球体腎炎 | (イ)原発性糸球体疾患: IgA腎症 巣状糸球体硬化症 膜性腎症 膜増殖性糸球体腎炎 特発性半月体形成性糸球体腎炎 (ロ)全身疾患に伴う腎糸球体症: 糖尿病 感染後糸球体腎炎 SLE ヴェーグナー肉芽腫症 溶血性尿毒症症候群 アミロイドーシス |
| 慢性尿細管間質性腎症 | |
| 遺伝性腎症 | 多発性嚢胞人 アート症候群 髄質性嚢胞性疾患 爪膝蓋症候群 |
| 高血圧 | 腎血管硬化症 悪性糸球体硬化症 |
| 腎大血管疾患 | |
| 閉塞性尿路疾患 | 尿管閉塞 膀胱尿管逆流 良性前立腺肥大 |
| CRF | 慢性的な腎臓の排泄機能および調節機能の低下および障害状態。進行性で通常不可逆性の糸球体濾過量の減少のことを指す。ネフロンの約90%が失われると末期腎不全の段階になり、糸球体濾過量は正常時の10〜15%に減少し、乏尿となる。さらに、血中の含窒素老廃物とクレアチニン量が増加する。そして、腎透析療法・腎移植の対象になる。 ●CRF関連が深い症状 疲労 吐き気 掻痒症 夜間多尿 高血圧 「むずむず脚症候群」 |
| 病態 | 慢性に経過する進行性の腎機能低下。 原因疾患としては[糖尿病腎症][慢性糸球体腎炎][腎硬化症]などが多い。 |
| 検査 | ●血清クレアチニン(Cr)・・・・2mg/dl以上 ●BUN・・・・・・基準値以上 ●クレアチニンクリアランス(Ccr)・・・・50ml/分以下 ●K・・・・・・基準値以上 ●Cl・・・・・・基準値以上 ●P・・・・・・基準値以上 ●Ca・・・・・・基準値以下 ●HCO3・・・・基準値以下 ●Hb・・・・・・・基準値以下 ●尿酸・・・・・・基準値以上 |
| 「大黄」 「温脾湯」 が効果 |
「31歳の女性。学校検診でいつも血尿とタンパク尿を指摘されていました。5年前、腎生検で進行性腎炎と診断されました。既に腎機能が半分以下に低下しており、数年のうちには透析が必要になるかもしれないと言われました。腎不全の進行を抑え、透析しないですむ漢方薬はありますか? 慢性腎不全については、いくつかの生薬・漢方薬に腎機能の改善や悪化防止に役立つものがある。その代表的生薬が大黄である。大黄は一般に植物性緩下剤と考えられてきたが、近年、実に多彩な薬理作用があることが分かってきた。その1つがタンニン成分の中の腎機能改善作用である。 またこの大黄を含む温脾湯が腎機能の改善、悪化の速度を遅らせることが出来るとして期待されている。 大黄を含む漢方薬を服用出来ない人には、五苓散・柴苓湯などが症状、兆候に応じて使われる。 このように漢方薬を使い分けることによって透析導入を遅らせることは可能であるが、血圧や血清カリウム値など常に西洋医学的管理の下に行うべきである。血中に含まれるクレアチニンの数値で1デシリットル当たり7〜8mg程度までが漢方治療の限度と考えられる。(花輪寿彦・北里研究所東洋医学総合研究所所長) |
| 関連情報 |
「IgA腎症」 「腎炎」 「急性腎炎」 「夜間尿」 「むずむず脚症候群」 |