慢性肝炎
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慢性肝炎 ⇒B型及びC型肝炎ウイルスが原因で、慢性肝炎の画像
<1>通常は症状がなく、腹水・黄疸もない。
<2>確診は肝生検による。
<3>慢性肝炎では、B型が約30%を占める。
<4>慢性肝炎を疑うときは、必ずHBs抗原の検査を行い、HBs抗原陽性のときHBe抗原・HBe抗体を測定する。
<5>HBe抗原陽性慢性肝炎は
活動性が多く、肝硬変へ進展する危険性が高い。
病態 6ヶ月以上肝炎が続く状態をいうが、日本ではB型及びC型肝炎ウイルスによるものが多い。
診断
基準
1979年、第11回犬山シンポジウム
「慢性肝炎とは、6ヶ月以上肝臓に炎症が持続あるいは持続していると思われる病態である。
組織学的には門脈域を中心とした持続的の炎症があり円形細胞浸潤と線維の増生により、門脈域の拡大がみられ、活動性(active)と非活動性(i nactive)に区分される。
◎除外規定:以下の疾患との鑑別を要する。
<1>脂肪肝
<2>アルコール性肝障害
<3>肝硬変
慢性肝炎
の検査
[GOT]・・・上昇は様々
[GPT]・・・・上昇は様々
[GOT/GPT]
[ALP]
[γ-GTP]・・・アルコール性で高値に
[血小板]・・・・・・肝硬変に移行する前に減少傾向
[総ビリルビン]
[直接型ビリルビン]
[総タンパク]
[アルブミン]
[蛋白分画]
[IgM-HA抗体]
[HBs抗原]・・・B型で陽性
[IgM-HBc抗体]
[HCV抗体]・・・C型慢性肝炎で陽性
[LE細胞]
[抗核抗体]
[腹部超音波]・・・肝硬変との鑑別
[肝生検]
種類 (1)慢性活動性肝炎自己免疫疾患と考えられている
<1>piecemeal necrosis が著明で、
<2>小葉内細胞浸潤
<3>肝細胞の変性ならびに壊死を伴う。
<4>トランスアミナーゼが高値で変動し、高γ-グロブリン血症を認める
(2)慢性非活動性肝炎:上記の変化は何れも軽微
(3)Persistennt hepatitis:
門脈域に円形細胞浸潤があるが、線維の増生を伴わないものがあり、組織病変の伸展がみられない場合
症状 「症状としては、だるい・疲れやすい・食欲不振・上腹部が重苦しい・張る感じ・吐き気・嘔吐・便通の異常・右季肋下の痛み・体重減少・頭痛・不眠などを訴えることがありますが、疲労感以外はこれといった症状を訴えないことが多い」
<1>全身倦怠感
<2>食欲不振
<3>易疲労
<4>腹部不快感
<5>自覚症状を認めず検診などで偶然肝機能異常を発見されることも多い。
<6>活動性肝炎では、黄疸・腹水・肝脾腫などを認めることがある
【臨床検査】 <1>GOT・GPT:↑(GOT>GPT)
<2>ZTT・TTT:↑
<3>ChE:↓
<4>γーグロブリン:↓
<5>Alb:↓

<6>MAO(モノアミンオキシダーゼ):臓器の繊維化を評価する。
<7>PH(プロリン水酸化酵素):肝繊維化のマーカーとして調べる
「IL-6」の
肝細胞再生
を確認
米ペンシルベニア大学はリンパ球が分泌するインターロイキン6(IL-6)というタンパク質が疾患のある肝臓を再生することを確認した。
  肝臓の一部を取り除いたり肝臓の細胞が壊死しているマウスのうちIL-6に異常があるものは、昏睡状態や食欲不振に陥ったり黄疸が出て、死亡率は40%と高かった。これに対しIL-6が正常なマウスは死亡率が10%にとどまった。肝臓が毒素による攻撃でダメージを受けると、IL-6が肝細胞の増殖を促進させ、肝臓の機能を回復させるという。IL-6が慢性肝炎疾患の治療薬となる可能性を示唆している

肝障害の診断と鑑別に GOT(AST)
GPT(ALT)
ALP
γ-GTP
総ビリルビン   
  直接型ビリルビン
総タンパク
  アルブミン
  タンパク分画
ウイルス関連マーカーの検査 急性増悪期 IgM-HAV抗体
HBs抗原
HBc抗体 (IgG、IgM)
HBe抗原・HBe抗体
HBV-DNA
HDV抗体
HCV抗体
HCV-RNA
経過観察 HBe抗原・抗体(HBs抗原陽性の場合)
HBV-DNA
HCV-RNA
慢性肝炎と自己免疫との関連 IgM
IgG
抗核抗体
抗平滑筋抗体
抗ミトコンドリア抗体
薬剤性肝障害
中毒性肝障害
薬剤性リンパ球刺激試験 (DLST)


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鑑別 漢方薬
口の渇きと尿の出が悪く黄疸がある時に用いますが、黄疸がなくても効果があります。胃内停水があって、腹壁が柔らかい者に用います 五苓散
虚証の体質で疲労しやすく、頭重・めまい・不眠・怒りやすい、手足がだるく、からだに灼熱感があったり、顔が紅潮する者に用います 加味逍遥散
疲れやすく、食欲がない者で、腹直筋が緊張し、みずおちを押すと痛い 柴胡桂枝湯
肝臓肥大があり、疲れやすく・だるい、食欲不振を訴え、便秘気味の者に用います 小柴胡湯
口が渇いて、尿の出が良くない者や、黄疸・腹水がある時に用います 小柴胡湯
肝臓肥大があり、疲れやすく、腹部が膨満して、便秘している者に用います 大柴胡湯
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